履歴書の写真は両面テープで貼ってもマナー違反にはなりません。「テープはNG」と聞いて不安になった方もいるかもしれませんが、それはセロハンテープなど劣化しやすい道具の話です。この記事では正しい貼り方の手順から、テープNG説の真相、郵送と手渡しで変わる注意点、剥がれてしまったときの対処法まで確認していきます。
履歴書の写真は両面テープで貼ってOK?結論と正しい貼り方
結論:両面テープで貼って問題ありません
結論から述べると、履歴書の写真は両面テープで貼って問題ありません。のりと違って水分でふやける心配がなく、まっすぐ貼りやすいことから、実務ではむしろ両面テープを選ぶ人も少なくありません。大切なのは道具の種類そのものより、まっすぐ・浮きなく仕上げることです。
採用担当者はここを見ている
- 写真が枠に対してまっすぐ貼られているか(傾きは丁寧さの判断材料になる)
- 四隅が浮いていないか、剥がれかけていないか
- 写真が新しく、本人と印象が一致しているか
両面テープで貼る手順
手順自体はシンプルですが、貼る前の位置決めを丁寧に行うかどうかで仕上がりが大きく変わります。触り直しが増えるほど指紋やズレの原因になるため、一度で決めるつもりで進めます。
両面テープの貼り方
- 先に写真を枠に合わせ、傾きがないか位置を確認する
- 写真の裏の四隅と中央、計5箇所に両面テープを貼る
- テープが写真の縁からはみ出さないよう、少し内側に貼る
- 剥離紙をはがし、枠に合わせて一度で置く
- 中央から外側に向けて均一に押さえ、空気を抜きながら密着させる
NG例
- 液体のり:水分で写真がふやけ、シワや波打ちの原因になる
- セロハンテープ・メンディングテープ:表から見えて雑な印象。時間の経過で変色する
- ホチキス・画鋲:写真も用紙も傷み、常識を疑われる
「テープはNG」と言われる理由の真相
「履歴書の写真はテープで貼ってはいけない」という話を見かけて不安になった方もいるかもしれません。ただし、この注意はセロハンテープやメンディングテープを指しているケースがほとんどで、両面テープとは別物です。
セロハンテープは経年で黄ばみ・変色を起こしやすく、粘着力も数年で落ちて剥がれ落ちてしまいます。無理に剥がそうとすると写真ごと台紙にくっついて傷むこともあり、長期保管される書類には不向きとされてきました。一方、写真専用の両面テープは変色しにくく、粘着力も安定しているため、この問題が当てはまりません。
採用担当者はここを見ている
- 「テープ」という言葉だけで一律に避ける必要はない
- 表から粘着面やテープの縁がはみ出して見えていないか
- 写真専用の両面テープか、文房具用の粘着力の弱いテープかで仕上がりが変わる
のりと両面テープ、状況別のおすすめ
両面テープが使えるとわかっても、のりとどちらを選ぶべきか迷う場面もあります。仕上がりの安定感と、提出方法によって向き不向きが変わるため、まずは特徴を比較します。
| 接着方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 両面テープ | ふやけずまっすぐ貼りやすい。剥がれにくい | 貼り直しがしにくい。位置決めを先に行う |
| スティックのり | ピンポイントで塗れてはみ出しにくい。入手しやすい | 塗りムラがあると浮く。乾くまで数分待つ |
| 写真用シール | 手軽で均一に貼れる | 製品によって粘着力に差がある |
結論として、郵送する履歴書なら両面テープ、その場で手渡しするなら塗りやすいスティックのりが扱いやすい選択です。郵送では封筒の中で湿気や圧力がかかり、のりが弱いと配送中に剥がれることがあります。剥がれて写真が同封されていない履歴書は、採用担当者から見ると「使い回し」や「準備不足」を疑われる原因になります。
貼る前に確認したい写真の基本条件
貼り方の前に、そもそも貼る写真が条件を満たしているかを確認します。サイズや撮影時期がずれていると、どれだけきれいに貼っても評価にはつながりません。
| 項目 | 基本ルール |
|---|---|
| サイズ | 縦40mm×横30mm(厚生労働省様式では縦36〜40mm×横24〜30mmの範囲) |
| 撮影時期 | 3ヶ月以内が目安。半年〜数年前の写真は避ける |
| 背景・服装 | 白・青・グレー背景、スーツが基本 |
| データの有無 | 焼き増しやデータ保存があると貼り直し・追加提出に対応しやすい |
撮影時期の考え方は下記の記事で詳しく整理しています。転職用の履歴書をこれから準備する方は転職用の履歴書テンプレート、新卒の方は新卒用の履歴書テンプレート、アルバイト応募の方はアルバイト用の履歴書テンプレートもあわせて確認すると準備がスムーズです。

写真の裏に氏名は書く?書き方とタイミング
写真の裏に氏名などを書くのは、万が一剥がれてしまったときに、どの応募者のものか特定できるようにするための保険です。まずは剥がれないよう貼ることが前提ですが、郵送する履歴書では書いておくと安心です。
- 書く内容:氏名(就活生は学校名も可)、撮影日
- ペン:細めの黒い油性ペン。鉛筆や水性ペンは写り込み・にじみの原因
- タイミング:貼る前に書く。貼った後だと筆圧で表面に凹凸が出る
NG例
貼った後にボールペンで強く書き込む。筆圧で写真表面に文字の跡が浮き出て、正面から見ると顔の上に線が入って見えることがあります。裏書きは必ず貼る前に、油性ペンをインクが乾く程度に軽く走らせて済ませます。
剥がれ・貼り直しのトラブル対処法
「曲がって貼ってしまった」「端が浮いてきた」というときの対処です。無理に直そうとして写真や用紙を傷めると、かえって印象が悪くなります。状況ごとに落ち着いて対応します。
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| 曲がって貼った | テープを剥がす前提で無理に直さず、写真を焼き増し・再印刷して貼り直すのが安全 |
| 端が浮いてきた | 浮いた部分に小さくテープを足して押さえる。全体が弱ければ写真ごと貼り替える |
| 写真が足りない | 予備を数枚用意しておく。データがあればコンビニ等で再印刷できる |
郵送でとくに多いのが、配送中の剥がれです。剥がれ防止には両面テープでの固定に加え、封筒への入れ方や書き方まで含めて整えておくと安心です。写真は焼き増しやデータを必ず1枚分残しておきましょう。下記の記事で封筒の詳しい書き方を確認できます。

Word・Web履歴書での写真の扱い(データ提出)
PCで作成した履歴書やWeb応募では、写真を物理的に貼るのではなくデータで扱います。この場合も採用担当者は写真の見え方をチェックしているため、貼り付け方に注意が必要です。
- Wordの履歴書:写真枠に「画像の挿入」で証明写真データを配置し、枠に合わせてサイズと縦横比を調整する
- PDF提出:写真を挿入して見た目を整えたうえでPDFに変換する
- Web応募・アップロード:指定サイズの画像ファイルを用意し、フォームからアップロードする
採用担当者はここを見ている
- 縦横比を無視して引き伸ばし、顔がつぶれて見えないか
- 切り抜きが雑で、背景や余白が不自然に残っていないか
- 解像度が低く、印刷・表示したときに粗くなっていないか
証明写真アプリや機で取得したデータを使うと、比率を保ったまま高解像度で配置できます。データ提出時のサイズ調整やNG例は下記の記事で具体的に解説しています。

まとめ
- 履歴書の写真は両面テープで貼ってよく、まっすぐ・浮きなく仕上げることが何より大切
- 「テープNG」はセロハンテープなど劣化しやすい道具の話で、写真専用の両面テープとは別物
- 郵送は両面テープ、その場提出はスティックのりが扱いやすい。液体のり・セロテープ・ホチキスは避ける
- 裏書きは油性ペンで貼る前に。Word・Web履歴書は縦横比と解像度を保つ
写真の貼り方は、数分の手間で印象を底上げできる部分です。予備写真とデータを1枚分残し、剥がれや貼り直しにも慌てず対応できる状態にしておきましょう。
履歴書の写真の貼り方に関するよくある質問
- 履歴書の写真は両面テープで貼っても大丈夫ですか?
-
問題ありません。「テープはNG」という話はセロハンテープなど経年変色しやすい道具を指すことが多く、写真専用の両面テープには当てはまりません。まっすぐ浮きなく貼れていれば、両面テープでもマイナス評価にはなりません。
- のりと両面テープはどちらが良いですか?
-
郵送する履歴書は配送中に剥がれにくい両面テープ、その場で手渡す履歴書は塗りやすいスティックのりが扱いやすい選択です。液体のりは写真がふやけるため避けてください。
- 写真の裏には必ず名前を書く必要がありますか?
-
必須ではありませんが、剥がれたときに応募者を特定できるよう、郵送では氏名と撮影日を書いておくと安心です。細い黒の油性ペンで、貼る前に書きます。
- 写真を曲がって貼ってしまいました。貼り直せますか?
-
両面テープは無理に剥がすと写真や用紙が傷むため、予備写真や再印刷したデータで新しく貼り直すのが安全です。写真は数枚用意しておきましょう。

