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ビジネス文書実務検定の履歴書の書き方|正式名称と級別の記載例

【無料作成ツール付き】ビジネス文書実務検定の履歴書の書き方|正式名称と級別の記載例

この記事では、ビジネス文書実務検定を履歴書に書く際の正式名称と記載例を解説します。旧称「ワープロ実務検定」で取得した場合の書き方、複数の級がある場合の記載判断、採用担当者の評価視点まで詳しく説明します。

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目次

ビジネス文書実務検定とはどんな資格か

ビジネス文書実務検定は、公益財団法人全国商業高等学校協会(全商)が主催する検定試験です。ビジネス文書の作成知識と実際のタイピング速度を測定し、1級〜3級の3段階で能力を認定します。

主に商業高校の生徒が在学中に受験する試験ですが、社会人も受験可能です。転職活動においては、事務職・データ入力職を中心に資格欄に記載できる実績として活用できます。

試験の構成と2つの部門

ビジネス文書実務検定は、「ビジネス文書部門」と「速度部門」の2部門で構成されています。それぞれ独立して受験・合格できます。

部門試験内容受験料
ビジネス文書部門ビジネス文書の書式・用語・表記・マナーに関する筆記試験1級1,500円 / 2級1,400円 / 3級1,200円
速度部門1分間のキーボード入力速度を測定する実技試験各級1,100円

履歴書に記載する際は、どちらの部門で合格したかを明示するとアピール力が上がります。

1〜3級の難易度と合格率

各級の難易度・合格率の目安は以下のとおりです。

合格率の目安難易度特徴
1級約30〜37%やや難しい実技問題あり。計画的な対策が必要
2級約60〜63%標準市販テキストで独学合格が狙える
3級約85〜87%容易基礎的な知識・操作が中心

転職活動でのアピール力という観点では、2級以上が実力の証として評価されやすい傾向があります。3級は基礎レベルの証明にはなりますが、事務職の選考では他の資格と組み合わせる工夫が求められます。

履歴書への正しい書き方

正式名称の全文(省略すると採用担当者の印象が変わる)

資格欄に書く際の最大のポイントは、主催団体名を含む正式名称を一字一句省略せず記載することです。「全商」「ビジネス文書実務検定」のような略称での記載は、採用担当者に「資格の正式名称を把握していない」という印象を与えかねません。

正式な記載形式は以下のとおりです。

正しい記載例

全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 2級合格

NG例

  • 全商ビジネス文書実務検定 2級(「全商」は略称であり正式名称ではない
  • ビジネス文書実務検定 2級(主催団体名「全国商業高等学校協会主催」が欠けている
  • ビジネス文書検定 2級(「ビジネス文書検定」は実務技能検定協会主催の別試験。混同厳禁

採用担当者はここを見ている

  • 正式名称を正確に書けるかどうかは、細部への注意力・ビジネスマナーの確認ポイントになっている
  • 「ビジネス文書検定」(実務技能検定協会主催)と混同している応募者は意外に多く、名称の正確性だけで差がつく場面がある
  • 取得年月を「令和○年○月」の形式で必ず添えること(月が不明な場合は取得年度の3月でも可)

複数の級を持っている場合の書き方

1級と2級など複数の級を保有している場合、原則として最上位の級のみを記載します。上位級の合格には下位級の能力が内包されているとみなされるためです。

ただし、速度部門とビジネス文書部門の両方で上位級に合格している場合は、2行に分けて記載することで「2つの側面で能力を持っている」と伝えられます。

部門別に記載する例

全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 1級合格(ビジネス文書部門)

全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 1級合格(速度部門)

資格欄のスペースが限られている場合は、1行に収める形式でも問題ありません。その場合は「ビジネス文書部門・速度部門 各1級合格」のようにまとめる方法があります。

旧称「ワープロ実務検定」で取得した場合

2013年(平成25年)以前に取得した方の資格は、当時の名称「ワープロ実務検定試験」と記載するのが正式です。現在の名称に書き換えると「取得した事実と異なる内容を記載している」ことになり、かえって問題になります。

採用担当者に正確に伝えるために、カッコ書きで現在の名称を添えると理解されやすくなります

旧称での記載例

全国商業高等学校協会主催 ワープロ実務検定試験 1級合格(現:ビジネス文書実務検定試験)

合格証書に記載された名称が正式名称ですので、取得年月が2013年以前かどうか迷ったときは証書を確認してください。

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採用担当者はビジネス文書実務検定をどう評価するか

資格を正しく記載できたとしても、採用担当者がその資格をどう評価するかは職種によって大きく異なります。記載する価値がある場面・ない場面を把握することで、限られた資格欄を効果的に使えます。

評価される職種・されにくい職種

職種評価度理由
一般事務・データ入力高いタイピング速度が業務効率に直結するため、速度部門の合格は即戦力の証明になる
営業事務・経理・総務中程度文書作成能力は評価される。ただしExcelスキルやMOSなど他資格との組み合わせが重要
医療事務・受付高いカルテ入力や文書作成が多い職場では入力速度が評価ポイントになる
営業・技術・専門職低め専門スキルやコミュニケーション能力が優先される職種では評価の優先度が下がる

採用担当者はここを見ている

  • 事務職の選考では「速度部門1級」は「1分間300文字以上の入力速度がある」という客観的な証明として機能する
  • 資格欄に記載するだけでなく、職務経歴書の「スキル欄」で具体的な入力速度を補足すると説得力が増す

1級・2級・3級で採用担当者の評価はどう変わるか

級によって評価の重みが変わります。同じ資格でも取得している級で、採用担当者が受け取る「即戦力感」は異なります。

  • 3級のみ:「基礎的な文書知識を持っている」程度の評価。事務職の選考では補助的なアピールとして機能するが、単独では弱い
  • 2級:「一定水準以上の文書作成能力がある」という証明として機能。事務職・一般職の選考では十分なアピール材料になる
  • 1級:合格率が約30〜37%であることから、採用担当者に「しっかり準備して合格した」という意志と能力を示せる。特に速度部門1級はタイピング速度の客観的な証明として評価が高い

他の資格と組み合わせてアピール力を高める方法

ビジネス文書実務検定は単独での評価よりも、関連資格と組み合わせることで「実務で使えるスキルセット」として伝わりやすくなります。

  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)との組み合わせ:WordやExcelの操作スキルと文書作成知識・入力速度が揃っていることを示せる。事務職の選考での評価が上がりやすい
  • 日商PC検定との組み合わせ:日商PC検定はビジネス現場での実務スキルを測定する試験で、ビジネス文書実務検定と相互補完の関係になる
  • 簿記資格との組み合わせ:経理・財務系の職種では、簿記資格に加えて高速・正確なデータ入力能力があることをアピールできる
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資格欄以外でのアピール方法

資格欄への記載は入り口に過ぎません。採用担当者が「この人は使える」と判断するのは、資格が実務にどう活きるかが見えたときです。

職務経歴書でスキルをどう表現するか

職務経歴書の「保有資格・スキル欄」では、資格名を書くだけでなく実務での活用実績を具体的な数字で補足することで説得力が上がります。

職務経歴書での記載例

全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 速度部門1級合格(入力速度:1分間約400文字)

事務補助として日次データ入力業務を担当。1件あたりの処理時間を前任者比40%短縮した実績があります。

資格名だけが並んでいる職務経歴書より、「どの場面でどう活きたか」が書かれた経歴書のほうが、採用担当者の記憶に残ります。

面接で聞かれたときの答え方

面接で「ビジネス文書実務検定について教えてください」と問われたとき、取得の経緯だけ話して終わる応募者は多いです。採用担当者が聞きたいのは「その資格が今の仕事にどう役立つか」です。

良い回答例

「高校在学中に速度部門1級を取得しました。現職では日次のデータ入力を担当しており、入力ミスを減らしながら処理速度を上げることを意識してきました。御社の事務業務でも正確さと速さを両立できると考えています。」

NG例

「高校時代に取得しました。」(取得経緯だけで業務との連結がない。採用担当者には「過去の話」としか伝わらない

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まとめ

  • 正式名称は「全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 〇級合格」と省略なく記載する
  • 「ビジネス文書検定」(実務技能検定協会主催)は別試験のため、混同して記載しないよう注意する
  • 複数の級を保有している場合は最上位の級のみを記載するのが原則
  • 2013年以前取得の「ワープロ実務検定試験」は当時の名称で記載し、カッコ書きで現在の名称を添える
  • 評価が高い職種は事務・データ入力・医療事務。1級・速度部門の合格は即戦力の証明として機能する
  • 職務経歴書や面接では、資格名だけでなく実務での活用実績を具体的な数字で補足することでアピール力が上がる

正式名称を一字一句正確に記載することが、ビジネス文書実務検定を最大限に活かす第一歩です。

ビジネス文書実務検定の履歴書に関するよくある質問

ビジネス文書実務検定の正式名称をすべて書かないといけませんか?

はい、資格欄には正式名称をすべて記載することが基本です。「全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 〇級合格」が正しい記載形式です。「全商」のような略称は採用担当者に正確に伝わらない場合があります。また、「ビジネス文書検定」(実務技能検定協会主催の別試験)と混同されるリスクもあるため、主催団体名まで含めて書くことで正確に伝わります。

高校時代に取得した資格ですが、転職活動の履歴書に書いても問題ありませんか?

書いても問題ありません。資格欄に記載できる条件は「取得時期」ではなく「現在も有効な資格かどうか」です。ビジネス文書実務検定に有効期限はないため、高校時代に取得したものでも記載できます。ただし、3級のみの場合は応募職種との関連性が薄いと判断されることもあります。職種との関連が明確であれば積極的に書き、不明な場合は職務経歴書のスキル欄で補足する方法も有効です。

「ワープロ実務検定」と「ビジネス文書実務検定」は同じ資格ですか?

同じ試験が名称変更されたものです。2013年(平成25年)以前は「ワープロ実務検定試験」という名称でしたが、2013年度から「ビジネス文書実務検定試験」に改称されました。履歴書には取得当時の正式名称で記載するのが原則です。2013年以前に取得した場合は「全国商業高等学校協会主催 ワープロ実務検定試験 〇級合格」と記載し、カッコ書きで「(現:ビジネス文書実務検定試験)」と添えると採用担当者に伝わりやすくなります。

ビジネス文書実務検定とビジネス文書検定は何が違いますか?

主催団体と対象者が異なる別々の試験です。ビジネス文書実務検定は「公益財団法人全国商業高等学校協会(全商)」が主催し、主に商業高校生を対象にした試験です。一方、ビジネス文書検定は「実務技能検定協会」が主催する社会人向けの試験で、ビジネス文書の表記・表現・実務技能を評価します。名称が似ているため混同されやすいですが、履歴書には正確な名称を記載することが求められます。合格証書で主催団体名を必ず確認してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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