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公務員の履歴書の書き方【例文あり】採用担当者が見るポイントと入庁の書き方を解説

公務員の履歴書の書き方【例文あり】採用担当者が見るポイントと入庁の書き方を解説

公務員の履歴書を書こうとして、「民間と書き方が違うの?」「職歴欄の入庁・奉職どちらが正しい?」と手が止まっていませんか。履歴書は提出後に修正できない一発勝負の書類です。採用担当者はわずか数十秒で「通過か否か」を判断するため、公務員特有のルールを知らずに書くと、内容が良くても書類で落とされる可能性があります。この記事では、採用担当者が実際に重視するポイントと例文を交えながら、公務員の履歴書の正しい書き方を徹底解説します。

目次

公務員の履歴書は「2種類」ある|まず自分の状況を確認しよう

「公務員の履歴書」と一口に言っても、書く目的が2つに分かれます。どちらの状況かによって、書き方のポイントが異なります。まず自分がどちらに当てはまるかを確認しましょう。

種類対象者主な特徴
①公務員試験向け公務員試験に合格し、採用書類として提出する人志望動機・自己PRで「公益への貢献意欲」を示すことが重要
②転職向け(公務員経験者)公務員として勤務中・または退職後に民間企業へ転職する人 職歴欄の「入庁」「奉職」の書き方と、公務員経験のアピール方法が鍵

①公務員試験を受けて採用される場合

公務員試験に合格した後、採用前の書類として提出するケースです。国家公務員・地方公務員ともに、一次試験・二次試験を経た後の最終選考段階や採用内定後に履歴書の提出を求められることがあります。

この場合、採用担当者が最も重視するのは志望動機と自己PRの欄です。「なぜこの省庁・自治体を選んだのか」「自分のどんな強みをどう活かすのか」が明確に書かれているかが評価のポイントになります。

②公務員経験者が転職する場合

市役所・県庁・国家機関などに勤務している(または勤務していた)人が、民間企業へ転職するケースです。民間の採用担当者は公務員の仕事内容に馴染みが薄いため、職歴欄で「何をどんな規模でやっていたか」を具体的に補足することが重要です。

また、職歴欄の表現(「入庁」「奉職」など)を誤ると、書類の信頼性が下がります。次章で詳しく解説します。

公務員試験向け|履歴書の各欄の書き方

公務員採用のために提出する履歴書は、市販の一般的なフォーマット(JIS規格)で問題ありません。ただし各欄にはルールがあるので、一つひとつ確認していきましょう。

学歴欄の書き方|高校入学から書くのが基本

学歴欄は高等学校入学から書くのが一般的なルールです。中学卒業まで遡る必要はありません。また、元号(和暦)と西暦は必ずどちらかに統一してください。混在すると印象が悪くなります。

  • 高等学校は「〇〇高等学校」とフルネームで記載(「〇〇高校」と略さない)
  • 大学は「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学/卒業」まで書く
  • 中退した場合は「〇〇大学〇〇学部 中途退学」と明記する(記載しないのはNG)
  • 在学中の場合は「〇〇大学〇〇学部 在学中」

👔 採用担当者はここを見ている

  • 学歴欄に記載漏れ(卒業年度の欠落など)がないか
  • 西暦・和暦が混在していないか(混在は「注意力不足」と判断される)
  • 学校名・学部名の略称を使っていないか

志望動機欄の書き方|採用担当者が最も重視する欄

公務員の履歴書で最も差がつくのが志望動機欄です。「人の役に立ちたい」「地域に貢献したい」という抽象的な言葉だけでは通過しません。「なぜこの省庁・自治体でなければならないのか」という具体性が採用担当者を動かします。

PREP法(結論→理由→具体例→結論)を使うと、簡潔かつ説得力のある志望動機を書くことができます。

✅ 良い例文(市役所の場合)

「私は地域の高齢化問題に取り組みたいと考え、〇〇市役所への入庁を志望しています。大学で福祉政策を学ぶ中で、〇〇市の高齢化率が県内でも上位であることを知り、行政の立場から生活支援施策を推進したいと思いました。在学中には地域の介護施設でのボランティア活動を通じ、現場の課題を肌で感じた経験があります。そこで培った当事者視点を活かし、住民に寄り添った政策づくりに貢献します。」

❌ NG例(採用担当者に刺さらない書き方)

「私は人の役に立つ仕事がしたいと思い、公務員を志望しました。安定した仕事で地域に貢献できると考えています。」このNG例の問題点:「人の役に立ちたい」は民間企業にも当てはまる動機。「安定したいから」と透けて見える表現は、採用担当者に「本当にこの自治体じゃなくてもいいのでは」と感じさせます。

自己PR欄の書き方|公務員らしさを具体的に伝える

自己PRは「強み+具体的なエピソード+公務員業務への活かし方」の流れで書くのが効果的です。公務員の仕事では「調整力」「継続力」「正確性」「コミュニケーション能力」が求められることが多いため、これらに関連するエピソードを盛り込みましょう。

✅ 良い例文(調整力をアピールする場合)

「私の強みは、異なる立場の人をまとめる調整力です。大学のゼミでは20名のメンバーをまとめるリーダーを務め、意見が対立した際は双方の主張を整理し、全員が納得できる合意形成を3度経験しました。公務員の業務では住民・関係機関・庁内各部署との調整が不可欠だと理解しています。この経験を活かし、円滑な行政サービスの実現に貢献したいと考えています。」

資格・免許欄の書き方

資格は取得年月日の古い順に記載します。普通自動車免許は必要に応じて記載します。業務に直接関係する資格は必ず記載し、関係のない資格も「向上心の証明」として記載して問題ありません。

  • 正式名称で書く(「普通免許」ではなく「普通自動車第一種運転免許」)
  • 取得見込みの場合は「〇〇年〇月取得見込み」と明記する
  • TOEICなどは点数も記載する(例:TOEIC 730点)

本人希望記入欄・写真の注意点

本人希望記入欄は、特に希望がない場合は「特になし」「貴庁の規定に従います」と書くのが無難です。給与や勤務条件への過度な要望はネガティブな印象を与えます。

写真については以下の点を守りましょう。

  • サイズ:縦4.5cm × 横3.5cm(JIS規格)が標準
  • 撮影時期:3ヶ月以内に撮影したものを使用する
  • 服装:スーツ着用、清潔感のある身だしなみ
  • 背景:白または薄いグレー。カラフルな背景はNG
  • 証明写真:スマホ撮影は避け、写真館またはスピード証明写真で撮影する

各欄の書き方ルールはわかっても、
年号の統一やフォーマット調整が面倒…

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公務員の職歴欄の書き方|「入庁」「奉職」の正しい使い方

公務員が転職する際や、採用後に職歴欄を記載する場合、最も迷うのが「入庁」「奉職」「入職」という表現の使い分けです。この部分で誤った表現を使うと、採用担当者に「公務員経験が本当にあるのか」「注意力が足りない」という印象を与えかねません。

「入庁」「入職」「奉職」どれを使うべきか?

公務員の職歴欄における入職の表現は、勤務先の種類によって使い分けるのが正確です。ただし、採用担当者によって好みが分かれる面もあるため、一般的に最も広く受け入れられている「入庁」を使うのが無難です。

表現使う場面
入庁 庁(国家機関・地方公共団体全般)に採用された場合に最も広く使われる 〇〇市役所 市民課 入庁
入省省庁(財務省・厚生労働省など国家機関)の場合に使う国土交通省 道路局 入省
奉職 地方公務員が役所・役場に勤め始めることを指す、やや古風な表現。地方公務員の職歴欄で使われることがある 〇〇町役場 奉職
入職 公務員・民間問わず使える汎用的な表現。転職エージェントや人材サービスでは一般的 〇〇市役所 入職

✅ 良い例文(地方公務員の職歴記載)

令和〇年4月 〇〇市役所 市民生活部 市民課 入庁
令和〇年4月 同 市民課 窓口係 主任に昇任
令和〇年3月 一身上の都合により退職

退職・現職在職中はどう書く?

すでに退職している場合は「一身上の都合により退職」、在職中で転職活動をしている場合は「現在に至る」と記載します。

  • 自己都合退職:「一身上の都合により退職」
  • 定年退職:「定年退職」
  • 在職中:職歴欄の最後に「現在に至る」と書き、その下に「以上」と締める
  • 懲戒処分・懲戒免職:法律上、虚偽の記載はNGです。「懲戒処分により退職」と正直に記載する必要があります

転勤・異動が多い場合の書き方

公務員は人事異動が多く、すべての異動歴を職歴欄に書くと欄が埋まってしまう場合があります。その場合は、「〇〇市役所 入庁(以降、複数部署を経験)」とまとめて職務経歴書で補足する方法が有効です。

  • 履歴書の職歴欄:入庁・退職の事実のみ簡潔に記載
  • 職務経歴書:各部署での担当業務・成果を具体的に記載
  • 異動歴が多い場合は「〇部署を経験」と括弧書きで補足してもよい

臨時職員・非常勤の場合はどう書く?

臨時職員・非常勤職員の場合も、職歴欄に記載するのが原則です。「アルバイト」という表現は避け、「〇〇市役所 臨時職員として勤務」のように雇用形態を正確に記載しましょう。

  • 臨時職員:「〇〇市役所 〇〇課 臨時職員として勤務」
  • 非常勤職員:「〇〇区役所 非常勤職員として勤務(週〇日)」
  • 会計年度任用職員:「〇〇市役所 会計年度任用職員として採用」

「入庁」「退職」の書き方はわかった。
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採用担当者が「落とす」NGパターン4選

採用担当者は日々大量の履歴書を確認しています。「明らかに落とすもの」を素早く見極め、残った書類を精査するという流れで選考が進むことが多いです。以下の4つのNGパターンに当てはまっていないか、提出前に必ず確認してください。

NG①「人の役に立ちたい」だけで終わっている志望動機

採用担当者が最も多く目にするのがこの志望動機です。「社会に貢献したい」「人のために働きたい」という表現自体は間違いではありませんが、それだけでは「なぜうちの自治体なのか」が伝わりません。

❌ NG例

「私は人の役に立つ仕事がしたいと思い、公務員を志望しました。社会に貢献したいという思いから、〇〇市役所を志望しています。」
なぜNGか:この文章はどの自治体にも当てはまります。採用担当者は「なぜ〇〇市でなければならないか」が見えないと、マッチング不足と判断します。

NG②自己PRに具体的な数字・成果がない

「コミュニケーション能力があります」「責任感が強いです」という自己PRは、採用担当者に何も伝わりません。強みは必ず「いつ・どんな状況で・どんな成果を出したか」をセットで書くことで初めて説得力が生まれます。

❌ NG例 → ✅ 改善例

【NG】「私はコミュニケーション能力が高く、人と話すことが得意です。」
【改善】「大学のサークル活動で50名の合宿を企画・運営した経験があります。当初は参加者の意見がまとまらず苦労しましたが、各自の希望を個別にヒアリングし、全員が納得できる日程を調整しました。この経験から、多様な意見を調整してまとめる力を養いました。」

NG③公務員経験を「ただ説明しているだけ」のアピール

転職の場合に多いのが「〇〇課で窓口業務を担当していました」という業務内容の羅列です。これでは採用担当者に「どんな価値があるのか」が伝わりません。民間企業は「あなたの経験でうちの会社に何ができるか」を知りたいのです。

👔 採用担当者はここを見ている

  • 公務員の業務で「何を」「どんな規模で」「どんな成果を出したか」が書かれているか
  • その経験が「自社の業務でどう活きるか」への橋渡しがされているか
  • 数字・具体例(対応件数・プロジェクト規模・改善実績など)が含まれているか

NG④修正液・修正テープを使っている

手書き履歴書では、間違えた場合に修正液や修正テープを使ってはいけません。これは採用担当者に「慎重さがない」という印象を与え、公務員採用では特に致命的なマイナス評価につながります

  • 手書き履歴書で誤記した場合:新しい用紙に書き直す(二重線+訂正印も避ける)
  • PC作成の場合:修正は簡単なため、特に注意点はなし
  • 手書きかPCかの選択:求人票や採用機関の指定に従う。指定がない場合はPCが望ましい

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まとめ

  • 公務員の履歴書は「試験採用向け」と「転職向け」の2種類があり、それぞれ書き方のポイントが異なる
  • 職歴欄の「入庁」は地方公務員・国家機関で広く使われる表現。省庁の場合は「入省」が適切
  • 志望動機は「なぜこの自治体・機関でなければならないか」という具体性が採用担当者を動かす
  • 自己PRは「強み+具体的エピソード+業務への活かし方」の3段構成で書く
  • 修正液・修正テープの使用は絶対NG。手書きで誤記した場合は書き直す

公務員の履歴書は「書き方のルールを守ること」よりも、採用担当者に「この人と話してみたい」と思わせる内容を書くことが最終目標です。この記事で紹介したポイントを参考に、採用担当者の目に留まる履歴書を作成してください。

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公務員の履歴書に関するよくある質問

職歴欄の「入庁」と「入職」はどちらが正しいですか?

どちらも間違いではありませんが、地方公務員の場合は「入庁」が最も一般的です。国家省庁(財務省・厚生労働省など)に勤務した場合は「入省」を使います。「入職」は公務員・民間問わず使える汎用表現です。迷った場合は「入庁」を選ぶのが無難です。

公務員試験の採用担当者が最も重視する履歴書の項目は何ですか?

採用担当者が最も重視するのは「志望動機欄」です。なぜこの省庁・自治体を選んだのか、地域課題やその機関の特性と自分の志望がどう結びついているかが具体的に書かれているかを見られます。抽象的な動機より、地域・政策への具体的な言及がある志望動機が高く評価されます。

在職中に公務員試験を受けた場合、現職の記載はどうすればいいですか?

在職中の場合は、職歴欄の最後に「現在に至る」と記載します。退職が内定している場合でも、実際に退職するまでは「現在に至る」と書くのが正確です。退職予定日が決まっている場合は、備考欄や面接で「〇月〇日付で退職予定」と補足するとよいでしょう。

公務員の履歴書は手書きとパソコン作成のどちらが良いですか?

採用機関から「手書きで作成すること」と指定された場合は手書きが必須です。指定がない場合は、パソコン作成のほうが読みやすく誤字脱字のリスクも低いため推奨されます。国家公務員試験では人事院が公式の様式を提供しており、PDFやWordで作成できます。各自治体の指定に従うのが最善です。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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