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履歴書の学位の書き方|修士・博士・状況別例文と採用担当者が見るポイントを徹底解説

履歴書の学位の書き方|修士・博士・状況別例文と採用担当者が見るポイントを徹底解説

履歴書の学歴欄に「学位」をどう書けばいいか、手が止まっていませんか?「学士」「修士」「博士」それぞれの正式な書き方はもちろん、「卒業」と「修了」を間違えると採用担当者に即マイナス評価されることをご存知でしょうか。この記事では学位の種類別の書き方から採用担当者が実際にチェックするポイント、特殊なケースへの対処法まで完全に解説します。書類選考を確実に突破するための正確な知識を手に入れましょう。

目次

履歴書の「学位」とは?種類と意味を整理しよう

大学等を卒業・修了した際に授与される正式な称号が「学位」です。履歴書の学歴欄に学位を記載することで、採用担当者にあなたの専門性・教育背景を正確に伝えることができます。

学士・修士・博士・専門職学位の違い

日本の学位制度には以下の種類があります。自分がどの学位を持っているか、正確に把握してから記載しましょう。

学位対象課程記載例
学士4年制大学卒業学士(工学)
短期大学士短期大学卒業短期大学士(経営)
準学士高等専門学校卒業(5年課程)準学士
修士大学院修士課程(博士前期課程)修了修士(工学)
博士大学院博士課程(博士後期課程)修了博士(工学)
専門職学位専門職大学院修了法務博士(専門職)、経営管理修士(専門職)など
専門士専門学校(修業年限2年以上)卒業専門士(工業専門課程)
高度専門士専門学校(修業年限4年以上)卒業高度専門士(工業専門課程)

履歴書における「学位」と「学歴」の関係

「学歴」は学校の入学・卒業(修了)の記録であり、「学位」はその課程を通じて授与された称号です。通常の履歴書では、学歴欄の末行に「〇〇学位取得」と付記するか、書式によっては別欄に記載します。

👔 採用担当者はここを見ている

  • 学歴欄の記載内容から「正確さ・丁寧さ」を評価しています
  • 特に大学院卒の場合、学位と専門分野名が明記されているかを重視します
  • 学位の記載は任意ですが、書くことで専門性をアピールできる貴重な機会です

履歴書の学位の書き方|絶対に守るべき基本ルール5つ

学位の書き方には、採用担当者がチェックする基本ルールがあります。どれか一つでも守れていないと、「基礎知識のない人」という印象を与えてしまいます。

①学校名・研究科名・専攻は正式名称で書く

通称や略称での記載はNGです。卒業証書や学位記に記載されている名称を必ず確認してから書きましょう。日常会話で使う略称をそのまま書いてしまう人が多いので、特に注意が必要です。

✅ 良い例

〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 修士課程修了

❌ NG例(略称・省略)

〇〇大理工研 機工科 修了
研究科名・専攻名の略称・省略はNG。採用担当者が正式な学歴を確認できません。

②大学院は「卒業」ではなく「修了」と書く

これが最も多い間違いです。使い分けのルールは以下の通りです。

使う言葉対象
卒業高校・短大・大学(学部)・専門学校
修了大学院(修士課程・博士課程)・専門職大学院

また、「修了」と「終了」も混同しやすい誤字です。変換ミスで発生しやすいため、提出前に必ず確認してください。

③西暦・和暦はどちらかに統一する

履歴書全体で西暦(2024年)か和暦(令和6年)のどちらかに統一しましょう。学歴欄だけ和暦で、職歴欄は西暦という記載は一貫性のなさを印象づけてしまいます。どちらを選んでも正解ですが、履歴書の最初から最後まで必ず統一することが重要です。

④学部・学科・専攻名まで省略せず記載する

「〇〇大学工学部卒業」だけでなく「工学部機械工学科」まで書きましょう。学科・専攻名まで記載することで、採用担当者に専門分野が明確に伝わります。大学のWebサイトや卒業証書で正式名称を確認してから記入してください。

⑤入学・卒業(修了)の年月は必ずセットで記載する

「入学」と「卒業(修了)」は必ずペアで記載します。入学年だけ、または卒業年だけの記載は情報不足と判断されます。在学中の場合は「在学中」、今年度中に修了見込みであれば「修了見込み」と記載します。

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【状況別】履歴書の学位の書き方と例文

学位の種類・状況によって正しい書き方が異なります。自分のケースに合わせて確認してください。

学士(4年制大学卒業)の書き方

4年制大学を卒業した場合、学歴欄には学部・学科名まで記載します。学士の記載は義務ではありませんが、学位名を末行に添えることで、専門性への自覚と丁寧さが伝わります

記載内容
1行目2020年4月 〇〇大学工学部機械工学科 入学
2行目2024年3月 〇〇大学工学部機械工学科 卒業
3行目(任意)学士(工学)取得

✅ 良い例文

2020年4月 〇〇大学工学部機械工学科 入学
2024年3月 〇〇大学工学部機械工学科 卒業
      学士(工学)取得

❌ NG例(学科名・学位分野なし)

2024年3月 〇〇大学工学部 卒業
学科名がなく専門分野が不明。採用担当者はどの専攻か判断できません。

修士(大学院修士課程修了)の書き方

大学院修士課程の場合は「修了」を使います。また、大学によっては「修士課程」ではなく「博士前期課程」という名称を使う場合があります。自分の大学院の課程名を卒業証書・学位記で必ず確認しましょう。

状況記載内容
修了済み〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 修士課程修了
修士(工学)取得
修了見込み〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 修士課程修了見込み

✅ 良い例文

2024年4月 〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 修士課程入学
2026年3月 〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 修士課程修了
      修士(工学)取得

❌ NG例(「卒業」を使用・専攻名なし)

2026年3月 〇〇大学大学院工学研究科 卒業
大学院は「卒業」ではなく「修了」。専攻名の省略も採用担当者の目にはNG。

👔 採用担当者はここを見ている

  • 「卒業」と「修了」の区別は最低限のマナー。間違えると「常識がない」と判断されます
  • 「博士前期課程」か「修士課程」かは大学によって異なります。学位記で確認必須
  • 修士の専門分野(例:修士(工学))を書くと専門性が明確になり、プラス評価につながります

博士(大学院博士課程修了)の書き方

博士課程修了後に取得した博士号は、学歴欄の末行に必ず明記しましょう。「博士(工学)」のように専門分野を括弧内に記載します。「博士後期課程」か「博士課程」かも大学によって異なるため、学位記で確認してください。

✅ 良い例文

2024年4月 〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 博士後期課程入学
2027年3月 〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 博士後期課程修了
      博士(工学)取得

なお、課程を満了せずに退学した場合は「単位取得退学」と記載し、後日学位を取得した際にその年月と学位名を追記します。

専門職学位(MBA・法務博士など)の書き方

専門職大学院を修了した場合も「修了」を使います。学位名が長い場合でも省略せず正式名称で記載しましょう。

専門職学位の種類記載例
MBA(経営管理修士)経営管理修士(専門職)取得
法務博士法務博士(専門職)取得
会計修士会計修士(専門職)取得
教職修士教職修士(専門職)取得

在学中・卒業見込みの書き方

現在在学中で就職・転職活動をしている場合、状況に応じた表記を使い分けます。

状況正しい表記
今年度中に卒業予定(学部)卒業見込み
今年度中に修了予定(大学院)修了見込み
まだ在学中在学中

⚠️ 「卒業見込み」と「卒業予定」の違い

「卒業見込み」は在籍している学校が卒業を認める見通しを指し、「卒業予定」よりも確実性が高い表現です。採用担当者は「卒業見込み」の方を好む傾向があります。まだ修了していないのに「修了」と書くと学歴詐称と受け取られる場合があるため、絶対に避けてください。

中退・単位取得退学の書き方

大学・大学院を中途で退学した場合も、正式な表記で記載しましょう。「中退」ではなく「中途退学」が正式な表記です。

状況正しい表記
大学を途中で退学〇〇大学工学部機械工学科 中途退学
大学院の博士課程を単位取得後に退学〇〇大学大学院工学研究科機械工学専攻 博士後期課程単位取得退学

中退の理由は学歴欄に書く必要はありません。ただし、面接で聞かれることがほとんどのため、答えを事前に整理しておきましょう。

採用担当者が学位欄でチェックしているポイント

採用担当者は履歴書の学歴欄で「スキルや経歴」だけを確認しているわけではありません。書き方そのものから、あなたの人柄や能力を判断しています。

採用担当者が学位欄から読み取ること

👔 採用担当者はここを見ている

  • 正式名称が書かれているか→ 提出書類への丁寧さ・注意力を評価します
  • 「修了/卒業」の使い分けができているか→ 基礎的なビジネスマナー知識の確認です
  • 学位の分野まで書かれているか→ 専門性・強みのアピール機会と判断します
  • 西暦・和暦が統一されているか→ 細部への意識と一貫性を評価します

ありがちなNG記載例と落とされる理由

以下の5つのNGパターンは、採用担当者に「注意力がない」「基本マナーを知らない」という印象を与えます。

NGパターンなぜ落とされるのか
大学院を「卒業」と書く基礎的なマナーを知らない人という印象になる
研究科・専攻名を略称で書く正式な学歴の確認ができず、信頼性が下がる
「修了見込み」を「修了」と書く学歴詐称と判断されるリスクがある
学位の専門分野(工学・文学など)を省略する専門性のアピール機会を自ら捨てている
「終了」「過程」などの誤字注意力・丁寧さへの疑念を持たれる

❌ NG例(複数の失敗が重なった最悪パターン)

〇〇大 理工研 機工科 終了
修士取得
略称・「終了(誤字)」・学位の分野省略という3つのNGが重なっています。採用担当者はこの時点で「書類の精度が低い人」という判断をしてしまいます。

転職者が注意すべき学位の書き方

新卒時とは違い、転職者の履歴書には職歴が加わります。学位の書き方で転職者が特に注意すべきポイントを確認しましょう。

ブランク・休学期間がある場合の対処法

大学・大学院での休学期間がある場合、その事実は履歴書に記載します。採用担当者が学歴欄を確認した際に「この期間は何をしていたのか」と疑問を持たれないよう、空白期間を作らないことが大切です。

状況記載例
1年間休学した場合〇年〇月 〇〇大学大学院〇〇研究科 休学
〇年〇月 〇〇大学大学院〇〇研究科 復学
留学のために休学した場合〇年〇月 〇〇大学大学院〇〇研究科 休学(留学のため)

休学の理由は括弧書きで簡潔に添えると、採用担当者が疑問を持ちにくくなります。詳細は面接で説明できるよう準備しておきましょう。

学位が複数ある場合の書き方

修士と博士の両方を持っているなど、複数の学位がある場合は取得した学位をすべて記載します。時系列の順(古いものから新しいものへ)で記載するのが基本です。

  • 修士課程修了→博士課程修了の場合:両方の修了を記載し、それぞれの学位取得を末行に添える
  • 大学卒業後に別の大学院へ進学した場合:すべての入学・修了を時系列で記載する
  • 学位授与機構(NIAD)から学位を取得した場合:「〇年〇月 学士(〇〇)の学位取得 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構」と記載する

また、海外大学で取得した学位を記載する場合は、学校名・学位名を日本語訳で記載し、括弧内に英語表記を添えると採用担当者に伝わりやすくなります。

✅ 海外大学の学位記載例

2022年5月 〇〇大学(米国)大学院〇〇学科 修了
      修士(コンピュータサイエンス)取得(Master of Science in Computer Science)

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まとめ

履歴書の学位の書き方で最も重要なポイントをまとめます。

  • 学校名・研究科名・専攻名は必ず正式名称で記載する(略称・省略はNG)
  • 大学院は「卒業」ではなく「修了」。「終了」「過程(正:課程)」などの誤字にも要注意
  • 西暦・和暦は履歴書全体で統一する
  • 学位名は「修士(工学)取得」のように専門分野まで括弧内に記載する
  • 修了見込みの場合は「修了見込み」と書く(「修了」と書くと学歴詐称リスクあり)

学位の書き方は採用担当者への第一印象を左右します。卒業証書・学位記を手元に置きながら、正確に記載しましょう。

履歴書の学位に関するよくある質問

大学院の「修士課程」と「博士前期課程」はどちらが正しいですか?

どちらも正しい表記ですが、大学によって使う名称が異なります。一般的に「修士課程」と「博士前期課程」は同じ内容を指しますが、自分の大学院の正式な名称は必ず学位記や卒業証書で確認してください。記載する際はその正式名称をそのまま使います。

学位を書く欄がない履歴書フォームの場合、どうすればいいですか?

学位専用欄がない場合は、学歴欄の末行(卒業・修了の行の直下)に「学士(〇〇)取得」「修士(〇〇)取得」と付記してください。学歴欄に収まらない場合は、備考欄や特記事項欄を活用しましょう。

専門学校卒業でも「専門士」を書いたほうがいいですか?

修業年限2年以上の専門学校を卒業した場合に授与される「専門士」は、記載しても構いません。書式によっては学位欄に記入できますが、通常の履歴書では学歴欄の卒業行に添えるか、特記事項欄に記載するとよいでしょう。「専門士(〇〇専門課程)取得」のように専門分野を明記することで採用担当者に伝わりやすくなります。

学位取得年と修了年が異なる場合はどう書けばいいですか?

大学院の博士課程を単位取得退学後に学位論文を提出して後日博士号を取得した場合など、修了年と学位取得年が異なるケースがあります。その場合は、「〇年〇月 〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇専攻 博士後期課程単位取得退学」と記載し、その下に「〇年〇月 博士(工学)取得」と学位取得の年月を明記してください。

大学院を中退した場合、学位はどう書けばいいですか?

大学院を中退した場合は「中途退学」と記載します。単位取得退学の場合は「単位取得退学」と記載してください。学位を取得していない場合は学位の記載は不要です。ただし、中退後に学位授与機構(NIAD)から別途学位を取得した場合はその旨を記載できます。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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