この記事では、無料で使える履歴書作成サービス・アプリ7選を比較します。手書きかPC作成かを決める判断基準から、採用担当者が実際にチェックしているフォーマットの落とし穴まで解説します。スマホだけで完結できるかどうかも含めて整理しているので、作成ツールに迷っている方はそのまま作業に移れます。
履歴書は「手書き」か「PC作成」か、先に結論を出す
使うべきツールを調べる前に、「手書きとPC作成のどちらで出すか」を決めておく方が効率的です。結論として、応募先から特に指定がない場合はPC作成で問題ありません。現在の採用現場では、PC作成が事実上の標準になっています。
採用担当者の多数派はPC作成派だった
転職サービスdodaの調査では、採用担当者に「履歴書作成方法の好み」を聞いたところ、「PC作成を好む」と答えた割合が40%超と最多でした。別の調査でも「PC作成が良い」と答えた採用担当者が46.9%を占め、手書きを好む担当者(23.3%)を大きく上回っています。
「どちらでも構わない」という担当者も約30〜40%いることから、手書きが特別なマイナスになるわけではありません。ただし、複数社に応募する転職活動では、修正・使い回しのしやすいPC作成が現実的です。
採用担当者はここを見ている
- 読みやすさ・統一感:フォントや文字サイズが揃っているか
- 記入漏れがないか:空欄のまま出していないか(「特になし」でも明記する)
- 写真の適切さ:背景色・服装・サイズが規定通りか
- 志望動機の具体性:テンプレートのままコピーしていないか
手書きが有利なケースも存在する
手書き履歴書の方が印象的な場面は限られていますが、確かに存在します。老舗企業・中小規模の企業では「手書きの丁寧さ」を評価する担当者も一定数おり、応募先から指定がある場合はもちろん手書きを選びます。
| 比較項目 | PC作成 | 手書き |
|---|---|---|
| 修正のしやすさ | 簡単(文字を変えるだけ) | 書き直しが必要 |
| 複数社への応募 | ベースを保存して使い回せる | 毎回最初から書き直し |
| 読みやすさ | 高い(フォント統一) | 字のきれいさによる |
| 採用担当者の印象 | 「整理されている」「効率的」 | 「誠実」「丁寧」 |
| 向いている応募先 | 大企業・IT・外資系・指定なし | 老舗企業・指定がある場合 |
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →無料おすすめ履歴書作成サービス・アプリ7選
大手転職サービスや求人サイトが提供する履歴書作成ツールは、その多くが無料で利用できます。以下の7つを機能・特徴で比較した上で、自分の状況に合ったものを選んでください。
| サービス名 | 作成方法 | 料金 | スマホ対応 | 職務経歴書 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| doda | テンプレートDL | 無料 | △(DLのみ) | ○ | 転職全般 |
| マイナビ転職 | テンプレートDL | 無料 | △(DLのみ) | ○ | 転職・新卒・アルバイト |
| Indeed | オンライン | 無料 | ○ | × | スマホで完結させたい |
| らくらく履歴書 | オンライン | 無料 | ○ | ○ | 職務経歴書も一緒に作りたい |
| Yagish | オンライン | 無料〜 | ○ | ○ | AI補助を活用したい |
| リクナビNEXT | テンプレートDL | 無料 | △(DLのみ) | ○ | 行政窓口への提出も想定 |
| Word/Excel(厚生労働省様式) | ソフトで編集 | 無料 | × | × | 汎用・フォーマット指定に対応 |
① doda 履歴書テンプレート
パーソルキャリアが運営する転職サービスdodaでは、Word・Excel・PDF形式の履歴書テンプレートを無料でダウンロードできます。転職用・新卒用・厚生労働省指定様式など複数の種類が揃っており、目的に合わせて選択できます。書き方の記入例が入ったサンプル版も用意されているため、何を書けばいいか迷いやすい項目の参考にできます。
- フォーマット:Word・Excel・PDF(印刷用)
- 会員登録:不要(ダウンロードのみ)
- スマホ:ダウンロードは可能(編集はPC推奨)
- 特徴:テンプレートの種類が多く、応募先や用途に合わせて選べる
② マイナビ転職 履歴書テンプレート
マイナビ転職では、転職用・新卒用・アルバイト・パート用を含む複数の履歴書テンプレートを無料配布しています。会員登録不要でダウンロードでき、書き方のポイントが記載されたサンプル付き版もあります。用途別に細かく分かれているため、転職以外の目的で使いたい場合にも対応できます。
- フォーマット:Word・Excel・PDF
- 会員登録:不要
- 特徴:用途別テンプレートが充実(転職・新卒・アルバイトまで対応)
③ Indeed 履歴書作成
求人情報サービスのIndeedは、スマホからオンラインで履歴書を作成できる無料ツールを提供しています。フォームに沿って情報を入力するだけでPDFが生成され、そのままIndeed上の求人への応募に使えます。AI証明写真機能を搭載しており、スマホで撮影した写真を規定サイズに合わせた形で貼り付けられます。
- フォーマット:PDF(オンライン完結)
- スマホ:対応(アプリあり)
- 特徴:AI証明写真機能あり、作成後そのままIndeed求人に応募可能
④ らくらく履歴書
「らくらく履歴書」は、スマホ・PCの両方から履歴書と職務経歴書を同時に作成できるオンラインサービスです。入力データが自動保存されるため、途中で中断しても続きから再開できます。転職向けフォーマットを含む複数テンプレートから選択でき、作成後はPDFで出力・コンビニ印刷にも対応しています。
- フォーマット:PDF(コンビニ印刷対応)
- スマホ:対応
- 特徴:履歴書・職務経歴書を一括作成、自動保存あり
⑤ Yagish(ヤギッシュ)
Yagish(ヤギッシュ)は、JIS規格に準拠した履歴書をオンラインで作成できるサービスです。AI機能による文章補助を搭載しており、志望動機や自己PRの入力をサポートします。作成した履歴書はPDFで出力でき、求人紹介サービスとも連携しています。転職活動をワンストップで進めたい方に向いています。
- フォーマット:PDF(JIS規格準拠)
- スマホ:対応
- 特徴:AI文章補助機能あり、求人紹介サービスと連携
⑥ リクナビNEXT 履歴書テンプレート
リクナビNEXTでは、Word・Excel・PDF形式の履歴書テンプレートを無料配布しています。厚生労働省指定様式のテンプレートが含まれており、ハローワークなど行政機関への提出書類としても使用できます。転職用・新卒用など複数の種類から選択可能です。
- フォーマット:Word・Excel・PDF
- 特徴:厚生労働省様式含む、ハローワーク提出にも対応
⑦ Word/Excel(厚生労働省公式様式)
厚生労働省が公式に公開しているWord・Excel形式の履歴書様式は、7つの中で最も汎用性が高い選択肢です。行政機関への提出や、フォーマット指定のある応募先にも対応できます。デザイン性はシンプルですが、「フォーマットで目立つより、内容で差をつけたい」方には最も適した選択肢です。厚生労働省の公式サイト(mhlw.go.jp)から無料でダウンロードできます。
- フォーマット:Word・Excel
- 特徴:公的機関への提出も可能な最も汎用的なフォーマット、Microsoft Office・Google Docsで使用可
採用担当者が履歴書を見るときのチェックポイント
ツールを使えば見た目は整います。ただし採用担当者が書類選考で判断しているのは、フォーマットの美しさだけではありません。現場の担当者が実際に確認しているポイントを整理します。
フォーマットの統一が最初のふるい
採用担当者は1日に数十〜数百枚の履歴書を確認します。最初の数秒で「読みやすいかどうか」を判断しているため、フォーマットの統一感は思った以上に評価に影響します。
採用担当者はここを見ている
- フォントの統一:明朝体またはゴシック体を1種類だけ使う。混在は「作り慣れていない」という印象につながる
- 文字サイズ:本文は10.5〜11ptが標準。大きすぎても小さすぎても読みにくいと判断される
- 余白・行間の一貫性:バラバラな余白は「整理できない人」という印象を与える
- 空欄の処理:資格・免許欄など「特になし」と書くべき箇所の未記入は、書き忘れと判断される場合がある
採用担当者が「惜しい」と感じる履歴書の特徴
書類選考で落ちる履歴書の多くは、フォーマットの問題よりも「中身の詰め方」に原因があります。オンライン作成ツールを使った場合に特によくあるのが、「前回の応募内容がそのまま残っている」という問題です。
NG例
「御社の理念に共感したため、志望しました。」
→ 理念への言及はあるが、なぜ共感したかの具体性がゼロ。採用担当者は「コピーだな」と判断する。
テンプレートを使って作成した履歴書に最もよくあるミスが、「志望動機の使い回し」です。フォームに入力する形式のオンラインサービスでは、前回入力した内容がそのまま残ることがあります。応募先ごとに志望動機・本人希望欄を必ず書き直すことが、書類選考を通過するための最低条件です。
ツールを使っても差がつく「中身の書き方」
書類選考を通過する履歴書と落ちる履歴書の差は、フォーマットよりも「志望動機・自己PRの具体性」にあります。採用担当者が「この人に会いたい」と思うのは、読んで初めて伝わる内容があったときです。
良い例文
「前職では製造ラインの工程管理を5年間担当し、工程見直しによって不良品率を2.3%から0.8%に削減しました。御社の品質管理体制に貢献できると考えています。」
数字・期間・具体的な成果を含めることで、採用担当者の目に止まりやすくなります。ツールで書類の体裁を整えた後は、この「中身の具体化」に時間を使うことが、書類選考の通過率を直接的に上げる方法です。
目的別・おすすめ履歴書作成方法まとめ
同じ「履歴書作成サービス」でも、転職・就活・アルバイトで求められるフォーマットや機能は異なります。目的に合ったツールを選ぶことで、余計な手間を省けます。
転職活動中の方へ
転職活動では、履歴書と職務経歴書をセットで提出するケースがほとんどです。doda・マイナビ転職・らくらく履歴書・Yagishのように、職務経歴書も同時に作成できるサービスを選ぶと作業効率が上がります。オンライン提出が可能な求人には、IndeedやYagishのようなオンライン完結型も便利です。
アルバイト・パート志望の方へ
アルバイトやパートの場合、「希望シフト・勤務可能曜日」の記入欄がある専用フォーマットを選ぶと便利です。マイナビ転職のテンプレートにはパート・アルバイト用が含まれています。スマホで作成してコンビニで印刷まで完結させたい場合は、Indeedのアプリが最も手軽です。
新卒就活中の方へ
新卒採用では「JIS規格」または「一般用」のフォーマットが標準です。企業指定のフォームがない場合は、dodaまたはマイナビ転職のテンプレートを使い、自己PR欄・志望動機欄を丁寧に書くことに集中してください。フォーマットに凝るより、内容で差をつける方が選考通過率に直結します。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →まとめ
- 応募先から指定がない場合、履歴書はPC作成で問題ない。採用担当者の多数派もPC作成を支持している
- 無料で使えるサービスは多く、doda・マイナビ転職・Indeed・らくらく履歴書・Yagish・リクナビNEXTなどから目的に合わせて選ぶ
- 転職活動では職務経歴書も同時作成できるサービスを選ぶと効率的
- 採用担当者が最初に確認するのはフォーマットの統一感と空欄の有無
- 書類選考の通過率を上げるには、ツールで体裁を整えた後に志望動機・自己PRを応募先ごとに具体化することが不可欠
ツールの選択よりも、記入内容の質が書類選考の結果を左右します。
履歴書作成に関するよくある質問
- 履歴書は無料で作成できますか?
-
はい、無料で作成できるサービスが多数あります。doda・マイナビ転職・リクナビNEXTではWord・PDF形式のテンプレートを無料ダウンロードできます。Indeed・らくらく履歴書・YagishはオンラインとスマホでPDF作成まで無料で利用できます。
- スマホだけで履歴書を作成できますか?
-
はい、可能です。Indeed・らくらく履歴書・Yagishはスマホでの作成からPDF出力まで完結します。コンビニ印刷にも対応しているサービスを使えば、プリンターがなくても紙の履歴書を用意できます。
- 手書きとPC作成、採用担当者はどちらを好みますか?
-
採用担当者への調査では「PC作成を好む」という回答が最多です。応募先から特に指定がない場合は、PC作成で問題ありません。修正のしやすさや複数社への応募効率を考えても、PC作成が現実的な選択です。ただし、老舗企業や応募先から手書き指定がある場合は手書きを選んでください。
- 履歴書テンプレートはどのサービスのものを使えばいいですか?
-
転職活動にはdodaまたはマイナビ転職のテンプレートが種類豊富でおすすめです。スマホで完結させたい場合はIndeedまたはらくらく履歴書が便利です。ハローワークや行政機関への提出が必要な場合は、厚生労働省公式様式またはリクナビNEXTのテンプレートを選んでください。


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