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介護職の職務経歴書|手書きで通過する書き方と採用担当者の本音

介護職の職務経歴書|手書きで通過する書き方と採用担当者の本音

この記事では、介護職の職務経歴書を手書きで書く方法を解説します。採用担当者が手書き書類をどう見るか、施設種別に合わせた業務内容の書き方、状況別の自己PR例文まで紹介します。

目次

介護職の職務経歴書、手書きで提出しても大丈夫か

職務経歴書に明確なフォーマット指定がない限り、手書きとパソコン作成のどちらで書いても問題ありません。介護業界でも同様で、採用担当者が判断の基準にするのは「書いた道具」ではなく「内容の具体性と読みやすさ」です。ただし、これは「手書きなら何でもOK」という意味ではありません。字の読みやすさと内容の充実度が前提にあった上での話です。

採用担当者が手書き書類を受け取ったとき感じること

手書きの職務経歴書を受け取った採用担当者が最初に確認するのは、字の丁寧さと全体の見やすさです。丁寧に書かれた手書き書類は「この施設で働きたい」という意志が伝わりやすい面があります。一方で、修正液だらけ・字が読みにくい・情報量が少ないといった書類は、手書きであること自体がマイナス要因になります。

採用担当者はここを見ている

  • 字が丁寧で読みやすいか(雑な字は第一印象でマイナスになる)
  • 修正液・修正テープが使われていないか(書き直しが誠実さの証)
  • 施設名・業務内容・資格名が具体的に書かれているか
  • 提出書類全体(履歴書含む)との情報に矛盾がないか

手書きが使える場面と避けた方がいい状況

どの場面で手書きを選ぶか、どの場面では別の方法を検討すべきかを整理します。

手書きが使える場面避けた方がいい状況
応募先からフォーマット指定がない場合「パソコン作成必須」と指定されている場合
パソコン環境が整っていない場合複数施設に同じ書類を送る予定がある場合
1〜2社の応募で集中して書ける場合自分の字が読みにくいと自覚がある場合

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介護職の職務経歴書に必要な5つの項目

介護職の職務経歴書には、以下の5項目を含めることが基本です。それぞれの役割と書き方の目安を把握してから書き始めましょう。

項目内容文字数目安
①標題・日付・氏名「職務経歴書」と書き、右寄せで日付・氏名
②職務要約これまでの経歴と強みの要約200〜300文字
③職務経歴施設名・雇用形態・在籍期間・業務内容記事の中心
④保有資格・スキル介護資格・運転免許など正式名称で記載
⑤自己PR入社後に活かせる経験・強み300〜400文字

①職務要約(200〜300文字)

職務要約は、採用担当者が最初に読む項目です。「〇〇施設で△年間、□□業務を担当しました」という形で、経歴の全体像を200〜300文字でまとめます。施設種別・在籍年数・得意なケアの種類を一文でつかめるように書くことがポイントです。

良い例文

介護老人保健施設で5年間、入浴・排泄・食事の身体介助を中心に担当しました。リハビリ職とのカンファレンスや送迎業務も経験しており、多職種連携の中で利用者の状態変化に対応する力を培いました。現在は特別養護老人ホームでの夜勤体制を持つ職場への転職を希望しています。

NG例

介護職として長年働いてきました。いろいろな業務を経験し、利用者様に寄り添うことを意識してきました。今後も介護の仕事を続けたいと思っています。→施設名・具体的な業務・在籍年数がなく、採用担当者は「何ができる人か」を把握できない

②職務経歴(施設種別・業務内容)

職務経歴欄は、採用担当者が「即戦力かどうか」を判断する最重要項目です。在籍した施設ごとに情報をまとめて記載します。

採用担当者はここを見ている

  • 施設の正式名称と法人格(例:社会福祉法人〇〇会 特別養護老人ホーム△△)
  • 在籍期間(20○○年4月〜20○○年3月)
  • 担当ケアの種類(身体介助・認知症ケア・ターミナルケア等)
  • 利用者の状態(要介護度・認知症の有無)と担当人数
  • 夜勤の有無・月間回数

③保有資格・スキル

資格は必ず正式名称で記載します。通称と正式名称が異なるものが多いため、注意が必要です。

  • 介護福祉士(国家資格)
  • 介護職員実務者研修 修了(旧ヘルパー1級・旧介護職員基礎研修に相当)
  • 介護職員初任者研修 修了(旧ホームヘルパー2級)← 「ヘルパー2級」は通称のため不可
  • 認知症介護基礎研修 修了
  • 普通自動車第一種運転免許(介護送迎や訪問業務で必要になることが多い)

福祉用具専門相談員など関連資格を保有している場合も、正式名称と取得年月をセットで記載することで採用担当者の評価が高まります。

福祉用具専門相談員の履歴書の書き方はこちら

④自己PR

自己PRは300〜400文字が目安です。「〇〇の経験があるからこのスキルが身についた」という因果関係を書くと、採用担当者が納得感を持ちやすくなります。具体的な例文は後のセクションで紹介します。

⑤標題・日付・氏名の書き方

  • 用紙の一番上の中央に「職務経歴書」と書く
  • 1行下に右寄せで「〇〇〇〇年〇月〇日現在」と記載(提出日または投函日と統一する)
  • その下に右寄せで氏名を書く
  • 日付は履歴書の日付と統一するのが原則

採用担当者が差をつける「職務経歴」欄の書き方

手書きとパソコン作成の差を縮めるのは、職務経歴欄の内容の充実度です。同じ手書きでも、具体性のある書類と曖昧な書類では採用担当者の評価が大きく変わります。

施設の正式名称と基本情報の書き方

施設名は略称を使わず、法人名から正式に記載します。「特養」「老健」「デイ」といった通称表記は採用担当者への印象を下げることがあります。

通称正式名称の記載例
特養特別養護老人ホーム〇〇
老健介護老人保健施設〇〇
デイサービス通所介護事業所〇〇(または〇〇デイサービスセンター)
グループホーム認知症対応型共同生活介護〇〇
有料老人ホーム介護付有料老人ホーム〇〇 / 住宅型有料老人ホーム〇〇
訪問介護訪問介護事業所〇〇

施設名の前に法人格(社会福祉法人・医療法人・株式会社等)を書くと、経営母体が一目でわかり採用担当者の理解が深まります。

担当業務の具体的な書き方(施設種別例)

業務内容は「何をどの程度やったか」を数字と施設規模を使って表現します。以下に特別養護老人ホーム勤務の場合の例を示します。

良い例文(特養の場合)

社会福祉法人〇〇会 特別養護老人ホーム△△(定員60名)
在籍期間:20○○年4月〜20○○年3月(3年間)/正規職員
担当業務:

  • 要介護3〜5の利用者(担当20名)に対する身体介助(入浴・排泄・食事)
  • 夜勤業務(月6〜8回)
  • 利用者の状態変化の記録・申し送り・報告
  • 多職種カンファレンス参加(看護師・PT・OTとの連携)

NG例

特養にて介護業務全般を担当。利用者様に寄り添ったケアを提供しました。→「介護業務全般」だけでは何ができるか伝わらない。施設規模・担当人数・夜勤有無がないと、採用担当者は配置の想定ができない。

採用担当者が落とす「あいまいな業務記載」

介護職の職務経歴書で落とされやすいのは、内容が抽象的すぎる書類です。採用担当者が現場管理者に「この人を配置できるか」と確認する際、具体的な情報がなければ判断できません。

採用担当者はここを見ている

  • 「介護業務全般」だけの記載は最も評価が低い(何が得意かわからない)
  • 施設の定員数が書かれていないと、業務の規模感が読み取れない
  • 夜勤の有無・回数は採用判断に直結するため必ず明記する
  • 「利用者様への寄り添い」は感情的な表現であり、スキルの説明にならない

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状況別|介護職の自己PR例文3パターン

自己PRは転職理由や経験年数によって書き方が変わります。自分の状況に近いパターンを参考に、具体的な数字や施設名に置き換えて使ってください。

介護施設の経験者の場合

良い例文(経験者)

特別養護老人ホームにおいて5年間、要介護4〜5の重度介護が必要な方を中心に身体介助を担当してきました。夜勤は月8回程度こなしており、緊急時の一次対応にも慣れています。担当した利用者には認知症を伴う方も多く、行動・心理症状(BPSD)に対応したケアを日常的に行っていました。次の職場では、これまでの夜勤経験を活かしつつ、リハビリテーションに力を入れている施設でさらなる専門性を高めていきたいと考えています。

他業種から介護職へ転職する場合

未経験者の自己PRで最も避けるべきは「人のために働きたい」という抽象的な動機だけで終わることです。前職から介護に転用できる経験を具体的に示すことが、採用担当者の興味を引く唯一の方法です。

良い例文(他業種転職)

飲食業での接客経験(5年)を経て、介護職への転職を目指しています。転職準備中に介護職員初任者研修を修了し、身体介助の基礎技術を習得しました。前職では高齢のお客様と接する機会が多く、傾聴や言葉のかけ方・状況を読むコミュニケーションを積み重ねてきました。入職後は現場の先輩方の指導を積極的に受けながら、即戦力として貢献できるよう経験を積んでいきたいと考えています。

ブランク(離職期間)がある場合

ブランク期間は書類に空白を作らず、何をしていたかを一文で記載します。資格取得など前向きな活動があると、採用担当者への印象が大きく変わります。

良い例文(ブランクあり)

直近2年間は家族の介護のため離職していましたが、この期間に介護職員実務者研修を修了し、専門知識の向上に努めました。以前の職場では特別養護老人ホームで3年間の勤務経験があり、身体介助・認知症ケアの基礎は身についています。現在は家族の状況も落ち着いており、フルタイム勤務が可能な状態です。培った経験を活かしながら、再び現場に貢献していきたいと考えています。

書いた自己PRに自信がない場合は、転職のプロによる添削を活用する方法もあります。

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手書きで職務経歴書を仕上げるための実践ルール

手書きで職務経歴書を書く場合、道具の選び方・用紙の仕様・間違えたときの処理方法にそれぞれルールがあります。これを守らないと、内容がよくても採用担当者に「雑な人」という印象を与えてしまいます。

ペンの選び方と字の書き方

  • 使用するペン:黒のボールペン(油性またはゲル式推奨)または万年筆
  • 避けるもの:鉛筆・シャープペン・カラーペン(消えるペンも不可)
  • 水性ボールペンの注意点:滲みやすいため、ゲル式か油性ボールペンの方が安定する
  • 下書きの活用:まず鉛筆で薄く下書きし、確認後にボールペンでなぞる方法が失敗を減らすのに有効

採用担当者はここを見ている

  • インクが均一で掠れていないか
  • 文字サイズが揃っているか(罫線用紙なら一マスに収まる程度が目安)
  • 行間が広すぎず・詰まりすぎず、全体にバランスよく配置されているか

用紙サイズと枚数

  • 用紙サイズ:A4の白紙(無地または罫線入り)が標準。B5でも可だが、A4が一般的
  • 枚数の目安:1〜2枚が基本。職歴が短い場合は1枚、3社以上ある場合は2枚に収める
  • 2枚になる場合:各ページの右上に「1/2」「2/2」とページ番号を記入する
  • 文字サイズ:罫線のある用紙なら一マスに収まる大きさ(約8mm程度)が読みやすい

間違えたときの対処法

手書きで最も多い悩みが「書き間違いをどう処理するか」です。修正液・修正テープの使用は原則として避け、書き直しを選択するのが採用担当者への誠実な対応です。

処理方法採用担当者の印象推奨度
書き直し(新しい紙に書き直す)清潔感があり誠実◎ 最も推奨
誤字を二重線で消し、欄外に訂正印を押すビジネス文書として許容範囲○ やむを得ない場合
修正液・修正テープで塗りつぶす「雑な人」という印象を与えやすい✕ 避けること

書き直した場合でも、日付は最終版を提出する日(または投函日)に合わせて書きます。複数施設に書き直し版を送る場合は、その都度日付を更新することを忘れないようにしましょう。

同じ職種で手書きの職務経歴書を作成する際の参考として、他職種の手書き例も確認しておくと書き方のコツをつかみやすくなります。

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まとめ

  • 介護職の職務経歴書は手書きでも問題ないが、読みやすさと内容の具体性が前提条件
  • 採用担当者が見るのは施設名の正式表記・業務の具体性・資格の正式名称
  • 職務要約は200〜300文字、自己PRは300〜400文字を目安に書く
  • 手書きの場合は黒ボールペン(油性またはゲル式)を使用し、修正液は使わない
  • ブランクがある場合も空白にせず、離職中の活動(資格取得等)を記載する

書類作成に行き詰まった場合は、自分で抱え込まず転職のプロへの相談や代行サービスを検討するのも選択肢のひとつです。

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介護職の職務経歴書・手書きに関するよくある質問

介護職の転職に職務経歴書は必須ですか?

応募先によって異なりますが、多くの介護施設では履歴書とあわせて職務経歴書の提出を求めます。求人票に「職務経歴書不要」と明記されていない限り、用意しておくことが無難です。特に転職回数が多い方や経験年数が長い方は、職務経歴書で整理して伝えることで採用担当者の理解を助けられます。

手書きとパソコン作成を混在させてもいいですか?

問題ありません。履歴書を手書き・職務経歴書をパソコン作成(またはその逆)でも受け付けてもらえます。ただし、1枚の書類の中で手書きとパソコン入力を混在させるのは避けてください。統一感がなく、採用担当者に不自然な印象を与えます。

介護職未経験でも職務経歴書は書けますか?

介護職未経験の場合でも職務経歴書は作成してください。前職の経験から「介護に活かせるスキル」を引き出して書くことが鍵です。接客・医療・福祉関連の経験があれば特に評価されやすく、資格取得中であれば「介護職員初任者研修 受講中」と記載することも有効です。

ブランクがある場合、職務経歴書にはどう書けばいいですか?

ブランク期間を空欄にせず、「〇〇〇〇年〇月〜〇〇〇〇年〇月 家族の介護に専念」「同期間 介護職員実務者研修受講」のように記載します。資格取得や研修参加など前向きな活動があれば積極的にアピールしてください。採用担当者はブランク期間の「何もしていない」より「何をしていたか」を確認しています。

職務経歴書の日付は何日にすればいいですか?

提出日(郵送なら投函日、手渡しなら面接当日)の日付を記載し、履歴書の日付と統一します。複数の施設に書類を送る場合、送付ごとに日付を書き直すか、手書きの場合は修正なしで書き直した版を用意することをおすすめします。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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