この記事では、管理栄養士免許の「取得日」として履歴書の資格欄に何を記入すべきかを解説します。試験合格日・名簿登録日・免許証の交付日のどれが正しいのかを採用担当者の視点から整理し、免許証がまだ手元に届いていないときの書き方や「取得見込み」の記載方法まで確認できます。
管理栄養士免許の「取得日」とは何の日付を指すのか
管理栄養士の国家試験に合格した後、「履歴書にはいつの日付を書けばいいのか」で迷う方は少なくありません。合格発表日・申請した日・名簿に登録された日・免許証が届いた日——それぞれ異なる日付があり、どれを「取得日」とすべきか混乱するのは当然です。
合格証書は免許証ではない
厚生労働省は公式に「国家試験の合格証書は免許証ではありません」と明記しています。管理栄養士として名称を使って業務を行うには、都道府県を通じた申請と厚生労働省の名簿登録が必要です。
試験に合格しただけでは「管理栄養士免許を取得した」とはいえません。この区別を誤解したまま履歴書に合格発表日を書くと、採用担当者から「免許制度を正しく把握していない」と見られるリスクがあります。
免許の取得日は名簿登録が完了した日
管理栄養士免許の「取得日」として履歴書に書くべき日付は、厚生労働省の管理栄養士名簿に登録が完了した日です。この日付は、手元に届く免許証に「登録年月日」として記載されています。
| タイミング | 内容 | 履歴書に書く日付? |
|---|---|---|
| 国家試験合格日 | 合格証書を受け取る日 | × 使わない |
| 免許申請日 | 都道府県に書類を提出した日 | × 使わない |
| 名簿登録完了日 | 厚労省名簿への登録が完了した日 | ○ これが「取得日」 |
| 免許証が届いた日 | 郵送で到着した日(登録後2〜3ヶ月) | × 使わない |
採用担当者はここを見ている
- 資格欄の正式名称が正確かどうか(「管理栄養士」が正解)
- 取得日の記載が現実的な時系列と合致しているか(合格発表月に取得は不可能なため、ここがズレると虚偽を疑われる)
- 取得見込みの場合、その時期と試験スケジュールが一致しているか
履歴書の資格欄への正しい書き方
正式名称と記入例
資格欄に書く正式名称は「管理栄養士」の3文字のみです。「管理栄養士免許」「管理栄養士資格」「管理栄養士国家資格」のように書いても内容は伝わりますが、資格名に余分な語を付けると「正式名称を把握できていない」という印象を与えます。
正しい記入例
令和〇年〇月 管理栄養士 取得
NG例
令和〇年〇月 管理栄養士資格 取得
令和〇年〇月 管理栄養士免許 取得
「資格」「免許」という語は正式名称の一部ではありません。資格欄には「管理栄養士」とだけ書くのが正解です。
元号・西暦の統一ルール
取得年月は元号(令和〇年〇月)でも西暦(20XX年〇月)でも、どちらでも問題ありません。ただし、履歴書全体で元号か西暦かを統一することが前提です。学歴欄を元号で書いているなら資格欄も元号、西暦で書いているなら西暦で統一します。
日付は年・月まで記載し、「日」は書かなくて構いません。免許証が手元にある場合は、「登録年月日」の欄に記載されている年月をそのまま転記します。
免許証が届いていないとき・取得見込みの場合の書き方
就職・転職活動のスケジュールによっては、国家試験の合格後も免許証が届いていない状態で履歴書を提出しなければならない場面があります。状況に応じた書き方を確認しておきましょう。
合格後・免許申請中の場合
国家試験に合格したものの、名簿登録がまだ完了していない段階では「管理栄養士免許」は正式に取得していません。この状態で履歴書を書く場合は、合格の事実と申請中であることの両方を明記します。
合格後・申請中の記入例
令和〇年〇月 管理栄養士国家試験 合格
(管理栄養士免許 申請中)
このように記載することで、採用担当者は「合格済みで近く免許が取得できる状況」と正確に把握できます。申請中という状態を隠して「取得済み」のように書くことは絶対に避けてください。
国家試験前(取得見込み)の場合
国家試験の受験前や合格発表待ちの段階では、「取得見込み」と記載します。「取得予定」という表現は資格欄では使いません。正しい表記は「取得見込み」です。
取得見込みの記入例
令和〇年〇月 管理栄養士 取得見込み
年月は免許取得が見込まれる時期を記入します。管理栄養士の合格発表は例年3月下旬です。名簿登録の完了には申請から1〜3ヶ月ほどかかるため、4〜5月以降を取得見込みの月として記入するのが現実的です。

採用担当者が取得見込みをどう見ているか
「取得見込み」の状態で応募することを不利と考える必要はありません。採用担当者は取得見込みの記載を、「入職後に正式に免許を取得できる人材」として評価します。むしろ、見込みの年月と試験スケジュールが合致しているかどうかを確認します。
採用担当者が取得見込み欄で確認するポイント
- 見込みの年月が試験スケジュール・名簿登録の期間と矛盾していないか
- 「取得予定」など不適切な表記になっていないか
- 面接で「いつ取得できるか」を具体的に説明できる状態か
栄養士免許と管理栄養士免許を両方持っている場合
管理栄養士養成課程を修了した方の多くは、栄養士免許と管理栄養士免許の両方を持っています。この場合、資格欄の書き方に迷う方が多くいます。
管理栄養士免許があれば栄養士免許は省略できる
管理栄養士は栄養士の上位資格にあたります。管理栄養士免許を取得している場合、栄養士免許の記載は省略しても問題ありません。
採用担当者も「管理栄養士」の記載のみで、栄養士免許の保有を認識します。ただし、応募先の求人票に「栄養士免許必須」と明記されている場合は、両方を記載しておくのが確実です。
複数資格の並べ方は取得年月の古い順
栄養士免許と管理栄養士免許を両方記載する場合(または他の資格と合わせて書く場合)は、取得年月が古い順に並べるのが基本ルールです。
| 順番 | 記入例 |
|---|---|
| 1行目(古い順) | 令和〇年〇月 栄養士免許 取得 |
| 2行目(新しい順) | 令和〇年〇月 管理栄養士 取得 |
他の免許・資格(普通自動車免許など)がある場合も、同様に取得年月の古い順に記載します。栄養士免許の記入方法について確認したい方は、以下の記事も参照してください。

まとめ
- 管理栄養士免許の「取得日」は、厚労省の名簿登録が完了した日(免許証の「登録年月日」)
- 合格証書は免許証ではなく、合格発表日を取得日として書くのは誤り
- 免許申請中の場合は「管理栄養士国家試験 合格(管理栄養士免許 申請中)」と記載する
- 国家試験前は「管理栄養士 取得見込み」と記載する(「取得予定」は不可)
- 管理栄養士免許があれば栄養士免許の記載は省略できる
資格欄の日付は、免許証が手元に届いたら必ず「登録年月日」を確認して転記します。採用担当者は資格欄の細部にも目を通します。正確な記載は「書類を丁寧に扱える人材」という印象を自然に伝えます。
管理栄養士免許と履歴書に関するよくある質問
- 管理栄養士免許の取得日として履歴書に書くのは何月ですか?
-
免許証に記載されている「登録年月日」の年月を書きます。国家試験の合格発表月(例:3月)ではなく、申請後に厚生労働省の名簿登録が完了した月です。免許証が手元にある場合は、「登録年月日」の欄を確認してください。
- 免許証がまだ届いていない場合、履歴書にはどう書けばよいですか?
-
合格後に免許申請中であれば「令和〇年〇月 管理栄養士国家試験 合格(管理栄養士免許 申請中)」と記載します。国家試験前であれば「管理栄養士 取得見込み」と書き、取得が見込まれる年月を記入します。
- 管理栄養士免許と栄養士免許は両方書く必要がありますか?
-
管理栄養士免許を取得している場合、栄養士免許の記載は省略できます。管理栄養士は栄養士の上位資格であるため、採用担当者は管理栄養士の記載のみで栄養士免許の保有も把握します。ただし、応募先が「栄養士免許必須」と明記している場合は、両方を記載しておくことをおすすめします。


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