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新卒用履歴書テンプレートの選び方|採用担当者が落とす3つのNG

新卒用履歴書テンプレートの選び方|採用担当者が落とす3つのNG

この記事では、新卒の就活で使える履歴書テンプレートの選び方を、採用担当者が選考で確認しているポイントとあわせて解説します。テンプレートの種類・入手先・形式の選択から、職歴欄やゼミ欄の書き方まで紹介します。

目次

新卒用履歴書テンプレートは3種類ある

新卒の就活で使える履歴書のテンプレートは、大きく分けて3種類あります。記入欄の構成が異なるため、自分の状況に合ったものを選ぶことが選考準備の第一歩です。

テンプレートの種類特徴新卒への適性
一般用志望動機・自己PR欄が広め◎ 最もおすすめ
厚生労働省推奨様式性別・通勤時間等の記載なし○ 使いやすい
JIS規格様式職歴欄が広め・転職者向け△ 新卒には不向き

一般用:新卒の就活に最も向いているテンプレート

一般用の履歴書テンプレートとは、JIS規格や厚生労働省様式と明記されていないタイプを指します。志望動機や自己PR欄のスペースが比較的広く設計されている点が最大の特徴です。

職歴がない新卒にとって、自分をアピールできるのは志望動機と自己PRのスペースだけです。一般用テンプレートは職歴欄がコンパクトで、大学のゼミ・サークル・アルバイト経験などを記入する欄が設けられているものも多く、就活向けの設計になっています。就活情報サイト(マイナビ・リクナビ・ワンキャリアなど)が提供しているテンプレートの多くは、この一般用に分類されます。

厚生労働省推奨様式:公平な採用選考のための最新様式

厚生労働省が2020年7月以降に推奨している履歴書様式例は、旧来のJIS規格から以下の点が変更されています。

  • 性別欄の記載が「任意(未記載も可)」に変更された
  • 通勤時間・扶養家族数・配偶者の欄が設けられていない

プライバシーへの配慮と公正な採用選考を目的として作られた様式です。企業から特に指定がない場合、この様式を選んでおくのが無難です。厚生労働省の公式サイトからPDF・Word形式でダウンロードできます。

JIS規格様式:転職者向けのため新卒には向かない理由

JIS規格の履歴書様式例は2020年7月に日本規格協会の解説から削除されましたが、市販の用紙や一部サイトでは今でも流通しています。JIS規格は職歴欄が比較的広い設計で、元々は転職経験者を想定したフォーマットです。

新卒の場合、職歴欄が「なし」または「在学中」の記入だけで終わり、用紙のバランスが悪くなりやすい難点があります。また、旧来のJIS規格には通勤時間・扶養家族・配偶者の記入欄が残っているものがあり、厚生労働省の推奨方針と合わない場合があります。企業から特別な指定がない限り、一般用または厚生労働省推奨様式を選ぶことをおすすめします。

無料でダウンロードできる新卒用テンプレートの入手先

テンプレートは特定のサービスで購入するものではなく、複数の無料入手先があります。用途に合った入手先を選んでください。

就活・採用情報サイトのテンプレート

マイナビ・リクナビ・ワンキャリアなどの就活情報サイトでは、新卒向けに最適化された履歴書テンプレートをWord・Excel・PDF形式で無料配布しています。ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や志望動機のスペースが確保されたレイアウトが多く、就活生にとって使いやすい構成です。

これらのサイトのテンプレートは定期的に様式が更新されているため、採用担当者が見慣れたフォーマットで提出できるというメリットがあります。テンプレートの選択肢が複数ある場合は、志望動機・自己PR欄が広いものを優先して選ぶとよいです。

採用担当者はここを見ている

  • テンプレートの入手先よりも、記入内容の充実度で判断している
  • 印刷の状態(かすれ・歪み・余白のズレ)が書類の第一印象を左右する
  • A4サイズでの提出が基本。B5は小さく見え、採用担当者によっては「準備が雑」と受け取ることがある

なお、テンプレートを無料で入手できる場所は就活サイトだけではありません。テンプレートの種類や選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

厚生労働省の公式サイト

厚生労働省の公式サイトからは、推奨様式のPDF・Wordを直接ダウンロードできます。最新の様式が確実に手に入るため、「古いフォーマットを使ってしまった」というミスを防げます。

厚生労働省の様式は公的な位置づけのため、特に公務員試験や官公庁へのエントリーには向いています。民間企業への就活であれば、就活サイトの一般用テンプレートとどちらを選んでも問題ありません。

Word・Excel・PDF|形式別の正しい選び方

テンプレートを選んだ後に迷うのが、ファイル形式の選択です。PC入力か手書きかで選ぶ形式が変わります。

形式向いている作り方特徴
WordPC入力文字の加工・レイアウト調整がしやすい
ExcelPC入力セルで整列しやすく、写真の挿入も容易
PDF手書き印刷してそのまま手書きできる

PCで入力するならWord/Excel

PCで履歴書を作成する場合は、Word形式またはExcel形式が編集しやすいです。フォントサイズの調整や、記入量が多い欄への対応がしやすく、複数社へ送る際に企業名や日付を修正しやすいという利点があります。

Wordは文章の流し込みに強く、Excelはセルで文字の整列が保ちやすいという違いがあります。どちらが使いやすいかは操作の慣れによるため、迷わず使える方を選んでください。PC作成の場合に使えるツールの比較は、こちらの記事も参考になります。

手書きで書くならPDF

手書きで履歴書を作成する場合は、PDF形式のテンプレートを印刷して使います。PDFはレイアウトが崩れないため、印刷後にそのまま手書きで記入できます。

採用担当者から見ると、PC作成・手書きのどちらでも評価の差はありません。どちらを選んだ場合も、誤字・脱字・空欄がないかの確認を徹底することが最優先です。手書きの場合は修正液・修正テープの使用が原則NGのため、書き損じに注意してください。

採用担当者が3秒で確認する新卒履歴書のポイント

履歴書を受け取った採用担当者が最初の確認にかける時間は、思っている以上に短いです。第一印象を左右する3つのポイントがあります。

採用担当者はここを見ている

  • 写真が貼られているか(貼り忘れは即マイナス評価)
  • 学歴欄に空白や誤りがないか(大学名・学科名の略称使用は評価を下げる)
  • 志望動機・自己PR欄の記入量(スペースの半分以下しか書かれていないと、意欲が低いと判断される)

書類の「見た目」と「記入量」が、内容を読む前の段階で評価を決定づけます。フォーマットの乱れや空欄があると、それだけで書類選考を通過しにくくなるケースがあります。

新卒が陥りやすい履歴書フォーマットの3つのNG

新卒が履歴書のフォーマット選びや使い方でよく犯してしまうNGパターンを3つ紹介します。

NG①:古いJIS規格様式をそのまま使う

性別・通勤時間・扶養家族の記入欄が残っている古いJIS規格の様式は、厚生労働省の2020年以降の推奨方針と合いません。コンビニで購入した市販の履歴書にはこの旧様式が残っているものがあるため、購入前に確認が必要です。

NG例

2020年以前の古いJIS規格テンプレートを使い、性別・通勤時間・扶養家族欄を記入して提出する。→ 最新の厚生労働省推奨様式か就活サイトの最新テンプレートに切り替えること。

NG②:学校名・学科名を略称で記入する

学歴欄に「〇〇大」「経済学部」と略称で書くケースがありますが、正式名称で記入するのが基本です。採用担当者は学歴欄の表記を通じて、応募者の注意力や丁寧さを読み取ることがあります。

NG例 → OK例

NG:「慶應大学 経済学部 在学中」
OK:「慶應義塾大学 経済学部 経済学科 在学中」

NG③:志望動機・自己PR欄をスペースの半分以下しか埋めない

職歴がない新卒が選考で差をつけられるのは、志望動機と自己PRのスペースです。記入量が少ない履歴書は、応募意欲が低いと判断される可能性があります。

NG例

志望動機を3行しか書かず、枠の半分以上が空欄になっている。→ スペースの8割以上を埋めることを目安にする。

新卒用テンプレートを使った各欄の書き方のコツ

テンプレートを正しく選んだ後は、各欄に何を書くかが選考通過を左右します。新卒特有の欄を中心に解説します。

学歴欄:大学・学科の正式名称を省略しない

学歴欄には入学・卒業の年月と、大学名・学部・学科の正式名称を記入します。「〇〇大学 〇〇学部」だけでなく、「〇〇学科」まで書くのが正式な書き方です。在学中の場合は「2026年3月卒業見込み」のように記入します。

西暦・和暦のどちらを使う場合でも、履歴書全体で統一することが必要です。大学院に進学している場合は、学部卒の年度と院入学の年度を連続して記入します。

良い例文

2022年4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学
2026年3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み

職歴欄:「なし」だけで終わらせない書き方

新卒の場合、職歴欄には「なし」と書くのが基本です。アルバイト経験は通常「職歴」に含まれないため、職歴欄ではなく自己PRや学生時代に力を入れたこと欄に記入します。

「なし」とだけ書いて空欄を目立たせるよりも、「なし」と書いた後に「以上」と締めくくるのが正しい作法です。就活向けの一般用テンプレートは職歴欄がコンパクトなため、こうした問題が起きにくい設計になっています。テンプレート選びの段階で職歴欄の大きさを確認しておくとよいでしょう。

ゼミ・学研活動欄:採用担当者がここをチェックする理由

就活向けの一般用テンプレートには、ゼミや学研活動を記入する欄があるものが多いです。採用担当者がこの欄を見る理由は、専攻分野や取り組み方から「どんな学生か」を把握するためです。

採用担当者はここを見ている

  • ゼミのテーマ(内容の専門性より「なぜそのテーマを選んだか」に関心がある)
  • 部活・サークルで担った役割(リーダー経験やチームへの貢献)
  • アルバイトで得た経験(接客・販売・塾講師など、実務に結びつくスキル)

ゼミのテーマがある場合は「〇〇ゼミで××を研究しました」という端的な書き方でかまいません。部活やサークルは、役職(部長・副部長など)と活動内容を一文で書けると印象が良くなります。欄がない場合は、自己PR欄の中で触れる方法もあります。

自己PR・志望動機欄:テンプレートの枠を活かした字数配分

自己PRと志望動機は、テンプレートの記入欄の広さに合わせて字数を調整します。

記入欄の広さ目安字数
狭め(5〜6行程度)150〜200文字
標準(8〜10行程度)250〜350文字
広め(12行以上)400〜500文字

重要なのは枠の8割以上を文字で埋めることです。半分以下しか書かれていないと、採用担当者には「応募意欲が低い」「考えが浅い」と映ります。

志望動機は「なぜこの会社・業界を選んだか」を具体的に書きます。自己PRは「大学時代の経験を通じてどんな強みが身についたか」を端的に伝える構成が有効です。どちらも、書き出しから結論・理由・具体例の順で組み立てると読みやすい文章になります。

まとめ

  • 新卒の就活には、志望動機・自己PR欄が広い一般用テンプレートが最もおすすめ
  • テンプレートの入手先は就活情報サイトまたは厚生労働省の公式サイト
  • ファイル形式はPC入力ならWord/Excel、手書きならPDF
  • 古いJIS規格・学校名の略称・志望動機欄の空白は代表的なNG
  • 職歴欄は「なし+以上」で締め、自己PR・志望動機欄は枠の8割以上を埋める

テンプレートは企業から指定がある場合は必ずそちらを優先し、指定がなければ自分がアピールしやすい欄構成のものを選んでください。フォーマットは手段であり、採用担当者が最終的に評価するのは記入内容の質です。

新卒用履歴書テンプレートに関するよくある質問

大学が配布している履歴書テンプレートと就活サイトのテンプレート、どちらを使うべきですか?

大学指定のテンプレートがある場合はそちらを優先してください。大学が指定する様式は、採用担当者がその大学の学生から見慣れているため、フォーマット面での違和感がありません。指定がない場合は、志望動機・自己PR欄が広い就活サイトのテンプレートが使いやすいです。企業から「指定の様式で提出してください」と言われた場合は、必ず企業の指定様式を使います。

コンビニで売っている市販の履歴書を使っても問題ありませんか?

市販の履歴書を使うこと自体は問題ありません。ただし、旧JIS規格の様式が含まれているものがあり、性別・通勤時間・扶養家族の記入欄が残っているタイプは厚生労働省の推奨方針と合わない場合があります。購入前にフォーマットを確認するか、就活サイトや厚生労働省の公式サイトから最新様式を無料でダウンロードする方が安心です。

新卒向け履歴書テンプレートにゼミ欄がない場合、どうすればよいですか?

ゼミ欄がないテンプレートの場合は、自己PR欄の中で専攻分野に触れる方法があります。「大学では〇〇ゼミで××を研究し、〜」という形で書き出すと、ゼミの情報を自然に盛り込めます。採用担当者はゼミの欄そのものよりも、専攻や取り組みの内容に関心があるため、どの欄に書くかよりも何をどう伝えるかを重視してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
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