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ヘルプデスクの職務経歴書|採用担当者が落とすNG例と通過する例文

この記事では、ヘルプデスク経験者が職務経歴書に書くべき内容と、採用担当者が実際に見ているポイントを解説します。状況別の例文と、書類で落とされやすいNG例・改善パターンをセットで紹介します。

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目次

採用担当者がヘルプデスクの職務経歴書で確認する3つのポイント

ヘルプデスク職の職務経歴書は、書類通過率が低い職種のひとつです。理由は「業務を網羅しようとするあまり、何が強みなのか伝わらない書類」になりやすいからです。採用担当者は書類を30秒以内で判断します。その短時間で確認しているポイントは、以下の3つに集約されます。

対応規模と範囲が数字で書かれているか

採用担当者が最初に確認するのは「この人はどのくらいの規模のヘルプデスクを担当していたか」です。対応件数・管理ユーザー数・対応時間帯などが数字で書かれていなければ、規模感が伝わりません。

採用担当者はここを見ている

  • 月間・日次の対応件数(「約100件/月」など)
  • 対象ユーザー数・拠点数(「全社2,000名規模、3拠点」など)
  • 対応範囲(社内向けか社外顧客向けか、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークのどれか)
  • 問い合わせの難易度帯(Lv1のみか、Lv1〜Lv2まで対応できるか)

テクニカルスキルと対人スキルの掛け合わせが見えるか

ヘルプデスクは「ITが分かる」だけでは足りません。技術的な問題を、ITに不慣れなユーザーに伝わる言葉で説明できる力が求められます。採用担当者は、この2つのスキルが「掛け合わさっているかどうか」を職務経歴書から読み取ろうとしています。

「Windows環境での問い合わせ対応」という記述だけでは、技術もコミュニケーションも判断できません。「PC初心者のユーザーからのOS・アプリケーション関連の問い合わせを電話・チャットで対応し、1回で解決できるよう手順書をわかりやすく口頭で説明」のように書くことで、両スキルの存在が伝わります。

改善・提案の経験が1つでも書かれているか(ここで差がつく)

ヘルプデスク職の応募者のうち、書類でステップアップできる人とできない人を分けるのは、この一点です。単なる「対応者」ではなく、「業務を改善しようとした人」かどうかが採用担当者の判断基準になります。

具体的には以下のような経験が該当します。同じようなことをしていた場合は、必ず記載しましょう。

  • 繰り返し寄せられる問い合わせをFAQ化し、対応件数を月20件削減した
  • 問い合わせ対応の手順書を整備し、チームの平均解決時間を15分短縮した
  • エスカレーション基準を可視化し、新人のスムーズな立ち上がりを支援した
  • 顧客から繰り返されるトラブルをシステム担当者に報告し、根本原因の修正につなげた
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ヘルプデスクの職務経歴書の構成と各項目の書き方

職務経歴書の構成は、一般的に「職務要約→職務経歴→活かせるスキル・資格」の3ブロックで構成されます。それぞれの書き方を確認しておきましょう。

職務要約欄(最初の3行で印象が決まる)

採用担当者が最初に目を通す「職務要約」は、職務経歴書全体の印象を決める最重要エリアです。3〜5行の短い文章で「自分は何ができる人間か」を凝縮します。

ヘルプデスク経験者がここで犯しやすいミスは、「どんな会社で・何年間働いたか」を書くことに終始してしまうことです。採用担当者が知りたいのは「あなたが何をできるか」と「それを証明する実績」の2点です。

書くべき内容具体例
経験年数と対応範囲「社内ヘルプデスク業務を5年間担当」
対応規模・対象「全社員約1,500名の問い合わせに対応」
強みとなるスキル「テクニカル対応からFAQ整備まで一貫して担当」
改善実績「FAQ整備により月間対応件数を20%削減」

職務経歴欄(業務内容・環境・実績の書き方)

職務経歴欄は、会社ごと・プロジェクトごとに分けて記載します。ヘルプデスクの場合は、以下の4要素を時系列で整理するのが基本です。

  • 勤務先・部署・期間:「〇〇株式会社 情報システム部 ヘルプデスク担当(2019年4月〜2024年3月)」
  • 事業概要・対象ユーザー:「製造業向け社内IT支援。グループ会社含む従業員3,000名規模」
  • 業務内容:対応チャネル(電話・メール・チャット・現地対応)、対応分野(PC・プリンター・ネットワーク・クラウドツール)
  • 実績・成果:数値で示せるものはすべて記載

業務内容は箇条書きにしてください。「〜の対応をしていました」という文章形式では読みにくく、採用担当者の目が止まりにくくなります。

活かせるスキル・資格欄

スキル欄は「知っている」ではなく「使える」レベルのものだけを記載します。曖昧に「Windows全般」と書くより、具体的に「Windows 10/11 クライアント管理、Active Directory の基本操作、Microsoft 365 管理センターの利用」と書くほうが採用担当者には伝わります。

ヘルプデスク職で評価される資格・スキルは以下のとおりです。

種別具体例採用担当者の評価ポイント
資格ITILファンデーション、CompTIA A+、MCP(Microsoft認定)、情報処理技術者試験(ITパスポート・基本情報)サービスマネジメントの知識・技術力の客観的証明
テクニカルスキルOS(Windows/macOS)、ネットワーク基礎(TCP/IP)、Microsoft 365、ServiceNow、Zendeskなどのチケット管理ツール即戦力として使える範囲の把握
対人スキル電話・メール・チャット対応、クレーム対応、ユーザー研修の実施コミュニケーション能力・サービス精神の確認
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ヘルプデスクの職務経歴書 例文(社内ヘルプデスク・テクニカルサポート)

以下の例文はそのままコピーして自分の状況に合わせて書き換えて使えます。職務要約と職務経歴欄の2パターンを紹介します。

【社内ヘルプデスク】職務要約の例文

良い例文(社内ヘルプデスク)

メーカー系グループ企業の社内ヘルプデスクを5年間担当しました。全社員約1,500名を対象に、PC・プリンター・ネットワーク・クラウドツール(Microsoft 365)に関する問い合わせを電話・メール・チャットで対応。月平均150件の問い合わせをチーム3名で処理し、1次解決率90%以上を維持しました。また、頻出トラブルのFAQを整備し、対応工数を月30件分削減。新人教育のOJTも担当し、チームの平均スキルレベル向上に貢献しました。

【テクニカルサポート(社外向け)】職務要約の例文

良い例文(テクニカルサポート)

SaaS型業務管理ツールのテクニカルサポートを3年間担当しました。中小企業〜大企業の顧客から寄せられる製品操作・設定・エラー対応の問い合わせに電話・メールで対応し、月300〜350件をチーム8名で処理。クレーム対応の経験もあり、上位エスカレーション率を25%削減するプロセス改善に貢献しました。ITILファンデーション資格を取得しており、インシデント管理・問題管理の知識をサポート業務に活用しています。

職務経歴欄の記入例

職務経歴欄 記入例(社内ヘルプデスク)

〇〇株式会社 情報システム部 ヘルプデスクグループ(2020年4月〜2025年3月)

【事業概要】国内製造業のグループ持株会社。グループ従業員数:約2,000名、国内拠点5か所

【担当業務】

  • 社内ユーザー(約2,000名)へのPCハードウェア・OS(Windows 10/11)・Office 365 に関する問い合わせ対応(電話・メール・チャット)
  • 社内ネットワーク(有線LAN・Wi-Fi・VPN)の接続トラブル対応
  • PCキッティング・新入社員PC配備(年100台規模)
  • Zendesk を使ったチケット管理・エスカレーション対応
  • FAQ・手順書の作成・更新(40本以上管理)

【実績・成果】

  • FAQ整備により月間問い合わせ件数を約15%削減(月200件→170件)
  • 1次解決率92%を維持(チーム目標85%を継続的に上回り)
  • 新人OJT担当として3名を育成。着任3か月での独立対応率100%を達成

職務経歴書の作成に時間がかかる場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用するのも選択肢のひとつです。

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書類で落とされるNG例と改善パターン3選

ヘルプデスク経験者の職務経歴書でよく見られる「落とされやすいパターン」を3つ紹介します。自分の書類と照らし合わせて確認してください。

NG①:業務内容の羅列で終わっている

NG例

・PCの設定
・ネットワークの問い合わせ対応
・プリンターのトラブル対応
・社員からの質問対応

この書き方では「何ができる人なのか」が伝わりません。採用担当者は「業務名称」ではなく「その業務でどんな価値を出したか」を知りたいのです。

改善例

・全社員1,200名向けのPC・ネットワーク・SaaS(kintone/Slack)に関する問い合わせ対応(電話・チャット、月平均120件)
・トラブルシューティングのファーストコンタクトを担当。Lv2エスカレーション率を15%以下に維持
・繰り返されるPC設定のトラブルをFAQ化し、対応件数を月20件削減

NG②:スキルが「Windowsの操作が得意」で止まっている

NG例

【スキル】Windowsの操作が得意です。Microsoft Officeが使えます。電話対応が得意です。

「得意」という表現は主観的すぎて採用担当者には根拠が伝わりません。また「Officeが使える」は今や社会人として最低限のスキルであり、アピールポイントにはなりません。

改善例

【テクニカルスキル】

  • OS:Windows 10/11(クライアント管理、インプレース更新、再イメージ対応)
  • ネットワーク:TCP/IP基礎、Active Directory ユーザー管理、VPN設定
  • クラウド:Microsoft 365(Exchange Online・Teams・SharePoint管理)
  • チケット管理:Zendesk、ServiceNow(チケット起票・エスカレーション管理)

NG③:対応件数や解決率などの数字が一切ない

「コミュニケーション能力を活かして多くの問い合わせに対応しました」という表現は、採用担当者の目には「根拠のない自己評価」として映ります。同じ内容でも数字があるだけで信頼性が大幅に上がります。

数字にできる要素記載例
対応件数「月平均150件の問い合わせを担当」
ユーザー規模「全社員約1,800名を対象」
解決率「1次解決率92%を維持」
改善成果「FAQ整備で月間対応件数を20%削減」
チーム規模「チーム5名のうち、OJT担当として新人3名を育成」
対応スピード「平均一次対応時間を30分→18分に短縮」

「数字が思い浮かばない」という場合は、担当業務の規模(ユーザー数・拠点数)や、チームの中での自分の立ち位置(担当チーム人数・リーダー経験の有無)から数字を拾い出すと見つかりやすくなります。

なお、書類作成に自信がない場合は職務経歴書の添削サービスを活用する方法もあります。

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ヘルプデスクから次のキャリアにつなげる職務経歴書の書き方

ヘルプデスクからのキャリアアップを目指す場合、職務経歴書は「今の仕事の記録」ではなく「次のポジションへの橋渡し」として設計する必要があります。目指す職種によって強調すべき経験が変わります。

社内SE・インフラエンジニアを目指す場合

社内SE・インフラエンジニアへのステップアップを目指す場合、採用担当者は「ユーザー側の視点を持ちながら、技術的な提案・改善ができる人材か」を見ています。

職務経歴書では以下の3点を意識的に強調してください。

  • テクニカル領域の広さ:対応してきたOS・ネットワーク・クラウドツールの種類と深さ
  • 改善・提案の実績:問い合わせ対応の経験から見つけたシステム課題を、上位部門に提案・展開したエピソード
  • 資格・自己学習:基本情報技術者試験・ITILファンデーション・ネットワーク系資格など、技術領域の知識を証明するもの

エンジニア職への転職を検討している場合は、エンジニアの職務経歴書の書き方も参考にしてください。

カスタマーサポートのリーダー職を目指す場合

チームリーダーや管理職を目指す場合、採用担当者は「チームを動かす経験があるか」を重点的に確認します。技術スキルよりも、人・プロセス・品質をマネジメントできる素地があるかを見ています。

以下のような経験があれば、積極的に職務経歴書に書いてください。

  • 新人・後輩のOJT担当として育成に関わった経験(育成した人数、独立までの期間)
  • チームの問い合わせ対応フローやFAQを整備した経験
  • KPIの管理・報告資料の作成に関わった経験
  • 他部門(システム担当・営業など)との調整・折衝経験

電話対応・メール対応の具体的な書き方については、職務経歴書の電話対応の書き方も参考にしてください。

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まとめ

  • 採用担当者が見るのは「対応規模・数字」「テクニカル+対人スキルの掛け合わせ」「改善・提案経験」の3点
  • 職務要約欄は「経験年数+規模+強み+実績」の4要素を3〜5行に凝縮する
  • 業務の羅列・スキルの曖昧な表現・数字なしの3パターンは書類落ちの主因になる
  • 目指すキャリア(社内SE/リーダー職)によって強調すべき経験を変える

職務経歴書の完成度に自信が持てない場合は、転職エージェントの書類添削サービスを利用するのが確実です。無料で使えるサービスが多く、書類通過率を上げる具体的なフィードバックが受けられます。

ヘルプデスクの職務経歴書には何年分の経験を書けばいいですか?

原則として直近10年分を目安にします。ただし、ヘルプデスクから職種変更を目指す場合は、応募先の業務に関連する経験を優先的に詳しく書き、それ以外は概要のみに留める判断もあります。重要なのは「期間の長さ」ではなく「応募先にとって価値ある経験が伝わるか」です。

資格なしでもヘルプデスクの職務経歴書は通過できますか?

資格がなくても書類選考を通過することは十分可能です。採用担当者は資格より「実務経験の具体性」と「改善・提案の実績」を重視します。資格がない分、対応件数・解決率・育成人数など実務の数字を丁寧に書くことで評価を補えます。現在取得を目指している資格がある場合は「〇〇取得予定(20XX年X月受験予定)」と書くと前向きな姿勢が伝わります。

ヘルプデスクから未経験の職種に転職するとき、職務経歴書はどう書けばいいですか?

応募先の職種で求められるスキルを職務経歴書の中から意識的に「前に出す」書き方をします。たとえば社内SEへの転職なら技術的な対応経験とシステム改善の提案実績を冒頭の職務要約に書き、リーダー職なら育成経験やプロセス整備の実績を強調します。自分の経験をそのまま書くのではなく、「応募先が求めるものに対して自分の何が使えるか」を逆算して構成することが重要です。

ヘルプデスクの自己PRは職務経歴書のどこに書くべきですか?

自己PRは「活かせるスキル・資格」欄の後か、末尾の独立したセクションとして設けるのが一般的です。内容は「課題解決への取り組み方」「チームへの貢献の仕方」「技術と対人対応のバランス」を軸に、具体的なエピソードを交えて200〜400文字でまとめます。「コミュニケーション能力が高い」などの抽象的な自己評価ではなく、行動事実と結果をセットで書くことが採用担当者の評価につながります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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