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プロジェクトマネジャーの職務経歴書|採用担当者が通過させる書き方と例文

プロジェクトマネジャーの職務経歴書|採用担当者が通過させる書き方と例文

この記事では、プロジェクトマネジャーの職務経歴書の書き方を、採用担当者が実際に確認するポイントから逆算して解説します。プロジェクト規模の数値化方法、課題と成果の書き方、IT系PM・事業会社PM別の例文、そして採用担当者が書類を落とすNGパターンまで紹介します。

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目次

プロジェクトマネジャーの職務経歴書で採用担当者が見る3つのポイント

採用担当者は一人当たりの書類を30秒から1分程度で確認します。プロジェクトマネジャーの職務経歴書に対して採用担当者が最初に確認するのは、この3点です。

採用担当者はここを見ている

  • プロジェクトの規模(人数・予算・期間)が数値で記載されているか
  • 「課題→対応→成果」のストーリーが明確に書かれているか
  • マネジメントスキルの具体的な実績(リスク管理・ステークホルダー調整など)が示されているか

①プロジェクトの規模を「人数・予算・期間」で数値化する

採用担当者が最初に確認するのは「どの規模のプロジェクトを動かせる人材か」という点です。「チームをまとめてプロジェクトを推進しました」という記述では、採用後に自社のプロジェクトを任せられるかどうかを判断できません。

規模の数値化は、採用担当者が「この人に任せられる」と判断するための唯一の根拠になります。自社メンバーだけでなく外部パートナーも含めたマネジメント対象の総人数、予算総額、工期(月数)の3つを必ずセットで記載してください。

良い例文

20名(自社10名・外部パートナー10名)のチームをリードし、予算2億円・工期12ヶ月のERP導入プロジェクトを担当。

NG例

大型プロジェクトのマネジメントを担当しました。「大型」「複数」などの形容詞は数値の代替にならず、採用担当者は規模感を判断できません。

②「課題→対応→成果」のストーリーで書く

採用担当者が次に確認するのは「問題解決できる人材か」という点です。プロジェクトの概要だけを羅列するのではなく、「どんな課題があり、どう動き、何をもたらしたか」という3段構成で書くことで、PMとしての思考力と実行力が伝わります。

項目書く内容の例
課題プロジェクト開始時点の問題(工程の遅延リスク、コスト超過傾向、チーム間の情報共有不足 など)
対応採用した施策(WBSの見直し、週次進捗管理の仕組み化、ベンダーとの定例設置 など)
成果定量的な改善結果(工期○日短縮、コスト○%削減、品質指標の改善 など)

成果を数値化できない場合は「定性的な改善」でも構いません。「チーム間の認識統一により手戻りを大幅に削減した」「経営層へのレポートラインを整備し意思決定スピードが向上した」のように、状況の変化を具体的に記述することで十分に伝わります。

③マネジメントスキルの具体的な実績を示す

「マネジメント力があります」という自己申告では採用担当者の心は動きません。「どのようなシーンで、何人を、どのようにマネジメントしたか」を具体的に書くことが必要です。

  • ステークホルダー調整:経営層・発注者・開発チーム・外部ベンダーとの交渉や合意形成
  • リスク管理:リスクの特定・評価・対応計画の策定と実行
  • チームビルディング:メンバーのアサイン・育成・モチベーション管理・評価関与
  • 予算・スコープ管理:変更管理プロセスの運用、追加費用の交渉と承認
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プロジェクトマネジャーの職務経歴書の書き方【項目別解説】

職務経歴書の構成は大きく「職務要約」「プロジェクト経歴」「活かせるスキル・経験」「資格・語学」の4項目に分かれます。それぞれで採用担当者が確認するポイントを押さえて記載することが、書類通過への近道です。

職務要約(冒頭)の書き方

職務要約は100〜150文字を目安に、「何のPMを何年やってきたか」「どの規模・業種が主戦場か」「最大の強みは何か」をコンパクトに伝えます。採用担当者は職務要約を読んで「続きを読む価値があるか」を判断します。

良い例文

IT業界でのPM経験8年。ERPシステム導入・基幹システム刷新を中心に、最大50名規模のプロジェクトを担当してきました。予算10億円超のプロジェクトでも工期・品質を守るコスト管理とリスクコントロールが強みです。

NG例

これまでプロジェクトマネジャーとしてさまざまなプロジェクトを経験してきました。チームをまとめることや課題解決が得意です。規模・業種・実績が一切示されておらず、どんな会社にも当てはまる文章です。採用担当者はこの時点で書類を読み進めない判断をします。

プロジェクト経歴の書き方(プロジェクト単位で記載)

プロジェクトマネジャーの職歴は、時系列での「在籍企業→業務内容」の羅列ではなく、プロジェクト単位での記載が基本です。同じ会社に10年在籍していて5件のプロジェクトを担当した場合は、5件を個別に記載します。

各プロジェクトに含める情報は以下の通りです。

  • プロジェクト名・概要:何のプロジェクトか(例:「〇〇社向け基幹システム刷新PJ」)
  • 規模:チーム人数・予算・工期(月数)
  • 自分の役割:PM / PL / PMO のどのポジションか
  • 担当フェーズ:要件定義・設計・開発・テスト・保守のうちどの範囲を担当したか
  • 使用した手法・ツール:アジャイル/ウォーターフォール、MS Project、Jira、Backlogなど
  • 主な課題と対応:どんな問題に直面し、どう動いたか
  • 成果:工期短縮・コスト削減・品質向上などの定量的な結果

プロジェクト数が多い場合は直近3〜5件に絞って詳細を記載し、それ以前のプロジェクトは「その他プロジェクト一覧」として表にまとめる方法が読みやすくなります。

活かせるスキル・経験の書き方

スキル欄は単語の羅列にとどまりがちですが、「どのプロジェクトで・どの程度活用したか」という文脈を添えることで採用担当者への訴求力が上がります。

カテゴリ記載例
プロジェクト管理手法ウォーターフォール(10年以上)、スクラム/アジャイル(3年)、PMBOK準拠
管理ツールMS Project(計画立案)、Jira(タスク管理)、Backlog(チーム共有)、Notion
ステークホルダー管理経営層・顧客・外部ベンダーとの交渉・合意形成(最大関係者50社規模)
業種知識金融・製造・流通分野のシステム開発PM経験

スキル欄の書き方に迷ったときは、職務経歴書の活かせる能力の書き方と例文も参考にしてください。

資格・語学の書き方

プロジェクトマネジャーとして評価される主な資格は以下の通りです。取得済みの資格は「令和○年○月取得」の形式で、取得予定のものは「○○年○月取得予定」と記載します。

  • プロジェクトマネージャー試験(PM試験):情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格。IT分野のPMとしての実力証明に有効
  • PMP(Project Management Professional):PMI(米国プロジェクトマネジメント協会)認定の国際資格。業種を問わず高い認知度を持つ
  • PMI-ACP(Agile Certified Practitioner):アジャイル手法に特化したPMI認定資格。スクラム開発経験がある場合は特に有効
  • 情報処理安全確保支援士:セキュリティ関連プロジェクトのPMに従事する場合に評価される

また、職務経歴書の自動作成ツールを活用すると、フォーマット選びや項目入力の効率化が可能です。

採用担当者が通過させたくなる職務経歴書の例文【プロジェクトマネジャー】

採用担当者が「この人に会いたい」と思う職務経歴書の例文を、職場環境別に示します。例文はそのまま使うのではなく、自身の経験に置き換えて活用してください。

IT系PM(システム開発)の職務経歴書例文

IT系PMの職務経歴書では、開発規模と技術スタックに加え、「プロジェクトの困難をどう乗り越えたか」が採用担当者の最大の判断材料になります。エンジニア職の職務経歴書の書き方と重なる部分もありますが、PMとしては「管理・調整・意思決定の実績」をより前面に出すことが差別化のポイントです。

良い例文

【プロジェクト概要】大手流通業向け在庫管理システム刷新プロジェクト
【規模】PM1名・SE10名・外部ベンダー15名 計26名/予算3.5億円/工期18ヶ月
【担当フェーズ】要件定義〜本番リリース・移行
【役割】PM(全工程統括・顧客折衝・ベンダー管理・品質管理)

【課題と対応】プロジェクト中盤にて外部ベンダーの設計遅延が発生。工期への影響は最大3ヶ月超の試算となったため、スコープを再調整し優先度の高い機能を切り出したフェーズリリース方式を顧客に提案・合意を得た。並行して外部ベンダーへの工程督促と週次レビューを導入し、遅延を最終的に4週間以内に収めた。

【成果】当初計画から2週間の前倒しでの本番リリースを実現。顧客の期末棚卸業務への影響ゼロを達成し、システム稼働後6ヶ月で在庫差異率を12%から2.3%に改善。顧客満足度調査で「PM対応への評価」が前プロジェクト比25ポイント向上。

NG例

大手流通業向けシステム開発プロジェクトにてPMを担当。チームをまとめ、円滑にプロジェクトを完遂しました。規模・成果が不明で採用担当者には判断材料がありません。「円滑に完遂」は全PMが書く表現であり、差別化にはなりません。

事業会社DXプロジェクトPMの職務経歴書例文

IT企業ではなく製造業・小売業などの事業会社内でDXプロジェクトや基幹システム導入を推進してきたPMの場合、「社内調整力」「SIerのコントロール経験」が採用担当者から特に評価されます。以下の例文を参考にしてください。

良い例文

【プロジェクト概要】全社販売管理システムのSaaS移行プロジェクト(情報システム部内PM)
【規模】PMO1名(自分)・業務担当12名・SIerベンダー25名 計38名/予算1.8億円/工期14ヶ月
【役割】社内PM(全社調整・ベンダー選定・ステークホルダー管理・予算管理)

【課題と対応】各事業部のシステム要件が乱立し、要件定義フェーズで合意形成に難航。事業部長を含むステアリングコミッティを月次で設置し、優先度判定の基準を合意。スコープを確定させた上でSIerとの契約範囲を固めた。

【成果】当初懸念されていた本番リリースの6ヶ月遅延を回避し、予算内での完遂を実現。システム移行後、受注処理工数を月間300時間削減(従来比40%減)。

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採用担当者が落とすプロジェクトマネジャーの職務経歴書3つのNG

採用担当者が書類選考で「通過できない」と判断する典型的なNGパターンを3つ紹介します。自分の職務経歴書に当てはまっていないか確認してください。

NG①「プロジェクトを管理していました」だけの記述

最も頻繁に見られるNGパターンがこれです。「プロジェクトを管理しました」「チームをリードしました」という表現は、規模・成果・具体的な行動が一切示されていないため、採用担当者には何も伝わりません。

プロジェクトマネジャーとして働いてきた人全員が書ける文章は、差別化にも判断材料にもなりません。「何を」「どのくらいの規模で」「どんな結果をもたらしたか」の3点を必ずセットで書くことが必要です。

NG②プロジェクトの規模・予算が不明瞭

「大規模プロジェクト」「複数のプロジェクトを並行して担当」という記述では、採用担当者は「この人が自社の○○人規模のプロジェクトに対応できるか」を判断できません。守秘義務が理由で具体的な数値の記載が難しい場合は、「数十名規模」「予算○億円程度」という概算表現を使うことで、守秘義務を守りながら規模感を伝えることができます。

採用担当者はここを見ている

  • 自社プロジェクト(○○人規模・○○億円)に対応できる経験値があるか
  • 記載が誇張でないか(数値が具体的であるほど信頼性が高い)
  • 最大規模だけでなく「平均的な規模」の実績も示されているか

NG③成果が「スムーズに完遂」などの抽象的表現

「無事にリリースを完了」「チームが一丸となって乗り越えた」という表現は、採用担当者には評価の対象になりません。プロジェクトマネジャーとして期待されることは、困難をどう乗り越え、何を実現したかです。

成果を数値化できない場合でも、以下のような記述で状況の変化を伝えることはできます。

  • 「会議体の整備によりエスカレーションのリードタイムを○日から○日に短縮」
  • 「工程進捗の可視化ツールを導入し、遅延の早期発見率が向上」
  • 「ベンダー定例MTGの設計・運用により手戻り発生件数を前PJの半数以下に抑制」

経験・状況別|プロジェクトマネジャーの職務経歴書のコツ

PMとしての経歴や現在の状況によって、職務経歴書の書き方に工夫が必要な場合があります。代表的なケースを解説します。

転職回数が多いPMの書き方

転職回数が多い場合、在籍企業の数が多くなるため「在籍した企業→プロジェクト」という構成では書類が見づらくなります。この場合は、キャリア全体で担当したプロジェクトを業種別・規模別にまとめた「プロジェクト経歴一覧表」を冒頭に置く方法が有効です。

各転職の理由を「プロジェクト経験の拡充」「より大規模なPM環境への挑戦」のように、PM視点での成長ストーリーとして説明できると、採用担当者の印象が変わります。転職回数が多い場合の書き方については、職務経歴書 複数社の書き方も参考にしてください。

PMO経験が中心のPMの書き方

PM(プロジェクトマネジャー)とPMO(Project Management Office)では採用担当者が期待するスキルが異なります。PMOはプロジェクト支援・管理基盤の整備が主業務ですが、職務経歴書に記載するときは「PMO活動を通じて何を変えたか」に焦点を当てます。

  • 標準プロセス・テンプレートの整備(何件のプロジェクトに適用したか)
  • リソース管理・稼働状況の可視化(何名を対象とした仕組みか)
  • プロジェクト横断的なリスク管理・品質管理の仕組み化(適用プロジェクト数)

PMポジションへのキャリアチェンジを希望している場合は、PMOで培った「全体俯瞰の視点」「複数PJ横断でのリスク感知力」を強みとして明示することが有効です。

アジャイル・スクラム経験がある場合

アジャイル開発・スクラムへの理解と経験は、現在の採用市場で特にニーズが高い領域です。スクラムマスターやプロダクトオーナーとの兼任経験がある場合は積極的に記載してください。

採用担当者が評価するアジャイルPMの記載例

  • スクラムチーム(○名)のスプリント計画・ふりかえりのファシリテーション経験(○年)
  • ウォーターフォールからアジャイルへの移行プロジェクトのリード経験
  • プロダクトバックログの整理・優先度付けへの関与
  • PMI-ACP / スクラムマスター認定などの資格保有

職務経歴書の記載内容に不安がある場合は、職務経歴書の有料添削サービスを活用して採用担当者目線の第三者チェックを受けることも選択肢のひとつです。

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まとめ

  • 採用担当者が見るのは「規模の数値化」「課題→対応→成果のストーリー」「マネジメントスキルの具体的実績」の3点
  • 職歴は時系列ではなくプロジェクト単位で記載し、1件ずつ成果まで示す
  • 「管理しました」「円滑に完遂」などの抽象的表現は採用担当者の判断材料にならない
  • PMO経験・アジャイル経験・転職回数が多い場合はそれぞれに合わせた工夫が必要

職務経歴書は採用担当者への自己紹介状です。自身のPM経験を採用担当者目線で言語化することが、書類通過の第一歩になります。

プロジェクトマネジャーの職務経歴書に関するよくある質問

プロジェクトマネジャーの職務経歴書は何枚が適切ですか?

A4用紙2〜3枚が一般的な目安です。プロジェクト経歴が多い場合は、直近3〜5件を詳細に記載し、それ以前のプロジェクトは一覧表にまとめる方法が読みやすく採用担当者に好まれます。枚数よりも「採用担当者が読んで判断できる情報量か」を基準に調整してください。

守秘義務がありプロジェクト名や金額を書けない場合はどうすればいいですか?

プロジェクト名は「大手○○業向けシステム開発PJ」のように業種・規模が伝わる程度の抽象化で問題ありません。予算や人数も「○億円規模」「○名規模」という概算表現を使うことで、守秘義務を守りながら採用担当者に規模感を伝えることができます。面接で詳細を確認された際に正直に説明できる範囲での記載が適切です。

PM未経験でPMポジションに応募する場合、職務経歴書はどう書けばいいですか?

PM経験がない場合でも、これまでの業務でプロジェクト的な要素(チームの取りまとめ・工程管理・外部との調整・課題解決)があれば、その経験を中心に記載します。「PMとしての経験はないが、○○プロジェクトで××を主導した」という書き方で、PM的な素養を示すことが有効です。PMへの意欲と学習姿勢(資格取得中・アジャイルの勉強など)も加えると採用担当者の印象が変わります。

プロジェクトマネジャーの職務経歴書にテンプレートはありますか?

一般的なWordやExcel形式のテンプレートはIT業界・コンサルティング会社の採用ページや転職エージェントが提供しています。ただし、テンプレートはあくまでも「入れ物」です。重要なのは各プロジェクトの規模・成果・役割を具体的に記載することであり、テンプレートの見た目よりも記載内容の質が書類通過を左右します。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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