バイト履歴書の「特記事項」に書くのは、シフトや連絡がつきやすい時間帯など「働く条件」に関する希望です。多くのバイト用履歴書に「特記事項」という欄名はなく、実際は「本人希望記入欄」がそれにあたります。空欄は避けたほうが無難で、希望が特になければ「貴社の規定に従います」と書きます。この記事では、そのまま使える状況別の例文と、採用担当者が本人希望欄で何を見ているかを紹介します。
バイト履歴書の特記事項は「本人希望記入欄」のこと|結論と基本例文
「特記事項に何を書けばいいか分からない」と手が止まる原因の多くは、そもそも自分の履歴書に「特記事項」という欄が見当たらないことにあります。市販のバイト用履歴書やアプリのフォーマットでは、この欄はたいてい「本人希望記入欄」という名前で用意されています。呼び方が違うだけで、書く中身は同じと考えて問題ありません。
結論:シフトなど「働く条件」を簡潔に書く
特記事項(本人希望記入欄)に書くのは、勤務にあたって事前に伝えておきたい条件です。応募先が「この人はうちのシフトで働けるか」を判断する材料になるため、次のような内容を短くまとめます。
- 働ける曜日・時間帯(希望シフト)
- 連絡がつきやすい時間帯
- 勤務を始められる日
- 通勤手段(自転車・車など)
逆に、特に伝えたい条件がなければ無理にひねり出す必要はありません。その場合は「貴社の規定に従います」の一文で十分です。避けたいのは、空欄のまま提出することだけです。
そのまま使える基本例文
良い例文(シフト希望あり)
平日は17時以降、土日祝は10時から勤務可能です。週3日程度の勤務を希望します。連絡は平日15時以降がつながりやすいです。
良い例文(特に希望がない場合)
貴社の規定に従います。
採用担当者はここを見ている
- 募集しているシフトと、応募者の働ける時間が合うか
- 「いつから」「週何日」働けるかが読み取れるか
- 連絡してよい時間帯が書かれているか(採用連絡がスムーズになる)
本人希望記入欄の書き方をより詳しく確認したい場合は、履歴書の希望欄の書き方と状況別の例文もあわせて参考にしてください。

特記事項に書いていいこと・書かない方がいいこと
本人希望記入欄は「自分の要望を伝える欄」ではありますが、何でも書いていいわけではありません。書くと好印象につながる内容と、書くとマイナスに働く内容がはっきり分かれます。
書いてOKなこと
| 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| 希望シフト | 働ける曜日・時間帯、週何日入れるか |
| 勤務開始日 | いつから働き始められるか |
| 連絡可能時間 | 電話やメールに対応しやすい時間帯 |
| 通勤手段 | 自転車・車など(駐輪場・駐車場が必要な場合) |
| 健康上・家庭の事情 | 配慮してほしい事情がある場合のみ簡潔に |
ポイントは、いずれも「働くために必要な条件」に限ることです。要望を並べるのではなく、応募先がシフトを組むときに知っておきたい情報を渡す、という意識で書くと過不足がなくなります。
書かない方がいいこと
- 時給や交通費など待遇・お金に関する要望
- 「〇曜日は絶対に無理」などネガティブで一方的な条件
- 仕事内容への質問(面接で聞けば十分な内容)
- プライベートを優先したい、という趣旨だけの主張
NG例
時給アップを希望します。交通費は全額支給でお願いします。土日は予定が入りやすいので入れません。待遇の要求とネガティブな断りが並ぶと、働く前から条件を主張する人だと受け取られます。
お金や待遇の疑問は、面接の最後に「1点だけ確認させてください」と切り出せば失礼になりません。履歴書の段階で書いてしまうと、条件面ばかり気にする印象が先に立ってしまいます。
【状況別】バイト履歴書 特記事項の例文集
ここからは、応募者の状況ごとにそのまま使える例文を紹介します。自分に近いパターンを選び、曜日や時間を実際の予定に置き換えて使ってください。
シフト・勤務時間の希望を伝えたい場合
最も書く機会が多いのがシフト希望です。「入れる時間」を軸に、できるだけ具体的な時間で書くと、採用側が戦力として計算しやすくなります。
良い例文
平日は18時から22時まで、土日祝は9時から18時の間で勤務可能です。週3〜4日の勤務を希望します。
NG例
なるべく多めに入りたいですが、忙しいときは休みたいです。「なるべく」「忙しいとき」が曖昧で、結局いつ働けるのかが伝わりません。
勤務時間の希望を書いてよいか迷う人もいますが、応募先はむしろ書いてほしいと考えています。詳しくは履歴書に勤務時間の希望を書くときのコツと例文で解説しています。
連絡がつきやすい時間帯を伝えたい場合(学生向け)
日中に授業がある学生は、連絡可能な時間を書いておくと採用連絡がスムーズです。採用側は電話がつながらないと次の候補者に進んでしまうこともあるため、意外と大切な一文です。
良い例文
平日は授業のため、15時以降に連絡をいただけると助かります。土日は終日対応可能です。
学生でバイト履歴書全体の書き方に不安がある場合は、大学生のバイト履歴書の書き方と例文も参考になります。
勤務開始日・テスト期間・長期休暇の希望がある場合
働き始められる日や、事前に分かっている休みは先に伝えておくとトラブルを防げます。特に学生は、テスト期間や長期休暇でシフトが変わることを最初に共有しておくと安心です。
良い例文
- 7月21日より勤務可能です。夏季休暇中は平日も勤務できます。
- テスト期間(1月中旬から下旬)は勤務日数を減らしていただけると助かります。
扶養の範囲内で働きたい場合(主婦・パート)
家庭と両立しながら働く場合は、扶養の範囲内で調整したい旨を書いておくと、勤務日数のミスマッチを防げます。年収の上限は制度改正で変わることがあるため、具体的な金額よりも「扶養の範囲内で働きたい」という意向を伝えるのが無難です。
良い例文
家庭の都合により、扶養の範囲内での勤務を希望します。勤務時間・日数についてはご相談させてください。
通勤手段を伝えたい場合
自転車や車で通う予定なら、駐輪場・駐車場の有無に関わるため書いておくと親切です。特に車通勤は、勤務先に駐車スペースがあるかどうかを事前にすり合わせるきっかけになります。
良い例文
自転車での通勤を希望します。駐輪場をお借りできるか確認させていただけますと幸いです。
特記事項が「なし」「特にない」ときの書き方と空欄がNGな理由
「シフトも通勤も特に希望がない」という人も少なくありません。その場合でも、欄を空白のままにするのは避けたほうが無難です。書くことがないときの正解を確認しておきましょう。
「貴社の規定に従います」の正しい使い方
希望が特にない場合の定番は「貴社の規定に従います」です。これは「条件にこだわらず、御社のルールに合わせて働きます」という前向きな意思表示になります。
良い例文
貴社の規定に従います。
一方で「特になし」とだけ書くのは、そっけない印象を与えるため避けたい表現です。同じ「希望がない」でも、言葉の選び方で受け取られ方が変わります。
空欄が印象を下げる理由
空欄が避けられるのは、採用担当者から見て「書き忘れなのか、意図的なのか」が判断できないからです。他の項目もしっかり埋めている応募者と比べると、記入漏れが目立ってしまいます。
採用担当者はここを見ている
- 欄を最後まで丁寧に埋めているか(応募への本気度が表れる)
- 「特になし」で片付けず、一言添える気配りがあるか
備考欄や本人希望欄を空欄にするリスクは、履歴書の備考欄は空欄NGの理由と例文でも詳しく解説しています。バイト用履歴書そのものの書き方に不安があれば、バイト用履歴書の書き方も確認しておくと安心です。
まとめ
- バイト履歴書の「特記事項」は「本人希望記入欄」のこと。書く中身は同じ
- 書くのはシフト・連絡可能時間・勤務開始日・通勤手段など「働く条件」
- 待遇の要求やネガティブな断りは書かない。疑問は面接で確認する
- 希望がなければ「貴社の規定に従います」。空欄と「特になし」は避ける
特記事項は、働ける条件を採用側に正確に伝えるための欄です。自分の予定を具体的な時間で書き、前向きな言葉でまとめれば、シフトの合う応募者として印象に残ります。
バイト履歴書の特記事項に関するよくある質問
- 特記事項は空欄でも大丈夫ですか?
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空欄は避けたほうが無難です。書き忘れと受け取られたり、他の応募者と比べて記入が甘い印象になったりします。希望が特になければ「貴社の規定に従います」と書けば十分です。
- シフトの希望を書くとわがままだと思われませんか?
-
働ける時間を具体的に書くのは、むしろ採用側にとってありがたい情報です。わがままに見えるのは「〇曜日は絶対に無理」といったネガティブな断り方をした場合で、「〇時から勤務可能」と前向きに書けば問題ありません。
- 時給や交通費の希望は書いていいですか?
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待遇やお金に関する希望は書かないほうが無難です。条件面ばかり気にする印象を与えかねません。確認したいことがあれば、面接の最後に質問すると自然です。
- 「特になし」と書くのはダメですか?
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間違いではありませんが、そっけない印象になります。同じ希望なしでも「貴社の規定に従います」と書くほうが、柔軟に働く姿勢が伝わり印象が良くなります。


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