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保育士パートの本人希望欄の書き方|採用担当者が落とすNG例と通る例文

保育士パートの本人希望欄の書き方|採用担当者が落とすNG例と通る例文

この記事では、保育士パートに応募する際の履歴書の本人希望欄に何を書くべきか、採用担当者が実際に確認しているポイントを踏まえて解説します。勤務時間・曜日・扶養範囲内の希望など状況別の例文と、書いてしまうと選考で不利になるNG例も合わせて紹介します。

目次

本人希望欄は「採用担当者へのコミュニケーション」

本人希望欄を「制約条件を申告する欄」と考えている方が多いですが、採用担当者の見方はそれとは少し異なります。入職後に確実に働いてもらえるか確認するための欄であり、採用担当者にとっては必要な情報を得る場です。

採用担当者がこの欄を確認する本当の理由

保育士のパート採用では、早番・中番・遅番など複数のシフト帯があります。採用担当者がシフト編成をする上で、応募者の勤務可能な曜日・時間帯を事前に把握しておくことは不可欠です。

本人希望欄に何も書かれていない場合、採用担当者は「フルタイムで対応できる人材」と判断するか、「確認が必要なので後で面接で聞こう」と後回しにします。後者の場合、面接で初めて「実は週2日しか出られません」と判明したとき、採用側のスケジュール計画が大きく狂うことになります。

採用担当者はここを見ている

  • 週何日・何時間働けるか(シフト組みに直結する)
  • 扶養範囲内希望の有無(給与計算・雇用保険の手続きに影響する)
  • 入職可能な時期(採用計画の調整に必要)
  • 面接の連絡をいつ入れればよいか(特に子育て中の方に多いニーズ)

「書きすぎると不利」は本当か?

「希望条件を書きすぎると融通が利かない人と思われる」という不安はよく聞きます。実際のところ、書きすぎより「何も書かない」ほうが問題になるケースのほうが多いです。

採用担当者が嫌がるのは「多すぎる希望」ではなく、「給与・待遇面への具体的な要求」と「読んでも状況がわからない曖昧な記述」です。勤務日・時間・扶養の希望は、採用側も事前に確認したい情報です。書いて損はありません。

書くときの基準はシンプルです。「採用側がシフトを組む上で必要な情報」を書く。「自分が譲れない条件を羅列する」のとは別物と考えてください。

保育士パートの本人希望欄に書くべき内容

保育士のパート応募で本人希望欄に書くべき項目は、大きく4つです。すべてに該当しなくても問題ありません。自分の状況に当てはまる項目だけ書けば十分です。

勤務日・曜日・時間帯の希望

最も重要な情報です。「週何日」「何曜日が出られるか」「何時から何時まで対応できるか」を具体的に書きます。

曜日の指定がある場合は明記します。特定の曜日に必ず休まなければならない事情がある場合(子どもの習い事の送迎など)も正直に書いてください。採用後に発覚してシフト調整に困るより、事前に伝えておいた方が双方にとって誠実です。

書き方の例

  • 週3日(月・水・金)、9:00〜16:00での勤務を希望します。
  • 週4日・1日5〜6時間での勤務を希望します。曜日は応相談です。
  • 平日のみ・9:00〜15:00での勤務を希望します(子の保育所迎えのため)。

「早番・遅番どちらでも対応可能」という場合はその旨を書くと、シフトの組みやすい人材として好印象を与えます。反対に早番のみ・遅番不可という制限がある場合は、理由を一言添えると採用側が状況を理解しやすくなります。

勤務時間の書き方についての詳細は、転職・パート・育児など8パターンの例文つきで解説した記事も参照してください。

扶養範囲内の希望

配偶者の扶養内で働きたい場合、その希望を明記します。「扶養内で働きたいとは言いにくい」と感じる方がいますが、採用側にとっても重要な情報です。勤務時間を調整する上での判断材料になるため、積極的に伝えてください。

現在の扶養の壁には複数の基準があります。どの基準を意識しているのかを明示すると、採用側が時間数の上限を把握しやすくなります。

扶養の壁内容本人希望欄の書き方例
103万円の壁所得税がかかり始める年収103万円以内での勤務を希望します
106万円の壁一定条件下で社会保険に加入年収106万円以内での勤務を希望します
130万円の壁配偶者の健康保険の扶養から外れる年収130万円以内での勤務を希望します

「扶養内希望」とだけ書くと金額が曖昧です。「年収○○万円以内」と金額を明示する書き方の方が採用担当者に正確に伝わります。扶養内希望の具体的な書き方と例文は、こちらの記事で詳しく解説しています

入職希望日(入社可能日)

「いつから働けるか」は採用側の採用計画に直結します。現在の状況に合わせて記載してください。

  • すぐに働ける場合:「採用後すぐに勤務可能です」
  • 時期が決まっている場合:「○月○日以降から勤務可能です」
  • 子育て・引越しなど事情がある場合:「○月以降を希望します(子どもの学年変わりのため)」

「いつでも大丈夫です」と書くのも問題ありませんが、「○月から」と書いた方が採用担当者は採用時期の見通しを立てやすくなります。入社可能日の書き方について詳しく知りたい方は、本人希望欄(入社可能日)の書き方記事を参照してください。

連絡のつかない時間帯

採用担当者から面接の日程調整や選考結果の連絡が入ります。小さな子どもの送迎中や、上の子どもが帰宅する時間帯など、電話対応が難しい時間がある場合は記載しておきましょう。

書き方の例

平日8:00〜9:30および15:00〜16:30は子どもの送迎のため電話対応が難しい場合があります。それ以外の時間帯はいつでもご連絡いただけます。

連絡できない時間帯の記載は採用担当者への配慮であり、好印象につながります。ただし「夜の○時以降は対応できません」など夜間の制限は書かなくて問題ありません(夜間に連絡してくる採用担当者はいないため)。

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書き方例文|状況別テンプレート

実際に使える例文を状況別に紹介します。自分の状況に合わせてアレンジして使ってください。

子育て中で時間・曜日に制限がある場合

就学前の子どもがいる場合、保育所の送迎時間に合わせた勤務時間の希望が一般的です。保育園に応募する場合は「自分の子どもを別の施設に預けている」という状況であることが多く、採用担当者もこの状況を理解しています。正直に書いてください。

良い例文

週3日(月・水・金を希望)、9:00〜15:00での勤務を希望します。子どもの保育所への送迎があるため、上記の時間帯でお願いできますと幸いです。曜日については応相談可能です。

NG例

月・水・金のみ。9時〜15時厳守。延長は一切不可。「厳守」「一切不可」などの強い表現は、融通が利かない印象を与えます。同じ内容でも「希望します」「幸いです」と表現するだけで印象が変わります。

保育士パートならではのポイントとして、早番(7:00〜)や遅番(〜19:00頃)への対応可否も添えると丁寧です。「延長保育の時間帯は対応が難しい」など具体的な状況を書くと、採用担当者がシフトを組みやすくなります。

扶養内(106万円・130万円)で働きたい場合

扶養の範囲内で収めたい場合、年収の上限金額を明示します。「扶養内希望」だけでは金額が不明確で、採用側が勤務時間数の調整をしにくくなります。

良い例文(130万円の壁を意識する場合)

配偶者の扶養範囲内(年収130万円以内)での勤務を希望します。週3〜4日、1日5〜6時間程度を目安に勤務できます。貴園の規定に合わせて調整いたします。

良い例文(103万円の壁を意識する場合)

年収103万円以内での勤務を希望します。週2〜3日・1日4〜5時間程度が目安となります。ご調整いただける範囲でご相談できれば幸いです。

「扶養内希望」と書く場合は、そこから逆算した週の勤務時間数・日数の目安も添えると採用担当者が具体的に計画を立てやすくなります。社会保険の加入希望に関する書き方はこちらも参照してください。

特に希望がない場合

勤務条件に特に制限がない場合でも、本人希望欄を空欄にするのは避けましょう。空欄は「書き忘れ」と見なされるリスクがあります。

良い例文

貴園の規定に従います。

これで十分です。「特になし」と書くのは避けましょう。「規定に従います」の一文は「柔軟に対応できます」という姿勢を示す表現として採用担当者に好印象を与えます。

パートの本人希望欄の書き方についてより詳しい内容は、パート履歴書の本人希望欄の書き方記事もあわせてご確認ください。

採用担当者が落とす本人希望欄のNG例

内容は正しくても、書き方次第で採用担当者の印象を下げてしまうケースがあります。以下の3パターンは特に注意が必要です。

給与・時給の希望を書く

「時給1,200円以上を希望します」「月収○○万円以上」といった給与・待遇への言及は本人希望欄には書かないのが鉄則です。

NG例

時給1,300円以上での勤務を希望します。交通費全額支給を希望します。給与・待遇への要求は「給与条件ありきで応募している」という印象を与えてしまいます。待遇交渉は面接の場で行うのが適切です。

保育士として働く意欲より条件面が先行しているように見えてしまうため、採用担当者の評価が下がります。給与の希望は面接で聞かれたときに初めて伝えましょう。

希望が多すぎて「除外条件リスト」になっている

一つひとつは正当な希望でも、並べすぎると採用担当者に「この人を採用してもシフトに入れない」と判断されるリスクがあります。

NG例

月・水・金のみ勤務可。10:00〜14:00のみ可。土日祝不可。早番・遅番不可。残業不可。お盆と年末年始は必ず休みを取りたい。希望が多すぎてシフトに入れる時間がほとんど残らない状態です。採用担当者は「採用しても人手にならない」と判断します。

本人希望欄に書くのは「絶対に変えられない条件だけ」に絞ることが大切です。「希望はあるが多少の融通は利く」という条件は、面接の場で伝えるかメモとして残す程度にしましょう。

「特にありません」で空欄状態にする

「特にありません」や「なし」と書いて空欄に近い状態にするのも避けましょう。採用担当者によっては「書き忘れ」「意欲が低い」と感じる場合があります。

また、「特に希望なし」と書いて入職後に「早番は難しい」「週4日は無理」となると、採用担当者との信頼関係にひびが入ります。特に希望がない場合は「貴園の規定に従います」と書き、本当に制限がない状態であることを示しましょう。

採用担当者はここを見ている

  • 希望がゼロかどうかではなく、「入職後に困らないか」を確認している
  • 「特になし」より「規定に従います」の一文があった方が印象が良い
  • 制限がある場合は事前申告してくれる人の方が、採用後のトラブルが少ない

採用担当者が思わず通過させたくなる書き方のコツ

同じ希望条件を書いても、書き方の差で採用担当者の受け取り方が変わります。通過率を上げるコツを3つ紹介します。

  • 希望に「理由」を一言添える:「子どもの送迎のため」「扶養の関係で」など、理由があると採用担当者が状況を理解しやすく、「事情がある人」として納得感が生まれます
  • 「調整可能」を一言添える:「応相談可能です」「貴園の状況に合わせて調整します」という一文があると、希望を伝えつつも柔軟性を示せます
  • 最低限の希望だけを書く:「これだけ書けば採用担当者が必要な情報を得られる」という量に絞ることで、必要以上に制約の多い応募者という印象を避けられます

保育士のパート採用では、採用担当者も「子育て中のブランク明けの方」「家庭との両立を考えている方」の採用に慣れています。条件を正直に伝えることへの心理的ハードルを下げてください。「条件を書いたら落ちる」ではなく「条件を書いてもフィットする応募者の方が長く続く」という視点で採用を判断している担当者が多いのが実情です。

志望動機の書き方について迷っている場合は、パートの志望動機を状況別に解説した記事も参考にしてください。

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まとめ

  • 本人希望欄は「採用担当者がシフトを組む上で必要な情報」を伝える欄
  • 書くべき内容は勤務日・時間帯・扶養希望・入職可能日・連絡不可時間帯の4つ
  • 給与・待遇の希望は書かない。面接の場で伝えるのが適切
  • 希望を書く際は「理由を一言添える」「調整可能と示す」の2点で印象が変わる
  • 特に希望がない場合は「貴園の規定に従います」で十分。空欄は避ける

履歴書全体の書き方やパートの本人希望欄について、より詳しい情報が必要な場合は本人希望欄の書き方(入社可能日の解説あり)もあわせて確認してください。

保育士パートの本人希望欄に関するよくある質問

本人希望欄に「週3日のみ勤務可」と書いたら不採用になりますか?

週3日という条件自体が不採用の直接の理由になることはほとんどありません。保育士パートの多くは週2〜4日程度の勤務を想定して募集しています。ただし、書き方の問題で印象を下げることがあります。「週3日のみ」と書くより「週3日(月・水・金を希望します)。曜日は応相談可能です」と書く方が柔軟性が伝わり好印象です。

扶養内希望を本人希望欄に書くと採用に不利になりますか?

不利にはなりません。保育士パートの採用担当者は扶養内希望の応募者に慣れており、それを踏まえてシフト調整を行います。むしろ、書かずに入職後に発覚した方がトラブルになりやすいため、正直に書いておく方が双方にとってメリットがあります。年収の上限金額(103万円・130万円など)も合わせて明示すると採用担当者が計画を立てやすくなります。

「貴園の規定に従います」だけでは印象が悪いですか?

問題ありません。勤務条件に制約がなく柔軟に対応できる場合は、「貴園の規定に従います」の一文で十分です。空欄よりも好印象です。ただし、実際に何らかの制約がある場合は「規定に従います」と書いておきながら後で制限を伝えることは避けてください。信頼関係に影響します。

保育士パートの本人希望欄に子どもの有無を書く必要はありますか?

子どもの有無を書く義務はありません。ただし、子育てを理由に勤務時間の制約がある場合は「子どもの送迎のため」などの理由を書くことで、制約の背景を採用担当者が理解しやすくなります。書くかどうかは任意ですが、理由を添えることで採用担当者の理解を得やすくなるのは事実です。

参考:パート志望動機の例文15選|主婦・40代・50代が採用される書き方

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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