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医療事務の職務経歴書 手書きで通過する書き方|採用担当者が見るNG例と例文

医療事務の職務経歴書 手書きで通過する書き方|採用担当者が見るNG例と例文

この記事では、医療事務の職務経歴書を手書きで作成する際の書き方を採用担当者の視点からまとめます。各項目の記入例、手書き特有のNG 5パターン、クリニック・病院・調剤薬局別の例文を紹介します。

目次

手書き vs PC|採用担当者が本音で評価する職務経歴書の条件

「手書きの誠意」より「業務内容の具体性」が選考を左右する

医療事務の採用担当者が職務経歴書を開いて最初に確認するのは、字の丁寧さではなく「前職で何をどれだけやっていた人か」です。手書きかPCかは、採用の可否に直接影響しません。

一方で、手書きのまま提出することで印象が下がるケースは実在します。原因は筆跡の美しさではなく、「修正液の使用」「読みにくいレイアウト」「段落ごとに文字サイズが変わる」といった見た目の粗さです。

採用担当者はここを見ている

  • 業務内容が具体的か(「受付業務」ではなく「1日80件の外来受付・会計対応」など)
  • 使用していたシステム名が書かれているか(電子カルテ・医事コンピュータ)
  • 保有資格と実務経験が一致しているか
  • 文字が読める状態か(薄れかけたボールペン・走り書きは内容の評価以前の問題)

採用担当者が手書きの書類を受け取ったとき、内容が同等であれば「誠実さが伝わる」とプラスに見ることもあります。ただし、それは内容の具体性が前提です。丁寧に書いた抽象的な職務経歴書より、PCで作成した具体的な内容の書類のほうが通過率は高くなります。

手書き提出が求められる3つのシーン

特定の医療機関では「手書き必須」と明記していることがあります。以下のいずれかに当てはまる場合は、手書きで作成してください。

  • 求人票に「手書きで提出のこと」と指定されている
  • 個人クリニックや診療所で「書類一式を郵送で」と言われた場合(手書きが慣例となっているケース)
  • 面接当日に「その場で書いてください」と依頼されるケース(小規模な院でまれに発生)

いずれのケースでも、書き方の基本ルールは変わりません。次のセクションから準備と記入方法を順に確認してください。

手書き職務経歴書を書く前に準備するもの

用紙・ペン・修正方法の正解

手書きで職務経歴書を作成する前に、以下の3点を確認してください。誤った用具を使うと、内容がよくても見た目で評価を落とします。

項目正解NGと理由
用紙A4白紙(無地)または市販の職務経歴書用紙B5サイズは欄が狭くなりNG。罫線ありは書きやすいが、スキャン時に余計な線が入るリスクあり
ペン黒ボールペン(油性・ゲルインク)摩擦消せるペン・鉛筆・シャープペンはNG(公式書類として不適切)
修正方法二重線+訂正印、または用紙を書き直す修正液・修正テープはNG(清潔感が失われる)

修正液は絶対に使わないこと。誤字が出た時点で、その用紙は書き直しの対象です。清書前に失敗しても惜しくないよう、予備用紙を3枚以上用意してから書き始めてください。

鉛筆で薄く下書きを書いてから清書する方法が最も安全です。全体のレイアウトと文字量を鉛筆で確認し、問題なければボールペンで清書。清書後に消しゴムで鉛筆の跡を丁寧に消してください。

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医療事務の職務経歴書 各項目の書き方

標題・日付・氏名の書き方

書類の最上部中央に「職務経歴書」と書きます。タイトルの文字サイズは本文より一回り大きくするのが標準です。

  • 日付:提出する日(郵送なら投函日、持参なら面接日)を西暦または和暦で記入。書類内の年号表記は統一する
  • 氏名:日付の右側または下に、姓と名の間に1文字分のスペースを入れて記入する
  • ページ数:2枚以上になる場合は「1/2」「2/2」と各ページの右上または右下に記入する

職務要約の書き方(2〜3行で伝える)

職務要約は採用担当者が最初に読む部分で、「この人がどんな経験を持っているか」を3行以内で伝えます。手書きの場合は文字数が視覚的に制限されるため、簡潔にまとめることが重要です。

良い例文

内科クリニックにて3年間、外来受付・診療報酬請求・電話対応を担当しました。医事コンピュータ(ORCAシステム)の入力業務を中心に、月平均800件のレセプト確認も担当。医療事務管理士技能認定試験の資格を保有しています。

NG例

クリニックで医療事務を3年間やっていました。受付や会計などいろいろな業務を行いました。「いろいろ」「など」は具体性ゼロ。何ができる人かが伝わらない。

職務経歴欄|勤務先情報・業務内容・実績の書き方

職務経歴欄は、職務経歴書の中で最も重要な項目です。勤務先情報・担当業務・業務量の3点セットで記入します。

記載項目記入内容と手書きのコツ
勤務先・診療科医院名(正式名称)・診療科目・病床数・1日外来患者数のおよその規模感
雇用形態・在職期間正社員・パートなどを明記。「○年○月〜○年○月(○年○ヶ月)」の形式
業務内容箇条書きで記入。手書きでは「・」より「○」を使うと行が見やすくなる
業務量・実績1日の受付件数、月間レセプト件数など数字を入れる(おおよその数で可)
使用システム電子カルテ名・医事コン名を必ず明記(例:ORCA、MegaOak、Pharnes)

採用担当者はここを見ている

  • 診療科目と規模感:前職と今回の応募先の業務量ギャップを確認している。病院からクリニックへの転職では「少ない件数でも丁寧にできるか」、その逆では「件数をこなせるか」を見ている
  • 使用していたシステム名:自院のシステムと経験があるかを確認し、研修コストを見積もっている
  • レセプト業務の有無:単独でレセプト請求を完結できるか、補助業務どまりかで即戦力度が変わる

複数の職場を経験している場合は、直近のものから時系列を逆にして記入する「逆年代順」が一般的です。手書きの場合は記入スペースが限られるため、直近2〜3職場に絞り込んでも構いません。

保有資格・スキル欄の書き方

医療事務の資格は種類が多く、正式名称の誤りが意外と多い箇所です。手書きの場合は略称を使いたくなりますが、資格欄は正式名称で記入してください。

  • 医療事務管理士技能認定試験(通称「医療事務管理士」)
  • 診療報酬請求事務能力認定試験(通称「レセプト試験」「診療報酬請求」)
  • 医療秘書技能検定試験○級
  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

PCスキル欄には使用経験のあるソフト名と操作レベルを添えます。「Excel(データ集計・ピボットテーブル)」「Word(文書作成・印刷)」のように一言加えると伝わりやすくなります。

医療事務の資格を履歴書にも記載している場合は、医療事務の資格を履歴書に書く際の正式名称と書き順も確認しておくと、書類間の表記を統一できます。

自己PRの書き方

自己PRは「医療事務として何ができるか」ではなく、「あなたの特性がこの職場でどう活きるか」を伝える欄です。手書きでは1段落100〜150文字を目安に書きます。

良い例文(クリニック経験者)

前職の内科クリニックでは1日80件を超える外来患者の受付を担当しながら、待ち時間の平均を月次で記録・院内報告する業務も自主的に行いました。患者さんの不安を受け止めながら正確に処理する経験を通じて、正確性と接遇の両立に自信があります。

「コミュニケーション能力があります」のような抽象表現は避け、前職で実際に行った行動を一つ挙げて補強してください。手書きで文字数が限られる分、一文を厳選して書く意識が重要です。

採用担当者が「通過させたくなる」手書き職務経歴書のポイント

業務量と具体的な数字を入れる

手書きの書類でよく見られる失敗は、業務内容が羅列されているだけで「どれくらいの規模感でやっていたか」がまったく伝わらないことです。採用担当者が最も知りたいのは、前職の業務量と今回の職場に当てはめたときの適応力です。

  • 「外来受付」→「1日60〜80名の外来受付(内科・整形外科の2診体制)」
  • 「レセプト業務」→「月末レセプト約700件(国保・社保)の入力・照合・提出」
  • 「電話対応」→「1日平均30〜50件の受診予約・問い合わせ電話対応」

数字の正確さより「おおよその規模感が伝わること」が重要です。「約○件」「平均○名」という表現で構いません。採用担当者が職務経歴書から知りたいのは、前職の業務量と今回の職場への適応力です。「正確な数字を記憶していない」と躊躇せず、おおよその数字を書いてください。

使用システム名・電子カルテ名を明記する

医療機関は電子カルテと医事コンピュータの組み合わせが施設ごとに異なります。採用担当者は「自院のシステムと経験があるか」「習熟にどれくらいかかるか」を職務経歴書から判断します。

カテゴリ代表的なシステム名
電子カルテORCA(日レセ)、MegaOak、CLIUS、M3 Digikar、カルテベンダー など
医事コンピュータHOPE/EGMAIN、スマート医事クラーク、レセコン(富士通・NEC)など
調剤薬局システムPharnes、Quic、Dispensing など

システム名が正確に書かれているだけで、「現場経験のある人」という印象を採用担当者に与えられます。過去に使用したことがあるシステムはすべて書いておくことを勧めます。自院のシステムと一致していれば、それだけで研修コストが低いと判断されます。

施設規模別 職務経歴 例文(そのまま手書きに使える)

手書きでそのまま参考にできる職務経歴の例文を、施設のタイプ別に紹介します。数字や施設名は実際の経験に合わせて書き換えてください。

例文①|個人クリニック(内科)

【勤務先】○○内科クリニック(個人医院・常勤スタッフ7名)
【期間】2021年4月〜2024年3月(3年間)
【雇用形態】正社員
【業務内容】
○ 外来受付(1日40〜60名)、受診案内、待合管理
○ 診療報酬請求(月次レセプト約300件、国保・社保)
○ 電話予約対応(1日20〜30件)
○ 電子カルテ(ORCA)への入力補助
【使用システム】ORCA(日レセ)、Excel(勤怠管理)

例文②|中規模病院(一般病棟あり)

【勤務先】○○総合病院(許可病床数120床・内科・外科・整形外科)
【期間】2019年4月〜2023年9月(4年5ヶ月)
【雇用形態】正社員
【業務内容】
○ 外来受付・会計(1日100〜130名、3ブース対応)
○ 診療報酬請求(月次レセプト約1,200件)
○ 入院費の計算・請求業務(DPC対象病院)
○ 電話対応・診断書等の書類受け付け
【使用システム】MegaOak(富士通)、HOPE/EGMAIN

例文③|調剤薬局

【勤務先】○○調剤薬局(5店舗展開・1日処方箋80〜100枚)
【期間】2022年4月〜2024年12月(2年9ヶ月)
【雇用形態】パート(週4日)
【業務内容】
○ 処方箋受付・入力・保険確認(1日50〜80件)
○ 調剤報酬請求業務(レセプト月次処理)
○ 保険証確認・オンライン資格確認端末操作
【使用システム】Pharnes、オンライン資格確認端末

医療法人の施設で勤務していた場合は、「入職・退職」「貴院・貴法人」などの医療業界固有の表記ルールがあります。医療法人の履歴書の書き方で用語の使い方を確認しておくと、書類全体の表記統一に役立ちます。

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手書きで絶対やってはいけないNG 5パターン

実際に採用担当者が手書き職務経歴書を受け取ったとき、印象が下がるパターンには共通点があります。以下の5つは「内容がよくても減点」になることがあるため、必ず避けてください。

NG①:修正液・修正テープを使う

誤字を修正液で消すと「書き直しを惜しんだ」「丁寧さが足りない」という印象を与えます。公式書類として清潔感も評価対象のため、誤字が出た用紙は使わずに最初から書き直してください。

NG②:省略語・略称で書く

「診療報酬請求事務能力認定試験」を「レセプト試験」、「医療事務管理士技能認定試験」を「管理士」と略すのはNG。採用担当者は正式名称から主催団体・試験の難易度を判断しています。略称では資格の価値が正確に伝わりません。

NG③:段落ごとに文字サイズが変わる

手書きで最も起こりやすいのが、書き進めるうちに文字が大きくなったり小さくなったりするケースです。下書きの段階で1行あたりの文字数と大きさを決め、清書前に全体のバランスを確認してください。

NG④:業務内容を「等」でまとめる

「受付・会計・その他事務等」は採用担当者には「何をやっていたかわからない人」に映ります。「等」を使う場合は、最低3つの具体的な業務を先に挙げた上で使うこと。業務が多い場合は、主要なものを3〜5つ箇条書きにして「ほか」で締めてください。

NG⑤:2枚目が余白だらけになる

手書きで2枚にわたる場合、2枚目に数行しか書かれていないケースが見られます。書く前に全体の配置を鉛筆で確認し、「どこに何をどれくらい書くか」を決めてから清書してください。2枚目の余白が大きくなるようであれば、1枚にまとめる構成に変更する方が印象が良くなります。

手書きの職務経歴書で不安が残る場合は、歯科助手の職務経歴書 手書き版も参考にしてください。職種は異なりますが、手書き特有の注意点や構成の組み立て方は共通しています。

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まとめ

  • 手書きかPCかより、業務内容の具体性が採用の可否を左右する
  • 修正液は絶対NG。誤字は用紙を書き直す。鉛筆下書き→ボールペン清書が最も安全
  • 業務量は数字で記載(「1日約60名」「月700件」など、おおよその数で可)
  • 使用していた電子カルテ・医事コンピュータの名称を必ず明記する
  • 資格欄は略称を使わず、正式名称で記入する

転職エージェントを活用すると、職務経歴書の添削サポートを無料で受けられます。手書きで書いた書類を持参して確認してもらう方法も有効です。

医療事務の職務経歴書 手書きに関するよくある質問

医療事務の職務経歴書は手書きとパソコンどちらが有利ですか?

採用への有利・不利はほぼありません。採用担当者が評価するのは書き方(手書きかPC)ではなく、業務内容の具体性と正確性です。ただし、手書きの場合は修正液の使用や文字の乱れが印象を下げる原因になるため、必ず清書前に下書きをしてください。

手書き中に誤字が出た場合はどうすればいいですか?

修正液・修正テープは使用禁止です。二重線+訂正印で処理するか、用紙を取り替えて最初から書き直してください。職務経歴書は清潔感も評価対象のため、修正跡が目立つ書類は印象が下がります。予備用紙を3枚以上用意した上で書き始めることを勧めます。

医療事務未経験でも職務経歴書は書けますか?

書けます。未経験の場合は、前職の経験の中から「接遇・電話対応・PCスキル・正確な事務処理」に絞って記載してください。自己PR欄では医療事務を志望する理由とともに、前職で培った強みがどう活きるかを100字程度でまとめます。

職務経歴書は何枚まで書いていいですか?

A4用紙1〜2枚が標準です。手書きの場合は情報を詰め込みすぎると読みにくくなるため、最重要な職歴に絞り込んで1枚にまとめる方が印象が良くなるケースが多いです。3枚以上になる場合は、直近2〜3職場に絞り込んで再構成してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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