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履歴書の志望動機は書き出しで差がつく|採用担当者が読む一文の型と例文

履歴書の志望動機は書き出しで差がつく|採用担当者が読む一文の型と例文

この記事では、履歴書の志望動機の書き出しに絞って、採用担当者に読まれる最初の一文の型を解説します。結論から始める書き出しの作り方、経験者・未経験・転職など状況別の例文、埋もれてしまうNGな書き出しと改善例まで、書類選考を通過する順番でまとめました。

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目次

履歴書の志望動機は「書き出し」で読まれるかが決まる

採用担当者は、1日に何十枚もの履歴書に目を通します。すべてを一字一句読み込む時間はなく、最初の1〜2行で「続きを読む価値があるか」を無意識に判断しています。志望動機の書き出しが平凡だと、そのあとにどれだけ良い内容を書いても読み飛ばされてしまうのが現実です。

逆に言えば、書き出しの一文で「この人は自社のことをわかっている」と伝われば、そのあとの文章は前のめりで読んでもらえます。志望動機は最初の一文にもっとも力を入れるべき項目です。

採用担当者はここを見ている

  • 冒頭で「なぜ他社ではなく自社なのか」が伝わっているか
  • 使い回しの文章を貼っただけではないか(どの会社にも出せる内容になっていないか)
  • 応募者の経験・強みと、自社が求める人物像が結びついているか

志望動機は、書き出し・具体的な理由・締めくくりの3つで構成します。全体の型を先に押さえたい場合は、使い回しで落ちる人の共通点をまとめた志望動機の書き方もあわせて読むと、書き出しの位置づけが理解しやすくなります。

採用担当者に響く志望動機の書き出しの型

書き出しに迷ったときは、次の順番で組み立てると外しません。凝った表現を考える必要はなく、伝える情報の順番を守るだけで印象は大きく変わります。

順番書くこと一文の例
①結論なぜこの会社を志望したか「貴社の〇〇に携わりたく応募いたしました」
②接点自分の経験・強みと会社の接点「前職で培った〇〇を活かせると考えたためです」
③熱意入社後にどう貢献したいか締めくくりで展開する

まず結論を書く(なぜこの会社か)

書き出しの1文目には、志望した理由の結論を置きます。「私は学生時代から〜」と背景説明から入ると、肝心の志望理由にたどり着く前に読み飛ばされます。「貴社を志望した理由は〇〇です」と先に結論を示し、そのあとで理由を掘り下げる順番が鉄則です。

このとき、その会社でなければ成り立たない一文になっているかを確認してください。「成長できる環境に魅力を感じ」だけでは、どの会社にも当てはまってしまいます。商品名・事業内容・企業の方針など、その会社固有の言葉を必ず1つ入れます。

自分の経験・強みと会社のニーズの接点を示す

結論のあとには、なぜ自分がそう考えたのかを、自身の経験とひもづけて書きます。採用担当者が知りたいのは「あなたが入社したら何ができるか」です。会社への好意だけを並べても、貢献のイメージは伝わりません。

良い例文

「貴社の法人向けサポート体制の手厚さに魅力を感じ、応募いたしました。前職の接客業で身につけた顧客対応力を、貴社の顧客満足度向上に活かせると考えたためです。」

この一文だけで「その会社を選んだ理由」と「活かせる経験」が伝わります。書き出しの完成度を上げたい方は、未経験でも差がつく志望動機の例文で応用パターンも確認しておくと安心です。

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状況別|そのまま使える志望動機の書き出し例文

書き出しは、自分の状況によって切り口を変えると説得力が増します。経験者・未経験・思い入れの強い企業の3パターンで、そのまま応用できる書き出しを紹介します。会社名や事業内容は、応募先に合わせて差し替えてください。

経験を活かす転職の場合

これまでの実績を「どう活かせるか」に翻訳して書き出します。職種が同じでも、前職の経験を応募先のニーズに結びつける一文にすると、即戦力として読んでもらえます。

良い例文

「貴社が注力されている〇〇事業の拡大に、営業として貢献したく応募いたしました。前職では新規開拓を3年間担当し、担当エリアの売上を前年比120%に伸ばした経験があります。」

退職理由との一貫性を保った書き方は、転職の志望動機の例文とNGで状況別にまとめています。

未経験の職種に挑戦する場合

未経験の場合は、「学びたい」で終わらせないのがポイントです。挑戦したいと思ったきっかけを、これまでの経験と結びつけて書き出すと、意欲の根拠が伝わります。

良い例文

「未経験ではありますが、貴社の〇〇というサービスに顧客として助けられた経験から、今度は提供する側として関わりたいと考え応募いたしました。前職の販売職で培った、相手の要望をくみ取る力を活かしたいと考えています。」

企業への思い入れが強い場合

その企業の商品やサービスに強い思い入れがある場合は、具体的な体験を1つ添えると熱意が本物として伝わります。ただし、ファン目線の感想だけで終わらないよう、仕事としてどう関わりたいかまで書き切ります。

良い例文

「学生時代に貴社の〇〇に触れ、細部までこだわる姿勢に感銘を受けたことが志望のきっかけです。その品質を支える現場で、前職の品質管理の経験を活かして貢献したいと考えています。」

落ちる志望動機の書き出しNG例と改善のコツ

採用担当者が「これは読む価値がない」と判断してしまう書き出しには、共通のパターンがあります。自分の書き出しが当てはまっていないか、応募前に確認してください。

NG例

「私は貴社の経営理念に深く共感し、応募いたしました。」理念への共感だけでは、どの会社にも書ける一文になり、企業研究をしていない印象を与えます。

改善するには、理念の「どの部分に」「自分のどんな経験から」共感したのかを添えます。「貴社の〇〇という理念のもと、地域密着で顧客と長く付き合う姿勢に、前職での経験から強く共感しました」とすれば、具体性が一気に増します。

NG例

「貴社の充実した研修制度と福利厚生に魅力を感じました。」条件面から入ると、受け身で「会社に用意してもらう前提」の人だと受け取られます。

採用担当者はここを見ている

  • 「学ばせていただきたい」など、受け身の言葉で始まっていないか
  • ほかの会社にそのまま出せる汎用的な書き出しになっていないか
  • 給与・待遇・立地など、条件面を志望理由の中心にしていないか
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書き出しとセットで差がつく「締めくくり」の書き方

書き出しで惹きつけたら、最後は入社後の貢献意欲で締めます。書き出しと締めくくりがつながっていると、志望動機全体に一本の筋が通り、印象に残ります。

締めくくりで避けたいのは、「精一杯頑張ります」「よろしくお願いします」といった抽象的な言葉だけで終えることです。何を、どう活かして貢献するのかを具体的に書きます。

良い例文

「入社後は、前職で培った顧客対応の経験を活かし、貴社のリピート率向上に貢献したいと考えております。」

志望動機を200〜300字にまとめる全体の型は、200字の型で解説した志望動機の例文が参考になります。

志望動機の書き出しが思いつかないときの対処法

書き出しが浮かばないのは、多くの場合「その会社について書ける材料」が足りていないからです。表現をひねり出す前に、材料を集める作業に戻ると、書き出しは自然と決まります。

  • 企業研究:採用サイト・事業内容・社長メッセージを読み、他社と違う点を1つ書き出す
  • 自己分析:これまでの経験の中で、応募先の仕事に活かせるものを3つ挙げる
  • 接点さがし:企業の特徴と自分の経験が重なる部分を線で結ぶ

この3つがそろえば、「貴社の〇〇に、自分の〇〇を活かせる」という書き出しの骨格が自動的に完成します。志望動機以外の項目も含めて書き方を確認したい場合は、項目別に解説した履歴書の書き方もあわせて確認してください。

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まとめ

  • 志望動機は最初の1〜2行で読む価値を判断される。書き出しにもっとも力を入れる
  • 書き出しは「結論(なぜこの会社か)→自分の経験との接点」の順で組み立てる
  • 理念への共感だけ・条件面・受け身の言葉から始めるのはNG
  • 思いつかないときは、企業研究と自己分析で「接点」を先に見つける

書き出しの一文に、その会社固有の言葉と自分の経験を入れる。この2つを押さえるだけで、書類選考の通過率は変わります。

履歴書の志望動機の書き出しに関するよくある質問

志望動機の書き出しは「私は」から始めてもいいですか?

「私は」から始めること自体は問題ありませんが、その直後に必ず結論を置いてください。「私は貴社の〇〇に携わりたく応募いたしました」のように、1文目で志望理由が伝わる形にします。「私は学生時代に〜」と背景説明から入ると、肝心の理由が後回しになり読み飛ばされやすくなります。

「貴社」と「御社」はどちらを使いますか?

履歴書などの書き言葉では「貴社」、面接などの話し言葉では「御社」を使います。志望動機の書き出しでは「貴社」で統一してください。書類と面接で使い分けができていると、基本的なマナーが身についている印象を与えます。

志望動機の書き出しはどのくらいの長さが適切ですか?

書き出し部分は1〜2文が目安です。志望動機全体を200〜300字でまとめる中で、冒頭の結論に1文、その理由に1文を使うイメージです。書き出しを長くしすぎると結論がぼやけるため、最初の一文は簡潔に言い切ることを意識してください。

同じ書き出しを複数の企業に使い回してもいいですか?

会社名を入れ替えるだけの使い回しは避けてください。採用担当者は多くの履歴書を見ているため、どの会社にも当てはまる汎用的な書き出しはすぐに見抜かれます。書き出しには、その会社固有の事業内容や商品名を必ず1つ入れ、企業ごとに作り分けることが通過率を上げるコツです。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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