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管理栄養士取得見込みの履歴書の書き方|新卒の例文と3つの落とし穴

管理栄養士取得見込みの履歴書の書き方|新卒の例文と3つの落とし穴

この記事では、管理栄養士養成課程の新卒が履歴書の資格欄に「取得見込み」と記載する方法と例文を解説します。見落としやすい栄養士免許との書き分け、正確な取得日の設定、採用担当者が評価する志望動機・自己PRの書き方まで紹介します。

目次

管理栄養士「取得見込み」を資格欄に書く基本ルール

管理栄養士養成課程に在籍する新卒の方が履歴書を提出する時期は、多くの場合、国家試験の受験前か合格発表待ちの段階です。この時点では「取得見込み」の記載が正しい書き方です。まず3つの基本ルールを押さえておきましょう。

「取得見込み」と書いていいタイミング

管理栄養士免許の取得は、国家試験の合格と厚生労働省への申請手続きを経て初めて正式なものになります。試験前や合格発表前の段階で「管理栄養士免許 取得」と書くのは事実と異なり、採用担当者から書類の正確性を疑われる原因になります。

就職活動の書類提出タイミング別に、資格欄への正しい記載方法は以下の通りです。

状況資格欄の書き方
国家試験受験前・在学中(4年生)○年4月 管理栄養士免許 取得見込み
国家試験受験後・合格発表待ち○年4月 管理栄養士免許 取得見込み
合格発表後・申請手続き中○年4月 管理栄養士免許 取得見込み(または「申請中」)
免許証が手元に届いた後○年○月 管理栄養士免許 取得

就職活動の主な書類提出時期は4年生の春〜秋です。この段階では迷わず「取得見込み」を使うのが正解です。採用担当者も内定者が国試合格前であることは織り込み済みで選考しています。

栄養士免許も一緒に記載する(この2つはセット)

管理栄養士養成課程(4年制大学または専門学校)を修了すると、卒業と同時に「栄養士免許」も取得できます。管理栄養士と栄養士は、それぞれ別の免許証として交付される独立した資格です。

採用担当者が確認しているのは、栄養士免許と管理栄養士免許が両方記載されているかどうかです。栄養士欄を書き忘れると、養成課程の仕組みを理解していないという印象につながりかねません。記載順は取得時期が早いもの順が基本です。栄養士(3月取得見込み)が上、管理栄養士(4月取得見込み)が下になります。

取得日の月はいつにすればいいか

「何月と書くか」で迷う方が多いのがこのポイントです。栄養士と管理栄養士では取得できるタイミングが異なるため、それぞれ別の月を記載します。

資格取得見込み時期理由
栄養士免許3月大学・専門学校の卒業と同時に取得できる
管理栄養士免許4月国家試験合格後に免許申請手続きを経て4月以降に免許が交付される

管理栄養士国家試験は毎年3月初旬に実施され、合格発表は3月下旬です。申請手続きを経て免許が交付されるのは4月以降になるため、管理栄養士免許の取得見込み月は「4月」と記載するのが正確です。「3月」としてしまうと時期の誤りになります。

資格欄の書き方例文【コピーして使える】

基本ルールを押さえたうえで、実際の記載例を確認します。2027年3月卒業・4月入職を想定した例文です。

OK例(採用担当者が見て納得できる記載)

良い例文

2027年3月 栄養士免許 取得見込み
2027年4月 管理栄養士免許 取得見込み

栄養士免許を先に記載し、月の設定も正確(3月・4月)。取得見込みの2つをセットで記載している。

よくあるNG例

NG例①:栄養士免許が書かれていない

2027年4月 管理栄養士免許 取得見込み

NG理由:栄養士免許は管理栄養士とは別の免許です。養成課程を修了すれば栄養士も取得できるため、両方の記載が必要です。採用担当者に「資格制度を理解していない」という印象を与えることがあります。

NG例②:管理栄養士の取得月が3月になっている

2027年3月 管理栄養士免許 取得見込み

NG理由:管理栄養士国家試験の合格発表は3月下旬で、免許申請後の交付は4月以降です。「3月」と書くと実際の取得時期と一致しません。

NG例③:正式名称が使われていない

2027年4月 管理栄養士資格 取得見込み

NG理由:正式名称は「管理栄養士免許」です。「資格」「認定」などの表記は不正確です。採用担当者は医療・栄養系職種の採用に慣れているため、正式名称の誤りは細かなミスとして目に止まります。

採用担当者はここを見ている

  • 栄養士と管理栄養士の両方が記載されているか
  • 取得見込み月が正確か(管理栄養士は4月
  • 「管理栄養士免許」という正式名称が使われているか
  • 資格欄が取得時期の古い順に並んでいるか

国家試験が必要な他の医療系資格の「取得見込み」記載でも同じルールが適用されます。

学歴欄の書き方(新卒向け)

資格欄と同様に、学歴欄にも新卒特有の記載ルールがあります。特に管理栄養士養成課程の名称と「卒業見込み」の扱いは、書き方を誤ると書類の印象を下げる原因になります。

「卒業見込み」はいつ・何と書くか

大学・専門学校を卒業する前に提出する履歴書では、学歴欄の最後に「卒業見込み」と記載します。卒業年月は正式な卒業予定日(通常3月)を記入し、年号は西暦か和暦のどちらかに統一します。

学歴欄の記載例(2027年3月卒業の場合)

2023年4月 ○○大学 ○○学部 管理栄養士養成課程 入学
2027年3月 ○○大学 ○○学部 管理栄養士養成課程 卒業見込み

「卒業予定」という表記は和製英語的で不正確です。「卒業見込み」が正しい表記です。また、入学年と卒業見込み年は必ずセットで記載し、入学だけで終わるのは避けてください。

管理栄養士養成課程の正式名称の書き方

学歴欄には大学名・学部名・学科名を正式名称で記載します。略称や通称は避けてください。「栄養学部」「栄養科学部」など大学によって名称が異なるため、在学中の大学の正式名称を確認したうえで記入します。

  • ○○大学 健康科学部 栄養学科 管理栄養士養成課程
  • ○○大学 農学部 食品栄養学科
  • ○○栄養専門学校 管理栄養士科

「管理栄養士養成課程」という文言は、正式なカリキュラム名として記載があれば使えますが、大学によっては表記が異なります。大学の公式サイトや在籍証明書で確認するのが確実です。

採用担当者が学歴欄で確認していること

採用担当者はここを見ている

  • 管理栄養士養成課程かどうか:栄養士課程(2年制)か管理栄養士養成課程(4年制)かで、採用後の業務範囲が変わるため確認する
  • 卒業見込み時期と入社時期の整合性:3月卒業・4月入社の流れが自然かどうかを確認する
  • 学部・学科名の正確さ:略称や自己流の表記は注意力不足の印象を与える

志望動機の書き方と例文(就職先別)

新卒管理栄養士の志望動機は、「食に興味がある」という動機だけでは採用担当者の目に止まりません。就職先が求める栄養士像に沿いながら、自分の経験と結びついた内容にすることが通過への近道です。

採用担当者が新卒管理栄養士に求める志望動機

採用担当者が志望動機を読む際に確認しているのは、主に以下の3点です。

  • なぜこの職種・施設を選んだのか:同業他社や他職種ではなく、この施設でなければならない理由
  • 学生時代の経験とどうつながるか:実習・ゼミ・アルバイトなど、具体的なエピソードが背景にあるか
  • 入職後に何をしたいか:漠然とした「貢献したい」ではなく、具体的な業務・役割イメージがあるか

「食に興味があるから管理栄養士を目指しました」という動機は、志望動機ではなく職業選択の理由です。志望動機には「なぜこの施設・企業でなければならないのか」を加えることが必要です。

病院・クリニック向け例文

良い例文(病院志望)

3年次の臨床栄養実習で、がん患者の栄養サポートチーム(NST)の回診に同行する機会がありました。管理栄養士が治療方針に直接関わる場面を目にし、医療の場で栄養管理が担う役割の大きさを実感しました。貴院はNSTが組織として機能しており、入院患者の栄養状態の改善に多職種が連携して取り組んでいる点に魅力を感じています。管理栄養士として臨床栄養に携わり、患者の回復と在院日数の短縮に貢献したいと考えています。

NG例(病院志望)

食べることが好きで、食を通じて人の健康に貢献したいと思い、管理栄養士を目指しました。貴院では栄養管理を通じて患者さんの回復を支援したいと思い、志望しました。

NG理由:「食が好き」という動機止まりで、なぜこの病院なのかが伝わっていません。自分の実習経験も反映されておらず、どの病院にも使える内容になっています。

病院への応募では、医療法人特有の表記や敬称ルール(「貴院」「入職」など)にも注意が必要です。

給食委託・学校給食向け例文

良い例文(給食委託・学校給食志望)

4年次の給食経営管理実習で、1日500食規模の大量調理を経験しました。限られた時間と人員の中で衛生基準を守りながら適時・適温での提供を実現するには、計画力と現場の連携が不可欠だと学びました。貴社は複数の学校給食センターの運営実績があり、栄養管理とHACCP対応の両立に力を入れている点に魅力を感じています。現場でのオペレーション改善に携わりながら、子どもたちの食育にも貢献できる環境で成長したいと考えています。

企業・食品メーカー向け例文

良い例文(食品メーカー・企業志望)

卒業研究で特定保健用食品の成分分析に取り組み、食品の機能性と科学的エビデンスの関係を深く学びました。消費者が手に取る商品の裏側に管理栄養士の知見が活かせると実感し、食品開発の分野で管理栄養士として働きたいと考えるようになりました。貴社の機能性表示食品の開発実績と、管理栄養士がコンセプト段階から参画できる体制に魅力を感じています。科学的根拠に基づいた商品づくりで、健康意識の高い消費者のニーズに応えていきたいです。

自己PRの書き方と例文

新卒で職歴のない管理栄養士の自己PRは、「何ができるか」ではなく「どう学び、どう動いたか」を伝えるものです。採用担当者が見ているのは、実習・ゼミ・資格取得への取り組みから読み取れる「仕事への姿勢」です。

職歴のない新卒が使える自己PRの組み立て方

自己PRは「エピソード → 学んだこと → 入職後の活かし方」の3段構成で組み立てると伝わりやすくなります。

  • エピソード:実習・ゼミ研究・アルバイト・サークル活動など、具体的な場面を1つ選ぶ
  • 学んだこと:その経験から何を得たか(問題発見力・コミュニケーション力・継続力など)
  • 入職後の活かし方:その学びを職場でどう発揮するか、具体的に1文で言い切る

「コミュニケーションが得意です」「責任感があります」だけで終わる自己PRは採用担当者の心に残りません。必ず具体的なエピソードとセットで書きましょう。

採用担当者が通したくなる例文

良い例文(病院・臨床系志望)

3年次の臨床実習で、患者一人ひとりの食事摂取量の変化を毎日記録し、担当管理栄養士へ報告するタスクを担当しました。体重・摂取量・検査値のデータを比較しながら栄養状態の変化を観察する習慣が身につき、「数字で状態を捉える」視点の重要性を実感しました。国家試験の準備と並行して、管理栄養士として現場で数値根拠のある栄養介入ができるよう、臨床栄養の知識を深めてきました。入職後は担当患者の栄養アセスメントを正確に行い、NSTやチーム医療に貢献できる管理栄養士を目指します。

良い例文(給食・特定給食施設志望)

給食経営管理実習では、1日350食の献立作成から発注・調理指示・衛生チェックまでを担当しました。食材の納品遅延が発生した際、代替食材を用いた献立の即時変更と栄養価の再計算を20分以内に完了し、提供時間を守った経験があります。限られた条件の中で判断を下す力と、チームに指示を出す力が鍛えられました。入職後は現場の課題を自ら拾い上げ、効率改善の提案ができる管理栄養士として成長したいと考えています。

新卒管理栄養士が履歴書で陥りやすい3つの落とし穴

管理栄養士養成課程の新卒に特有の書類ミスが3つあります。いずれも「なんとなく書いた」が原因で起こるケースが多く、書き直し・確認をするだけで防げます。

落とし穴①:管理栄養士だけ書いて栄養士免許を忘れる

最もよくあるミスです。「管理栄養士になるための勉強をしてきた」という意識が強いためか、栄養士免許を別の資格として記載することを忘れてしまうケースが多いです。

管理栄養士の採用選考では、担当者が資格欄を見て「栄養士と管理栄養士、両方の記載があるか」を確認します。片方しか書かれていないと、履歴書の記載に漏れがある印象を与えます。必ず2行セットで記載することを習慣にしてください。

落とし穴②:管理栄養士の取得見込み月を3月と書く

栄養士は3月卒業と同時に取得できるため、「3月取得見込み」と書くのが正しいです。しかし管理栄養士は国家試験合格後に免許申請を経て4月以降に交付されます。

この違いを理解せずに「管理栄養士も3月」と書いてしまうと、合格発表(3月下旬)より前に免許が取得できるように見え、制度上の矛盾が生じます。書類を精査する採用担当者には気づかれます。

落とし穴③:志望動機が「食に興味がある」だけで終わる

「食に関心があり、人の健康に貢献したいと思い、管理栄養士を目指しました」という内容は、志望動機として最も多く見られるパターンです。

採用担当者が志望動機に求めているのは「なぜ他の施設・企業でなくここを選んだのか」という理由です。「食が好き」だけでは、他の食品関連職でも同じ理由が成立してしまいます。実習・卒業研究・アルバイトなどの具体的なエピソードを通じて、その施設・職場でなければならない理由を言語化してください。

まとめ

  • 管理栄養士養成課程の新卒は、履歴書の資格欄に栄養士免許(3月)と管理栄養士免許(4月)の2行をセットで記載する
  • 管理栄養士免許の取得見込み月は「4月」が正確(3月の国試合格発表後に申請手続きが必要なため)
  • 資格欄の正式名称は「管理栄養士免許」。「資格」「認定」などの誤表記は避ける
  • 志望動機は「食に興味がある」で終わらず、実習・卒業研究などのエピソードを通じて「なぜこの施設・企業か」まで言語化する
  • 自己PRは「エピソード → 学んだこと → 入職後の活かし方」の3段構成で書くと採用担当者に伝わりやすい

資格欄の記載は細かく見えますが、採用担当者にとっては「制度を正確に理解しているか」を判断する手がかりになります。書類提出前に今一度、栄養士・管理栄養士の記載と月の設定を確認してください。

管理栄養士「取得見込み」履歴書に関するよくある質問

国家試験に不合格になった場合、採用はどうなりますか?

内定・採用の扱いは企業・施設によって異なります。条件付き内定として「管理栄養士免許の取得を入職条件とする」ケースでは採用取り消しになる場合があります。一方、栄養士として採用し後から管理栄養士取得を目指す形を許容する職場もあります。不合格になった際は速やかに採用担当者に連絡し、状況を正直に伝えることが必要です。翌年の再受験制度がある職場も多いため、まず正直な報告が最優先です。

既卒で管理栄養士を目指している場合、「取得見込み」の書き方は変わりますか?

既卒(卒業後に受験する場合)でも「取得見込み」の書き方は同じです。「○年4月 管理栄養士免許 取得見込み」と記載します。ただし既卒の受験資格は、栄養士養成課程卒業後に実務経験(施設区分によって1〜3年)を満たした方が対象となります。卒業後すぐには受験できないケースもあるため、受験資格の要件を厚生労働省の公示で確認してから「取得見込み」と記載するかどうかを判断してください。

栄養士課程(2年制)の場合、「取得見込み」の書き方は変わりますか?

栄養士課程(2年制)の卒業見込みであれば「○年3月 栄養士免許 取得見込み」の1行で問題ありません。管理栄養士養成課程(4年制)とは異なり、卒業時点では管理栄養士の受験資格を持たないため、管理栄養士免許の「取得見込み」は記載しません。管理栄養士を将来取得予定であれば、自己PRや面接で「実務経験を経て管理栄養士取得を目指している」旨を伝えるのが適切です。

管理栄養士の正式名称は何と書けばよいですか?

免許証に記載されている正式名称は「管理栄養士」です。履歴書の資格欄には「管理栄養士免許 取得見込み」と記載します。「管理栄養士資格」「管理栄養士証」「管理栄養士認定」などは正確な名称ではありません。また「管理栄養士国家試験合格」は合格の事実であり、免許取得とは異なります。申請手続きを経て免許が交付された後に初めて「管理栄養士免許 取得」と書けます。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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