この記事では、職務経歴書テンプレートを無料でダウンロードできる主要3サイトを比較し、逆編年体・編年体・キャリア式の選び方を採用担当者の視点で解説します。選考通過書類に仕上げる方法も紹介します。
職務経歴書テンプレートを無料でダウンロードできるサイト一覧
転職活動で職務経歴書を作成するとき、最初に迷うのがどのサイトからテンプレートをダウンロードするかという点です。大手転職サービス各社がWord・Excel・PDF形式のテンプレートを無料で提供しており、職種別のサンプルも充実しています。以下で代表的な4サイトの特徴をまとめます。
doda(パーソルキャリア)|100職種以上のサンプル付き
dodaはパーソルキャリアが運営する大手転職サービスで、職務経歴書テンプレートをWord・Excel形式で無料ダウンロードできます。逆編年体式・編年体式・キャリア式・スキルシート式の4形式に対応しており、100職種以上の記入サンプルも用意されています。
- 対応ファイル形式:Word・Excel
- テンプレート形式数:4種類(逆編年体・編年体・キャリア式・スキルシート式)
- 職種別サンプル:100職種以上の記入例を掲載
- 会員登録:一部のテンプレートは登録不要、詳細サンプルは会員登録(無料)が必要
リクナビNEXT|110職種の記入見本付き4形式対応
リクナビNEXTはWord・Excel・PDF形式の4種類のテンプレートを提供しており、110職種の記入見本が無料で閲覧できる点が強みです。自分の職種での具体的な書き方を参考にしながらテンプレートを埋められるため、「何を書けばいいかわからない」状態から抜け出しやすいサービスです。
- 対応ファイル形式:Word・Excel・PDF
- テンプレート形式数:4種類(逆編年体・編年体・キャリア式・スキルシート式)
- 職種別サンプル:110職種の記入例あり
- 会員登録:会員登録(無料)でダウンロード可能
マイナビ転職|97職種×3形式のテンプレート
マイナビ転職は97職種の書き方見本とともに職務経歴書テンプレートをダウンロードできます。テンプレートの形式は逆編年体・編年体・キャリア式の3種類です。作成後のチェックポイントや提出時の注意事項まで一連の流れで学べるコンテンツが整っており、はじめて転職活動をする方でも順を追って書類作成を進めやすい構成になっています。
- 対応ファイル形式:Word・Excel・PDF
- テンプレート形式数:3種類(逆編年体・編年体・キャリア式)
- 職種別サンプル:97職種の見本あり
- 会員登録:会員登録(無料)でダウンロード可能
Canva|デザイン性を重視したい方向け
Canvaはブラウザ上でデザインを編集・ダウンロードできるサービスです。見た目に凝った職務経歴書を作成したい場合に使われます。ただし、デザイン性の高いテンプレートはATS(採用管理システム)に読み取られにくいリスクがあります。多くの大手企業はATSを使って書類を管理しているため、Web応募フォームへの提出や大手求人サイト経由での応募には、テキスト形式のWord・Excelテンプレートを使うほうが確実です。Canvaのテンプレートが向いているのは、採用担当者へ直接PDF提出するケースや、スカウト型転職の初回アピール資料として使う場合です。
| サイト | 形式数 | 職種別見本 | ファイル形式 | 会員登録 |
|---|---|---|---|---|
| doda | 4種類 | 100職種以上 | Word・Excel | 一部不要 |
| リクナビNEXT | 4種類 | 110職種 | Word・Excel・PDF | 必要(無料) |
| マイナビ転職 | 3種類 | 97職種 | Word・Excel・PDF | 必要(無料) |
| Canva | 多数 | なし | PDF・PNG等 | 一部不要 |
職務経歴書フォーマット4種類の違いと自分に合った選び方
職務経歴書のフォーマットは大きく4種類に分かれます。どれを選ぶかで採用担当者への第一印象が変わるため、自分のキャリアの特性に合ったものを選ぶことが重要です。
逆編年体式|転職活動の大多数が選ぶ形式
直近の職歴から逆順に記載するフォーマットです。採用担当者は書類を確認する際に「現在・直近の経験とスキル」を最も重視するため、初めて転職する場合は基本的に逆編年体式を選択して問題ありません。リクナビNEXT・doda・マイナビ転職の標準テンプレートもこの形式が最も多く提供されています。
逆編年体式が向いている人
- 直近の経験・スキルが応募先の求める仕事に近い人
- 社会人経験3年以上で、積み上げてきたキャリアをアピールしたい人
- はじめて職務経歴書を作成する人(迷ったらこれを選ぶ)
編年体式|キャリアの一貫性をアピールしたい人向け
入社順に古い職歴から書き始めるフォーマットです。履歴書と時系列が一致するため、採用担当者がキャリア全体の流れを把握しやすい構成になります。ただし、直近の経験が最後に来るため「今の自分のスキル」を冒頭でアピールしたい場合には逆編年体式のほうが効果的です。
編年体式が向いている人
- 社会人年数が1〜3年と浅く、キャリアの始まりから素直に見せたい人
- 同一職種・同一業界でキャリアに一貫性がある人
- 入社→昇進→管理職といった成長ストーリーを伝えたい人
キャリア式|専門スキルで勝負したい職種向け
企業軸(時系列)ではなく、職種・業務内容・スキルのカテゴリ別にまとめるフォーマットです。転職回数が多い場合や、複数の会社で同種の業務を担当してきた場合に、「何ができる人材か」がひと目で伝わるメリットがあります。ただし、読んだ採用担当者が「実際にどの会社でいつ経験したか」を確認しにくくなるため、職歴一覧は別途まとめて記載することが一般的です。
キャリア式が向いている人
- 転職回数が3回以上で、時系列で書くと在籍期間の短さが目立つ人
- 複数の会社で同じ職種(営業・マーケティング・経理など)を担当してきた人
- 業務の幅よりスキルの深さでアピールしたい専門職
スキルシート式|IT・エンジニア職専用の形式
プロジェクト単位で担当した開発内容・使用言語・環境・役割・規模を一覧で記載するフォーマットです。IT・エンジニア・インフラ系・デザイナーなど技術職への転職では、このスキルシート式が業界標準となっています。一般職への応募では使用しません。
| フォーマット | 向いているケース | 選ぶ際の注意点 |
|---|---|---|
| 逆編年体式 | 直近経験を活かした転職・初めての転職 | 迷ったらこれを選ぶ |
| 編年体式 | 社会人経験が浅い・キャリアの一貫性をアピール | 直近経験が最後に来る |
| キャリア式 | 転職回数が多い・スキルで勝負したい | 職歴一覧の別記が必要 |
| スキルシート式 | IT・エンジニア・技術職への転職 | 一般職には使用しない |
採用担当者が「フォーマット選びで損している」と感じる3つのケース
同じ職歴を持つ候補者でも、フォーマット選びひとつで書類の印象は大きく変わります。採用担当者が書類を確認する時間は1通あたり平均30〜60秒と言われており、その限られた時間でアピールポイントが伝わらないフォーマットを選ぶと不利になります。
採用担当者はここを見ている
- 書類を開いて最初の3秒:直近の経験・スキルの要点が冒頭に入っているか
- 業務内容の欄:何をどのくらいの規模でやったかが数値で書かれているか
- 空白の量:テンプレートの枠が半分しか埋まっていないなど、準備不足が感じられないか
ケース①:転職回数が多いのに時系列フォーマットを使っている
転職回数が3回以上の場合に逆編年体式や編年体式を使うと、各社の在籍期間が並んで表示されます。2年未満が複数続いていると採用担当者の目に「定着しない人」というシグナルとして映ります。
NG例
○○株式会社(2019年4月〜2020年10月:1年6ヶ月)→△△社(2020年11月〜2022年3月:1年4ヶ月)→□□社(2022年4月〜現在)
短期離職が連続して目立ち、業務内容より在籍期間に目が行く構成になっています。
同じ経歴でもキャリア式に変えるだけで、「3社で一貫して法人向けIT営業を担当し、合計5年間で受注件数を累計300件達成」という見せ方ができます。転職回数よりも何ができるかを見てほしい場合は、キャリア式が有効な選択肢になります。
ケース②:IT職なのに一般フォーマットで提出している
エンジニアやインフラエンジニアが一般的な逆編年体のテンプレートで応募すると、採用担当者がスキルの具体性を確認しにくくなります。「どの言語を何年使ってきたか」「どのくらいの規模のプロジェクトに関わってきたか」がスキルシートの形式で一覧化されていないと、技術力の評価ができず、書類通過の確認作業が増えます。IT職・技術職への応募は、スキルシート式テンプレートを使うことが採用担当者への配慮になります。
ケース③:テンプレートの枠を半分しか埋めていない
「書くことがない」と感じてテンプレートの欄を空白のまま提出する書類は、準備不足の印象を与えます。職務内容欄が薄い場合の対処法として、業務の規模感(チーム人数・担当顧客数・売上規模)・使用ツール・担当した役割(リーダー・担当者・サポートなど)を追記するだけで情報量は大きく変わります。「1行で終わる業務内容」を3〜5行に肉付けするだけで、書類の印象は別物になります。
テンプレートを採用通過書類にするための3ステップ
テンプレートをダウンロードしたら、そのまま記入して終わりにしないことが重要です。採用担当者が「この人に会いたい」と感じるためには、テンプレートを土台として自分の経験を具体的に肉付けする作業が必要です。
ステップ1:職務要約で最初の3秒を制する
多くのテンプレートには冒頭に「職務要約」「職務概要」欄が設けられています。この欄は書類全体の顔であり、採用担当者が最初に目にする部分です。4〜6行程度で「どんなキャリアを持ち、何が得意で、この転職で何を実現したいか」を圧縮して伝えます。
NG例:テンプレートのまま書いた職務要約
「これまで○○会社で営業を担当していました。チームメンバーと協力して成果を上げてきました。御社でも同様の経験を活かして貢献したいと思います。」
具体性ゼロ・数値なし・何ができるのか不明なため、採用担当者は続きを読む気になりません。
良い例:採用担当者が続きを読みたくなる職務要約
「BtoB向けSaaS製品の法人営業として4年間、主にIT・製造業への新規開拓を担当しました。担当エリアの顧客数を在籍3年で40社から130社へ拡大し、3年連続で社内売上上位10名入りを達成。今後は営業戦略の立案にも携わりたいと考え転職を検討しています。」
ステップ2:業務内容欄を数値と固有名詞で埋める
テンプレートの「職務内容」欄を箇条書きで記入する際、「何を・どのくらいの規模で・どんな成果で」の3点セットを入れることが採用担当者への訴求力を高める鉄則です。
| NG例(テンプレートのまま) | OK例(数値・固有名詞入り) |
|---|---|
| 顧客へのフォロー対応を実施 | 担当顧客80社への定期フォロー(月次訪問+週次メール)を実施 |
| プロジェクトを管理した | メンバー5名・予算300万円規模のWebサイト制作プロジェクトをPMとして管理 |
| 社内の業務改善に携わった | 受注管理の手動入力を自動化し、週あたりの入力工数を12時間から3時間に削減 |
ステップ3:「テンプレート感」を消す仕上げ
書き終えたら以下の点を確認します。これだけで、テンプレートをそのまま使った書類との差が生まれます。
- サンプルテキストを残さない:テンプレートの「例:〇〇を担当」「※ここに入力」などのサンプルが残っていないか確認する
- フォントサイズと種類を統一する:コピー&ペーストで貼り付けた文章がフォントの種類やサイズでバラついていないか確認する
- A4で2ページ以内に収める:3ページを超えると「整理できていない人」という印象になりやすい。冗長な表現がないか見直す
- 提出前にPDF化する:WordやExcelはPC環境によってレイアウトが崩れることがある。メール・Web提出前には必ずPDFに変換してレイアウトを確認する
自分で書くのが難しいと感じる場合は、AI搭載の職務経歴書自動作成ツールを活用する方法もあります。

WordとExcel、どちらのファイル形式を選ぶべきか
テンプレートのダウンロードサイトではWordとExcelの両方が提供されていることが多く、どちらを選べばよいか迷う場面があります。結論から言うと、どちらを選んでも採用担当者への提出時にはPDF変換することが前提のため、使い慣れた方を選んで問題ありません。
採用担当者はここを見ている
- メール添付・Web提出のいずれの場合も、PDF形式のほうがレイアウトが安定しており採用担当者が確認しやすい
- 採用管理システムへのアップロードでは「PDFのみ」と指定されているケースも多い
- Word・ExcelはPC環境によってフォント・行間・改ページ位置がずれることがある
Wordは文章の量に応じてレイアウトが自動調整されるため、記述する情報量が多い人に向いています。Excelは項目の位置を固定したい場合や、スキルシートのように表形式で整理したい場合に使いやすい形式です。どちらを選んでも、提出前にPDFに変換し、ページ数・レイアウト・文字サイズを確認する習慣をつけることが重要です。
職務経歴書と合わせて履歴書テンプレートも無料でダウンロードしたい場合は、採用担当者が見るポイントとあわせて解説している記事も参考にしてください。

書き終えた後に採用担当者の視点でフィードバックを受けたい場合は、職務経歴書の添削サービスの利用を検討する価値があります。転職エージェント経由であれば無料で対応してもらえるケースも多くあります。

まとめ
- 職務経歴書テンプレートはdoda・リクナビNEXT・マイナビ転職から無料でダウンロードできる。Word・Excel・PDF形式に対応しており、会員登録は無料
- フォーマットは4種類。迷ったら逆編年体式、転職回数が多い場合はキャリア式、IT・エンジニア職ならスキルシート式を選ぶ
- テンプレートは出発点。職務要約・業務内容欄を数値と固有名詞で具体化することが、書類選考通過率を高める最大のポイントになる
- Word・Excelどちらで作成しても、提出前のPDF変換とレイアウト確認は必ず行う
テンプレートを活用しながら自分の経験をしっかり言語化した書類が、書類選考を通過する近道です。
職務経歴書テンプレートに関するよくある質問
- 職務経歴書はA4何枚が適切ですか?
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一般的な目安はA4用紙1〜2枚です。経験年数が浅い場合は1枚でも問題ありません。3枚を超えると採用担当者が全体を把握しにくくなるため、2枚以内に情報を整理することを目標にしてください。重要度の低い業務は箇条書きをまとめて省略することも有効です。
- 職務経歴書は手書きとPC作成どちらが良いですか?
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転職活動においてはPC作成が標準です。採用担当者が複数の書類をデータで管理することを踏まえると、PC作成のほうが文字の読みやすさと修正のしやすさで有利です。ただし、求人票に「手書き可」と明記されている場合はどちらでも問題ありません。履歴書は手書きを求める企業でも、職務経歴書はPC作成でよいとするケースがほとんどです。
- 転職回数が多い場合はどのフォーマットを選べばいいですか?
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転職回数が3回以上の場合はキャリア式のフォーマットが有効です。時系列(編年体・逆編年体)で書くと在籍期間の短さが目立ちますが、キャリア式はスキルと業務内容でまとめるため「何ができる人材か」が前面に出ます。各社の在籍期間は職歴一覧として表形式でまとめると、全体像も伝わります。
- 職務経歴書テンプレートの日付はいつの日付を入れればいいですか?
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提出する日付を記入します。郵送の場合は投函日、メール添付の場合は送信日、持参する場合は面接当日の日付を記入するのが一般的なマナーです。WordやExcelで作成する場合は、応募ごとに日付を最新の状態に更新してから提出するようにしてください。


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