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職務経歴書 営業 実績なし 例文|採用担当者が通す書き方4選

職務経歴書 営業 実績なし 例文|採用担当者が通す書き方4選

この記事では、営業職で実績が書けないと感じている方に向けて、職務経歴書の書き方と業態別の例文4パターンを解説します。採用担当者が実際に評価しているポイントと、すぐ見抜かれるNG例との比較も紹介します。

目次

実績なしでも職務経歴書は通る——採用担当者が見ているのは「数字」じゃない

「売上数字が書けない」「目標を1度も達成できなかった」——そう感じて職務経歴書の作成で手が止まっている営業職の方は少なくありません。しかし採用担当者の立場から言えば、数字がゼロだから即不採用になるわけではありません。

採用担当者が職務経歴書で最初に確認するのは「この人は入社後に活躍できるか」という一点です。売上数字はその判断材料の一つにすぎず、それ以上に注目されるのは「どんな行動をとったか」「課題にどう向き合ったか」というプロセスです。

採用担当者はここを見ている

  • 架電数・訪問件数・商談件数などの行動量(KPI)が記載されているか
  • 数字が出なかった場合、その原因をどう分析して対処したか
  • チームや他部署とどのように連携して動いたか
  • 困難な状況や苦手な業務に対してどんな工夫をしたか

「実績なし」と感じている方の多くは、「実績=売上数字」という思い込みから手が止まっています。まずこの思い込みを崩すことが、職務経歴書を書き進める最初のステップです。

「実績がない」と感じる営業職の3つのパターン

まず自分がどのパターンに当てはまるかを確認してください。それぞれに、職務経歴書に書けるポイントが必ず存在します。

目標未達が続いた場合

目標対比が80〜90%で推移していた場合でも、在職期間中の改善幅や行動量は立派なアピール材料になります。採用担当者が警戒するのは「なぜ未達だったかを考えていない」状態です。原因分析と対処の記録があれば、評価は大きく変わります。

  • 「目標対比は80%だったが、入社から6ヶ月で商談化率を12%から18%に改善した」
  • 「失注商談のヒアリングを自主的に実施し、受注率が低い原因を特定して提案を改善した」
  • 「行動量では部門上位10%を維持(月間架電250件以上)」

ルート営業・間接営業で数字が見えにくい場合

既存顧客の維持・関係深耕を主業務とするルート営業は、個人の数字が見えにくい業態です。担当顧客数・維持率・解約防止件数・追加受注件数などの指標で数値化することができます。

  • 「担当45社の年間維持率97.8%(全社平均93%)」
  • 「解約申し出のあった3社を担当者対応・提案変更により全件維持」
  • 「追加受注を引き出した件数:年間8件(引き継ぎ時の前任者実績2件から改善)」

「前任者比較」「前年同期比」「チーム内比較」という3つの視点を加えると、数字が作りやすくなります。

在職期間が短い・チームで動いていた場合

1〜2年以内の転職では「成果を出す前に転職した」と感じがちです。この場合は、在職中に担当した商談数・自分が担った役割・チームへの具体的な貢献を書くことで、行動量と姿勢をアピールできます。

  • 「在職14ヶ月で担当した商談件数:83件」
  • 「チーム5名中、提案書作成とプレゼンを主担当として計12案件を担当」
  • 「新人メンバー2名へのOJTを担当し、3ヶ月でひとり立ちを支援」

実績なしの職務経歴書を採用に通す5つの書き方

①行動量を数値化する

「数字がない」のではなく、「数字にしていなかっただけ」というケースがほとんどです。架電件数・訪問件数・商談件数・提案書作成件数など、日常業務の量はすべて数値化できます。

記憶が曖昧な場合は概算で問題ありません。「1日平均30〜40件」「月間10〜15件」のようにレンジで表記することで、数字の正確さより規模感が伝わります。採用担当者が知りたいのは「どのくらいの量をこなしていたか」であり、小数点以下の精度ではありません。

②「当たり前の業務」に工夫の視点を加える

「担当しておりました」で終わる記述は採用担当者には何も伝わりません。業務内容に「なぜそうしたか」「どんな課題があったか」「何を工夫したか」を1文加えるだけで印象が変わります。

書き方の型は「課題→施策→変化」の3点セットを意識してください。「架電後の折り返し率が低かったため(課題)、初回架電時のトークを変更し(施策)、折り返し率が15%から23%に改善した(変化)」という形です。

③チームへの貢献・役割を具体化する

チーム営業では個人の数字が見えにくいため、「自分はそのチームで何を担っていたか」を明確にします。「チーム5名中、提案書作成を主担当」「顧客クレーム対応の一次窓口を担当」のように、役割の具体性が伝わる書き方が効果的です。「チーム○名中○○を担当」と相対化するとさらに伝わりやすくなります。

④失敗とその改善プロセスを素直に書く

採用担当者が「実績なし」の候補者を評価するとき、最も注目するのが「失敗から何を学んだか」です。うまくいかなかった経験を隠すより、それを直視して対処した事実を書く方が、誠実さと思考力の両方をアピールできます。

「受注が取れない原因を自分で分析した」「失注顧客にヒアリングを行い提案を見直した」「上司に相談して改善策を実施した」——こうした記述は、数字がなくても採用担当者の記憶に残ります。

⑤自己PRで補完する

職務内容欄で数字をアピールしにくい場合は、自己PR欄で姿勢・思考・ポテンシャルを補完します。「行動量の多さ」「顧客志向の強さ」「粘り強さ」をエピソードで示す自己PRは、実績の薄さを十分に補完できます。

ただし「コミュニケーション力があります」「積極的に取り組みます」のような抽象的な自己PRは逆効果です。必ず「〇〇という状況で、〇〇を行い、〇〇という変化につながった」という具体的なエピソードを添えてください。

【業態別】実績なし営業職の職務経歴書 例文4パターン

以下の例文はいずれも「数字の実績がない・少ない」状況を前提に作成しています。そのまま転用するのではなく、自分の業種・商材・担当範囲に置き換えて活用してください。

新規開拓営業(目標未達)の例文

例文(新規開拓・法人向けSaaS)

【会社概要】SaaS型業務管理ツールの法人営業(担当エリア:関東圏)
【担当期間】20XX年X月〜20XX年X月(1年4ヶ月)

【担当業務】
・架電件数:1日平均60件(部門内上位10%の行動量を維持)
・月間商談獲得数:平均12件(チーム平均8件)
・担当商談件数:在職中に計183件
・受注率:10%(目標対比80〜85%で推移)

【工夫と取り組み】
受注率の低さを課題と認識し、失注した顧客10社へのヒアリングを実施。「導入後の運用イメージが持てない」という声が多数であることを特定した。デモンストレーションのシナリオを業種別に個社対応へ切り替えた結果、後半6ヶ月の商談化率が12%から18%に改善。

ルート営業(定例訪問型)の例文

例文(ルート営業・食品卸)

【会社概要】食料品卸業者への定期訪問営業(担当エリア:首都圏)
【担当期間】20XX年X月〜20XX年X月(2年2ヶ月)

【担当業務】
・担当顧客数:45社(引き継ぎ時38社から7社増加)
・年間顧客維持率:97.8%(全社平均93%)
・1社あたり月間平均訪問数:1.8回
・解約申し出への対応:3件全件を提案変更・条件交渉により維持

【工夫と取り組み】
各顧客の担当者変更・決算時期・繁忙期をスプレッドシートで一元管理し、タイムリーな提案を実施。担当者変更でリレーションが途切れやすい場面では引き継ぎ訪問を必ず同行する仕組みを自主的に提案し、チーム内に展開した。

インサイドセールス・テレアポの例文

例文(インサイドセールス・BtoB SaaS)

【会社概要】BtoB SaaS(HR Tech領域)のインサイドセールス担当
【担当期間】20XX年X月〜20XX年X月(1年1ヶ月)

【担当業務】
・架電件数:1日平均70件
・有効商談化率:8.5%(チーム平均6.2%)
・使用ツール:Salesforce、SalesLoft、HubSpot
・担当リスト数:月間約1,500社

【工夫と取り組み】
電話拒否率の高かった医療業界向けに、架電前にメールで関係値を醸成する2段階アプローチに変更。業界特有の多忙時間帯(午前)を避ける架電時間の最適化も実施し、有効商談化率が4.2%から8.5%に改善した。

職務経歴書の作成に行き詰まった場合は、職務経歴書の代行サービスを検討するのも一つの方法です。転職エージェントへの依頼であれば、多くの場合無料で対応してもらえます。

チーム営業・サポート営業の例文

例文(チーム営業・大手向け提案営業)

【会社概要】製造業向け業務システム(BtoB)の大手企業向け提案営業チーム
【担当期間】20XX年X月〜20XX年X月(2年)

【担当業務】
・担当商談数:在職2年間で47案件
・役割:提案書作成・社内調整・顧客向けプレゼンテーション担当(チーム4名)
・作成した提案書:年間30本(うち8本が受注に貢献)
・折衝先:製造・物流・カスタマーサポート各部署との社内調整

【工夫と取り組み】
商談進捗が属人化し情報共有に時間がかかっていた課題を受け、Notionでの共有ダッシュボードを自主的に構築。チームメンバーへの情報伝達ミスが月平均4件から0件に減少し、以降チーム全体で運用を継続している。

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採用担当者がすぐ見抜くNG例と改善例

いくら具体的な経験があっても、書き方次第で「書くことがなかった人」と判断されます。採用担当者が実際に目にしてすぐ気づくNGパターンと、その改善後の書き方を比較します。

NG例(採用担当者が3秒で見抜く書き方)

法人向けの営業を担当しておりました。お客様のニーズを丁寧にヒアリングしながら、チームと連携して成約に向けて取り組んでまいりました。目標達成に向けて毎日努力し、誠実に業務を遂行してまいりました。

この記述には「何を」「どのくらい」「どんな工夫で」という情報が一切ありません。「ヒアリング」「連携」「努力」「誠実」という言葉は抽象的すぎてアピールになりません。採用担当者は「この人は実績もなく、書ける内容もない」と判断します。

改善例(採用担当者が先を読みたくなる書き方)

法人向けSaaS(業務管理ツール)の新規開拓営業を担当。担当エリア:東京都内。

・月間架電件数:1,200〜1,500件(1日60件ペース)
・月間商談獲得数:12〜15件(チーム平均8件)
・在職中の担当商談件数:183件(14ヶ月)
・目標対比:80〜85%で推移

受注率の低さが課題となり、失注商談10件に対してヒアリングを実施。「導入後の運用イメージが不明確」という声が多く、デモシナリオを業種別にカスタマイズする形式に変更。後半6ヶ月の商談化率が12%→18%に改善した。

同じ経歴でも、書き方だけで評価が大きく変わります。「担当しておりました」は禁句と意識して、必ず数字か工夫の記述を加えてください。

実績なしで職務経歴書を書くときのよくある疑問

数字を少し盛ることはしていいのか

絶対にNGです。職務経歴書の数字は、採用面接で必ず深掘りされます。「そのとき具体的にどんな商談でしたか」「その数字を出すためにどんな行動をしましたか」と問われた際、盛った数字を前提にしたエピソードが出てこなければ即座にバレます。

大手企業への転職ではリファレンスチェック(前職への照会)が実施されることもあります。数字を盛るリスクは転職後の信頼失墜にまで及ぶため、概算・レンジ表記を活用して正直に書く方が長期的に有利です。

「実績なし」と正直に書いた方がいいのか

「実績なし」という言葉は職務経歴書に書く必要はありません。「数字が出なかった事実」の代わりに、「その状況でどう考え、何を行ったか」を書くのが正しいアプローチです。

たとえば「目標対比80%で推移した一方で、失注分析を行い提案スタイルを改善した」という記述は、未達の事実を隠さずに、かつ思考プロセスと行動を伝えています。「実績がない」と書くより、この形の方が採用担当者には響きます。

前職の会社名・案件名は書いていいのか

上場企業や公開情報として認知されている企業名は書いても問題ありません。問題になるのは、守秘義務が求められる未公表の案件名・具体的な契約金額・社外秘の内部情報を記載した場合です。

守秘義務が気になる場合は「大手食品メーカー(非公開)」「製造業・従業員1,000名規模」のように、業種・規模・カテゴリで代替表記することで問題なく伝えられます。

職務経歴書の内容に自信が持てない場合は、職務経歴書の有料添削サービスを活用する方法もあります。

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まとめ

  • 採用担当者が評価するのは売上数字だけでなく、行動量・工夫・改善プロセス
  • 「実績がない」と感じる理由には主に3パターンあり、それぞれに職務経歴書に書ける内容がある
  • 行動量の数値化・工夫の言語化・チーム貢献の具体化・自己PRでの補完が通過率を高める
  • 「担当しておりました」系の抽象記述は即NG。数字か工夫のどちらかを必ず添える
  • 数字の盛りは面接で必ずバレる。概算・レンジ表記で正直に書く方が長期的に有利

実績の有無より、自分の行動と思考を具体的に言語化できるかどうかが、職務経歴書の勝負どころです。

職務経歴書 営業 実績なしに関するよくある質問

実績がない場合、職務経歴書はどのくらいの文字数で書けばいいですか?

A4用紙1〜2枚を目安にしてください。実績がない分、行動量・工夫・担当業務の詳細で量を補います。「書くことが少ない」と感じる場合は、業務内容を業態・使用ツール・担当顧客タイプ別に分解して整理すると、書ける内容が増えます。

実績なしだと書類選考で不利になりますか?

書き方次第で不利を補えます。売上数字がなくても、行動量・工夫・改善プロセスを具体的に書くと採用担当者が評価しやすくなります。「採用担当者が読んで仕事のイメージが持てる」職務経歴書を目指すことが通過率を高める近道です。

自己PR欄で実績のなさをカバーできますか?

補完できます。「数字は出なかったが、〇〇という課題に対して〇〇の行動を継続した」という形で、姿勢とポテンシャルをアピールするのが効果的です。抽象的な表現(「積極的に取り組みます」等)は逆効果なので、具体的なエピソードを必ず添えてください。

職務経歴書の書き方がわからない場合、どこに相談すればいいですか?

転職エージェントへの相談が最も手軽で確実です。多くのエージェントは書類添削を無料で提供しており、自分では気づきにくいNG表現の指摘や、業界別の書き方のアドバイスも受けられます。複数のエージェントに添削を依頼して比較するのも有効な方法です。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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