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履歴書の志望動機欄の書き方|採用担当者が見る「埋め方」と例文

この記事では、履歴書の志望動機欄の書き方を採用担当者の視点から解説します。欄をどのくらい埋めれば良いのかという分量の正解、空欄で出すリスク、欄が余る・書ききれないときの対処、そして独立欄と複合欄でのアレンジ方法を、通る例文とNG例をセットで紹介します。

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目次

履歴書の志望動機欄は「何を書く欄」なのか

志望動機欄は、応募者が「なぜこの会社で働きたいのか」を伝える場所です。ただ採用担当者は、その文章の内容だけでなく欄の埋まり方そのものからも志望度を読み取っています。同じスキルの応募者が並んだとき、志望動機欄が数行で終わっている人と、根拠まで書き込まれている人では、書類段階での印象が大きく分かれます。

まず押さえておきたいのは、履歴書の志望動機欄と職務経歴書やエントリーシートの志望動機は役割が違うという点です。履歴書は限られたスペースで要点を伝える書類で、詳しい実績や経験は職務経歴書に譲ります。志望動機欄では「結論と、それを裏付ける自分の理由」を凝縮して書くのが基本です。

採用担当者はここを見ている

  • 欄が7〜8割埋まっているか(志望度と準備量の目安)
  • 他社でも通用する内容か、この会社ならではの理由か
  • 入社後に何をしてくれそうか(貢献のイメージが湧くか)

逆に言えば、この3点を意識して欄を埋められれば、経歴や資格で多少見劣りしても書類選考を通過できる可能性は十分にあります。次の章から、まず「どのくらい書くか」という分量の話から具体的に見ていきます。

志望動機欄は何割・何文字埋めるのが正解か

志望動機欄でもっとも多い悩みが「どこまで書けば良いか分からない」というものです。結論から言うと、欄全体の8割前後を目安に埋めるのが最も印象の良いバランスです。文字数にすると、一般的な履歴書の志望動機欄でおおむね200〜300文字が目安になります。

埋まり方採用担当者の受け取り方
5割以下志望度が低い・準備不足と見られやすい
7〜8割ちょうど良い。読みやすく熱意も伝わる
10割びっしり余白がなく圧迫感。要点が埋もれることも

枠いっぱいに詰め込めば熱意が伝わるわけではありません。改行や句読点で適度な余白を残したほうが、採用担当者は内容を追いやすくなります。文字数の考え方をさらに詳しく知りたい場合は、志望動機は何文字が正解かを余白の観点から解説した記事もあわせて参考にしてください。

空欄・「特になし」がご法度な理由

時間がない、書くことが思いつかないという理由で志望動機欄を空欄にしたり「特になし」と書いたりするのは避けてください。採用担当者から見ると、志望動機の空欄は「この会社への入社意欲が低い」というメッセージとして受け取られます。スキルや経歴が申し分なくても、この一点で候補から外れることは珍しくありません。

「志望動機が弱いくらいなら空欄のほうがまし」と考える人もいますが、実際は逆です。多少ぎこちなくても自分の言葉で埋めてある欄のほうが、空欄よりはるかに好印象です。何を書くか迷ったら、次の3点のどれか一つから書き出してみてください。

  • その会社の商品・サービス・社風で惹かれた具体的な点
  • これまでの経験のうち、その仕事に活かせそうなもの
  • 入社後に挑戦したいこと・身につけたいこと

欄が余る・書ききれないときの対処

欄が余ってしまうときは、無理に一般論で薄めるのではなく、根拠となるエピソードを一つ足すと自然に分量が増えます。「なぜそう思ったのか」を一文加えるだけで、説得力と文字数の両方を補えます。反対に書ききれないときは、詳しい実績は職務経歴書に回し、履歴書には要点だけを要約して残します。

分量の調整メモ

  • 余るとき:結論を裏付けるエピソードを1つ追加する
  • 書ききれないとき:詳細は職務経歴書へ、履歴書は要約に絞る
  • 共通:一文を短く区切り、8割前後で読みやすく収める
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志望動機欄のタイプ別の書き分け

履歴書のフォーマットによって、志望動機欄の形は大きく2種類に分かれます。どちらのタイプかで書く内容の配分が変わるため、まず自分の履歴書の欄がどちらかを確認してください。

タイプ特徴書き方の方針
独立欄タイプ「志望動機」だけの欄がある志望動機に集中し、200〜300字で書き込む
複合欄タイプ志望動機・自己PR・特技などが1つの欄にまとまっている志望動機を中心に、自己PRを短く添える

独立欄タイプは、志望動機だけで欄を構成できるため、書き出し・根拠・締めくくりの3段構成でしっかり書き込みます。一方の複合欄タイプは、志望動機に自己PRや特技が同居しているため、すべてを均等に書こうとすると中途半端になります。複合欄では志望動機を主役にし、自己PRは一文で補うくらいの配分が読みやすくまとまります。

良い例文(複合欄タイプ)

地域密着で提案を続ける貴社の営業姿勢に惹かれ志望しました。前職の販売職で培った、顧客の要望を引き出す対話力を活かせると考えています。特技はデータ整理で、日々の顧客管理にも役立てられると考えています。

この例では、志望動機を先頭に置き、自己PRと特技を一文ずつで添えています。欄の主役が何かをはっきりさせることで、複合欄でも要点が埋もれません。

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採用担当者に通る志望動機欄の書き方3ステップ

欄のタイプが分かったら、中身を組み立てます。志望動機欄は「書き出し・根拠・締めくくり」の3ステップで構成すると、限られたスペースでも筋の通った文章になります。

  1. 書き出し:結論から書く。「貴社を志望した理由は〜です」
  2. 根拠:その会社を選んだ具体的な理由や自分の経験
  3. 締めくくり:入社後にどう貢献したいかを一文で

書き出しで結論を先に示すのは、採用担当者が短時間で多くの履歴書に目を通すためです。最初の一文で要点が分かる文章は、それだけで読みやすく評価されます。なお、書面である履歴書では会社を「貴社」と表記し、面接で口頭で伝える際は「御社」を使う点も覚えておいてください。

良い例文(独立欄タイプ)

貴社を志望したのは、利用者一人ひとりの生活に合わせた支援を重視する方針に共感したためです。前職の接客業では、相手の要望を先回りして提案することを心がけ、リピート率の向上に貢献しました。この経験を、利用者との信頼関係づくりに活かしたいと考えています。入社後は現場での対応力を磨き、チームに頼られる存在を目指します。

NG例

私は昔から人と接することが好きで、御社なら成長できると思い志望しました。未経験ですが一生懸命がんばりますので、ぜひ採用をお願いいたします。「成長できる」「がんばる」だけでは、なぜこの会社かが伝わらず、受け身の印象を与えてしまいます。

NG例が落ちやすいのは、どの会社にも当てはまる内容で「この会社を選んだ理由」が抜けているためです。志望動機の型や締めくくりのコツをさらに深掘りしたい場合は、使い回しで落ちる人の共通点を解説した記事も参考になります。

状況別・志望動機欄の書き方

同じ志望動機欄でも、応募者の状況によって強調すべきポイントは変わります。未経験・転職・パートの3つのケースで、欄の使い方のコツを整理します。

未経験から応募する場合

未経験の場合、「学びたい」だけで終わると受け身に見えます。前職や日常で培ったスキルのうち、応募先で活かせるものを一つ挙げ、そこに意欲を結びつけると説得力が出ます。差がつく書き方は、未経験でも差がつく志望動機の例文で状況別に確認できます。

転職で応募する場合

転職では、退職理由と志望動機の一貫性を採用担当者が見ています。前職への不満を志望動機に持ち込むと印象が下がるため、「前職で得たものを、次の会社でどう活かすか」という前向きな流れに置き換えて書きます。転職ならではの型は、転職の志望動機の例文もあわせてご覧ください。

パート・アルバイトで応募する場合

パートやアルバイトでは、勤務条件だけを並べると意欲が伝わりにくくなります。シフトや通勤の希望は本人希望欄に回し、志望動機欄では「この職場で働きたい理由」を書くと差がつきます。条件面の書き方に迷う場合は、パートの志望動機の書き方が参考になります。

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志望動機欄でよくあるNGと採用担当者の本音

最後に、志望動機欄で書類選考を落とされやすい典型的なパターンを整理します。どれも欄を埋めてはいるものの、採用担当者の評価を下げてしまう書き方です。

  • 給与・休日など待遇面だけを前面に出している
  • 「学ばせていただきたい」など受け身の姿勢で終わる
  • 他社にもそのまま出せる、企業研究の浅い内容
  • 例文やテンプレートをほぼそのまま書き写している

採用担当者はここを見ている

  • 会社名を他社に置き換えても成立する文章になっていないか
  • 「してもらう」視点ではなく「貢献する」視点があるか
  • 提出書類の内容と、面接での受け答えに一貫性があるか

採用担当者は、志望動機欄を「入社後に活躍してくれそうか」を見極める材料として読んでいます。待遇や受け身の言葉より、その会社を選んだ理由と、自分が何を提供できるかを書けているかどうかが、通過と不採用を分けます。テンプレートは骨組みとして使い、必ず自分の言葉と経験に置き換えてください。

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まとめ

  • 志望動機欄は欄の8割前後(200〜300字)を目安に埋める
  • 空欄・「特になし」は入社意欲が低いと見なされるため避ける
  • 独立欄は志望動機を書き込み、複合欄は志望動機を主役にする
  • 書き出し・根拠・締めくくりの3ステップで結論から書く
  • 待遇や受け身の言葉ではなく、貢献の視点で締める

志望動機欄は、経歴だけでは伝わらない意欲を採用担当者に届けられる数少ないスペースです。分量と型を押さえたうえで、自分の言葉で「なぜこの会社か」を書き込めば、書類選考の通過率は着実に上がります。

履歴書の志望動機欄に関するよくある質問

志望動機欄は何割くらい埋めればよいですか?

欄全体の8割前後を目安にすると、志望度と読みやすさのバランスが取れます。文字数では200〜300字程度が目安です。半分以下だと意欲が低いと見られやすく、逆にびっしり詰め込むと要点が埋もれるため、適度な余白を残してください。

志望動機欄を空欄で提出しても問題ありませんか?

避けてください。志望動機の空欄は「入社意欲が低い」と受け取られ、書類選考で落ちる原因になります。書くことが思いつかないときは、会社で惹かれた点・活かせる経験・入社後にやりたいことのいずれかから書き出すとまとめやすくなります。

志望動機欄と自己PR欄はどう書き分ければよいですか?

志望動機欄は「なぜこの会社か」、自己PR欄は「自分は何ができるか」を書く欄です。両者が1つにまとまった複合欄の場合は、志望動機を主役にし、自己PRを一文で添える配分にすると、要点がぼやけずに伝わります。

志望動機が書ききれないときはどうすればよいですか?

詳しい実績やエピソードは職務経歴書に記載し、履歴書の志望動機欄には要点だけを要約して残します。履歴書は結論を凝縮して伝える書類なので、無理に長く書くより、8割前後に収めて読みやすくするほうが好印象です。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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