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理学療法士の職務経歴書は手書きOK?通過する書き方と施設別例文

理学療法士の職務経歴書は手書きOK?通過する書き方と施設別例文

この記事では、理学療法士が職務経歴書を手書きで提出する際の書き方と採用担当者が見るポイントを解説します。手書き5項目の記入例、施設別例文(急性期・回復期・老健)、絶対NGリストを紹介します。

目次

理学療法士の職務経歴書、手書きで提出したら採用に不利か

職務経歴書はフォーマットや提出形式に明確な決まりがありません。手書きでもパソコン作成でも、どちらで提出しても問題はありません。ただし採用担当者の視点から見ると、手書きとPC作成では印象に明確な差があります。

採用担当者は手書きをどう見ているか

採用担当者が職務経歴書で最初に確認するのは「情報の具体性」と「読みやすさ」です。手書きの場合、1枚に書ける情報量がPC作成よりも少なくなります。理学療法士の職務経歴書では施設規模・担当患者数・経験疾患など数値を含む情報を書く必要があるため、PC作成の方が圧倒的に書きやすいのが現実です。

採用担当者はここを見ている

  • 施設タイプ(急性期・回復期・維持期)が即座にわかるかどうか
  • 担当患者数・病床数など施設規模が数字で示されているか
  • 専門領域(整形外科・脳血管・呼吸器など)が明記されているか
  • 手書きの場合は「字が読みやすいか・修正跡がないか」も確認される

手書きが通用するケースと避けた方がいいケース

応募先の状況によって、手書きへの受け止め方は異なります。

状況手書きへの判断
採用先から「手書きで提出してください」と指定された手書き一択
指定なし、個人クリニック・小規模施設への応募手書きでも受け入れられやすい
指定なし、急性期大病院・法人グループへの応募PC作成を強く推奨
パソコンが手元にない・PC操作に不慣れ手書きでも内容が充実していれば問題ない

指定がない場合はPC作成が有利ですが、手書きでも「内容の具体性」が確保できていれば書類選考は通過できます。このあとの書き方を参考に、情報を一切省略しないで書くことが大切です。

手書き前に準備する3つのこと

手書きの職務経歴書は書き間違えた箇所に修正液を使えません。清書する前の準備を徹底することで、書き直しのリスクを大幅に減らせます。

用紙・筆記用具の選び方

  • 用紙サイズ:A4判2〜3枚が標準。B4に1枚まとめる形式も可
  • ペンの種類:黒の油性ボールペンを使用。水性ペンは裏写りの恐れがあるため避ける
  • 罫線:白紙に書く場合は下に方眼紙を敷いて字の大きさを揃えると読みやすくなる
  • 消せるボールペン(フリクション等)は提出書類への使用が認められていないため使用禁止

書く前に鉛筆で下書きをする理由

手書きで職務経歴書を書く最大のリスクは「スペースが足りなくなること」と「書き間違い」です。鉛筆で軽く下書きしてから清書することで、レイアウトのバランスを事前に確認できます。

書いている途中で余白が足りなくなり字が小さくなるケースは、採用担当者に読みにくい印象を与えます。特に職務経歴欄は記載内容が多いため、下書きで各セクションに割り当てるスペースを決めてから清書に入ることを推奨します。

書く前に職歴・実績を整理する

清書の前に別紙へ記載内容を整理します。以下の情報を事前にメモとしてまとめておくと清書がスムーズになります。

  • 勤務先ごとの施設名・所在地・施設タイプ・病床数(または定員数)・PT人数
  • 勤務期間(年月単位)・雇用形態
  • 担当患者数(1日あたり)・主な担当疾患・専門領域
  • 保有資格・取得年月・取得機関
  • 学会発表・後輩指導・役職など実績

手書き職務経歴書の5つの項目と書き方

理学療法士の職務経歴書に必ず書くべき5つの項目を、記入例とともに解説します。

①標題・日付・氏名

用紙の最上部中央に「職務経歴書」と大きく書きます。日付は郵送なら投函日、持参なら提出当日の日付を記入します。和暦・西暦どちらでも構いませんが、履歴書の日付表記と統一することが鉄則です。

良い書き方の例

用紙中央(大きめの文字):職務経歴書
右寄せ:2026年6月4日 氏名:山田 太郎
※履歴書の日付(西暦・和暦)と必ず統一する

②職務要約(3〜4行でまとめる)

職務要約は任意項目ですが、転職回数が2回以上ある方は必ず書くことを推奨します。これまでの職歴を3〜4行(150字以内)でまとめ、採用担当者が「この人は何のプロか」をすぐに把握できるようにします。

良い例文

急性期病院(脳血管・整形外科)での6年間の経験を経て、回復期リハビリテーション病棟で3年間勤務しました。日常生活動作(ADL)向上を目的とした個別リハビリを中心に、延べ200名以上の患者を担当してきました。現在は在宅復帰支援に注力できる職場を希望しています。

NG例

PTとして9年間勤務。
「PT」という略語は職務経歴書では使用禁止です。また「9年間」とだけ書いても施設タイプも担当領域も一切わからず、採用担当者は次を読むモチベーションが下がります。

③職務経歴(施設情報+業務内容)

職務経歴は勤務先ごとに以下のセットで書きます。施設情報を詳しく書くほど、採用担当者は応募者の経験レベルをイメージしやすくなります。

  • 施設情報:施設名・所在地・施設タイプ(急性期/回復期/維持期)・病床数(または定員数)・リハビリ科理学療法士人数
  • 勤務期間:○年○月〜○年○月(○年○ヶ月)、雇用形態(正社員・パートなど)
  • 業務内容:1日あたりの担当患者数、主な対象疾患、使用する主なリハビリ手技・機器
  • 実績:学会発表、後輩・実習生指導、担当病棟の立ち上げ参加など

採用担当者はここを見ている

  • 「急性期・回復期・維持期のどれか」が即座にわかるかどうか
  • 担当患者数や病床数など施設規模が数字で示されているか
  • 主な対象疾患(脳血管・整形・呼吸器・小児など)が明記されているか

④保有資格・免許

資格欄には正式名称と取得年月を記載します。略称は使用禁止です。資格取得見込みの場合は「取得見込み(令和◯年◯月)」と記載します。

資格名(正式名称で記載)取得年月
理学療法士2017年4月
認定理学療法士(運動器)2022年3月
普通自動車第一種運転免許2013年8月

「PT」と書くのは不可です。「理学療法士」と正式名称で記載してください。認定理学療法士・専門理学療法士などの上位資格がある場合は、専門領域名(運動器・神経・呼吸器など)も必ず記入します。

⑤自己PR

自己PRは「業務スキルの説明」ではなく「なぜ自分がその職場で貢献できるか」を伝えるセクションです。手書きの場合は文字数が限られるため、結論→根拠→展望の3段構成でコンパクトにまとめます。

良い例文

急性期から回復期まで幅広い症例経験をもとに、患者個人の生活目標に合わせた介入を得意としています。前職では脳卒中患者の早期ADL向上を目的としたリハビリプログラムの標準化に携わり、担当患者の在院日数を平均3日短縮した実績があります。貴院では在宅復帰率の向上に貢献したいと考えています。

採用担当者が通過させたくなる手書き職務経歴書の書き方

同じ手書きでも「読まれる職務経歴書」と「すぐに閉じられる職務経歴書」には明確な差があります。採用担当者が実際に重視するポイントを3つ解説します。

施設タイプ(急性期・回復期・維持期)を最初に明記する

理学療法士の職務経歴書で最も見落とされがちなのが「施設タイプの明記」です。採用担当者は応募者がどのフェーズのリハビリに精通しているかを最初に確認します。病院名だけ書いて施設タイプを書かない職務経歴書は、採用担当者に「基本的なことを知らない」という印象を与えるリスクがあります。

NG例

○○病院 勤務期間:2017年4月〜2022年3月
業務内容:個別リハビリを担当しました
施設タイプが不明で担当疾患もわからず、経験レベルを採用担当者が判断できません。

良い例文

○○病院(急性期・500床、理学療法士20名) 2017年4月〜2022年3月(正社員・5年)
整形外科・脳神経外科を中心に個別リハビリを担当。1日あたり担当患者数12〜15名。
主な担当疾患:脳血管障害(片麻痺・嚥下障害合併例)、大腿骨頸部骨折術後、変形性膝関節症

担当患者数と専門疾患を数字で書く

「多くの患者を担当してきた」という表現では採用担当者に何も伝わりません。「1日あたり12〜15名担当」「延べ200名以上に携わった」のように数字を使うことで、経験の厚みを客観的に証明できます。手書きで文字数が限られるからこそ、数字による表現が効果的です。

読みやすいレイアウトを作るコツ

手書きの職務経歴書では、レイアウトが採用担当者の「読もうとする気持ち」に直結します。

  • 字の大きさ:本文は1文字7〜8mm程度を目安に。小さすぎると読みにくく、大きすぎると情報量が少なくなる
  • 行間:行間を詰めすぎない。罫線入りの用紙なら1行おきに書くと見やすくなる
  • 項目の区切り:各セクションの間に1行空けることで、採用担当者が拾い読みしやすくなる
  • 施設名への下線:ルーラーを使って施設名に下線を引くだけで視認性が格段に上がる

施設別・職務経歴書の例文(手書き対応版)

施設タイプ別に、職務経歴欄の記入例を紹介します。手書き時は行数が限られるため、以下の例文をベースにコンパクトに整理してください。

急性期病院からの転職

職務経歴欄の例文

【施設情報】○○大学附属病院(急性期・800床) 理学療法士スタッフ25名
【勤務期間】2018年4月〜2024年3月(正社員・6年間)
【業務内容】整形外科・脳神経外科・循環器内科の入院患者に対する個別リハビリを担当。1日あたり担当患者数13〜17名。主な担当疾患:大腿骨頸部骨折(術後早期離床)、脳梗塞(片麻痺・失語)、心臓外科術後リハビリ
【実績】院内の転倒予防プログラムを担当スタッフ3名と立案・実施。実施後6ヶ月間の転倒件数を前年比20%削減

回復期リハビリテーション病棟からの転職

職務経歴欄の例文

【施設情報】○○リハビリテーション病院(回復期リハビリテーション病棟・80床) 理学療法士スタッフ15名
【勤務期間】2020年4月〜2025年3月(正社員・5年間)
【業務内容】脳血管疾患・運動器疾患の回復期患者に対する個別・集団リハビリを担当。1日あたり担当患者数9〜11名(各120分)。主な担当疾患:脳卒中片麻痺、大腿骨骨折術後、脊椎疾患。在宅復帰支援カンファレンス(週2回)に参加し多職種チームとの連携を担当
【実績】担当患者の機能的自立度評価法(FIM)改善率94%(病棟平均88%)、在宅復帰率71%(病棟平均65%)

老健・介護施設からの転職

職務経歴欄の例文

【施設情報】○○介護老人保健施設(入所定員100名) 理学療法士3名・作業療法士2名
【勤務期間】2021年4月〜2025年3月(正社員・4年間)
【業務内容】入所者に対する個別リハビリ(1日あたり8〜10名)および集団体操の運営。主な対応:廃用症候群予防、転倒後の機能回復、日常生活動作(ADL)維持・向上プログラム。通所リハ(デイケア)の利用者対応も兼務(週3回)
【実績】施設内の転倒リスクスクリーニングツールを作成し重点介入プログラムを立案。実施後の転倒件数が前年比15%減少

他の医療職種の手書き職務経歴書の書き方も参考にしたい方は、手書き職務経歴書の書き方も合わせてご確認ください。

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手書きで絶対やってはいけないNGリスト5項目

採用担当者が書類選考で即座に評価を下げる手書き職務経歴書のNGパターンを5つ紹介します。

NG1:修正液・修正テープの使用

職務経歴書への修正液・修正テープの使用は不可です。書き間違えた場合は、必ず新しい用紙で書き直してください。消せるボールペン(フリクション等)も提出書類への使用が認められていないため使用禁止です。

NG2:略語・専門用語の羅列

「PT歴9年。日常生活動作(ADL)向上を目的とした作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)との連携業務に従事」のように、略語を使う際は必ず正式名称と組み合わせて表記します。「PTとして勤務」「ADL向上に努めた」のように略語単独で書くのはNGです。正式名称で書いた上で括弧内に略称を入れるか、正式名称のみで統一してください。

NG3:職務要約と職務経歴の内容が丸かぶり

職務要約はキャリア全体の「まとめ」、職務経歴は各職場の「詳細」です。手書きで文字数が限られているからこそ、同じ内容を繰り返すのは最も避けたいミスです。職務要約には「何年間・どのタイプの施設で・どの領域を」というサマリーを書き、詳細はすべて職務経歴欄に盛り込みます。

NG4:字が小さすぎて情報を詰め込みすぎ

「情報量を増やしたい」という気持ちから字が小さくなりがちです。しかし、読めないほど小さな字は採用担当者の集中力を削ぎます。書ける情報量が限られるからこそ、施設タイプ・担当患者数・主な対象疾患という「核心情報」に絞って書くことが重要です。

NG5:日付の不一致・経歴に矛盾がある

履歴書の職歴欄と職務経歴書の勤務期間が一致していないケースは、採用担当者に「注意力が低い」「事実と違う内容がある」という疑念を抱かせます。手書きで清書する前に、履歴書と職務経歴書の日付・施設名・勤務形態を必ず照らし合わせてください。

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まとめ

理学療法士の職務経歴書を手書きで提出する際の要点をまとめます。

  • 手書きでもPC作成でも選考上の可否に差はないが、情報量の多いPC作成の方が実務上有利
  • 採用担当者が最初に見るのは「施設タイプ・担当患者数・専門疾患」の具体性
  • 清書前に鉛筆で下書き・情報整理を必ず行い、修正液・消せるボールペンの使用を避ける
  • 略語の単独使用、職務要約と職務経歴の重複、日付の矛盾は即マイナス評価につながる
  • 施設ごとに「施設タイプ・病床数・担当患者数・主な対象疾患」のセットで書くと採用担当者の評価が上がる

手書きに不安を感じる場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用することで、パソコン操作が苦手な方でも短時間で仕上げられます。

理学療法士の職務経歴書(手書き)に関するよくある質問

職務経歴書は手書きとパソコン、どちらが採用されやすいですか?

採用のしやすさは手書き・PC作成の形式ではなく、内容の具体性で決まります。ただし、PC作成の方が情報量を多く書ける・読みやすい・修正が容易という点で実務上有利です。特に急性期大病院や法人グループへの応募ではPC作成を推奨します。

手書きで書き間違えた場合はどうすれば良いですか?

修正液・修正テープは使用禁止です。書き間違えた場合は必ず新しい用紙で最初から書き直してください。消せるボールペン(フリクション等)の使用も不可です。清書前に鉛筆で下書きすることで書き直しのリスクを大幅に減らせます。

職務経歴書に「PT」「OT」などの略語を使っても大丈夫ですか?

職務経歴書では正式名称で記載することが基本です。「PT」ではなく「理学療法士」、「OT」ではなく「作業療法士」と書きます。「ADL」のような専門用語も初出時は「日常生活動作(ADL)」と正式名称と略語をセットで書くと丁寧な印象になります。

職務経歴書の枚数は何枚が適切ですか?

職務経歴書の枚数に明確な決まりはありませんが、A4判2〜3枚程度が一般的です。手書きの場合は1枚に収まらないこともありますが、枚数より「情報の質」を優先してください。施設タイプ・担当患者数・専門疾患が明確に書かれていれば、1枚でも十分評価されます。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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