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コールセンターの職務経歴書の書き方|採用担当者が通す例文を解説

コールセンターの職務経歴書の書き方|採用担当者が通す例文を解説

この記事では、コールセンター経験者が転職活動で提出する職務経歴書の書き方を、採用担当者の視点から解説します。インバウンド・アウトバウンド別の記載例、実績の数値化のコツ、異業種転職時のアピール法まで具体的に紹介します。

目次

コールセンターの職務経歴書で採用担当者が最初に見る3つのポイント

採用担当者がコールセンター経験者の職務経歴書を確認する時間は平均して30秒〜1分程度です。その短時間で採否の方向性を決めるため、何を最初に確認しているかを知っておくと書き方の方針が定まります。

採用担当者はここを見ている

  • 業務の種類(受信か発信か、どんな商品・サービスか)が明確かどうか
  • 対応件数・チームサイズなどの数字が入っているかどうか
  • 次の職場で使えるスキルを自分の言葉で語れているかどうか

業務の種類(インバウンド・アウトバウンド)を明確に書く

「コールセンター勤務」という記載だけでは、採用担当者は業務内容を把握できません。インバウンド(受信)かアウトバウンド(発信)か、そして何の商品・サービスに関する対応かを必ず明記してください。

業務区分主な業務内容採用担当者が期待するスキル
インバウンド(受信)問い合わせ対応、クレーム処理、注文受付傾聴力・問題解決力・言語化力
アウトバウンド(発信)テレアポ、テレマーケティング、督促目標達成力・提案力・粘り強さ
混合型(受発信)対応内容によって受信・発信を切り替え柔軟な対応力・業務管理能力

記載例として、「○○通信会社のスマートフォン料金プランに関するインバウンド対応(問い合わせ・プラン変更手続き)」のように書くと、採用担当者が業務内容をすぐに把握できます。「業務全般」という書き方は避けてください。

実績を数字で伝える(対応件数・チームサイズ・達成率)

採用担当者が職務経歴書に「数字がない」と感じると、業務規模や貢献度が伝わりません。コールセンターは対応件数・応答率・顧客満足度スコアなど数字を記録しやすい職種のため、持っているデータを積極的に活用してください。

  • 1日の平均対応件数(例:50〜80件/日、月間約1,500件)
  • 所属チームの規模(例:オペレーター15名のチームに所属)
  • 顧客満足度スコアや達成率(例:顧客満足度スコア95%以上を維持)
  • SV・リーダーの場合は管理人数・育成実績(例:新人5名のOJT担当)

NG例

「お客様からの問い合わせ対応に従事しました。丁寧な対応を心がけていました。」
数字も具体的な業務内容もなく、誰でも書けるような内容になっている点がNG。

良い例

「通信会社の料金プランに関する問い合わせ・解約防止のインバウンド対応。1日平均60件を担当(繁忙期は80件超)。後輩オペレーター3名のフォロー役を担い、引き継ぎ手順書の作成にも携わりました。」

スキルを「次の職場で使える言葉」に置き換える

「コミュニケーション力が高い」「電話対応が得意」という書き方は、コールセンター経験者のほぼ全員が記載するため採用担当者の目に止まりません。自分が日々こなしていた業務を、他の職種でも通じる言葉に置き換えることが差別化の起点です。

コールセンターでの業務採用担当者に伝わる言葉
クレーム対応の一次受付感情的な状況での問題の受容・優先度判断・解決策の提示
複雑な問い合わせの整理情報を正確に把握し、わかりやすく説明する言語化力
エスカレーション対応課題の重要度を判断し、適切なタイミングで連携する調整力
スクリプト外の対応経験マニュアルに依存しない臨機応変な対応力

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コールセンター職務経歴書の構成と各項目の書き方

職務経歴書はA4用紙1〜2枚が標準的な分量です。採用担当者が読み取りやすい構成は「職務要約 → 職務経歴 → スキル・資格 → 自己PR」の順番です。各項目で何をどのように書くかを解説します。

職務要約(200文字以内)の書き方

職務要約は採用担当者が最初に目を通す部分です。200文字以内に「どんな業種・業務で、どのくらいの規模で、どんな実績を上げたか」を凝縮して書きます。

NG例(曖昧で情報量が少ない)

「コールセンターで10年間働いてきました。お客様対応が得意で、チームで協力して業務を進めることができます。次の職場でも活かしていきたいと思います。」
業種・業務内容・規模感が一切わからず、採用担当者は「何をしていた人か」を判断できない。

良い例(具体的で読みやすい)

「大手通信会社の問い合わせセンターで8年間、インバウンド対応(月間約1,200件)に従事。クレーム対応の一次受付から解決まで担当し、顧客満足度スコア95%以上を3年連続維持。後半4年はチームリーダーとして新人教育(年間2〜3名)も担当しました。」

職務経歴(業務内容)の書き方

職務経歴欄は「在籍期間・企業名・業務内容」を記載します。複数の職場がある場合は最新のものを上に書く逆年代順が標準です。業務内容は箇条書きで記載すると読みやすくなります。

採用担当者はここを見ている

  • 何の商品・サービスに関するコールセンターか(クライアント業種)
  • 受信か発信か、またはその両方か
  • 対応件数・チームサイズなど業務規模の感覚
  • 勤務形態(正社員・派遣・業務委託)と在籍期間

業務内容の記載例(箇条書き):

  • 家電製品の不具合・修理受付に関するインバウンド対応(1日平均70件)
  • CRMシステムを使用した対応履歴の入力・管理
  • 複雑なケースのエスカレーション対応(上位担当者への引き継ぎ)
  • 新人オペレーター(3名)のOJTサポート

派遣社員として就業していた場合は、雇用元(派遣会社)と就業先(クライアント企業)の両方を記載することで、採用担当者が状況を正確に把握できます。クライアント名の秘密保持が必要な場合は「大手通信会社(社名非開示)」のように書けば問題ありません。

スキル・資格欄の書き方

コールセンターに特化した公的資格は多くありませんが、使用したシステムや対応チャネルを具体的に記載することで採用担当者に業務理解の深さが伝わります。

  • 使用したCRM・CTIシステム名(Salesforce、Zendeskなど具体名を記載)
  • 対応チャネル(電話・メール・チャット・SNSのどれに対応していたか)
  • PCスキル系資格(MOS、日商簿記など業務に関連するものを記載)
  • 語学スキル(外国語対応があった場合は語学力も記載可)

資格がなくても「Salesforceを3年間使用(対応履歴・顧客管理)」「チャット・メール・電話の3チャネル対応経験あり」という記載は十分な差別化要素になります。

自己PRの書き方

自己PRは「実体験 → 得たスキル・成果 → 次の職場での活かし方」の3段構成が基本です。抽象的な自己評価ではなく、具体的なエピソードを軸に書いてください。

NG例(抽象的で印象に残らない)

「コールセンターで培ったコミュニケーション力を活かして、お客様に対して真摯に向き合う姿勢を持っています。どんな状況でも誠実に対応します。」
具体性がなく、どのコールセンター経験者でも書ける内容になっている点がNG。

良い例(エピソードと成果が明確)

「インバウンド対応でクレームの一次受付を担当する中で、感情的になっているお客様を落ち着かせるための傾聴と確認の手順を自分なりに整理しました。その手順を基に作成した対応メモをチーム内で共有した結果、担当チームのクレーム二次対応件数が3ヶ月で15%減少しました。この経験で得た課題整理・情報共有のスキルを、御社での顧客サポート業務でも活かせると考えています。」

自己PRで書くエピソードに「数字」「自分のアクション」「チームや職場への効果」の3要素が含まれていると、採用担当者が評価しやすくなります。

職務経歴書の作成に手間がかかると感じる場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用することで作業を効率化できます。

【職種別】コールセンター職務経歴書の例文

職種・役職別に職務経歴書の例文を紹介します。自分の状況に近いものを参考に、実際の数字・業務内容に置き換えて活用してください。

インバウンドオペレーターの例文

インバウンド対応は受信件数・顧客満足度スコア・担当商品の複雑さで実績を示せます。「問い合わせを受けていた」という受け身の書き方ではなく、業務の具体性と自分の役割を明記してください。

職務要約の例文

大手EC事業者の注文受付・返品対応コールセンターに4年間従事(正社員)。電話・チャット合わせて1日平均80件のインバウンド対応を担当。後半2年は繁忙期のサポートリーダーとして3名の後輩オペレーターの対応品質チェックを兼務しました。

業務内容(箇条書き)の例:

  • 注文受付・配送状況の問い合わせ対応(電話・チャット)
  • 返品・交換手続きのガイド(マニュアル外ケース含む)
  • 注文管理システムを使用した対応履歴の入力
  • 繁忙期(年末年始)の対応チーム内サポートリーダー業務

アウトバウンドオペレーターの例文

アウトバウンド業務はアポイント獲得数・成約率・リスト消化件数など、数字実績が書きやすい職種です。持っているデータをできる限り盛り込んでください。チームの平均値との比較があると説得力が増します。

職務要約の例文

通信回線の乗り換え提案を行うアウトバウンド業務に3年間従事(派遣)。月間平均アポイント獲得30件(チーム平均の1.4倍)。高成績者として社内表彰を2回受賞。後半1年はチームのトークスクリプト改善にも参加しました。

業務内容(箇条書き)の例:

  • 既存顧客への通信回線乗り換え提案(発信件数:1日平均100件)
  • トークスクリプト改善の提案・実施(月1回のチームMTG参加)
  • 社内CTIシステムの操作・対応ログの入力管理

スーパーバイザー(SV)の例文

SVの職務経歴書はマネジメント実績が中心のアピールポイントです。「何人のチームをどのように管理したか」「どんな課題をどう解決したか」を数値を交えて記載してください。

職務要約の例文

金融機関の顧客サポートセンターにてSVを4年間担当(正社員)。15〜20名のオペレーターチームのシフト管理・品質モニタリング・1on1フィードバックを実施。担当チームのクレーム件数を前任者比20%削減するとともに、新人の3ヶ月定着率を80%から95%に改善しました。

業務内容(箇条書き)の例:

  • オペレーター15〜20名のシフト作成・勤怠管理
  • 品質モニタリング(週10件/人)とフィードバック面談
  • クレームエスカレーションの最終判断対応
  • 採用補助(面接参加・研修カリキュラムの改定)

「実績ゼロ」と感じるコールセンター経験者が書ける自己PR化の手順

「数字を持っていない」「短期間しか働いていない」「派遣・アルバイトだから書けることがない」と感じている方が多いですが、これらは書き方の問題であって実績がないわけではありません。

クレーム対応経験を「問題解決力」に言い換える

クレーム対応は多くのコールセンター経験者が「ネガティブな業務」として捉えがちですが、採用担当者の目線では違います。感情的な状況で問題を冷静に整理し、解決に導いた経験は、どの職種でも高く評価されるスキルです。

クレーム対応経験のリフレーミング例

  • 「クレーム対応が多かった」→「感情的な状況での問題の受容・優先度判断・解決策の提示を日常的に経験した」
  • 「怒っているお客様の対応をしていた」→「情報収集・原因特定・最適解の提示という課題解決プロセスを体得している」
  • 「電話で説明するのが仕事だった」→「複雑な情報を相手のレベルに合わせて簡潔に伝える説明力を日常的に磨いてきた」

派遣・アルバイト経験の書き方

派遣社員・アルバイトとして複数の現場を経験している場合も、職務経歴書に記載することに問題はありません。複数の業種・業務を経験しているという点は、適応力の高さとして正直に書いた方が評価されます

派遣・アルバイトの職務経歴書記載ポイント

  • 雇用元(派遣会社)と就業先(クライアント企業)を分けて記載する
  • クライアント名を書けない場合は「大手通信会社(機密保持のため社名非開示)」と記載
  • 在籍期間が短い場合でも、その期間にこなした業務内容や数字を記載する
  • 複数現場を経験している場合は「複数業種・業務に対応した経験」として自己PRに活用できる

自分で職務経歴書を書くのが難しい場合は、職務経歴書の代行サービスを活用する方法もあります。

転職先別・職務経歴書の重点の変え方

同じコールセンター経験でも、転職先によって職務経歴書で強調すべきポイントが変わります。「次にどんな仕事をしたいか」を意識して書き方をカスタマイズすることで通過率が上がります。

コールセンター → 同業(CS・カスタマーサポート系)への転職

同じコールセンター・CS職への転職では、「業務の質の高さ」と「扱い業種・商品の専門性」が評価軸になります。前職の経験との連続性を示すことで即戦力としてアピールできます。

同業転職で強調すべきポイント

  • 対応してきた商品・サービスの専門知識(業種の専門性)
  • 品質モニタリング・フィードバック経験(SV経験者なら必須)
  • 使用してきたCRM・CTIシステム名(システムの即戦力性)
  • チャネル対応実績(電話だけでなくチャット・メール対応も強調)

コールセンター → 異業種(事務・営業・接客)への転職

異業種転職では、コールセンターで培ったスキルが「その職種でどう活きるか」を自分で説明する必要があります。採用担当者は「コールセンター経験しかない人」ではなく「その経験から何を得てきたか」を見ています。

転職先職種コールセンター経験のうち強調すべきスキル
一般事務・データ入力CRMシステム操作・正確なデータ入力・業務マニュアル作成経験
営業職アウトバウンド実績(アポ率・成約率)・顧客折衝経験・目標管理
接客・販売クレーム対応経験・傾聴力・プレッシャー下での冷静な対応
人事・教育担当新人研修・OJT経験・マニュアル作成・品質改善への取り組み

転職先の求人票で求められているスキルをあらかじめ確認し、職務経歴書の自己PR欄に「前職の○○経験が、御社の○○業務で活かせると考えています」という形で接続させると採用担当者の評価が高まります。

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まとめ

  • コールセンターの職務経歴書では、業務種別(インバウンド・アウトバウンド)と取り扱い商品・サービスの明記が第一歩
  • 対応件数・チームサイズ・顧客満足度スコアなど、持っている数字はすべて活用する
  • 「コミュニケーション力が高い」などの抽象表現は避け、具体的なエピソードとスキルの言語化で差別化する
  • 派遣・アルバイト・短期経験でも職務経歴書に記載でき、適応力の高さとしてアピールできる
  • 転職先によって強調するスキルを変えることで書類選考の通過率が上がる

職務経歴書の完成度に自信が持てない場合は、転職エージェントや添削サービスへの相談も選択肢です。

コールセンターの職務経歴書に関するよくある質問

コールセンターの職務経歴書に書く業務内容がわかりません。何を書けばいいですか?

「何のコールセンターで(業種・商品)」「受信か発信か」「1日何件くらい対応したか」の3点を軸に書いてください。「お客様対応全般」のような曖昧な表現は採用担当者に伝わりません。使用していたシステム名(Salesforceなど)や対応チャネル(電話・チャット・メール)も記載すると具体性が増します。

派遣社員でコールセンターに勤めていました。職務経歴書にはどう書けばいいですか?

雇用元(派遣会社)と就業先(クライアント企業)を分けて記載するのが原則です。クライアント名を秘密保持契約で書けない場合は「大手通信会社(機密保持のため社名非開示)」のように記載します。雇用形態が派遣であっても、業務内容や実績を正確に記載することで採用担当者は業務経験を適切に評価します。

コールセンター経験しかないと、異業種転職の書類選考は不利ですか?

書き方次第で有利にも不利にもなります。「コールセンターしかできない人」ではなく「コールセンターでこのスキルを得た人」という観点で書き直すことが重要です。クレーム対応経験は問題解決力、アウトバウンド実績は目標達成力として転用できます。転職先の求人票で求められているスキルと自分の経験を紐付ける形で自己PRを作成してください。

コールセンターの職務経歴書は何枚で書くのが適切ですか?

経験年数や職歴数によりますが、A4用紙1〜2枚が一般的です。1社での経験が主な場合は1枚にまとめ、複数社の経験がある場合や管理職経験がある場合は2枚になることもあります。3枚以上は冗長になりやすいため、採用担当者が読む時間を意識して簡潔にまとめることを優先してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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