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事務職の履歴書の書き方|採用担当者が落とすNG例と通過できる例文

事務職の履歴書の書き方|採用担当者が落とすNG例と通過できる例文

この記事では、事務職の履歴書で書類選考を通過するために採用担当者が実際に見ているポイントを解説します。志望動機・自己PRのNG例と例文を未経験・経験者・異業種転職の状況別に整理し、PCスキルの書き方まで網羅しています。

目次

採用担当者が事務職の履歴書を見る時間は5〜10分

事務職は応募倍率が高く、採用担当者は複数の応募書類を一度に処理します。1枚の履歴書に目を通す時間は5〜10分が一般的で、その間に採用・不採用の判断がほぼ固まります。

採用担当者が最初に何を確認し、何で判断を決めるかを理解したうえで書くことが、書類通過率を上げる最初のステップです。採用担当者が5〜10分で確認するのは、主に以下の4点です。

採用担当者が最初に確認する4つのポイント

  • 誤字脱字の有無:事務職では「正確性」が最重要スキルのため、誤字脱字が2つ以上あれば注意力不足と判断されて落とされる
  • 志望動機の具体性:「なぜ事務職なのか」「なぜこの会社なのか」が書かれていない汎用表現は、使い回しと判定して30秒で次へ移る
  • PCスキルの記載:「基本操作可能」のような曖昧な表記は実務レベルが不明と判断され、評価対象外になりやすい
  • 空欄・未記入の項目:「貴社の規定に従います」の一言がないだけで書類不備と見なされることがある

事務職の書類選考では、記載内容の具体性と書類の丁寧さが採用担当者に直接伝わります。採用担当者は「この人は事務スキルがある人材かどうか」を、履歴書の書き方そのものから読み取ろうとしています。

履歴書のフォーマット選びから始めたい方は、転職・就活別に使える履歴書テンプレートの選び方も参考にしてください。

事務職 履歴書の志望動機の書き方と例文

採用担当者に見抜かれやすい3つのパターン

事務職の志望動機で最も多い落選理由は、どの企業にも当てはまる汎用表現です。採用担当者は1〜2文を読んだ段階で使い回しと判断します。以下の3パターンに当てはまる場合は書き直しが必要です。

NG例①:待遇・安定性を理由にしている

「事務職は残業が少なく安定していると聞いて応募しました」

なぜNGか:仕事への意欲ではなく、待遇面への関心を動機にしているため、採用担当者は「条件が変われば辞める人材」と判断します。

NG例②:「サポートしたい」だけで業務の具体性がない

「人の役に立つ仕事がしたく、縁の下の力持ちとして組織を支えたいと考えています」

なぜNGか:受動的な姿勢に映ります。「具体的に何をしたいのか」「どんなスキルで貢献するのか」が示されておらず、他の応募者と区別がつきません。

NG例③:どの企業にも当てはまる内容

「貴社は社員の方が親切という評判を聞いており、働きやすい環境だと感じ応募しました」

なぜNGか:企業研究をしていないと判断されます。採用担当者は「なぜ他社ではなく当社なのか」を必ずチェックします。企業固有の理由がない志望動機は書類選考を通過できません。

採用担当者が通過させたくなる3つの条件

採用担当者が「この人に会いたい」と思う志望動機には、共通した3つの要素があります。

  1. 具体的な業務への貢献イメージ:「事務として何をしたいか」ではなく「どの業務でどう貢献するか」を示す
  2. 自分のスキル・経験と企業の課題が一致している:過去の経験から導き出せる強みが、応募先の事務業務に直結している
  3. 「なぜこの会社か」という必然性がある:業界・事業内容・規模感など、その企業固有の理由が示されている

採用担当者はここを見ている

  • 志望動機の1文目で、仕事への意欲と企業理解の深さを確認する
  • 「自分ができること」と「企業が求めること」が一致しているかを見る
  • 職歴と志望動機のストーリーに一貫性があるかをチェックする

状況別の志望動機例文

自分の状況に合った例文を参考にしてください。例文をそのまま使うのではなく、応募先企業の事業内容や課題を加えることで、採用担当者の目に止まる志望動機になります。

例文①:未経験転職(他職種からの転職)

「前職では3年間、飲食店の店舗運営に従事し、仕入れデータの管理・日次売上の集計・スタッフのシフト作成を担当してきました。データを正確に管理し、情報を関係者に迅速に共有する業務を通じ、事務スキルが組織の意思決定を支える基盤になると実感しました。貴社では、製造部門の生産データ管理を正確性と効率性の両面から支える事務担当として貢献したいと考えています。」

例文②:事務経験者の転職

「前職では5年間、営業事務として月150件の受発注処理・請求書発行・顧客データ管理を担当しました。Excel関数を活用した集計の自動化を提案し、月15時間の手作業を削減した経験があります。貴社は取引先数が多く、データ管理の精度が業務効率に直結すると理解しています。この経験を活かし、事務部門の処理精度と生産性を高める役割を担いたいと考えています。」

例文③:ブランクあり・育休復帰・再就職

「育児休業中も家庭での経費管理・各種行政手続きを通じ、正確な書類処理と期限管理の習慣を維持してきました。前職では一般事務として3年間、書類作成・電話応対・来客対応を担当した経験があります。貴社の事務職では、ブランク中に磨いた段取り力と正確性を発揮し、社内の業務フローを支える役割を担いたいと考えています。」

事務職 履歴書の自己PRの書き方と例文

採用担当者が事務職の自己PRで見る3つの軸

「几帳面で正確に仕事を進めることが得意です」という表現は、事務職の自己PRとして最も評価されにくいパターンの一つです。採用担当者が評価するのはスキルの具体性と再現性です。「過去に何を達成したか」「どんな状況でそのスキルを使ったか」という裏付けがなければ、どの応募者でも書けるような内容になってしまいます。

採用担当者が事務職の自己PRで重視する3つの軸は以下のとおりです。

採用担当者が確認すること評価されるポイント
正確性・注意力ミスが少ない根拠があるか処理件数・エラー率・確認フローの改善経験など数値がある
効率化・改善思考自発的に業務を改善した経験があるかツール活用・フロー改善・時間削減の実績
コミュニケーション・協調性複数部門と連携できるか部門をまたいだ調整・情報共有・問い合わせ対応の経験

NG例と改善例の比較

同じ「几帳面で正確」という強みでも、書き方によって採用担当者の受け取り方は大きく変わります。

NG例(採用担当者の印象に残らない)

「私の強みは几帳面で正確なところです。どんな作業でも丁寧に取り組み、ミスのない仕事を心がけています。」

問題点:根拠となる経験がなく、どの応募者でも書けるような内容です。採用担当者は「具体的に何ができるのか」を判断できません。

改善例(具体的な根拠がある)

「前職では月120件の受発注処理を担当し、チェックリストを自作して導入した結果、入力ミスを半年間ゼロに維持しました。また、請求書照合の手順を見直し、毎月3時間かかっていた作業を1時間に短縮しました。正確性と改善思考を両立した経験を、貴社の事務業務でも発揮したいと考えています。」

状況別の自己PR例文

自己PR例文①(事務経験者)

「前職では3年間、総務事務として社内の経費精算・備品管理・社内手続きを一元対応してきました。問い合わせが月50件以上に及ぶ中、FAQを整備することで対応時間を月8時間削減しました。複数業務を同時進行させながら期限を守る管理習慣と、問題を仕組みで解決する視点が強みです。」

自己PR例文②(事務未経験・異業種転職)

「前職では小売業の店舗スタッフとして、日次の売上報告・在庫カウント・発注データ入力を担当していました。数字を正確に扱う業務を毎日継続してきた経験と、Excelで独学した集計スキル(VLOOKUP・グラフ作成)を事務業務に活かしたいと考えています。新しい業務でも手順書を自作し早期に習熟する姿勢で貢献します。」

職歴欄の書き方|事務職特有のポイント

事務経験者の職歴の書き方

事務経験者の職歴欄では、「業務の種類」「処理量・規模」「使用ツール」の3点を具体的に記載することが採用担当者への説得力を高めます。採用担当者は職歴欄から即戦力としての実力を判断します。

  • 業務の種類:受発注処理・請求書発行・経費精算・来客対応など、担当してきた具体的な業務を列挙する
  • 処理量・規模:「月◯件の処理」「◯名規模の組織をサポート」など数値を入れると採用担当者がレベルを把握しやすくなる
  • 使用ツール:利用してきたシステムやソフトウェア(例:SAP、freee、Salesforce、kintoneなど)を明記する

未経験・異業種転職の職歴の書き方

事務未経験の場合、前職の経験から「事務に活かせるスキル」を意識して抽出することが重要です。採用担当者は「この人は事務職に転換できる素地があるか」を職歴から読み取ります。

前職の業務事務に活かせるスキル職歴欄での表現例
飲食店スタッフ正確な伝票処理・在庫管理「日次売上集計・食材在庫のExcel管理(月◯件)」
接客業・販売員電話応対・顧客情報管理「来客対応・顧客データ入力(CRM使用)」
営業職数値管理・資料作成「商談資料作成(PowerPoint)・売上データ分析(Excel)」
工場・製造業正確な記録・手順遵守「品質検査記録の入力・日報作成(◯件/日)」

PCスキルの書き方(採用担当者が実務レベルを判断できる表現)

PCスキルの記載は、事務職の履歴書で最も差が出る項目のひとつです。「基本操作可能」「中級」などの曖昧な表現は採用担当者が実務レベルを判断できないため、選考で不利になります。

NG表記NGな理由OK表記
PCスキル全般 基本操作可能何ができるか全く不明Word(文書作成・帳票管理)、Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル)、Outlook(メール管理)
Microsoft Office 中級「中級」の定義が人によって異なるExcel(関数・グラフ作成・条件付き書式)、PowerPoint(提案資料50ページ超の作成経験)
タイピング得意客観的な根拠がない日本語入力60文字/分(MOS Word 365取得)

Excelの関数スキルは使える関数名を具体的に書くと採用担当者に伝わりやすくなります。VLOOKUP・INDEX/MATCH・SUMIFなどを実際に使った経験がある場合は必ず記載してください。

書類作成を効率化したい場合は、履歴書作成ツールの比較記事も参考にしてください。

また、応募先によっては履歴書と合わせて職務経歴書の提出が求められる場合があります。実績の数値化に自信がない方は実績なしでも通る職務経歴書の書き方を参考にしてください。

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資格・免許欄の書き方と「資格なし」の場合の対処法

事務職では資格がなくても採用される職場は多くありますが、関連資格があると書類選考での評価が上がるのは事実です。採用担当者は資格欄から「スキルアップへの意欲」と「実務対応能力の水準」を読み取ります。

資格名評価されやすい理由特に有効な事務職種
日商簿記2級経理・財務の実務知識を持つ証明になる経理事務・財務事務
MOS(Microsoft Office Specialist)Excelなどの操作スキルが客観的に証明できる一般事務・営業事務
秘書検定2級ビジネスマナー・文書作成能力の証明になる総務事務・役員秘書
日商簿記3級数値処理の基礎理解を示せる経理補助・一般事務
ITパスポートIT関連業務への適応力をアピールできるIT企業の事務・管理部門

資格欄に書ける資格の一覧や職種別の書き方については、履歴書に書ける資格一覧と採用担当者が見るポイントで詳しく解説しています。

資格がない場合の3つの対処法

資格欄が空白のまま提出するのは避けてください。以下の3つの対応で、資格がなくても採用担当者に意欲を伝えられます。

  1. 「取得予定」として記載する:現在学習中の資格があれば「○○検定取得に向けて学習中(取得予定:◯年◯月)」と記載する。意欲が伝わり、プラス評価につながる
  2. 普通自動車免許を記載する:事務職でも外出・配送を含む業務では評価される。持っていれば必ず記載すること
  3. 具体的なPCスキルで補完する:資格欄ではなく職歴欄や自己PR欄でPCスキルの具体的な実績を示すことで、資格がなくても実力をアピールできる

日商簿記3級を履歴書に書く場合の正式名称や書き方については、簿記3級の履歴書での書き方と採用担当者の本音を参考にしてください。

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まとめ

  • 採用担当者が履歴書を見る時間は5〜10分。誤字脱字・空欄・PCスキルの曖昧な記載は即落とし対象になる
  • 志望動機は「安定してそう」「サポートしたい」という汎用表現を避け、業務への貢献イメージと企業固有の理由を示す
  • 自己PRは「几帳面です」のような抽象表現ではなく、処理件数・削減時間など数値を伴う具体的なエピソードで書く
  • PCスキルは「基本操作可能」ではなく「Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル活用経験)」のように具体的な操作名まで記載する
  • 資格がない場合は取得予定の資格を記載するか、職歴欄でPCスキルの具体的な実績を示して補完する

採用担当者が評価する履歴書は、「丁寧に書かれているかどうか」ではなく「実務スキルが具体的に伝わるかどうか」で決まります。この記事で紹介したポイントを押さえて、書類選考を通過してください。

事務職の履歴書に関するよくある質問

事務職の履歴書は手書きとPC作成のどちらがよいですか?

どちらでも採用担当者の評価に大きな差はありません。PC作成は文字サイズや余白を統一しやすく、読みやすい書類を作りやすいメリットがあります。手書きを指定している企業はその指示に従ってください。いずれの場合も、誤字脱字がないかの最終確認を必ず行ってください。

事務職の履歴書に書く資格がない場合、資格欄は空欄でよいですか?

資格欄が空欄のままでは「スキルアップへの意欲がない」と見られるリスクがあります。現在取得に向けて学習中の資格があれば「〇〇検定 取得に向けて学習中(取得予定:〇年〇月)」と記載してください。普通自動車免許があれば必ず記載します。また、資格がない場合は職歴欄や自己PR欄で具体的なPCスキルを示すことで補完できます。

事務未経験でも事務職の書類選考は通過できますか?

通過できます。採用担当者が未経験者に求めるのは「事務スキルへの転換可能性」です。前職でデータ入力・書類作成・電話応対などの経験があれば、職歴欄に具体的に記載してください。また、MOSやExcelスキルを習得中であれば自己PR欄で触れることで、スキルアップへの積極性を示せます。

志望動機の文字数はどれくらいが適切ですか?

履歴書の志望動機欄は150〜250文字が目安です。短すぎると熱意が伝わりにくく、長すぎると読みにくくなります。「なぜ事務職か」「なぜこの会社か」「入社後にどう貢献するか」の3点を盛り込みながらこの文字数内にまとめることを意識してください。

参考:フリーターから事務職への転職を考えている方の履歴書の書き方はこちら

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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