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保育士の履歴書 資格欄の書き方|正式名称とNG例を徹底解説

この記事では、保育士資格を履歴書の資格欄に正しく書く方法を解説します。正式名称・取得年月の書き方から、幼稚園教諭免許との順序ルール、新卒・保母資格・取得見込みの状況別対応まで、採用担当者が確認するポイントとあわせて紹介します。

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目次

保育士資格の正式名称は「保育士資格」—「保育士免許」と書くと落とされる

採用担当者が資格欄を見るとき、最初に確認するのが正式名称が正確に書かれているかどうかです。児童福祉法に基づく国家資格「保育士」は、履歴書には「保育士資格」と記載します。「保育士免許」「保育士証」「保母資格」と書くのはすべて誤りであり、書類選考で印象を下げることがあります。

採用担当者が正式名称を必ずチェックしている理由

保育士資格は「免許」ではなく「資格」です。医師や看護師のように「免許」と呼ばれる資格とは制度上の区分が異なり、法律上も「保育士資格」と定められています。この区別を知らずに書いている応募者は、採用担当者の目線では「業界の基礎知識が不足している」と判断されることがあります。

採用担当者はここを見ている

  • 正式名称を書けているかどうかは「書類への丁寧さ」の最初の判断材料になる
  • 資格欄が雑な応募者は、入職後の書類作成や保護者対応も雑だとみなされるリスクがある
  • 正式名称を正確に書くだけで「細かいところまで気が回る候補者」という印象を与えられる

間違いやすい3つのNG表記

NG表記NG理由正しい表記
保育士免許保育士は免許制度ではなく資格制度(法律上「資格」と定義)保育士資格
保育士証保育士証は「資格を証明する書類」の名称。資格そのものではない保育士資格
保母資格1999年の児童福祉法改正で「保育士」に名称統一済み。旧名称は使用しない保育士資格

特に多いミスが「保育士証」と書いてしまうケースです。就職活動中に手元にある「保育士証」を見て、そのまま転記してしまう応募者が少なくありません。保育士証はあくまで資格保有の証明書であり、履歴書に書くのは「保育士資格 取得」です。

基本の書き方|「保育士資格 取得」の記載例

正式名称が確認できたら、資格欄の実際の書き方を確認します。履歴書の「免許・資格欄」に以下の形式で記入します。

良い例文

令和〇年〇月 保育士資格 取得

NG例

令和〇年〇月 保育士免許 取得
「免許」という単語の使用がNG。採用担当者は正式名称かどうかを必ず確認している。

「保育士資格」と「取得」の間には全角スペースを1つ入れるのが一般的です。スペースなしで続けて書いても誤りではありませんが、読みやすさの面から1スペースを入れる書き方が推奨されています。

認定機関を書くべきかどうかの判断基準

保育士資格は都道府県知事が認定する資格です。認定機関(都道府県知事名)の記載は義務ではありませんが、より丁寧な印象を与えたい場合は追記してもよいでしょう。

認定機関を記載する場合の例

令和〇年〇月 保育士資格登録(東京都知事) 取得

※認定機関は保育士証の「登録先(または交付者)」欄に記載されている都道府県名を使用します。

ただし、他に複数の資格を記載する必要があり記載欄が不足する場合は省略してかまいません。採用担当者が最も重視するのは認定機関の有無ではなく、正式名称が正確かどうかです。

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状況別 書き方パターン

保育士としてのバックグラウンドは人によって異なります。新卒でこれから取得予定の方、保母資格から移行した方、幼稚園教諭免許も持っている方など、状況に応じた書き方をそれぞれ確認します。

新卒・在学中「取得見込み」の書き方

指定保育士養成施設に在学中で、卒業と同時に保育士資格を取得予定の場合は「取得見込み」と記載します。

取得見込みの記載例

令和〇年〇月 保育士資格 取得見込み

記載する年月は「取得予定年月」を書きます。卒業と同時に取得する場合は卒業予定年月を記入してください。なお、保育士試験を受験予定で、まだ合格していない段階では「取得見込み」とは書きません。試験組は合格してから記載するのが原則です。

採用担当者はここを見ている

  • 「取得見込み」の記載は「取得が確実に予定されているか」の判断材料になる
  • 試験の合否が不確定な段階で「取得見込み」と書いた場合、不信感につながることがある
  • 養成校在学中の場合は、学歴欄の入学年月と取得見込み年月の整合性も確認している

保母資格で保育士になった場合の書き方

1999年(平成11年)の児童福祉法改正以前に「保母資格」を取得した方は、法改正により「保育士」として自動的に移行登録されています。履歴書には現在の正式名称である「保育士資格 取得」と記載し、「保母資格」という表記は使用しません。

保母資格取得者の記載例

昭和〇年〇月(または平成〇年〇月) 保育士資格 取得

※取得年月は「保母資格」を取得した時点の年月(卒業年月または合格年月)を記載します。保育士への名称変更後の登録年月ではありません。

幼稚園教諭免許も持っている場合の順序ルール

保育士資格と幼稚園教諭免許を両方持っている方の場合、複数資格の記載順序が問題になります。基本ルールは「取得した順番」ですが、運転免許との順序は慣例として固定されています。

順番資格・免許名注意点
普通自動車第一種運転免許(持っている場合)運転免許は最初に記載するのが慣例
②以降保育士資格取得年月が早い方を先に記載
②以降幼稚園教諭一種免許状(または二種免許状)正式名称を使用。「幼稚園教諭免許」は略称

幼稚園教諭免許の正式名称は「幼稚園教諭一種免許状」「幼稚園教諭二種免許状」です。「幼稚園教諭免許」とだけ書くのは略称になるため、正式名称で記載してください。保育士志望の施設への応募なら、保育士資格が先に目に入る順番が望ましいです。

子育て支援員など保育系民間資格の扱い方

子育て支援員や食育インストラクターなどの資格は、保育士資格とは性質が異なります。記載する際は以下の点に注意してください。

  • 子育て支援員:国の制度に基づく研修修了資格。「子育て支援員研修 修了」と記載する。「取得」ではなく「修了」が正しい表現
  • 食育インストラクター:民間資格。「NPO法人日本食育インストラクター協会認定 食育インストラクター〇級 取得」のように認定機関名を含めて記載する
  • その他民間資格:記載は任意だが、応募先の保育業務に直結する内容であれば積極的に記載して差別化につなげる

子育て支援員として実務経験がある方は、履歴書各項目の書き方を詳しく解説した記事もあわせて確認してください。

食育インストラクターの正確な記載方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

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取得年月の正しい書き方

保育士資格の取得年月は、取得した経路によって「何年何月を書くべきか」が変わります。ここを間違えると、採用担当者から「正確性が低い」と判断される可能性があります。

養成校卒業組と保育士試験組で書き方が異なる

取得経路履歴書に書く年月理由
指定保育士養成施設を卒業卒業した年月卒業と同時に保育士資格が発生するため
保育士試験に合格合格した年月(合格通知書記載の年月)試験合格をもって資格が発生するため

どちらの経路であっても、保育士証に記載されている「登録年月日」とは異なることがほとんどです。登録は資格取得後に行う手続きであり、取得年月とは別物です。

保育士証の「登録年月日」と書く年月は別物

保育士証を手元に置いて履歴書を書く場合、「登録年月日」の日付をそのまま転記するミスが発生しやすいです。登録年月日は保育士証が発行・交付された日であり、資格の発生日とは異なります。

採用担当者はここを見ている

  • 登録年月日は保育士証交付の日付であり、資格取得年月より後になることが多い(例:3月卒業→5月に保育士証が届く場合、登録は5月だが取得は3月)
  • 取得年月と登録年月日がずれていることは正常。採用担当者もその違いを理解している
  • わからない場合は卒業証書・合格通知書で確認することを推奨する

まとめると、養成校卒業組は卒業証書の年月、試験組は合格通知書の年月を記載するのが正解です。どちらも保育士証の登録年月日ではありません。

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資格欄以外で保育士が気をつけること

資格欄が正確に書けたら、履歴書の他の項目も確認します。保育業界特有のルールが職歴欄や自己PR欄にも存在します。

職歴欄の「入職・退職」表記ルール

一般企業向けの履歴書では「入社・退社」と書きますが、保育園・幼稚園・認定こども園などへの異動は「入職・退職」と記載するのが正確です。法人形態によって正しい表現が異なります。

職場の種類入る場合辞める場合
株式会社・有限会社運営の保育園入社退社
社会福祉法人・NPO法人の保育園・幼稚園入職退職
公立保育園・幼稚園(公務員採用)採用退職

法人形態が不明な場合は「入職・退職」に統一してもかまいません。採用担当者が重視するのは用語の厳密さより、職歴の内容が正確かどうかです。ただし、明らかに株式会社運営の施設に「入職」と書くと、業界理解が浅いとみなされることもあります。

保育士の自己PRで資格を活かす1つのポイント

保育士資格は保育施設への応募では「当然持っているもの」として扱われます。自己PR欄で単に「保育士資格を持っています」と書くだけでは差別化になりません。

NG例

「保育士資格を持っており、子どもが好きです」→ 資格保有は当然の前提。「好き」だけでは採用担当者に響かない。

良い例文

「保育士として3年間、0〜2歳児クラスの担任を務め、月齢に応じた個別支援計画を立案・実施してきました。幼稚園教諭免許も保有しており、認定こども園での勤務にも対応できます」

資格を活かした自己PRの核心は、「資格を活かして何をしてきたか・何ができるか」を具体的な行動や数字とともに書くことです。幼稚園教諭免許も保有している場合は、認定こども園での即戦力イメージが強まります。

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まとめ

  • 保育士資格の正式名称は「保育士資格」。「保育士免許」「保育士証」はNG
  • 基本の書き方は「令和〇年〇月 保育士資格 取得」
  • 新卒・在学中は「取得見込み」、保母資格取得者も「保育士資格 取得」と書く
  • 複数資格の記載順序は「運転免許→保育士資格→幼稚園教諭免許(取得順)」が基本
  • 取得年月は「養成校卒業年月」または「試験合格年月」。保育士証の登録年月日とは別物

採用担当者が資格欄で評価するのは正確さと丁寧さです。正式名称を押さえ、取得年月の根拠を確認したうえで書類を仕上げることが、書類選考の第一関門を突破するうえで重要になります。

保育士の履歴書 資格欄に関するよくある質問

保育士資格と保育士証は何が違うのですか?

保育士資格は「資格そのもの」、保育士証は「資格を持っていることを証明する書類」です。履歴書に書くのは「保育士資格 取得」です。「保育士証」と書くのは誤りになります。

保育士試験に合格した場合、取得年月はいつを記載しますか?

合格通知書に記載されている「合格年月」を記載します。保育士証の登録年月日は手続き上の日付であり、取得年月とは異なります。合格通知書を手元で確認して記入してください。

保育士資格と幼稚園教諭免許を同じ年に取得した場合、どちらを先に書きますか?

取得月が早い方を先に記載します。同月の場合は、応募先の施設に関連が深い資格(保育園なら保育士資格、幼稚園なら幼稚園教諭免許)を先に書くとよいでしょう。

子育て支援員の資格は履歴書に書けますか?

書けます。ただし「取得」ではなく「修了」と記載するのが正確です。「子育て支援員研修 修了」と書いてください。保育士資格と併記する場合は、保育士資格を先に記載します。

保育士資格の取得見込みで転職活動を始めていいですか?

養成校在学中で卒業と同時に取得が確実な場合は「取得見込み」として活動できます。保育士試験の合否待ち段階では「取得見込み」と書かず、合格後に活動を本格化させるのが一般的です。施設によっては合格後に改めて内定を出す方針のところもあります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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