この記事では、履歴書の趣味欄に「猫」と書いてよいか迷っている方に向けて、採用担当者が実際に見ているポイントと、好印象につながる書き方・状況別の例文・面接での答え方までをまとめます。「猫」は書いても問題ありませんが、書き方ひとつで印象は大きく変わります。
履歴書の趣味欄に「猫」と書いても問題ない
趣味欄に「猫」と書くこと自体で評価が下がることはありません。ギャンブルや政治・宗教色の強い趣味と違い、猫は誰にとっても話題にしやすく、面接の場を和ませる効果もあります。実際に採用担当者の多くは、趣味欄を「合否を決める場所」ではなく「人柄を知り、面接で話を広げる材料」として見ています。
ただし、注意したいのは「猫」という一語だけでは何も伝わらないという点です。猫を飼っている、猫が好き、という事実だけでは、あなたがどんな人物なのかは読み取れません。ここを具体化できるかどうかで、同じ「猫」でも印象は大きく分かれます。
| 書き方 | 採用担当者の受け取り方 |
|---|---|
| 「猫」だけ | 情報が少なく印象に残らない |
| 「猫を飼っている」 | 事実のみ。趣味というより生活の一部に見える |
| 「保護猫の世話。毎日の観察で体調変化に気づけるのが楽しい」 | 継続力・観察力が伝わり、面接で深掘りしたくなる |
採用担当者はここを見ている
- 猫という趣味を通じて、どんな人柄・価値観が見えるか
- 面接で話を広げられる具体性があるか
- 好きなことを自分の言葉で説明できているか
趣味・特技欄そのものの基本ルールから確認したい場合は、履歴書の趣味・特技欄の例文集もあわせて確認しておくと、猫以外の候補と比べながら書きやすくなります。

採用担当者が趣味欄の「猫」から見ている3つのポイント
採用担当者が趣味欄を読むのは、スキルシートだけでは分からない「素の人柄」を知りたいからです。猫という趣味からは、次の3つが読み取られています。
1. 人柄と社風との相性
猫と暮らす人には、相手のペースを尊重できる、落ち着いた環境を好む、といった印象が伴います。チームで細やかな配慮が求められる職場では、これがプラスに働くこともあります。逆に「一匹狼で人と関わりたくない」という誤解を招かない書き方を意識すると安心です。
2. 面接で話が広がるかどうか
趣味欄は面接のアイスブレイクに使われます。「何匹飼っているんですか」「どんな性格の猫ですか」と質問が生まれやすいテーマほど、担当者にとっては扱いやすい趣味です。猫は写真や日常のエピソードが豊富で、会話が途切れにくいのが強みです。
3. 継続力・責任感の裏付け
猫の世話は毎日欠かせません。食事・トイレ・体調管理を何年も続けている事実は、継続力と責任感を無理なく証明する材料になります。「毎日決まった時間に世話をしている」「体調の小さな変化に気づいて通院につなげた」といった一文があるだけで、説得力が一段上がります。
好印象につながる「猫」の書き方3つのコツ
同じ「猫」でも、書き方次第で採用担当者の受け取り方は変わります。押さえておきたいコツは3つです。
コツ1:「飼っている」で終わらせず一言添える
「猫を飼っています」だけでは事実の報告で終わります。何が好きなのか、どこに面白さを感じているのかを一言添えると、あなたらしさが伝わります。書く分量は1〜2文で十分です。長く書きすぎると、かえって要点がぼやけます。
コツ2:世話から得た力を仕事に結びつける
猫の世話で身についた習慣は、仕事に通じる部分があります。毎日の世話は継続力、体調の観察は気づく力、多頭飼いなら段取り力に言い換えられます。「趣味を通じてこんな力がついた」という視点で書くと、遊びの話が仕事の話に変わります。
コツ3:簡潔に、面接で話せる範囲で書く
趣味欄はあくまできっかけです。書いた内容は面接で必ず聞かれる前提で、自分が具体的に話せる範囲に留めます。盛った内容を書くと、面接で深掘りされたときに答えられず逆効果になります。
良い例文
2匹の猫を飼っており、毎日の食事管理と健康チェックを続けています。体調の小さな変化に気づけるようになり、日常の観察を習慣にできました。
NG例
猫。一語だけでは人柄も熱意も伝わらず、面接で話を広げる余地もありません。
【状況別】履歴書の趣味「猫」の例文
あなたの状況や応募先によって、響く書き方は変わります。そのまま使える例文を状況別に用意しました。応募先に合わせて言葉を調整して使ってください。
一般的な転職・就職の場合
猫との暮らしが趣味です。仕事で疲れた日も世話は欠かさず、規則正しい生活を続けるきっかけになっています。休日は猫の写真を撮るのが楽しみです。
多頭飼い・世話のエピソードを活かす場合
3匹の猫を飼っています。それぞれ性格や体調が異なるため、食事や通院のスケジュールを管理しながら世話をしています。段取りを考える習慣が身につきました。
保護猫・ボランティア経験がある場合
保護猫の里親として2匹を迎え、育てています。警戒心の強い猫が心を開くまで根気強く向き合った経験から、相手のペースを尊重する大切さを学びました。
動物・ペット関連の仕事に応募する場合
幼い頃から猫と暮らし、現在は2匹を飼っています。日々の観察で体調やしぐさの変化に気づく力が身につき、動物と関わる仕事に活かしたいと考えています。
猫のように動物が好きで、その気持ちを仕事につなげたい方は、志望動機の書き方も重要になります。動物好きが伝わりやすい書き方については、「動物が好き」だけで落とされない志望動機の書き方が参考になります。

猫を趣味に書くときのNG例と注意点
好意的に受け取られやすい猫でも、書き方を誤ると印象を下げます。避けたいパターンを具体的に押さえておきましょう。
NG例
猫が可愛すぎて、休日は一日中家から出られません。私生活優先の印象を与え、勤務への不安につながる書き方です。
- 偏愛が強すぎる表現:仕事より趣味を優先する印象を避ける
- 世話で勤務に支障が出る書き方:「猫のため残業できない」等はマイナス
- 専門用語の多用:品種名や愛好家用語を並べると伝わりにくい
- 事実と異なる盛った内容:面接で深掘りされて答えられなくなる
他の趣味と迷っている場合や、趣味そのものが思いつかない場合は、履歴書の特技欄の書き方もあわせて読むと、趣味・特技全体のバランスを整えやすくなります。
面接で「猫が趣味」について聞かれたときの答え方
趣味欄に猫と書けば、面接で触れられる可能性は高くなります。聞かれて困らないよう、答え方の型を用意しておきましょう。ポイントは「事実→そこから得たこと→仕事への接続」の順で話すことです。
想定質問と回答例
質問:猫を飼っているそうですが、どんなところが好きですか。
回答例:2匹飼っていて、毎日の世話を続ける中で体調の変化に気づけるようになりました。小さな変化を見逃さない姿勢は、仕事でも意識していきたいと考えています。
この型に沿えば、「ただの雑談」で終わらず、自分の強みにつなげて答えられます。趣味の話をそのまま自己PRの入り口にできるのが、猫という趣味の強みです。
まとめ
- 履歴書の趣味欄に「猫」と書いても評価は下がらない
- 「猫」の一語ではなく、好きな点や世話から得た力を一言添える
- 継続力・観察力・責任感に言い換えると仕事の話につながる
- 偏愛が強すぎる表現や、勤務に支障が出る書き方は避ける
- 面接で聞かれる前提で、事実→得たこと→仕事への接続の順に準備する
猫は、書き方を工夫すれば人柄と強みの両方を伝えられる趣味です。今日の世話のエピソードを一つ思い出して、あなたの言葉で書いてみてください。
履歴書の趣味「猫」に関するよくある質問
- 猫を飼っているだけで「趣味」と書いてよいですか?
-
問題ありません。ただし「飼っている」という事実だけでなく、世話のどこが好きか、何が身についたかを一言添えると趣味として成立し、面接でも話を広げやすくなります。
- 猫が趣味だと幼稚だと思われませんか?
-
幼稚とは受け取られません。採用担当者は趣味の種類より、それを通じて何が見えるかを重視します。継続力や観察力に結びつけて書けば、むしろ好印象につながります。
- 猫を飼っていなくても「猫」を趣味に書けますか?
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飼っていなくても、保護猫カフェ通いや猫の写真撮影など、実際に取り組んでいることがあれば書けます。ただし面接で聞かれても答えられる範囲に留めてください。
- 趣味欄はどのくらいの分量で書けばよいですか?
-
1〜2文が目安です。長く書きすぎると要点がぼやけます。事実に一言の説明を添える程度に収め、詳しい話は面接で伝える前提で準備しておくとよいでしょう。


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