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営業の職務経歴書の書き方|採用担当者が最初に見る3つのポイント

営業の職務経歴書の書き方|採用担当者が最初に見る3つのポイント

この記事では、営業職の職務経歴書で採用担当者が最初に確認する「商材・顧客・実績」の3点を軸に、書き方と例文を解説します。個人営業・法人営業・インサイドセールス別の書き方の違い、数字が少ない場合の対処法、自己PRで差がつくポイントまで、書類選考を通過する職務経歴書の作り方がわかります。

目次

採用担当者が営業職の職務経歴書で最初に確認する3つのポイント

採用担当者が職務経歴書を読む時間は、一般的に30秒以内とされています。この短い時間で「次のステップに進めるか」を判断するため、視線が集まるポイントは決まっています。営業職の場合、採用担当者が最初に確認するのは以下の3点です。

  • 取り扱った商材(何を売っていたか)
  • 顧客属性と担当エリア(誰に・どこで売っていたか)
  • 実績の数値(どれだけ売ったか)

この3点が明確かつ具体的に書かれているかどうかが、書類選考を通過するかどうかの最初の分岐点になります。

①取り扱った商材の具体性(何を売っていたか)

採用担当者が最初に確認するのは「何を売っていたか」という商材の具体性です。「化粧品の販売」「法人向けクラウドソフトウェアの営業」のように書かれていれば、担当した営業の難易度や専門性が瞬時に伝わります。

採用担当者はここを見ている

  • 商材が有形か無形か(物販か、サービス・ソフトウェアか)
  • 単価感(高単価商材ほど提案力・交渉力が問われる)
  • 商材の複雑さ(専門知識が必要かどうか)

よくあるNGは「営業職として従事しました」という曖昧な記述です。採用担当者は「どんな商材を扱ってきた人か」を把握できないと、次を読む気が失せてしまいます。

NG例

営業職として主に法人向けの商品販売に従事しました。

良い例文

法人向けクラウド型勤怠管理システム(月額3万円〜)の新規開拓営業を担当。中小企業(従業員50〜300名規模)を主なターゲットとし、年間60社への提案活動を行いました。

②顧客属性と担当エリア(誰に・どこで売っていたか)

商材の次に採用担当者が見るのは「顧客の属性」です。個人(BtoC)か法人(BtoB)か、法人であればどのような規模・業種の企業を担当していたかが重要です。担当エリアも記載することで、テリトリー管理の経験をアピールできます。

記載項目記載例
顧客種別法人(製造業・小売業中心)/個人(富裕層向け)
企業規模従業員100〜500名の中堅企業/大手企業(上場企業)
担当エリア東海3県/関東全域/全国(出張あり)
担当顧客数既存顧客30社/新規開拓で月5〜10社アポ獲得

東京都内の特定エリアを担当していたのか、全国規模で動いていたのかは、転職後のイメージを採用担当者が描くうえで重要な情報です。エリアと担当顧客数はセットで記載することを推奨します。

③数値化した実績と相対評価(どれだけ売ったか)

採用担当者が最も重視するのが実績の数値です。ただし、売上の絶対値だけを書いても、それが「良い結果」なのか「普通の結果」なのかは採用担当者には判断できません。絶対値に加え、相対値(目標達成率・社内順位・前年比)を組み合わせることで、実力の高さが一気に伝わります。

NG例

売上目標を毎年達成し、チームの貢献に努めました。

良い例文

年間売上目標1,200万円に対し、3期連続で120〜135%を達成(社内30名中3位以内を維持)。新規顧客開拓では月平均8件のアポを獲得し、成約率25%を記録。

営業の職務経歴書の構成と各項目の書き方

採用担当者が重視する3点を押さえたところで、次は職務経歴書全体の構成を整理します。営業職の職務経歴書は、以下の4つのセクションで構成するのが基本です。

セクション内容目安分量
職務要約営業スタイル・商材・実績の概要3〜5行
職務経歴会社概要・在籍期間・職務内容・実績会社ごとに記載
スキル・資格業務に関連するスキルと保有資格箇条書き
自己PR強みと入社後の貢献イメージ200〜300文字

職務要約(3〜5行で伝える営業スタイルと強み)

職務要約は、採用担当者が最初に目を通す「導入部分」です。ここで「どんな営業をしてきた人か」が伝わらないと、残りの部分を読んでもらえない可能性があります。

書き方のポイントは「商材・顧客・実績・強み」を3〜5行に圧縮することです。職歴の詳細はこの後のセクションで書くため、要約では「この人の営業スタイルの全体像」が一目でわかるように整理します。

良い例文(職務要約)

法人向けクラウドサービスの新規開拓営業を5年間経験しています。主なターゲットは従業員50〜300名規模の中小企業で、年間60〜80社への提案を担当。直近2年間は営業目標を120%以上で達成し、チーム内でのMVPを2期連続で受賞しました。強みは初回面談でのヒアリング力と、課題解決に直結した提案設計です。

職務経歴(在籍期間・会社概要・担当業務)

職務経歴セクションは、在籍していた会社ごとに時系列(新しい順)で記載します。各社の記載には次の項目を含めると、採用担当者が状況をイメージしやすくなります。

  • 在籍期間: 20XX年X月〜20XX年X月
  • 会社概要: 業種・資本金・売上規模・従業員数
  • 担当職務: 担当していた業務の概要
  • 主な実績: 数値を含む具体的な成果

会社概要を記載する理由は、採用担当者が「どんな規模・業界の会社で働いていたか」を把握するためです。特に中小企業や知名度の低い会社の場合、業種と規模感を書くことで担当していた商材の難易度が伝わります。

業務内容と実績の書き方

業務内容は箇条書きで整理します。1項目1行を基本とし、「何を・どのくらい・どういう方法で」を端的に表現するのがポイントです。実績は別途「主な実績」としてまとめると視認性が高まります。

良い例文(業務内容と実績)

【業務内容】
・法人向けクラウド型勤怠管理システムの新規開拓営業(担当エリア:関東全域)
・月8〜10件のアポイント獲得(電話・メール・紹介の複合アプローチ)
・初回商談〜提案書作成〜クロージングまでの一連の営業活動
・既存顧客30社のアカウント管理とアップセル提案

【主な実績】
・年間売上:1,450万円(目標比125%達成)
・新規成約率:27%(チーム平均18%)
・社内表彰:MVP賞3回(在籍5年間)

保有スキルと資格の書き方

営業職の場合、スキル欄には業務直結のスキルと資格を記載します。すべての資格を羅列するのではなく、応募先の業種・商材に関連するものを優先して記載してください。

  • 普通自動車免許(対外訪問営業をしていた場合は必須記載)
  • MOS(Word・Excel・PowerPoint):営業資料の作成スキルの裏付け
  • TOEIC:800点以上は記載推奨(海外営業・外資系の場合は特に)
  • 業界固有の資格(保険外務員資格・宅地建物取引士・証券外務員など)
  • 使用ツール:Salesforce・HubSpot・Excelなどのシステム操作経験

営業スタイル別の職務経歴書の書き方

営業職は「個人向け」か「法人向け」か、「新規開拓」か「ルート営業」かによって、採用担当者が見るポイントが変わります。自分のスタイルに合ったアピールポイントを押さえることで、書類の説得力が増します。

個人営業(BtoC)の場合

個人営業で採用担当者が重視するのは「接客・対話スキル」と「継続的なフォロー力」です。成約までのプロセス(接触〜提案〜クロージング〜アフターフォロー)を具体的に書くことで、販売スキルの高さが伝わります。

個人営業(BtoC)の記載ポイント

  • 月間・年間の販売件数と金額を記載(「月平均8件成約・平均客単価30万円」など)
  • 顧客獲得方法(飛び込み・紹介・Web経由など)を明記
  • 顧客継続率・リピート率があれば記載(信頼関係構築力のアピールになる)
  • 表彰歴は積極的に記載(「月間MVP○回受賞」「支店内成約率1位」など)

法人営業(BtoB)の場合

法人営業では「誰に・何を・どう提案したか」という提案力と、商談の複雑さ(関係者の多さ・決裁プロセスの長さ)を伝えることが差別化につながります。「1社の契約を取るまでに何ヶ月かかったか」「決裁者が何人いたか」という情報を添えると、営業の難易度が伝わります。

法人営業(BtoB)の記載ポイント

  • 担当顧客の業種・規模・担当数を明記(「製造業・小売業を中心に30社担当」など)
  • 商談から成約までの平均期間と担当した案件規模を記載
  • 提案書・企画書の作成経験、上申資料の作成経験があれば記載
  • 既存顧客のアップセル・クロスセル実績も忘れずに記載

インサイドセールス・テレアポの場合

インサイドセールスやテレアポは、フィールドセールスとは異なる指標で実績を示します。架電数・アポイント獲得率・商談化率など、プロセス指標を数値で示すことが重要です。

インサイドセールスの記載ポイント

  • 日次・週次の架電数(「1日50〜60件のコール」など)
  • アポイント獲得率(「架電200件に対しアポ率8%」など)
  • 使用ツール(Salesforce・HubSpot・Mazricaなど)の操作経験
  • フィールドセールスへの引き渡し精度(商談化率・受注貢献額)

インサイドセールスの経験は「架電が多いだけ」ではなく、顧客の課題を引き出すヒアリング力と、フィールドセールスとの連携力として評価されます。ツール経験を合わせて記載すると、即戦力感が増します。

実績の数字が少ない場合でも書類選考を通過する書き方

「数字が目標に届かなかった年がある」「チームでの達成で個人の数字がわからない」という状況でも、職務経歴書で不利になるわけではありません。数字が少ない場合は、プロセス・取り組み・工夫を言語化することで書類の説得力を高められます。

採用担当者はここを見ている

  • 「なぜその結果になったか」を自分で分析できているか
  • 課題に対してどう行動したかのプロセス
  • チームや組織への貢献(後輩育成・案件引き継ぎなど)

実績の数字が出せない場合は、以下の視点で「代替できる実績」を探してみてください。

  • 行動量の数値化: アポ件数・訪問数・提案書作成数など
  • 改善活動の記録: 「営業トークの見直しで商談通過率が前月比15%改善」など
  • チームへの貢献: 「新人メンバー3名のロールプレイ指導を担当」など
  • 顧客からの評価: リピート率・紹介件数・顧客満足度調査の順位など

数字がない状態で「成果に貢献しました」と書くだけでは採用担当者の印象に残りません。代替できる数字を1つでも探して記載することが、書類を通過させる最初のステップです。

職務経歴書の作成に行き詰まったときは、職務経歴書の自動作成ツールを活用するのも手です。情報を入力するだけで基本的なフォーマットが整い、書き始めのハードルを大きく下げられます。

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自己PRで差がつく営業スキルの書き方

職務経歴書の最後のセクションとなる自己PRは、採用担当者に「この人と会いたい」と思わせる場所です。営業職の自己PRで差がつくのは、「スキルの羅列」ではなく「なぜその強みが生まれたか」というエピソードとセットで書けているかどうかです。

数字に落とし込みにくい強みを言語化する方法

「ヒアリング力」「提案力」「課題解決力」といった営業スキルは、そのまま書いても読み手に刺さりません。これらの強みを伝えるには、「どんな状況で」「何をしたか」「どんな結果になったか」という3点セットのフォーマットで書くことが効果的です。

強みのキーワード言語化のフォーマット
ヒアリング力初回面談で○○という課題を引き出し、○○の提案につなげた結果、○○を達成
提案力顧客の○○という課題に対し、他社と異なる○○のアプローチを設計し、○○を獲得
継続フォロー力○ヶ月以上かけて信頼関係を構築し、年間○件のリピート受注につなげた
数字管理力日次でKPI管理し、商談数が落ちた週に○○を追加実施することで月末に帳尻を合わせた

NG例とOK例で学ぶ自己PRの書き方

NG例

私の強みはコミュニケーション力です。お客様の声をしっかり聞き、最適な提案を行うことを大切にしています。チームワークも大切にしており、職場での協力を惜しみません。

良い例文

強みは「初回面談でニーズの核心に触れるヒアリング力」です。商材の説明より先に「現在の業務で一番時間がかかっていること」「1年後に改善したい課題」を引き出すことを徹底した結果、提案から成約までの平均期間を4ヶ月から2.5ヶ月に短縮できました。貴社の法人向け提案においても、この経験を活かして初速の受注につなげていきます。

自己PRの書き方に迷った場合は、職務経歴書の有料添削サービスを活用することで、採用担当者目線での具体的な修正を受けられます。

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まとめ

  • 採用担当者が最初に確認するのは「商材・顧客・実績」の3点
  • 実績は絶対値だけでなく、目標達成率・社内順位などの相対値と組み合わせる
  • 営業スタイル(個人/法人/インサイドセールス)によって強調すべきポイントが異なる
  • 数字が少ない場合は、プロセス指標や行動量・改善活動で代替できる
  • 自己PRは「強みの羅列」ではなく「状況・行動・結果」をセットで書く

職務経歴書の作成に不安が残る場合は、職務経歴書の代行サービスを利用する方法もあります。書類の完成度を上げることで、書類選考通過の可能性が高まります。

営業の職務経歴書に関するよくある質問

営業の職務経歴書は何枚が適切ですか?

A4サイズで1〜2枚が基本です。職歴が少ない場合は1枚にまとめ、複数社での経験がある場合でも3枚以上は長すぎる印象を与えます。採用担当者が30秒で読めるボリュームを意識し、情報を絞って記載することが書類選考通過への近道です。

未経験の業界に営業職として転職する場合、職務経歴書で何をアピールすればいいですか?

業界が変わっても転用できるスキルをアピールすることが重要です。ヒアリング力・提案力・交渉力・数字管理力といった「営業の本質スキル」は業界を問わず評価されます。加えて、「なぜその業界に転職したいか」という動機が職務経歴書の自己PR欄から伝わることで、採用担当者の納得感が高まります。

実績の数字がチーム全体のものしかない場合、どう書けばいいですか?

チーム実績の場合は「チーム全体での達成」と明記したうえで、自分が貢献した部分を具体的に記載します。「チーム売上2億円のうち、担当した新規顧客分として約4,000万円を獲得」のように、自分の貢献分が特定できる場合は数字を分解して示してください。貢献額が不明な場合は「チームの新規開拓担当として月8件のアポを獲得」など行動量で補完します。

職務経歴書はパソコン作成と手書きのどちらがいいですか?

営業職の転職においては、パソコン作成が一般的です。手書きが指定されている場合を除き、WordやGoogleドキュメントで作成することで、修正・カスタマイズがしやすく、採用担当者も読みやすい形式になります。フォントは明朝体かゴシック体を使用し、文字サイズは10.5〜11ptを基本としてください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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