大学生がアルバイトの履歴書に書く扶養家族数は、多くの場合「0人」です。自分自身や、生活を支えてくれている親を人数に含めるのはよくある間違いで、ここを取り違えると採用担当者に「基本的な書類が正確に書けない人」という印象を与えかねません。この記事では、なぜ0人になるのかという理由から、配偶者・配偶者の扶養義務欄の書き方、親を扶養しているレアケースの数え方まで、記入例つきで整理します。
大学生がバイトの履歴書に書く扶養家族数は「0人」が基本
ほとんどの大学生バイトは「0人」でよい
アルバイトをしている大学生が履歴書の扶養家族数欄に書く数字は、ほとんどのケースで「0人」です。理由はシンプルで、扶養家族数とは自分が生活の面倒をみている家族の人数を指すからです。
大学生の多くは、自分が親に養ってもらっている側です。つまり自分が養っている家族はいないため、数える対象がゼロ、記入する数字は「0人」になります。仕送りをしていたり、家族の生活費を負担していたりする一部の人を除けば、この結論はほぼ変わりません。
独身の大学生バイトの記入例(3欄セット)
扶養家族数の欄は、すぐ隣にある「配偶者」「配偶者の扶養義務」とセットで見られます。独身・実家暮らしまたは一人暮らしの大学生の場合、正しい書き方は次のとおりです。
良い記入例(独身の大学生バイト)
- 扶養家族数(配偶者を除く):0人
- 配偶者:「無」に○
- 配偶者の扶養義務:空欄(記入しない)
NG例
- 扶養家族数:1人(自分を数に入れているのが間違い。自分は養われる側で対象外です)
- 扶養家族数:2人(父・母と書いている。扶養しているのは親のほうで、関係が逆です)
- 扶養家族数:空欄のまま提出(記入漏れと判断されます)
採用担当者はここを見ている
- 扶養家族数そのものが合否を分けることは、アルバイト応募ではほぼありません
- ただし空欄や明らかな数え間違いは「指示どおりに書類を埋められない人」という減点材料になります
- 迷わず正しく埋められること自体が、地味ですが確実なプラス評価につながります
扶養家族数以外の欄でも迷ったら、履歴書を項目別に解説した記事で全体の書き方をひととおり確認しておくと、提出前のミスを減らせます。

そもそも履歴書の「扶養家族数」とは?数え方の基本ルール
扶養家族数=配偶者を除く、自分が養っている家族の人数
履歴書の扶養家族数は、正確には「配偶者を除いて、自分が生活を支えている家族が何人いるか」を書く欄です。配偶者は別の欄で扱うため、扶養家族数には含めません。また、自分自身は「養う側」であって「養われる家族」ではないので、当然カウントしません。
ここを押さえると、大学生バイトの多くが0人になる理由が見えてきます。自分が誰かの生活費を負担していない限り、養っている家族は存在しないからです。数える対象は「収入がなく、自分の稼ぎで生活している同一生計の家族」に限られます。
履歴書は「社会保険上の扶養」で数えるのが一般的
「扶養」には税金の話(税法上)と社会保険の話(健康保険上)の2種類があり、数える基準が少し異なります。履歴書の扶養家族数は、入社後の社会保険手続きに直結するため、社会保険上の扶養で数えるのが通例です。
| 区分 | 収入のおおよその目安 | 履歴書での扱い |
|---|---|---|
| 社会保険上の扶養 | 年収130万円未満が目安(60歳以上や障害のある方は180万円未満) | 履歴書の扶養家族数はこちらで数えるのが一般的 |
| 税法上の扶養 | 年間の合計所得による別基準(配偶者控除・扶養控除など) | 年末調整や確定申告で使う考え方 |
大学生自身がアルバイトで収入を得ていても、それは「自分が誰かを養っているか」とは別の話です。バイト代を稼いでいても、養っている家族がいなければ扶養家族数は0人のままで変わりません。
会社が扶養家族数を確認する理由
そもそもなぜ会社はこの欄を用意しているのか。目的がわかると、書くべき内容も迷わなくなります。
- 採用後の健康保険・年金など社会保険の手続きに必要だから
- 家族手当・扶養手当といった支給の対象になるか確認するため
- 給与から差し引く税金の計算に関わるため
いずれも「採用の合否を判断する」ためではなく、採用が決まった後の事務手続きのための情報です。だからこそ、正確に書けていれば十分で、無理に見栄えを気にする必要はありません。
配偶者・配偶者の扶養義務欄はどう書く?(独身の大学生向け)
扶養家族数の左右には「配偶者」「配偶者の扶養義務」という欄が並んでいることが多く、ここでつまずく大学生も少なくありません。独身であれば書き方はほぼ決まっています。
配偶者は「無」に○をつける
配偶者とは結婚相手のことです。結婚していない大学生は、「無」に○をつければ完了です。恋人や同居している家族は配偶者にあたらないため、関係ありません。
配偶者の扶養義務は空欄でよい
「配偶者の扶養義務」は、配偶者がいる人だけが記入する欄です。独身で配偶者がいない大学生は、そもそも記入する対象がないため、空欄のままで問題ありません。
NG例
独身なのに配偶者の扶養義務へ「無」や「有」を書き込んでしまう。配偶者がいない時点で記入する欄ではないため、深く考えず空欄にしておくのが正解です。ここに何かを書くと、欄の意味を理解していないと見られることがあります。
なお、履歴書の様式によっては配偶者や扶養に関する欄が最初から無いものもあります。使っているフォーマットに欄がなければ、無理に書き足す必要はありません。
ケース別|大学生バイトの扶養家族数の数え方
基本は0人ですが、生活環境によっては数える人がいる場合もあります。自分がどれに当てはまるかを確認してください。
誰も扶養していない場合(大多数)→ 0人
実家暮らしでも一人暮らしでも、自分が家族の生活費を負担していないなら扶養家族数は0人です。親と同居していることと、親を扶養していることはまったく別で、同居=扶養ではありません。
親へ仕送り・家族を養っている場合 → 人数を書く
まれに、自分の収入で親や兄弟の生活を支えているケースがあります。この場合は養っている家族の人数を正確に記入します。別居している親であっても、自分の仕送りで生活が成り立っているなら扶養家族に含めて数えます。
良い記入例(母を仕送りで支えている場合)
- 扶養家族数(配偶者を除く):1人(=母)
- 配偶者:「無」に○
- 配偶者の扶養義務:空欄
自分が親の扶養に入っている場合 → 書かない
大学生の多くは、健康保険や税金の面で「親の扶養に入っている」状態です。ただしこれは親から見たときに自分が扶養家族に含まれるという意味で、自分の履歴書に書く数字とは関係ありません。自分の欄では自分が養っている人だけを数えるため、この場合も0人になります。
| あなたの状況 | 扶養家族数 |
|---|---|
| 実家暮らし・親に養われている | 0人 |
| 一人暮らし・仕送りをもらっている | 0人 |
| 親の健康保険や税の扶養に入っている | 0人 |
| 自分の収入で親や兄弟を養っている | 養っている人数 |
アルバイトの職歴欄の書き方に迷ったら、アルバイト応募の履歴書の書き方もあわせて確認しておくと安心です。

扶養家族数でよくある失敗と採用担当者が見るポイント
最後に、大学生が扶養家族数まわりでやりがちな失敗をまとめます。どれも一度知っておけば防げるものばかりです。
- 自分を1人と数える:自分は養われる側なので含めない
- 親を扶養家族に書く:養ってもらっているなら関係が逆で0人
- バイト代があるから増やす:自分の収入額と扶養家族数は無関係
- 独身なのに配偶者の扶養義務を記入:配偶者がいない人は空欄
- 欄を空欄で提出:0人なら0とはっきり書く
職歴の一つとしてアルバイト経験を書くときの正確さも同じ発想です。アルバイト退職の書き方も、細部を正しく埋める練習として目を通しておくとよいでしょう。

まとめ
- 大学生バイトの扶養家族数は、養っている家族がいなければ「0人」
- 自分自身・親・配偶者は扶養家族数に含めない
- 配偶者は「無」に○、配偶者の扶養義務は空欄でよい
- 自分の収入で家族を養っている場合だけ、その人数を書く
迷ったら「自分が養っている家族は何人か」だけを考えれば、答えは自然と出ます。
扶養家族数(大学生バイト)に関するよくある質問
- 扶養家族数を0人と書くと、家族がいないと思われませんか?
-
思われません。扶養家族数は「一緒に住んでいる家族の数」ではなく「自分が生活を支えている家族の数」です。家族と同居していても、自分が養っていなければ0人が正しい書き方で、採用担当者もそう理解しています。
- バイトで収入があります。自分を1人と数えますか?
-
数えません。自分は「養う側」であり、扶養家族数に自分自身を含めることはありません。バイト代がいくらであっても、養っている家族がいなければ0人のままです。
- 実家暮らしでも0人でいいのですか?
-
問題ありません。実家で親と暮らしていても、生活費を負担しているのが親であれば、あなたが養っている家族はいません。同居していることと扶養していることは別なので、0人と書いて大丈夫です。
- 0人でも空欄にせず書いたほうがいいですか?
-
「0」と書いてください。空欄のままだと記入漏れと受け取られ、確認の手間をかけたり印象を下げたりします。該当者がいない場合でも、0とはっきり記入するのが正しい書き方です。


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