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看護師の職務経歴書|診療科目の書き方と採用担当者が見るポイント

この記事では、看護師の職務経歴書における「診療科目」の書き方を解説します。施設情報欄への記載方法から、内科・外科・ICUなど配属科での経験の書き方、複数の診療科を経験した場合の整理法まで、採用担当者が実際に見ているポイントを交えて例文付きで紹介します。

以下の記事では、看護師の職務経歴書の書き方を例文つきで解説しています。採用担当者が何を見ているかを踏まえた構成と記入例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎看護師の職務経歴書|採用担当者に響く書き方と例文

以下の記事では、看護師向けの職務経歴書テンプレートを無料で提供しています。ダウンロードしてそのまま使えるフォーマットと書き方のポイントを紹介しているので、ぜひ活用してください。

▶︎看護師の職務経歴書テンプレート|採用担当者に刺さる書き方と例文

目次

職務経歴書における「診療科目」の2つの意味

「診療科目」という言葉は、職務経歴書の中で2つの異なる場面に登場します。混同したまま書いてしまうと、採用担当者が経歴を正確に把握できなくなります。まずこの区別を整理しておきます。

以下の記事では、看護師の職務経歴書のサンプルを診療科別の例文つきで解説しています。自分の診療科に合わせた書き方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎看護師の職務経歴書サンプル|診療科別の例文と書き方

①施設情報としての診療科目(病院・クリニックの概要欄)

勤務先の病院やクリニックがどのような医療機関かを示すために、施設概要欄に記載するものです。「この病院はどんな規模・機能の施設なのか」を採用担当者が判断するための情報として機能します。

  • 法人名・施設名(正式名称)
  • 病床数・職員数
  • 標榜する診療科目(病院全体として広告している科目)
  • 病院の種別(急性期・慢性期・回復期など)

以下の記事では、クリニック転職を目指す看護師向けの職務経歴書の書き方を解説しています。クリニック特有の採用基準に合わせた書き方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎看護師向け|クリニック転職で採用される職務経歴書の書き方

②配属科・経験科としての診療科目(職務内容欄)

実際にあなたが勤務し、看護業務を行っていた診療科を指します。「内科病棟」「整形外科病棟」「ICU」など、配属先の部署名・診療科名のことで、スキルや専門性を直接示す情報として職務内容欄に記載します。

採用担当者が見ているのは、大半がこちらの「②配属科・経験科」の記載内容です。どの科でどんな看護業務を担ってきたかが、配属判断・即戦力評価の核心になります。

施設情報欄への書き方|診療科目の記載例

施設情報欄の診療科目は、病院の公式サイトや広告を確認して正確な名称を記載します。略称や自己判断での省略は避け、標榜している科目をそのまま記入してください。

以下の記事では、看護師の職務経歴書の書き方を見本つきで解説しています。採用担当者が見る3つのポイントを押さえた記入例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎看護師の職務経歴書 書き方と見本|採用担当者が見る3ポイント

病院・総合病院の場合

病床数の多い病院は、標榜科目が多岐にわたります。すべて書き出すと読みにくくなるため、主要な診療科をまとめて記載し、「他〇科」とする書き方が実務的です。

記載例:総合病院

医療法人〇〇会 〇〇総合病院
病床数:350床|職員数:約500名
診療科目:内科・消化器内科・循環器内科・呼吸器内科・外科・整形外科・脳神経外科・産婦人科・小児科・救急科 他全18科

クリニック・診療所の場合

単科クリニックや数科程度の小規模施設は、すべての診療科を記載します。クリニックは病床を持たない(無床)ことが多いため、「無床」と明記するか、病床数の記載は省略します。また外来患者数を記入すると、施設の規模感が伝わりやすくなります。

以下の記事では、クリニック向けの看護師自己PRの書き方と通過例文を解説しています。クリニック転職で評価される強みの表現方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎看護師の自己PR│クリニック向け職務経歴書の書き方と通過例文

記載例:内科クリニック

〇〇内科クリニック(無床)
診療科目:内科・消化器内科・糖尿病内科
1日平均外来患者数:約80名

介護老人保健施設・特別養護老人ホームの場合

介護施設の場合は、診療科目の概念が病院と異なります。診療科目の代わりに施設の種別・定員・入居者の状態像を記載すると、採用担当者が施設の性格を正確に把握できます。

記載例:介護老人保健施設

〇〇老人保健施設
定員:100名|利用者平均年齢:82歳
種別:介護老人保健施設(在宅復帰型)

採用担当者はここを見ている|診療科目が採否を左右する理由

看護業務は診療科ごとに大きく異なります。内科病棟での慢性疾患管理と、外科病棟での術後ケアでは、必要なスキルも患者との関わり方も別物です。採用担当者は職務経歴書の「診療科目」の記載を見て、以下のことを確認しています。

採用担当者はここを見ている

  • 入職直後にどの範囲の業務を任せられるか:診療科名から即戦力としての適性を判断する
  • スキルの幅と深さ:1つの科に長く勤めているか、複数科を経験してきたかで、専門性と適応力を推測する
  • 施設との親和性:転職先の診療科と経験科の重なりが大きいほど、配属後のミスマッチリスクが低い
  • 記載の正確さ:法人名・病床数・診療科名が正確に書かれているかで、書類作成の丁寧さも評価される

特に転職先が急性期病院の場合、「ICU経験あり」「救急認定」などの記載は書類選考の段階で評価が大きく変わります。「どの科にいたか」ではなく「その科で何を担ったか」まで書くことで、採用担当者の判断材料が格段に増えます。

配属科・経験科の書き方|診療科別の例文

ここからは、職務内容欄における配属科の書き方を、診療科ごとに具体的な例文とともに解説します。良い例文とNG例を対比させることで、採用担当者に響く記載と埋もれてしまう記載の違いが明確になります。

以下の記事では、看護師の職務経歴書の例文と書き方を解説しています。採用担当者が見るポイントを踏まえた記入例を複数パターン紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▶︎看護師の職務経歴書の例文と書き方|採用担当者が見るポイント

内科・消化器内科系病棟

内科系病棟は慢性疾患の管理・長期療養ケアが中心です。病名だけでなく、点滴管理・投薬管理・急変対応の経験を具体的に書くことで、採用担当者がスキルを明確に判断できます。

良い例文:内科病棟

【配属】消化器内科・一般内科混合病棟(42床)
【主な業務内容】
・消化器疾患(肝硬変・大腸がん・胃がん)患者の入院〜退院指導
・中心静脈栄養・点滴管理(1日平均担当患者数:7〜8名)
・化学療法(FOLFOX療法)施行患者の副作用観察・指導
・夜勤リーダー業務(3年目〜)

NG例

【配属】内科病棟
【主な業務内容】
・一般的な看護業務全般
・患者のケア全般

「全般」という言葉でまとめると、具体的なスキルを判断できない。採用担当者は書類選考で1人あたり平均2〜3分しか読みません。何の経験があるか伝わらない記載は、この段階で脱落する要因になります。

外科・整形外科系病棟

外科系では術前・術後管理の経験が評価の核になります。担当した手術の種別や、どのような術後ケアを経験したかを具体的に書くことで、「即日対応できる範囲」が採用担当者に伝わります。

良い例文:整形外科病棟

【配属】整形外科病棟(38床)
【主な業務内容】
・人工関節置換術(TKA・THA)患者の術前〜術後管理
・術後リハビリ介入時の看護記録・多職種連携(PT・OTとのカンファレンス参加)
・創傷処置・ドレーン管理
・高齢患者の転倒・転落予防プロトコル策定(病棟委員会活動)

ICU・救急・急性期病棟

ICUや救急での経験は、採用担当者が最も注目する経歴のひとつです。使用した機器・対応した症例・チーム内での役割を明記することで、即戦力としての評価が高まります。取得している認定(BLS・ACLSなど)も必ず記載してください。

良い例文:ICU

【配属】ICU(12床)
【主な業務内容】
・人工呼吸器装着患者の管理(担当:1〜2名)
・PICC・CV挿入補助・輸液ポンプ・シリンジポンプ管理
・心臓外科術後(CABG・弁形成術)患者の受け入れ〜安定化
・急変時の蘇生補助(BLS・ACLS認定取得)

訪問看護・在宅医療

訪問看護は病院看護とは異なる独自のスキルが求められます。担当利用者数・訪問件数・対応した疾患・多職種連携の実績を書くことで、採用担当者が現場への適応度を判断しやすくなります。

良い例文:訪問看護

【配属】訪問看護ステーション〇〇(常勤看護師:8名)
【主な業務内容】
・1日平均6〜8件の訪問看護(担当利用者数:約40名)
・人工呼吸器・胃ろう・膀胱留置カテーテル装着患者の在宅管理
・ケアマネジャー・主治医・リハビリ職との連携(多職種ケア会議月2回)
・利用者・家族への緊急時対応指導

複数の診療科を経験した場合の書き方

同一施設内で異動を経験した場合や、転職で複数の診療科を経験してきた場合は、配属先ごとに区切って記載します。時期と診療科名を明記することで、採用担当者がキャリアの流れを追いやすくなります。

良い例文:同一病院内で複数科を経験

【2018年4月〜2020年3月】外科病棟(32床)配属
・腹腔鏡手術・開腹術患者の術前後管理
・ドレーン管理・創部処置

【2020年4月〜2023年3月】消化器内科病棟(40床)異動
・内視鏡治療(ESD・ERCP)後のバイタル管理・合併症観察
・化学療法患者の副作用モニタリング

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複数の診療科を経験した場合の整理法

編年体とキャリア式、どちらを選ぶか

職務経歴書には、時系列に沿って書く「編年体形式」と、経験・スキルごとに整理する「キャリア式形式」の2種類があります。看護師の場合は経歴の内容によって使い分けが変わります。

形式 向いている人 メリット
編年体 転職回数が少なく、同じ科で長く勤めた人 経歴の流れが伝わりやすい
キャリア式 複数科・複数施設を経験してきた人 スキルの幅をまとめてアピールできる

複数の診療科を経験してきた場合は、キャリア式で「急性期経験」「慢性期ケア」「在宅対応」などのくくりでまとめると、採用担当者にスキルの幅が伝わりやすくなります。ただし時系列が読み取れなくなる欠点もあるため、職務要約欄に「20XX年〜20XX年:〇〇病院勤務(計〇年)」と概要を先に記載してから、スキルベースで詳細を整理する構成が実用的です。

「経験が多すぎて書ききれない」場合の対処法

多くの診療科を経験してきた看護師ほど、「どこまで書くか」で手が止まります。詰め込みすぎると読みにくくなり、採用担当者が重要な情報を見落とします。以下の基準で取捨選択してください。

  • 転職先と関連性の高い科を詳しく書き、それ以外は2〜3行の概要にとどめる
  • 3ヶ月未満の短期配属は省略可(ただし履歴書には在籍事実として記載が必要)
  • 職務要約欄に「計〇年で〇つの診療科を経験」と総括してから、重要な科のみ詳述する
  • 最近の経歴ほど詳しく、古い経歴は概略にとどめる(採用担当者は直近5年を重視する)

採用担当者はここを見ている

  • 「最も力を入れた経験」が何かを、採用担当者が2〜3分で読んで把握できるか
  • 診療科名だけでなく、病床数・担当患者数・担当業務が書かれているか
  • 転職先の求める診療科・業務との重なりが一目でわかるか

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まとめ

  • 「診療科目」は「施設情報欄の標榜科」と「配属科・経験科」の2つの意味がある
  • 施設情報欄には、法人名・病床数・主要な診療科目を正式名称で記載する
  • 採用担当者が見ているのは「どの科でどんな業務を担ったか」であり、「全般」という記載は評価されない
  • 複数の診療科を経験してきた場合は、転職先との関連性が高い科を詳しく、それ以外は簡潔にまとめる
  • 「入職直後に任せられる業務の範囲」が伝わる書き方が、採用担当者に最も響く

診療科目の記載は、単なる事実の羅列ではありません。採用担当者が「この人なら〇〇の業務を任せられる」と判断できる構成になって初めて、職務経歴書として機能します。

看護師の職務経歴書 診療科目に関するよくある質問

病院が標榜している診療科が多すぎて全部書けない場合はどうすればいいですか?

主要な診療科を5〜8科程度列挙し、「他全〇科」とまとめる書き方で十分です。採用担当者が知りたいのは病院の大まかな規模感であり、全科目の列挙が目的ではありません。施設のウェブサイトや広告に掲載されている「標榜科目」を参照して記載してください。

クリニックにいたとき、診療科は「内科」しかありませんでした。どう書けばよいですか?

診療科名とあわせて、「外来のみ(無床)」「1日平均外来患者数:約〇名」「担当業務:問診補助・処置・点滴管理・電話対応」などを加えると、外来クリニックでの業務内容が伝わります。単科クリニックの経歴でも、担当業務の内容次第では急性期病院への転職時に十分なアピールができます。

同じ病院で5つの科を異動しました。全部詳しく書いた方がいいですか?

すべての配属歴を詳しく書く必要はありません。転職先が求める業務と関連性の高い科を2〜3つ詳しく書き、残りは「その他〇科を経験(詳細は面接にてご説明します)」と一行補足する方法が効果的です。採用担当者は読みやすさを重視するため、詳細を詰め込みすぎることで逆に印象が薄くなるリスクがあります。

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  2. 看護師の職務経歴書テンプレート|採用担当者に刺さる書き方と例文
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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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