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職務経歴書キャリア式Excelテンプレート|採用担当者が見る構成の作り方

職務経歴書キャリア式Excelテンプレート|採用担当者が見る構成の作り方

この記事では、職務経歴書のキャリア式テンプレート(Excel)を選んだあとに必要な書き方と、採用担当者に伝わる構成の作り方を解説します。編年体式との違い、キャリア式が向いている人の判断基準、各項目の記入例、職種別の例文まで紹介します。

目次

職務経歴書の「キャリア式」とは――編年体・逆編年体との違いを整理する

キャリア式とは、業務内容・職能ごとに職歴を整理する形式です。「いつ、どの会社に入ったか」という時系列ではなく、「何をどのくらいやってきたか」を軸に経歴を見せていきます。

職務経歴書には主に3つの形式があります。自分の経歴に合ったものを選ぶかどうかで、採用担当者の印象は大きく変わります。

形式並べ方特徴
編年体式古い順(入社日順)シンプルで読みやすい。履歴書と照合しやすく、職歴が少ない人に向く
逆編年体式新しい順(直近が先頭)直近の経験が先に目に入る。即戦力をアピールしたい場合に有効
キャリア式業務内容・職能別スキルの深さと一貫性が伝わりやすい。転職回数が多くても読みやすい

キャリア式が採用担当者に伝えるもの

採用担当者が職務経歴書を読む目的は「この人は自社の業務をこなせるか」を見極めることです。キャリア式は業務内容ごとに経験を整理するため、「この領域を何年やってきた人か」が一目で伝わります

編年体式では「A社で3年、B社で2年」という会社単位の区切りになりますが、キャリア式では「法人営業を5年・マネジメントを3年」という職能単位の整理になります。採用担当者が「この人に任せられる仕事の範囲」を判断する際に、後者の方が情報を取り出しやすい場合があります。

採用担当者はここを見ている

  • 業務カテゴリごとの経験年数(「この人は営業を何年やってきたのか」)
  • スキルに一貫性があるか(同じ職能を複数社で積んでいるか)
  • 実績が数値で記載されているか(「〜を担当した」だけでは業務規模がわからない)

キャリア式が向いている人・向いていない人

キャリア式が効果を発揮する4つのケース

  • 転職回数が3回以上ある:会社単位で経歴を並べると転職回数が目立ちます。職能単位でまとめると「積み上げたスキル」が前面に出て、読む側の印象が変わります
  • 同一職種を複数社で経験している:「3社で営業を経験してきた」場合、キャリア式で業務ごとにまとめると実力の積み上がりが一目で伝わります
  • エンジニア・技術職でプロジェクト数が多い:プロジェクトや技術スタック別にまとめると、採用担当者がスキルセットを確認しやすくなります
  • フリーランス・副業経験がある:複数の発注元がある場合、会社ごとの時系列では読みにくくなります。業務別に整理することで情報が整理されます

複数社での職歴を持つ方がキャリア式を選ぶ際の注意点は、職務経歴書 複数社の書き方もあわせて確認してください。

キャリア式が逆効果になる場合

キャリア式はすべての人に向いているわけではありません。以下に当てはまる場合は、編年体式や逆編年体式の方が採用担当者に伝わりやすいケースがあります。

  • 職歴が1〜2社:整理するほど経験が多くない場合は、編年体の方がシンプルで読みやすい。無理にキャリア式にするとスカスカに見えます
  • 異業種へのキャリアチェンジ中:全く異なる業界へ転職する場合、職能の一貫性が出しにくく、キャリア式の強みを活かしにくいことがあります
  • 新卒・第二新卒:社会人経験が少ない段階では、学歴から現在までの流れを見せる編年体の方が適しています

Excelのキャリア式テンプレートをDLする前に確認する5つの構成項目

doda・リクナビNEXT・マイナビ転職などの転職サイトでは、キャリア式対応のExcelテンプレートを無料でダウンロードできます。ただし、テンプレートに入力するだけでは採用担当者に伝わる書類にはなりません。各項目に何を書くべきかを事前に把握しておくことが必要です。

キャリア式の職務経歴書に必要な構成は、大きく5つに分かれます。テンプレートを選ぶ際は、この5項目が揃っているものを選んでください。

① 職務概要(キャリアサマリー)

職務経歴書の冒頭に置く200字以内の要約です。「どんな職種を何年経験してきたか」「最大の実績は何か」を端的にまとめます。採用担当者はここを最初に読み、続きを読む価値があるかを判断します。

良い例文(キャリアサマリー)

BtoB向け法人営業を10年経験。新規開拓営業5年・既存顧客マネジメント5年。年間売上目標を3期連続で達成し、うち2期は目標比110%超。30名規模の営業チームのサブリーダーとして採用・育成も担当。

NG例

これまで営業職として複数の会社で働いてきました。法人営業や既存顧客対応など、幅広く経験しています。経験年数・実績・規模感が一切なく、採用担当者には何も伝わらない

② 職務経歴(業務内容別に分類)

キャリア式の核心部分です。「どの業務を・どのくらいの期間・どんな規模で・どんな実績を出したか」を業務カテゴリごとにまとめます。

Excelテンプレートでは、以下の列を設定するのが基本です。

項目記載内容
業務カテゴリ例:「法人新規開拓営業」「経理・財務」「Webアプリ開発」
担当期間例:「20XX年4月〜20XX年3月(5年間)」
業務内容具体的な業務(3〜5行程度)
実績数値で書く(達成率・規模・改善量)

③ スキル・保有ツール一覧

職務経歴とは別に、保有スキル・使用ツール・資格を一覧で整理します。採用担当者が「必要なスキルを持っているか」を素早く確認できる箇所です。

  • 営業・事務系:使用CRM(Salesforce等)、Excelスキル(ピボットテーブル・VLOOKUP)、保有資格(簿記・MOS等)
  • エンジニア系:プログラミング言語、フレームワーク、クラウド環境(AWS/GCP等)、開発手法(Agile/Scrum)
  • 管理職・マネジメント系:管理人数、予算規模、採用・育成経験の有無

④ 自己PR

200字程度で「自分の強みが仕事でどう発揮されてきたか」を書きます。スキルの羅列ではなく、具体的な状況と結果とセットで書くことが通過率を上げるポイントです。

⑤ 冒頭に編年体の簡易まとめを置く(推奨)

多くの転職エージェントが推奨しているのが、キャリア式の冒頭に編年体式の簡易職歴を添える構成です。採用担当者が全体の職歴の流れを把握してから、業務別の詳細を読める構成になります。

冒頭の編年体まとめ(例)

20XX年4月 株式会社○○ 入社(IT製品の法人営業)
20XX年4月 △△株式会社 入社(SaaSプロダクトの営業マネジメント)
20XX年7月 ◇◇株式会社 入社(現在に至る)

Excelテンプレートをどこで入手するか迷っている場合は、職務経歴書の入手方法(コンビニ・無料DL)もご覧ください。

採用担当者が30秒で判断するキャリア式の書き方

採用担当者が書類1枚を読む時間は平均30秒前後と言われます。キャリア式の場合、業務カテゴリの並び順と実績の書き方次第で、その30秒に読んでもらえる情報が変わります。

実績を数値で書く

キャリア式で最も重要なのが実績の数値化です。業務内容の説明だけでは、採用担当者には仕事の規模感も成果も伝わりません。

NG例(数値なし)

法人向け新規開拓営業を担当していました。テレアポや訪問営業を行い、継続的に契約を獲得していました。何件・何円・何%という情報が一切なく、採用担当者は能力を判断できない

良い例文(数値あり)

BtoB向けIT製品の法人新規開拓営業。月平均テレアポ30件・訪問15件のルーティンで実施。担当エリア(関東圏)の年間売上目標3,200万円を3期連続で達成(達成率108〜115%)。

「数値が出せない業務」の場合も、工夫次第で具体性を出せます。金額・件数・改善率・担当規模・達成率など、何らかの数字に変換する視点を持ってください。

よくあるNG3パターン

NGパターン問題点改善策
スキルを羅列するだけ実績がなく、業務規模が伝わらない業務カテゴリごとに実績を数値で添える
業務カテゴリが多すぎる読みにくく、何が専門かわからなくなる3〜5カテゴリに絞り、深さを見せる
キャリアサマリーがない採用担当者が全体像をつかめず、詳細を読まずに終わる冒頭に200字以内の要約を必ず置く

職種別・キャリア式例文【営業・事務・エンジニア】

営業職のキャリア式例文

営業職は業務カテゴリを「新規開拓」「既存顧客管理」「マネジメント」などに分けて整理します。採用担当者は担当規模・達成率・担当客数という3点を特に確認します。

営業職 キャリア式例文

【業務カテゴリ:法人新規開拓営業】
担当期間:20XX年4月〜20XX年3月(5年間)
業務内容:BtoB向けSaaSプロダクトの新規開拓。テレアポ・メール・展示会リードへのフォローを組み合わせたインサイドセールスを担当。
実績:月間新規アポイント平均12件。成約率28%(業界平均15〜20%)。年間売上目標4,800万円を3年連続達成(達成率105〜118%)。

採用担当者はここを見ている

  • 「目標比」で書いているか(達成率の基準があることで評価しやすい)
  • 担当のフェーズが明確か(新規のみ・既存のみ・混在なのかを明記する)
  • 商材(BtoB/BtoC・製品/サービス)が特定できるか

事務・管理職のキャリア式例文

事務・管理職は「業務種別」(経理・総務・人事・労務など)でカテゴリを分けます。処理件数・ツール・改善実績を数値化することで、業務能力が伝わりやすくなります。

事務・管理職 キャリア式例文

【業務カテゴリ:経理・財務(月次・年次決算)】
担当期間:20XX年4月〜現在(4年間)
業務内容:月次・四半期・年次決算業務、経費精算処理(月150〜200件)、会計ソフト(freee)の管理・運用。
実績:経費精算の電子化を主導し、紙ベースの処理から完全移行。月40時間の処理工数を15時間に削減(62%削減)。年次決算のクローズ期間を8日間→5日間に短縮。

エンジニア・技術職のキャリア式例文

エンジニアのキャリア式は「技術領域」または「プロジェクト種別」でカテゴリを作ります。使用技術と実績をセットで書くことで、採用担当者の技術評価がしやすくなります。

エンジニア キャリア式例文

【業務カテゴリ:Webアプリケーション開発(バックエンド)】
担当期間:20XX年4月〜現在
使用技術:Java / Spring Boot / PostgreSQL / AWS(EC2・S3・RDS)
業務内容:ECサイトのバックエンドAPI設計・開発・保守。月間PV 200万規模のサービスを担当。5名のチームでリードエンジニアとして要件定義・設計レビューを担当。
実績:データベースのクエリ最適化によりAPIレスポンスタイムを平均2.1秒→0.8秒に改善。サーバー障害件数を前年比60%削減。

テンプレートをExcelで自作する時間がない場合は、職務経歴書の自動作成ツールを使う方法もあります。採用担当者の視点から選んだツールを比較しています。

職務経歴書の作成に行き詰まったら――転職エージェントに添削を依頼する

キャリア式で書いた職務経歴書は、自分ではどうしても客観的な評価が難しいものです。業務カテゴリの切り方が適切か、実績の数値化に漏れがないか、採用担当者から見てどう読まれるかは、経験のある第三者の目が必要です。

転職エージェントは、求職者の書類添削を無料で提供しています。単なる文章の修正だけでなく、「この業務カテゴリはこう分けた方が読みやすい」「この数値はもっと強調できる」といった、採用担当者目線の指摘が受けられます。

  • 業務カテゴリの切り方が適切かどうかを確認できる
  • 実績の数値化で「どこを強調すべきか」のアドバイスが得られる
  • 志望する業界・企業に合わせたカスタマイズの視点が加わる
  • 書類通過後の面接対策にもつながる(書類と面接の内容を一致させられる)

有料の添削サービスを検討している場合は、職務経歴書の有料添削サービス比較も参照してください。

まとめ

  • キャリア式は業務内容・職能別に職歴を整理する形式。転職回数が多い・同一職種を複数社で経験している人に向く
  • Excelテンプレートを使う前に5項目(職務概要・職務経歴・スキル一覧・自己PR・冒頭の編年体まとめ)を把握しておく
  • 採用担当者が見るのはスキルの一貫性と実績の数値化。「〜を担当した」だけでは業務規模が伝わらない
  • 業務カテゴリは3〜5つに絞り、カテゴリごとに経験期間と実績をセットで記載する
  • キャリア式の書き方に自信がない場合は、転職エージェントの無料添削を活用する方法がある

キャリア式はテンプレートに入力するだけで完成するものではありません。業務を正確にカテゴリ化し、実績を数値で可視化できて初めて採用担当者に伝わる書類になります。

職務経歴書のキャリア式に関するよくある質問

キャリア式と編年体式、どちらが採用担当者に有利ですか?

どちらが有利かは職歴の状況によります。転職回数が多い・同職種での経験を複数社で積んでいる場合はキャリア式、職歴が1〜2社でシンプルな場合は編年体式の方が読みやすくなります。採用担当者が最終的に判断するのは形式ではなく、書かれた内容(実績の具体性・スキルの一貫性)です。

キャリア式のExcelテンプレートはどこでダウンロードできますか?

doda・リクナビNEXT・マイナビ転職・ハローワークのウェブサイトでキャリア式対応のExcelテンプレートを無料でダウンロードできます。ただし、テンプレートはあくまでフォーマットです。5つの構成項目(職務概要・職務経歴・スキル一覧・自己PR・冒頭の編年体まとめ)が揃っているものを選び、各項目に実績を数値で書き込むことが重要です。

転職回数が2回でもキャリア式は使えますか?

使えますが、転職回数が2回以下の場合は編年体式の方がシンプルで読みやすいケースが多いです。ただし、2社とも同一職種を経験している場合や、1社目でのプロジェクト数が多いエンジニアの場合は、キャリア式の方がスキルをわかりやすく見せられることがあります。どちらが適切かは、職歴の内容によって異なります。

キャリア式の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

A4で2枚が目安です。1枚では情報が少なすぎる印象を与え、3枚以上になると採用担当者が読み切れないリスクがあります。業務カテゴリを3〜5つに絞り、各カテゴリの業務内容と実績を簡潔にまとめることで、2枚以内に収まる分量になります。職務概要(キャリアサマリー)は必ず冒頭に置いてください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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