この記事では、職務経歴書のB5テンプレートについて、A4との違いと採用担当者の視点から解説します。B5でも問題ない場面とA4が推奨される理由、無料テンプレートの入手方法とWordでの変換手順まで紹介します。
職務経歴書のサイズはB5でも問題ない?
結論を先に言うと、職務経歴書にB5サイズを使うこと自体は、マナー違反ではありません。サイズだけを理由に書類選考で落とす企業はほぼ存在せず、受け取った採用担当者が困惑する程度の話です。
ただし、現在の転職市場では職務経歴書はA4サイズが事実上の標準になっています。特別な理由がなければ、A4で作成するのが無難な選択です。
B5とA4のサイズの違い
B5とA4では用紙面積に約25%の差があります。数字で並べると違いが明確です。
| 項目 | A4 | B5 |
|---|---|---|
| サイズ | 210×297mm | 182×257mm |
| ビジネス文書の標準 | ○ | △ |
| 書けるスペース | 広い | A4比で約25%狭い |
| ファイリングのしやすさ | しやすい | バラバラになりやすい |
| コピー・スキャンの対応 | そのまま対応 | 設定変更が必要なことがある |
| テンプレートの種類 | 豊富 | 少ない |
JIS規格ではビジネス文書はA4が標準とされており、社内書類のほとんどをA4で管理している企業が大多数です。
採用担当者がB5書類を受け取ったときの本音
「B5で来ても即落とすことはない」という意見が採用担当者の間で多数派です。しかし同時に、「ほかの応募者の書類と管理しにくい」「受け取ったときに少し戸惑う」という本音も少なくありません。
採用担当者はここを見ている
- 書類の内容・具体性:経験・実績が募集職種に合っているか
- フォーマットの見やすさ:箇条書き・小見出しで情報が構造化されているか
- 誠実さ:誤字脱字がなく、情報が正確かどうか
採用担当者が真っ先に確認するのはこうした「中身」であり、サイズはあくまで周辺の問題です。ただし、A4で揃えることが「書類整理への配慮ができる人」という印象につながるのは事実です。
職務経歴書をB5で作るデメリット|見落としがちな落とし穴
B5を選ぶこと自体は問題ありませんが、実際に使ってみると気づくデメリットがあります。意図的にB5を選ぶ前に、以下の点を把握しておいてください。
書けるスペースが限られる
A4と比べてB5はスペースが約25%狭くなります。職務経歴書には「職歴」「業務内容」「実績・数値」「保有スキル」「自己PR」など多くの情報を記載する必要があるため、スペース不足は直接的な影響をもたらします。
- 実績の数値や具体例を書くスペースが確保できなくなる
- 行間が狭まり、読み手が目で追いにくくなる
- 職歴が複数ある場合にページ数が余分に増えやすい
「B5で書けるだけ書こう」という発想になると、採用担当者に届けるべき実績や具体情報が削られてしまうリスクがあります。
書類管理・ファイリングの手間が増える
多くの企業ではA4対応のバインダーやファイルで応募書類を管理しています。B5の書類が混ざると、採用担当者がコピー機の設定を変更したり、スキャン後のデータサイズが他と揃わなかったりという状況が起きます。
選考の合否を直接左右するほどの問題ではありませんが、「相手の手間を増やさない」という視点はプロとしての姿勢として重要です。転職活動全体の印象形成につながります。
職務経歴書テンプレートB5の入手方法
B5の職務経歴書テンプレートを探す場合の入手方法を紹介します。ただし、B5専用の職務経歴書テンプレートはA4と比べて種類が大幅に少ないのが現状です。A4テンプレートを変換する方法と合わせて確認してください。
無料ダウンロードできる場所
B5サイズの職務経歴書テンプレートが入手できる主な方法は以下の通りです。
- 転職サービスのダウンロードページ:doda・マイナビ転職などはWord・Excel形式の職務経歴書テンプレートを無料提供しています。サイズはA4が中心ですが、Word形式であれば後からB5に変換できます
- Microsoft Officeのテンプレートギャラリー:Wordを開いて「新規作成」からテンプレート検索を使うと多様な形式を見つけられます。「職務経歴書 B5」と入力して検索するとB5対応のテンプレートが見つかることがあります
- ハローワーク:ハローワークの公式サイトや窓口では求職活動用の書類フォーマットを配布しており、B5指定のものが含まれる場合があります
職務経歴書の作成を効率化したい場合は、情報を入力するだけで書類が完成する自動作成ツールも有効な選択肢です。職務経歴書の自動作成ツールについてはこちらの記事も参考にしてください。

履歴書のテンプレートをお探しの方は、履歴書テンプレート無料おすすめもあわせて確認してください。

A4テンプレートをB5に変換する手順(Word)
B5テンプレートが見つからない場合は、A4テンプレートをWordでB5に変換するのが現実的です。手順は以下の通りです。
- Wordで職務経歴書テンプレートを開く
- 上部メニューの「レイアウト」タブをクリック
- 「サイズ」をクリックして一覧を開く
- 一覧から「B5」を選択する
- レイアウトが崩れた箇所(余白・文字サイズ・表の幅)を調整する
- 印刷プレビューで最終確認してから出力する
変換後の調整ポイント
- 上下左右の余白は最低でも15mm以上を確保する
- 文字サイズは10〜10.5ptを維持し、それ以下には下げない
- 表の幅が用紙をはみ出していないか確認する
- 印刷プレビューで実際の見た目を確認してから出力する
書類サイズよりも大切なこと|採用担当者が実際に見るポイント
B5かA4かという選択に費やす時間は、職務経歴書の「中身」を磨く時間に使った方が選考結果に直結します。採用担当者の観点から、実際に重視されるポイントを整理します。
採用担当者が30秒で判断する3つのポイント
書類の最初の確認は平均30秒前後で終わります。この段階でサイズを確認することはなく、次の3点を瞬時に判断します。
採用担当者はここを見ている
- 職種との適性:職歴・スキルが募集職種に合っているか
- 実績の具体性:数値や事実で示されているか(「売上20%向上」「月間対応件数200件」など)
- 読みやすさ:箇条書き・見出しで情報が構造化されているか
B5で提出してA4の人と同じ評価を得ることは可能ですが、A4で提出して中身が空では何も変わりません。サイズより内容の差の方が、選考結果をはるかに大きく左右します。
テンプレートを活かして差をつける書き方
テンプレートは「採用担当者が情報を拾いやすいレイアウト」を提供するためのツールです。同じテンプレートを使っても、書き方次第で書類の質は大きく変わります。
通過しやすい職務経歴書の特徴
- 職歴が逆年代順(最新→過去)に並んでいる
- 業務内容が箇条書きで3〜5項目にまとめられている
- 担当業務と実績・成果が明確に分けて記載されている
- 自己PRが具体的な業務経験と紐づいている
NG例
- 業務内容が「○○株式会社にて業務に従事」のみで終わっている
- 実績の記載がなく、スキル欄が空欄のまま
- 最初の職歴から時系列順に並んでいて、最新の職歴にたどり着くまで時間がかかる
職務経歴書の書き方に自信がない場合は、転職エージェントによる無料添削や代行サービスの活用も選択肢です。職務経歴書の代行・添削サービスについては別記事で詳しく解説しています。

まとめ
- 職務経歴書のB5サイズはマナー違反ではないが、現在の標準はA4
- 採用担当者がB5だけを理由に落とすことはないが、書けるスペースが約25%狭くなるデメリットがある
- B5専用テンプレートの選択肢は少ない。A4テンプレートをWordでB5に変換するのが現実的な対処法
- 変換後は余白15mm以上・文字サイズ10〜10.5ptを維持し、印刷プレビューで確認する
- 書類サイズより職歴の具体性・実績の数値化・読みやすさの方が合否に直結する
テンプレートのサイズ選びに迷う時間より、書く内容に時間を使うことが書類選考を通過する確実な方法です。
職務経歴書テンプレートのB5に関するよくある質問
- 職務経歴書はB5でも問題ありませんか?
-
マナー違反ではありませんが、現在の標準はA4です。B5だけを理由に不合格になることはまずありませんが、書けるスペースが約25%狭くなるため、A4を選ぶ方が実用的です。
- 履歴書がB5の場合、職務経歴書もB5に揃えるべきですか?
-
必ずしも揃える必要はありません。職務経歴書はA4が現在の標準です。履歴書がB5であっても、職務経歴書はA4で作成するのが一般的なスタイルです。
- A4テンプレートをWordでB5に変換できますか?
-
はい、可能です。Wordの「レイアウト」タブ→「サイズ」→「B5」を選択してください。変換後にレイアウトが崩れることがあるため、余白(15mm以上)と文字サイズ(10〜10.5pt)を再確認してください。
- 手書きの職務経歴書はB5でも大丈夫ですか?
-
手書きの職務経歴書自体がPC作成に移行しているなかで、B5手書きは書けるスペースも限られます。PC作成・A4サイズが現在の標準的な対応です。


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