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経理の職務経歴書フォーマット|採用担当者が通す書き方と例文

経理の職務経歴書フォーマット|採用担当者が通す書き方と例文

この記事では、経理の職務経歴書フォーマットの基本構成から、採用担当者が実際に見ているポイント、経験年数別の書き方まで解説します。例文もあわせて紹介するので、書類選考を通過する職務経歴書を作成できます。

目次

経理の職務経歴書フォーマットの基本構成

経理の職務経歴書は、大きく4つのセクションで構成されます。テンプレートのフォーマットにしたがって記載する場合でも、それぞれのセクションで「経理として何ができる人材か」が伝わる情報を選んで記載することが書類選考通過の前提条件です。

セクション記載量の目安経理職のポイント
①職務要約100〜200文字(3〜4行)経験業務・スキル・実績・資格を端的に示す
②職務経歴勤務先ごとに詳細に記載日次・月次・年次に整理して記載する
③スキル・資格箇条書きで列挙使用した会計ソフト名と習熟度を必ず入れる
④自己PR5〜8行程度数値と業務改善実績で差をつける

①職務要約:採用担当者が最初に読む冒頭3行

職務要約は、採用担当者が職務経歴書を開いて最初に目を通す箇所です。ここで「読み進める価値がある書類だ」と判断されなければ、以降の詳細を丁寧に読んでもらえません。「経験年数・業務範囲・スキルの核心」を100〜200文字に凝縮して書くことが求められます。

良い例文(職務要約)

製造業・売上高200億円規模の企業にて経理業務を5年間担当しました。日次の仕訳入力から月次試算表の作成、年次決算(単体)の補助まで対応。弥生会計を使用し、月次決算完成を前任者比3日短縮した実績があります。日商簿記2級保有。

NG例

経理業務を5年間経験しました。どんな規模の企業で・どこまでの業務を担当したか・何を使っていたかが一切わからないため、採用担当者は判断できません。

②職務経歴:日次・月次・年次で整理する

職務経歴欄は、勤務先ごとに「会社概要」「担当業務」「使用ツール」をセットで記載します。業務内容は日次・月次・年次の3区分に整理して箇条書きにすることで、採用担当者が「どこまでできる人材か」を一目で把握できます。

採用担当者はここを見ている

  • 会社規模:売上高・従業員数を記載する(大企業か中小かで業務範囲の評価が変わる)
  • 担当業務の区分:日次・月次・年次のどのレベルまで単独で対応できるか
  • 決算の種類:単体決算のみか、連結決算にも関わったか
  • 使用システム:freee・弥生・SAP・Oracleなど、自社システムと合致するかの確認

以下のような形式で記載すると、採用担当者が読みやすい構成になります。

区分業務内容の記載例
日次業務仕訳入力(月800件)、売掛金・買掛金の管理、経費精算処理
月次業務月次試算表の作成、銀行残高照合、固定資産管理
年次業務年次決算補助(単体)、税務申告補助、税理士との連携対応

③スキル・資格欄:会計ソフトと保有資格の書き方

経理職において、スキル・資格欄は採用担当者にとって「即戦力度の証明」として機能します。資格名を記載するだけでなく、使用した会計ソフト名と習熟度を必ず記載してください。ソフトが一致していれば採用後の教育コストが下がるため、採用担当者の評価が上がります。

  • 保有資格:日商簿記2級(○○年○月取得)、税理士科目合格(財務諸表論)など正式名称で記載
  • 会計ソフト:弥生会計(5年・月次決算まで対応可)、freee(2年・日次処理メイン)、SAP(1年・仕訳入力レベル)のように「ソフト名・使用年数・対応範囲」をセットで記載
  • PCスキル:Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル・マクロ等)を活用した業務内容も具体的に記載

④自己PR:数値で語れる経理職のアピール

自己PR欄は採用担当者が最後に読み、採用の背中を押す箇所です。経理職の自己PRで多くの応募者が書いてしまうのが「正確に業務をこなせます」「コツコツ取り組めます」という抽象的な表現です。

採用担当者の目を引くのは「何をしたか」より「どう変えたか」の実績です。業務改善や効率化に取り組んだ経験があれば、数値を使って具体的に書きましょう。

自己PRの良い例文

月次決算業務において、手作業で行っていた売掛金照合をExcelマクロで自動化し、担当業務の処理時間を月40時間から18時間に削減しました。正確性の維持と業務効率化を両立させた経験を活かし、入社後も改善提案を積極的に行いたいと考えています。

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採用担当者が経理の書類を落とす3つの理由

競争率の高い経理職では、職務経歴書の内容が書類選考の通過率を左右します。以下の3つのパターンは、採用担当者が「スキルを確認できないため判断不能」として落とす代表的なケースです。自分の職務経歴書に当てはまるものがないか、確認しながら読んでください。

業務の羅列のみで「規模感」がない

経理職の書類選考で最も多い落とし穴が、業務名の羅列だけで規模感が伝わらない職務経歴書です。「決算業務を担当」と書いても、採用担当者には次のことがわかりません。

  • 単体決算か連結決算か(関与の深さ)
  • 単独で担当したのか補助レベルなのか(責任範囲)
  • どのくらいの規模の企業での経験か(売上・従業員数)

NG例

・仕訳入力
・月次処理
・決算業務
規模・役割・使用ツールが何もわからず、採用担当者は判断できません。

良い例文

【日次】仕訳入力(月800件)、売掛金・買掛金照合
【月次】月次試算表作成(弥生会計使用)、固定資産管理
【年次】単体決算補助(主任と2名体制)、税理士対応補助

使用した会計システムが不明

採用担当者が職務経歴書を確認する際、「自社のシステムに対応できる即戦力かどうか」も判断材料の一つです。会計ソフト名を書かない職務経歴書は、ツールを扱えるか不明な人材として評価が下がります。

特に会計ソフトは会社によって大きく異なるため、経験したソフトと使用年数・対応範囲を明記することが重要です。代表的なソフト別の記載例は以下の通りです。

会計ソフト記載例
弥生会計弥生会計(4年・月次決算まで対応可)
freeefreee会計(2年・日次入力・請求書発行)
SAPSAP FI(1年・仕訳入力・経費精算処理)
勘定奉行勘定奉行(3年・月次試算表作成まで)
マネーフォワードマネーフォワードクラウド(1年・仕訳入力・銀行連携設定)

日次・月次・年次の区分けがない

経理業務は「日次・月次・年次」という時間軸で構成されており、それぞれに求められるスキルと責任範囲が異なります。区分けなしに業務を羅列すると、この人は年次決算まで対応できるのか、月次までなのかが読み取れません。

日次・月次・年次に分類して記載するだけで、採用担当者の読みやすさが大幅に改善されます。書き方に迷う場合は、自分の担当業務を「毎日やること・毎月やること・年に一度やること」の3つに振り分けることから始めてください。

作成が難しいと感じる場合は、自動作成ツールを使って骨格を作り、そこに経理特有の情報を加えていく方法も有効です。職務経歴書の自動作成ツールを活用すると、フォーマット選びの手間を省けます。

経理の職務経歴書フォーマット:経験年数別の書き方

経理の職務経歴書は、経験年数によって強調すべきポイントと書き方が変わります。採用担当者が「この人を採用したい」と感じる条件は、経験年数に応じて異なるためです。

経理1〜3年目:できる業務の幅を正確に示す

経理経験が浅い場合は、決算業務に関与していないことを過度に気にする必要はありません。採用担当者は「今の経験レベルから成長してくれるか」を見ています。日次・月次業務のスキルを正確に示し、数値で仕事ぶりを伝えることが最も有効なアピールになります。

経理1〜3年目:書き方のポイント

  • 仕訳入力件数・処理スピードを数値で示す(例:1日150件、処理精度99.8%)
  • 担当した月次業務の範囲を具体的に記載(「銀行残高照合・売掛金管理・月次試算表作成」)
  • 年次決算に補助として関わった場合は、その旨と担当した部分を記載する(隠さない)
  • 正確性のエピソードがあれば数値で示す(例:「2年間でミスゼロ、処理件数年間3,600件」)

経理5年以上:決算への関与度と改善実績を軸にする

経験が5年以上になると、採用担当者は「決算を独立して完結できるか」「マネジメント経験があるか」という観点で書類を読み始めます。年次決算・税務申告・開示資料作成まで一貫して対応した経験があれば、その一連の流れを必ず明記してください。

  • 決算の主体性:「単独で対応」「2名体制でリード」「上司のサポートのもと担当」など責任範囲を明確に
  • マネジメント:部下・後輩への業務指導・チェック業務があれば人数と内容を記載
  • 業務改善実績:月次決算の日数短縮・ペーパーレス化・システム導入支援など数値で示す

転職先の規模が変わる場合の書き方

転職先の規模が現職と大きく異なる場合は、フォーマットの構成は変えずに、自己PRの表現を応募先の規模に合わせて調整します。

転職パターン書き方の工夫
大企業→中小企業「分業体制でのスペシャリスト経験」を強みとしつつ、「全工程を担当することへの意欲」を自己PRで明記する
中小企業→大企業「少人数で日次〜年次まで一貫対応した経験」をアピールし、スペシャリストとして深化したい意欲を書く
一般企業→会計事務所・税理士法人税務申告補助・決算書作成の経験を前面に出す。日商簿記・税理士科目合格などの資格は必ず記載

書類の自己評価が難しいと感じる場合は、転職エージェントによる職務経歴書の添削サービスを活用することで、採用担当者目線のフィードバックを得られます。

採用担当者が通過させたくなる仕上げのポイント

フォーマットと内容が整ったら、最後の仕上げとして採用担当者の目に止まる表現に磨き上げてください。以下の3点を確認することで、同じ経験を持つ候補者との差別化が生まれます。

採用担当者はここを見ている

  • 数値化:「効率化した」ではなく「月40時間→18時間に削減」のように結果を数値で示す
  • 主体性の表現:「担当した」ではなく「提案し、実施した」「主導して改善した」など能動的な動詞を使う
  • 相手企業への適合:応募企業の規模・業種・会計ソフトに合わせて、強みを前面に出す箇所を変える

書き終えた職務経歴書は、第三者に確認してもらうことが理想です。自分では気づきにくい「採用担当者にとっての読みにくさ」を発見できます。転職エージェントを利用すれば、職務経歴書の作成サポートを無料で受けることもできます。

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まとめ

  • 経理の職務経歴書フォーマットは「職務要約・職務経歴・スキル・自己PR」の4セクションが基本
  • 業務内容は日次・月次・年次の3区分で整理し、会社規模と責任範囲を必ず記載する
  • 使用した会計ソフト名と習熟度を明記することで、採用担当者の判断がしやすくなる
  • 経験年数に応じて強調ポイントを変える(若手は正確性・業務の幅、ベテランは決算関与度・改善実績)
  • 自己PRは「何をしたか」より「何をどう変えたか」を数値で示す

書類選考を通過するためには、採用担当者が「判断できる情報」を過不足なく記載することが前提条件です。書き終えた後は転職エージェントの添削を活用し、客観的な視点でブラッシュアップすることをお勧めします。

経理の職務経歴書に関するよくある質問

経理の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

A4で1〜2枚が理想です。経理経験が浅い場合は1枚にまとめ、5年以上のキャリアがある場合は2枚以内に収めてください。3枚を超えると採用担当者が読む負担が増えるため、記載する情報の優先度を絞ることが必要です。

簿記資格がない場合、経理の職務経歴書はどう書けばいいですか?

資格がない場合は、実務経験で補うことが基本方針です。担当した業務の具体的な内容・使用した会計ソフト名と経験年数・業務の正確性や効率化に取り組んだ実績を丁寧に記載してください。また「日商簿記2級取得に向けて勉強中」と記載することで、向上心をアピールできます。

職務経歴書のフォーマットは編年体と機能別のどちらが経理職に向いていますか?

経理職は経験の積み重ねが評価されやすいため、時系列で記載する「編年体(逆年代順)」が一般的に適しています。複数の企業で異なるスキルを積んだ場合や、特定のスキルを前面に出したい場合は「機能別(職能別)」も有効ですが、初めて職務経歴書を書く場合は編年体から始めることをお勧めします。

経理の職務経歴書で転職エージェントに頼むのは有効ですか?

有効です。転職エージェントは採用担当者の視点からフィードバックを提供するため、自分では気づきにくい表現の弱点を発見できます。特に初めて転職する場合は、フォーマット選びから職務要約の書き方まで相談できるため、積極的に活用してください。費用は基本的に無料です。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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