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履歴書の備考欄は何を書く?空欄NGの理由と採用担当者に響く記載例

履歴書の備考欄は何を書く?空欄NGの理由と採用担当者に響く記載例

履歴書の備考欄に書くのは、勤務時間や連絡可能な時間帯といった「働くうえで企業に伝えておきたい希望と事情」だけです。空欄や「特になし」は避け、譲れない条件を短くまとめるのが正解です。この記事では、正社員・パート・新卒など状況別の記載例と、採用担当者が備考欄のどこを見ているか、書いてはいけないNG内容まで具体的に解説します。

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目次

履歴書の備考欄には何を書く?結論と基本の記載例

備考欄は自由記入のスペースですが、何を書いてもいい欄ではありません。基本の考え方と、そのまま使える記載例から確認していきます。

結論:企業に伝えておきたい「希望」と「事情」だけを簡潔に

備考欄に書くのは、選考や入社後の調整に関わる情報に絞ります。具体的には次の4種類が中心です。

  • 希望職種:複数の職種を募集していて、応募したい職種が決まっている場合
  • 連絡可能な時間帯:在職中などで電話に出られる時間が限られる場合
  • 勤務条件:勤務時間・曜日・勤務地など、どうしても譲れない条件がある場合
  • 健康上の事情:就業にあたって配慮が必要な事情がある場合

逆に、これといった希望がなければ無理に条件を並べる必要はありません。その場合は「貴社の規定に従います」と書くのが最もおさまりのよい形です。特にない場合の書き方は後半で詳しく扱います。

基本の記載例

まずは応用の効く基本形です。希望を一言添えたうえで、その他は会社の規定に合わせる姿勢を示すと、条件と協調性のバランスが取れた印象になります。

良い例文

営業職を希望いたします。勤務地・待遇につきましては貴社の規定に従います

希望が特にない人は「貴社の規定に従います」の一文だけでも問題ありません。備考欄以外の項目に迷いがある場合は、履歴書の書き方を項目別に解説した記事もあわせて確認しておくと、全体を通して抜け漏れを防げます。

【状況別】履歴書の備考欄の書き方と例文

備考欄に書く内容は、雇用形態や置かれている状況によって変わります。正社員・パート・新卒・在職中の4パターンで、そのまま使える例文を紹介します。

正社員・転職の場合

正社員の転職では、細かい勤務条件よりも「希望職種」「入社可能日」「連絡方法」など、選考を進めるうえで会社が知っておきたい情報を優先します。健康上の配慮が必要な場合は、事実だけを簡潔に添えます。

良い例文(正社員・転職)

現在在職中のため、入社可能日は内定後約1か月後を予定しております。勤務地・待遇は貴社の規定に従います。

採用担当者はここを見ている

  • 入社可能日が明確だと、配属や引き継ぎのスケジュールを立てやすく、選考が前に進みやすい
  • 「貴社の規定に従います」の一文から、条件を一方的に押し付けない協調性を読み取っている

健康上の理由で配慮を伝えたいときは、書き方しだいで印象が大きく変わります。伝え方の具体例は履歴書の健康状態の書き方で解説しています。

パート・アルバイトの場合

パート・アルバイトは、家庭や学業と両立しながら働く人が多いため、勤務時間や曜日の希望を伝えておくとミスマッチを防げます。扶養の範囲で働きたい場合も、この欄に書いておくと後の行き違いがありません。

良い例文(パート・アルバイト)

子どもの学校行事の都合により、平日9時〜15時、週4日程度での勤務を希望いたします。上記以外の条件は貴社の規定に従います。

時間や曜日に制約があるなら、遠慮して伏せるより最初に伝えるほうが誠実です。求人票どおりに働ける場合は、無理に条件を作らず「貴社の規定に従います」で構いません。

新卒・就活の場合

新卒の場合、勤務条件の希望を細かく出す場面はほとんどありません。基本は「貴社の規定に従います」で問題なく、複数の職種で募集がある企業なら希望職種を一言添える程度で十分です。

良い例文(新卒・就活)

職種・勤務地につきましては貴社の規定に従います。総合職を希望いたしますが、配属につきましては貴社のご判断にお任せいたします。

在職中で連絡時間に希望があるとき

在職中の転職活動では、日中に電話へ出られないケースが少なくありません。連絡がつきやすい時間帯を書いておくと、企業側も無駄な掛け直しを減らせて、やり取りがスムーズになります。

良い例文(連絡時間の希望)

現在就業中のため、平日は18時以降にご連絡をいただけますと幸いです。難しい場合はメールにてご連絡ください。

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備考欄が空欄・「特になし」はNG?「貴社の規定に従います」の使い方

「希望がないなら空欄でいい」と考えがちですが、備考欄を白紙のまま出すのはおすすめできません。理由と、代わりに書くべき一文を整理します。

空欄や「特になし」だけの記入は、記入し忘れなのか、意欲が低いのか、採用担当者には判断がつきません。丁寧に仕上げた履歴書ほど、最後の欄が白紙だと詰めの甘さが目立ってしまいます。希望がなくても、次のように一文を添えるのが無難です。

良い例文(希望が特にない場合)

貴社の規定に従います。

NG例

特になし。
空欄のまま提出するのも、意欲が伝わらず避けたい形です。

ただし「貴社の規定に従います」は、本当は譲れない条件がある人が使うと逆効果になります。扶養内で働きたい、この曜日は勤務できないといった事情があるなら、後で困らないよう正直に書いておきましょう。「なし」と書くべきかどうかで迷う点は、履歴書の賞罰欄「なし」の書き方とも共通する考え方です。

採用担当者はここを見ている

  • 白紙・「特になし」だけの欄は、書き忘れか意欲不足かの判断材料が乏しくマイナスに働きやすい
  • 「貴社の規定に従います」の一文があるだけで、最後まで丁寧に記入する姿勢が伝わる

履歴書の備考欄に書いてはいけないNG内容

備考欄は「書けば書くほど有利」な欄ではありません。むしろ書き方を誤ると、条件の多い扱いにくい人という印象につながります。避けたい内容は次の3つです。

  • 給与・待遇の要求:「月給25万円以上を希望」などの条件は、面接や条件交渉で伝える内容
  • 条件の詰め込み:勤務地も時間も残業も…と並べると、一方的な要求と受け取られやすい
  • 他の欄との重複:資格や志望動機など、専用欄に書いた内容を備考欄で繰り返す必要はない

NG例

月給30万円以上、残業なし、土日祝休みを希望します。条件を一方的に並べると、入社前から要求の多い人という印象を与えてしまいます。

特に給与の希望は、備考欄に書くと「先走り」の印象を持たれがちです。待遇や勤務地の希望をどこまで伝えてよいか迷う場合は、履歴書の勤務地希望の書き方で線引きを確認しておくと安心です。絶対条件ではない要望は、面接の場で会話しながら伝えるほうが角が立ちません。

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本人希望記入欄と備考欄は違う?欄の名称別の書き方

履歴書によって、この欄の名前は「備考」「本人希望記入欄」「その他」などさまざまです。名称は違っても役割はほぼ同じで、書く内容の考え方は変わりません。

欄の名称位置づけ書く内容の方針
備考欄自由記入のスペース希望職種・勤務条件・連絡時間などを簡潔に
本人希望記入欄応募者からの希望を書く欄譲れない条件のみ。なければ「貴社の規定に従います」
その他・特記事項補足を書く欄他欄に収まらない事情を一言で

どの名称でも共通するのは、給与の要求は書かず、譲れない条件だけを短くまとめるという原則です。欄の呼び名に惑わされず、伝えるべき希望と事情に絞って記入すれば問題ありません。

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まとめ

履歴書の備考欄は、条件を並べる場ではなく、選考と入社後の調整に必要な希望と事情だけを簡潔に伝える欄です。押さえておきたいポイントを整理します。

  • 書くのは希望職種・勤務条件・連絡可能な時間帯・健康上の事情など、必要な情報に絞る
  • 希望がなければ空欄にせず「貴社の規定に従います」と記入する
  • 給与・待遇の要求や条件の詰め込みは避け、絶対条件でない要望は面接で伝える

備考欄まで気を抜かずに仕上げると、履歴書全体の丁寧さが伝わります。譲れない条件だけを短く、それ以外は会社に合わせる姿勢を示すことが、通過に近づく書き方です。

履歴書の備考欄に関するよくある質問

履歴書の備考欄は空欄でも大丈夫ですか?

空欄は避けるのが無難です。書き忘れなのか意欲が低いのか判断がつかず、マイナスの印象につながることがあります。希望が特になければ「貴社の規定に従います」と一文を記入しておきましょう。

「特になし」と書いてもいいですか?

間違いではありませんが、「特になし」だけだと素っ気なく見え、意欲が伝わりにくくなります。希望がない場合でも「貴社の規定に従います」と書くほうが、丁寧な印象になります。

備考欄に希望給与を書いてもいいですか?

基本的に書きません。給与や待遇は面接や条件交渉の場で確認する内容で、備考欄に書くと先走った印象を与えてしまいます。どうしても譲れない待遇がある場合のみ、面接で伝えるようにしましょう。

新卒で備考欄に書くことがない場合はどうすればいいですか?

新卒は勤務条件の希望を出す場面が少ないため、「貴社の規定に従います」で問題ありません。複数の職種で募集がある企業なら、希望職種を一言添えると意欲が伝わります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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