履歴書の連絡先欄で使う「同上」は失礼ではなく、そのまま書いて問題ありません。より丁寧にしたいときは「現住所に同じ」と書き換えるのが正解です。この記事では、同上を使ってよい欄と使ってはいけない欄、採用担当者に読みやすいと感じてもらう書き方を、記入例つきで整理します。
履歴書の「同上」は失礼ではない|丁寧な言い方は「現住所に同じ」
結論:そのまま「同上」でOK、丁寧にしたいなら「現住所に同じ」
連絡先欄の住所・電話番号・メールアドレスが現住所欄とすべて同じなら、「同上」と書くのが正しい書き方です。同じ内容を二度書く手間を省く目的で使う言葉なので、手抜きとは受け取られません。むしろ余白ができ、シンプルで読みやすい書面になります。
「同上だけだと素っ気なく見えないか」と気になる場合は、「現住所に同じ」と書き換えると柔らかく丁寧な印象になります。意味はまったく同じで、どちらを使っても選考上の評価は変わりません。読み手に伝われば十分です。
記載例|連絡先欄が現住所と同じ場合
良い書き方(2パターンとも正解)
連絡先 住所:同上
連絡先 住所:現住所に同じ
どちらも意味は同じです。かっちりした印象にしたいなら「同上」、やわらかく見せたいなら「現住所に同じ」を選べば問題ありません。
採用担当者はここを見ている
- 「同上」か「現住所に同じ」かで印象が変わることはない。見ているのは連絡が確実に取れるか
- 元になる現住所や電話番号が正確に書けているか。ここが曖昧だと連絡がつかず選考が止まる
- 欄全体が整って読みやすいか。無理に全部書き写すより、同上で余白を作るほうが読みやすい
「同上」を使っていい欄・使ってはいけない欄
「同上」はどこにでも使える便利な言葉ではありません。使ってよいのは連絡先欄の住所・電話番号・メールアドレスだけです。学歴・職歴・資格の欄で使うと、社会人としての基本を疑われる原因になります。
| 欄 | 「同上」の可否 | 理由 |
|---|---|---|
| 連絡先の住所 | 使える | 現住所と同じ情報を繰り返すため |
| 連絡先の電話番号・メール | 使える | 上の欄と完全に同じ場合のみ |
| 学歴・職歴 | 使えない | 学校名・会社名は固有名詞で省略不可 |
| 免許・資格 | 使えない | 資格名は正式名称で毎回書く |
連絡先欄そのものの書き方に不安がある場合は、履歴書の住所の正式な書き方もあわせて確認すると、番地やマンション名まで迷わず記入できます。
NG例
学歴欄「令和4年3月 同上高等学校 卒業」
→ 学校名を「同上」で省略するのはNG。同じ高校の入学・卒業でも、正式な学校名をその都度書きます。
「同上」を丁寧に書くための4つのルール
同上を使うと決めたら、書き方にも作法があります。次の4点を押さえるだけで、雑に見えず整った印象になります。
- 記号「〃」は使わず、漢字で「同上」と書く。履歴書は正式な書類のため略号は避ける
- 欄の左端に寄せて書く。中央や右端に書くと見落とされやすい
- 「同上」にふりがなは不要。ふりがな欄も同じなら、そこも「同上」でよい
- 元になる現住所を正確に書く。同上の中身が不正確だと連絡が取れなくなる
ふりがなの扱いで迷う場合は、住所フリガナの書き方で、ひらがな・カタカナの使い分けや番地の扱いを確認しておくと安心です。
4つのなかで最も大切なのは、いちばん下の「元の情報を正確に」です。書式の細かなマナーより、連絡先として正しく機能するかのほうが選考では重視されます。
ケース別|「同上」を使うか迷ったときの正解
「一部だけ違う」「実家を連絡先にしたい」など、判断に迷う場面ごとに正解を整理します。共通するルールは1つでも情報が違えば同上は使わないという点です。
住所は同じだが電話番号だけ違う場合
良い書き方
連絡先 住所:現住所に同じ
連絡先 電話:090-1234-5678(携帯)
住所は同上で問題ありませんが、電話番号は違うので同上にせず正確に書きます。項目ごとに同じかどうかを判断するのがポイントです。
3行ある電話番号欄の使い分けに迷ったら、履歴書の電話番号の書き方で、自宅・携帯・緊急連絡先の書き分けを確認できます。
一人暮らしで実家を緊急連絡先にする場合
NG例
緊急連絡先:同上
→ 現住所(一人暮らしの自宅)と実家は住所が違うため、同上は使えません。実家の住所・電話番号・続柄(例:父)を正確に書きます。
緊急連絡先で同上を使えるのは、実家暮らしなどで連絡先が現住所と完全に一致する場合だけです。判断の詳細は履歴書の緊急連絡先の書き方で、暮らし方ごとの記入例まで確認できます。
まとめ
- 連絡先が現住所と同じなら「同上」でよい。失礼にはならない
- 丁寧にしたいときは「現住所に同じ」に言い換える。評価は変わらない
- 使えるのは住所・電話・メールのみ。学歴・職歴・資格欄では使わない
- 「〃」は使わず漢字で、左端に寄せ、元の情報は正確に書く
迷ったら、項目ごとに「現住所とまったく同じか」を確かめるだけで判断できます。同じなら同上、少しでも違えば正確に書く。これだけで連絡先欄はきれいに整います。
履歴書の「同上」に関するよくある質問
- 履歴書の「同上」は失礼になりませんか?
-
失礼にはなりません。連絡先の住所・電話番号・メールアドレスが現住所欄と同じ場合、「同上」と書いて問題ありません。より丁寧にしたいときは「現住所に同じ」と書き換えると、やわらかい印象になります。
- 「同上」と「〃」はどちらを使えばいいですか?
-
漢字で「同上」と書きます。履歴書は正式な書類のため、「〃」のような記号は避けるのが基本です。読み手に略号を使わせない配慮が、丁寧な印象につながります。
- 学歴・職歴欄に「同上」は使えますか?
-
使えません。学校名や会社名などの固有名詞は、同じ学校の入学・卒業であっても省略せず、その都度正式名称で書きます。免許・資格欄の資格名も同様です。
- 住所は同じで電話番号だけ違う場合はどうしますか?
-
一部でも情報が異なるときは「同上」を使いません。住所は「現住所に同じ」でよいですが、電話番号は現住所欄と違うので、その番号を正確に記入します。項目ごとに同じかどうかを判断してください。


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