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履歴書の志望動機|60歳の例文と落ちない書き方【職種別】

履歴書の志望動機|60歳の例文と落ちない書き方【職種別】

この記事では、60歳から再就職やパートに応募する方に向けて、履歴書の志望動機の例文を職種別に紹介します。採用担当者が60歳の応募者のどこを見ているかを押さえたうえで、年齢や体力の不安を強みに変える書き方と、落ちやすいNG例まで具体的に解説します。

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目次

60歳の志望動機で採用担当者がまず見る3つのこと

60歳の応募者の志望動機を読むとき、採用担当者は20代や30代とはまったく違う視点で目を通しています。若手なら「伸びしろ」を見ますが、60歳の場合はすでに積み上げた経験が前提です。だからこそ、経験そのものより「その経験を今の現場でどう使ってくれるか」に関心が向きます。まずは採用側が何を確かめようとしているのかを知ることが、通る志望動機への近道です。

「過去の実績」より「今、何ができるか」を見ている

「部長として20名の部下をまとめました」といった過去の肩書きは、パートや現場職の応募ではむしろ扱いにくい情報になることがあります。採用担当者が知りたいのは、その経験が目の前の仕事にどう役立つかという一点です。管理職経験なら「段取りを組む力」「トラブル時に落ち着いて対応できる力」に翻訳して伝えると、現場で使える強みとして受け取ってもらえます。

健康・体力面で長く働けるかを気にしている

採用担当者が60歳の応募者に対して最も不安に感じるのが、健康と体力の面です。「採用してもすぐ体調を崩して辞めてしまわないか」という懸念は、口に出さなくても必ず持っています。ここを志望動機で先回りして払拭できると、他の応募者と大きく差がつきます。

採用担当者はここを見ている

  • 長く働けるか:週に何日・何時間働けるか、いつから勤務できるかが明確か
  • 健康状態:立ち仕事や早朝勤務など、その仕事の負荷に耐えられるか
  • 職場になじめるか:年下の上司や同僚と素直に協調できる人柄か

「毎朝ウォーキングを続けており体力には自信があります」「週4日、平日の日中であれば安定して勤務できます」のように、健康と勤務条件を具体的な言葉で示すことが効果的です。

なぜこの会社なのか(自分都合はすぐ見抜かれる)

「家から近いから」「年金の足しにしたいから」という理由は、たとえ本音であっても志望動機には書きません。応募先はどこでもよかったのだと受け取られ、採用の決め手になりません。求人票や会社のサイトを読み込み、その会社を選んだ理由を一つでも自分の言葉で語れるかが、熱意の判断材料になります。

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採用される志望動機の型|3ステップで作る

60歳の志望動機は、思いつくままに書くと「働きたい気持ち」だけが並んで説得力を欠きます。次の3つのブロックを順番に組み立てると、経験と意欲が自然につながった文章になります。文章が苦手な方も、この順番に沿って自分の情報を当てはめるだけで形になります。

  1. これまでの経験・強み:どんな仕事で何を身につけたか(1〜2文)
  2. 応募先への理解・共感:なぜこの会社・この仕事を選んだか(1〜2文)
  3. 入社後の貢献と姿勢:経験を活かして何をしたいか+長く働ける健康面(1〜2文)

そのまま使える穴埋めテンプレート

「前職では〔経験した仕事〕に〔年数〕携わり、〔身につけた強み〕を培ってまいりました。貴社の〔選んだ理由・共感した点〕に魅力を感じ、応募いたしました。これまでの経験を活かし、〔貢献したいこと〕に取り組みたいと考えております。体調管理には日頃から気を配っており、長く安定して勤務できる点も強みです。」

この型は職種を問わず使えます。より基本的な組み立て方から確認したい方は、志望動機の基本的な書き方と落ちる人の共通点もあわせて確認しておくと安心です。

【職種別】60歳の履歴書 志望動機の例文

ここからは、60歳の再就職で応募が多い職種ごとに、そのまま参考にできる志望動機の例文を紹介します。いずれも先ほどの3ステップに沿って組み立てています。自分の経歴に合わせて〔 〕の部分を置き換えて使ってください。

軽作業・倉庫内作業の志望動機

良い例文(軽作業・倉庫)

「前職では食品メーカーの物流部門で15年間、入出荷の管理に携わってまいりました。正確さと段取りの良さには自信があります。貴社が地域の物流を支える基盤として成長を続けている点に魅力を感じ、応募いたしました。これまで培った丁寧な作業を活かし、ミスのない仕分けで現場に貢献したいと考えております。日頃から体を動かす習慣があり、立ち仕事にも問題なく対応できます。」

軽作業では特別なスキルより「正確さ」「休まず来てくれること」が評価されます。地味な作業をコツコツ続けられる姿勢を前面に出すと、採用担当者の安心につながります。

清掃・ビルメンテナンスの志望動機

良い例文(清掃)

「長年、自宅や地域の清掃活動に携わる中で、きれいに整えた場所を人に喜んでもらえることにやりがいを感じてきました。貴社が担当されるオフィスビルは、利用者が気持ちよく過ごせる環境づくりを大切にされていると伺い、その姿勢に共感しております。細部まで目を配る丁寧さを活かし、利用者の方に信頼される清掃を心がけたいと考えております。健康管理を続けており、早朝勤務にも支障なく取り組めます。」

清掃は未経験からの応募も多い職種です。実務経験がなくても「几帳面さ」「人に喜ばれることへのやりがい」を軸にすれば、十分に説得力のある志望動機になります。

一般事務・データ入力の志望動機

良い例文(一般事務)

「前職では経理事務として20年以上、伝票処理や書類作成を担当してまいりました。数字を正確に扱う几帳面さと、期限を守る責任感には自信があります。貴社が少人数で幅広い業務を任せてくださる環境である点に、これまでの経験を活かせると感じ応募いたしました。事務全般をサポートし、社員の皆さまが本来の業務に集中できるよう縁の下で支えたいと考えております。」

事務職では実務経験と正確さが強い武器になります。使用できるソフト(ExcelやWordなど)を具体的に添えると、即戦力として伝わりやすくなります。事務の志望動機をさらに深く作り込みたい方は、事務職の志望動機の例文と書き方も参考になります。

警備・施設管理の志望動機

良い例文(警備)

「これまで製造現場の責任者として、安全管理と社員への声かけを長年続けてまいりました。人の安全を守る仕事に強い使命感を持っております。貴社が地域の施設で利用者の安心を第一に掲げている点に共感し、応募いたしました。落ち着いた対応と、周囲をよく見て気を配る姿勢を活かし、利用者の方が安心して過ごせる環境を守りたいと考えております。規則正しい生活を続けており、夜勤にも対応可能です。」

警備は落ち着きと責任感が重視される職種で、年齢を重ねた人の落ち着いた対応がむしろ好まれます。安全・安心を守る使命感を軸に据えるのが定石です。

接客・販売の志望動機

良い例文(接客・販売)

「前職では営業として長年、幅広い年代のお客様と接してまいりました。相手の話にじっくり耳を傾け、信頼関係を築くことにやりがいを感じております。貴店が年配のお客様も多く、丁寧な接客を大切にされていると伺い、私の経験がお役に立てると感じ応募いたしました。落ち着いた対応でお客様に安心してお買い物いただけるよう努めたいと考えております。」

接客・販売では、同世代のお客様への対応で年齢が強みに変わります。「幅広い年代と接してきた経験」「聞く力」を具体的に伝えると好印象です。

介護補助・生活支援の志望動機

良い例文(介護補助・未経験)

「自身の親の介護を経験する中で、支える側の丁寧な関わりが本人の安心に直結することを実感しました。人生の先輩である利用者の方に寄り添う仕事に、これまで以上にやりがいを感じられると考えております。貴施設が利用者一人ひとりのペースを尊重した支援を掲げている点に共感し、応募いたしました。未経験ではありますが、傾聴の姿勢を大切に、まずは身の回りのお手伝いから着実に力になりたいと考えております。」

介護補助は未経験からの挑戦が多い分野です。介護経験や人生経験に裏打ちされた共感力は、若い応募者にはない強みとして評価されます。

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経験者・未経験者・パート、状況別の書き分け方

同じ60歳でも、これまでの経歴や応募する雇用形態によって、志望動機で強調すべきポイントは変わります。自分がどの立場に近いかを確認して、書き方を調整してください。

状況強調すべきポイント
経験を活かせる同業種へ即戦力であること・具体的な実務スキル
未経験の職種へ挑戦学ぶ姿勢・これまでの経験から転用できる強み
パート・アルバイト勤務条件の明確さ・長く続けられること
定年後の再雇用先を探す働き続けたい意欲・健康面での安定

経験を活かして同業種に応募する場合は、実績を「今の現場で使える形」に翻訳して伝えるのが鍵です。転職での志望動機の組み立て方は、転職の志望動機の例文も参考になります。

まったく未経験の職種に挑む場合は、経験不足を素直に認めたうえで「これまでの仕事で培った姿勢のどこが活かせるか」を示すと、前向きさが伝わります。未経験からの書き方は未経験でも差がつく志望動機の例文で詳しく解説しています。

長いブランクを経て再び働き始める場合は、空白期間を隠さず、その間に続けてきたことや働く意欲を前向きに書くと印象が変わります。ブランクの伝え方はブランクを強みに変える書き方が参考になります。

60歳の志望動機でやりがちなNG例と直し方

60歳の志望動機には、良かれと思って書いた内容が逆効果になるパターンがあります。特に多い3つの失敗を、直し方とセットで確認しておきましょう。

NG例1:自分都合の理由だけを書く

「年金だけでは生活が苦しく、家からも近いので応募しました。」応募先はどこでもよかったと受け取られ、貢献意欲が伝わりません。生活のためという本音は書かず、その会社を選んだ理由と、自分が役に立てる点に置き換えます。

NG例2:過去の役職や実績を誇示する

「取締役として会社を牽引し、数億円規模の事業を統括しました。」立派な経歴でも、パートや現場職では「扱いづらそう」「指示に従ってくれるか不安」と受け取られかねません。実績は肩書きではなく、現場で使えるスキルに翻訳して控えめに伝えます。

NG例3:健康・体力に一切触れない

意欲だけを熱く語っても、採用担当者の頭には「体力は大丈夫だろうか」という不安が残ります。健康面と勤務可能な条件を一言添えるだけで、その不安が消え、採用のハードルが下がります。

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志望動機の前に整えたい履歴書の項目

志望動機がよく書けていても、履歴書全体の完成度が低いと評価は下がります。60歳の応募で特に見られやすいのが、写真・職歴欄・自己PRの3点です。

  • 写真:清潔感のある服装と表情で、実年齢より若々しい印象を意識する
  • 職歴欄:長い経歴は直近と応募先に関係する職歴を中心に整理する
  • 自己PR:志望動機と内容が重複しないよう、人柄や働く姿勢を補足する

履歴書全体の書き方を項目ごとに確認したい方は、履歴書の書き方を項目別に解説した記事が役立ちます。自己PRの作り方に迷う場合は、自己PRの例文集もあわせて確認してください。

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まとめ

60歳の履歴書の志望動機は、経験の豊富さそのものではなく、その経験を今の現場でどう活かし、長く安定して働けるかを伝えられるかで差がつきます。

  • 過去の肩書きより「今、何ができるか」に翻訳して伝える
  • 健康面と勤務できる条件を具体的に添え、長く働ける不安を先に消す
  • 「経験・強み → 会社への理解 → 入社後の貢献」の3ステップで組み立てる
  • 自分都合の理由・過去の役職の誇示は避ける

この記事の職種別例文とテンプレートを土台に、自分の経歴と応募先に合わせて言葉を置き換えれば、採用担当者に届く志望動機に仕上がります。

60歳の履歴書・志望動機に関するよくある質問

60歳の志望動機は何文字くらいで書けばよいですか?

履歴書の志望動機欄の大きさにもよりますが、150〜200文字程度が目安です。欄からはみ出したり、逆に半分以下しか埋まっていなかったりすると印象が下がります。空欄が目立つ場合は、健康面や勤務できる条件を一文足して自然に埋めるとよいでしょう。

年齢を理由に落とされないか不安です。志望動機で対策できますか?

年齢そのものは変えられませんが、採用担当者が年齢に対して抱く「体力」「長期就業」「職場になじめるか」という不安は、志望動機で先回りして払拭できます。健康面の具体的なアピールと、年下の同僚とも協調して働く姿勢を添えることで、年齢のマイナスを小さくできます。

未経験の職種でも志望動機は書けますか?

書けます。未経験の場合は実務スキルではなく、これまでの仕事で培った姿勢や、その職種を選んだ理由を軸にします。「経験はありませんが、前職の◯◯で身につけた◯◯を活かせると考えています」と、転用できる強みを示すと前向きさが伝わります。

「年金の足しにしたい」という本音は書いてもよいですか?

正直な気持ちであっても、志望動機には書きません。生活のためという理由は、応募先への熱意や貢献意欲が感じられず、採用の決め手になりにくいためです。その会社を選んだ理由と、自分が役に立てる点に置き換えて表現しましょう。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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