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配偶者の扶養義務とは|履歴書で間違えやすい有・無の判断基準

配偶者の扶養義務とは|履歴書で間違えやすい有・無の判断基準

この記事では、履歴書の「配偶者の扶養義務」欄の意味と、「有」「無」どちらに丸をつけるべきかの判断基準をケース別に解説します。2021年以降の新様式での取り扱いや、共働き・パート・事実婚の場合の書き方もまとめました。

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目次

配偶者の扶養義務とは?履歴書で聞かれる理由

履歴書の「配偶者の扶養義務」とは、あなたが配偶者を健康保険上の扶養に入れているかどうかを確認する欄です。民法752条には「夫婦は互いに協力し扶助しなければならない」と定められていますが、履歴書で問われているのは法律上の義務そのものではなく、健康保険における被扶養者の関係を指しています。

採用担当者はここを見ている

  • 入社後の社会保険手続き(健康保険証の発行対象者の確認)
  • 家族手当・扶養手当の支給判定
  • 年末調整時の控除対象確認の事前情報

つまり、この欄は選考の合否を左右するものではなく、入社後の事務手続きに必要な情報を事前に把握するための項目です。ただし空欄のまま提出すると「記入漏れ」と判断され、書類の完成度を疑われる原因になります。

なお、「配偶者の扶養義務」と混同しやすい「配偶者の有無」欄は、単に結婚しているかどうかを記入する別の項目です。

2021年以降は記入不要?厚労省の新様式と旧様式の違い

2021年4月、厚生労働省は公正な採用選考の観点から履歴書の様式例を改定しました。この新様式では、プライバシー性の高い以下の項目が削除されています。

  • 扶養家族数(配偶者を除く)
  • 配偶者の有無
  • 配偶者の扶養義務
  • 通勤時間

新様式を採用している企業やWebサービスで履歴書を作成する場合、この欄自体が存在しないため記入は不要です。

ただし、市販の履歴書用紙や、企業が独自に用意したフォーマットには旧様式が残っているケースが多いのが現実です。コンビニや文房具店で購入した履歴書、企業の採用ページからダウンロードした様式に欄がある場合は、空欄にせず必ず記入してください。

様式扶養欄の有無対応
厚労省新様式(2021年4月〜)なし記入不要
市販の履歴書(JIS規格準拠等)ある場合が多い必ず記入する
企業独自フォーマット企業による欄があれば記入する
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配偶者の扶養義務「有」「無」の判断基準

「有」と「無」の判断は、配偶者の年収と社会保険の加入状況で決まります。以下の判断基準を確認してください。

あなたの状況配偶者の扶養義務
独身(配偶者なし)
配偶者が専業主婦(夫)
配偶者の年収が130万円未満で、あなたの扶養に入っている
配偶者の年収が130万円以上
配偶者が勤務先の社会保険に自分で加入している
事実婚のパートナーを扶養に入れている

独身の場合

配偶者がいなければ、扶養義務も発生しません。「配偶者」欄は「無」に丸をつけ、「配偶者の扶養義務」も「無」に丸をつけます。

配偶者が専業主婦(夫)の場合

配偶者に収入がない、またはあっても年収130万円未満であなたの健康保険の扶養に入っている場合は「有」に丸をつけます。この場合、扶養家族数の欄には配偶者を含めず「0人」と記入する点に注意してください(扶養家族数は「配偶者を除く」と明記されています)。

共働き(配偶者の年収130万円以上)の場合

配偶者が自身の勤務先で社会保険に加入しているか、年収が130万円以上ある場合は「無」に丸をつけます。共働き世帯では多くの場合「無」になります。

配偶者がパート(年収130万円未満)の場合

パート勤務であっても、勤務先の社会保険に加入していなければ「有」に丸をつけます。2024年10月以降、従業員51人以上の企業では週20時間以上・月額賃金8.8万円以上で社会保険加入が義務化されているため、パートの配偶者が自分で社会保険に加入している場合は「無」です。

判断のポイント

迷った場合は、配偶者の健康保険証を確認してください。あなたの勤務先の健康保険証に配偶者の名前が「被扶養者」として記載されていれば「有」、配偶者が自分名義の保険証を持っていれば「無」です。

事実婚・内縁関係の場合

履歴書上の「配偶者」には、婚姻届を出していなくても事実上の婚姻関係(事実婚・内縁)にある相手も含まれます。事実婚のパートナーをあなたの健康保険の扶養に入れている場合は、配偶者「有」・扶養義務「有」と記入します。

ただし、事実婚の場合は配偶者欄を「無」として記入し、備考欄で補足する書き方も実務上は認められています。家族手当の対象になる企業もあるため、備考欄での補足記載を検討してください。

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扶養家族数の数え方と配偶者欄の記入ルール

「配偶者の扶養義務」と並んで迷いやすいのが「扶養家族数」の数え方です。以下のルールを押さえてください。

  • 扶養家族数には配偶者を含めない(欄に「配偶者を除く」と書かれている)
  • あなた自身も含めない
  • あなたの健康保険の扶養に入っている子ども・親・兄弟の人数を記入する
  • 共働きで子どもを配偶者側の扶養に入れている場合、あなたの扶養家族数には数えない

扶養家族数の詳しい数え方は以下の記事で解説しています。

扶養家族数の数え方と記入例もあわせてご確認ください。

採用担当者はここを見ている

  • 空欄は「記入忘れ」と判断する担当者が多い。該当なしでも「0人」「無」を必ず記入する
  • 扶養家族数と配偶者の扶養義務に矛盾がないかを確認している(例:配偶者の扶養義務「有」なのに扶養家族数に配偶者を含めて数えてしまうミス)

書き間違えた場合の対処法

「有」と「無」を逆に丸をつけてしまった、扶養家族数を間違えた場合の対応方法をまとめます。

状況対処法
提出前に気づいた手書きの場合は二重線+訂正印で修正。PC作成の場合はデータを修正して再印刷
提出後に気づいた選考中なら採用担当者に連絡し、正しい内容を伝える。内定後・入社時に提出する「扶養控除等申告書」で正式に申告し直せるため、大きな問題にはならない

扶養義務の有無を間違えても、それだけで不採用になることはまずありません。この欄の情報は入社後の事務処理用であり、選考基準ではないためです。ただし、気づいた時点で早めに訂正の連絡を入れると、誠実な印象を与えられます。

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まとめ

  • 「配偶者の扶養義務」は、配偶者をあなたの健康保険の扶養に入れているかどうかで判断する
  • 配偶者の年収130万円未満で自分の扶養に入っていれば「有」、それ以外は「無」
  • 2021年の厚労省新様式では欄自体が削除されたが、旧様式が残る場合は必ず記入する
  • 選考の合否に直接影響する項目ではないが、空欄にせず正確に記入することが基本

迷ったら配偶者の健康保険証を確認し、被扶養者かどうかで判断すれば間違いありません。

配偶者の扶養義務に関するよくある質問

配偶者の扶養義務とは何ですか?

履歴書の「配偶者の扶養義務」は、あなたが配偶者を健康保険上の扶養に入れているかどうかを問う項目です。配偶者の年収が130万円未満で、あなたの健康保険に被扶養者として加入していれば「有」に丸をつけます。

共働きの場合はどちらに丸をつけますか?

配偶者が自分の勤務先で社会保険に加入している場合、または年収が130万円以上ある場合は「無」に丸をつけます。共働き世帯の多くは「配偶者の扶養義務:無」に該当します。

間違えたら不採用になりますか?

配偶者の扶養義務欄を間違えたことだけが理由で不採用になることはほぼありません。この情報は入社後の事務手続き用であり、選考基準ではないためです。気づいた時点で採用担当者に正しい内容を伝えれば問題ありません。

2021年以降は書かなくてよいのですか?

厚生労働省が2021年4月に発表した新様式では「配偶者の扶養義務」欄は削除されています。ただし、市販の履歴書や企業独自のフォーマットには旧様式が残っている場合があるため、欄がある場合は必ず記入してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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