この記事では、GoogleドキュメントのテンプレートでOKかどうかを採用担当者の視点から確認し、テンプレートの入手方法・各項目の書き方・PDF化と提出方法まで手順を解説します。
GoogleドキュメントのテンプレートはWordより採用担当者の印象が悪い?
「Googleドキュメントで作った履歴書は採用担当者に失礼ではないか」という不安を持つ方は多くいます。結論を先に言えば、Googleドキュメントで作成した履歴書は書類選考で不利になることはありません。
採用担当者が書類選考で確認するのは「WordかGoogleドキュメントか」という作成ツールではなく、記載された内容そのものです。特にPDF形式で提出する場合、受け取った採用担当者側には作成ツールは判断できません。
採用担当者が実際に確認するのはこの3点
採用担当者はここを見ている
- 志望動機・自己PRの中身:「なぜこの会社か」が具体的に書かれているか
- 証明写真の印象:清潔感・スーツ着用・正面を向いているか
- 記入漏れ・誤字・脱字の有無:氏名・住所・年月などの基本情報が正確か
上記3点が整っていれば、Googleドキュメントで作成した履歴書でも書類選考を通過できます。採用担当者が「作成ツール」を問題視するのは、企業側が特定のファイル形式(Excelなど)を指定している場合だけです。
Googleドキュメントが問題になる唯一のケース
採用担当者の立場で「Googleドキュメントは困る」となるのは、企業から「.docx形式(Word形式)で提出してください」と明示されている場合です。
ただしこの場合も解決策があります。Googleドキュメントのメニューから「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Word(.docx)」を選択すると、Word形式でのダウンロードが可能です。手書き指定の求人でない限り、提出形式の要件はGoogleドキュメントでも問題なく満たせます。
無料で使えるGoogleドキュメント履歴書テンプレートの探し方
Googleドキュメントの履歴書テンプレートは、大きく分けて「Google公式のテンプレートギャラリー」と「外部サイトからのダウンロード」の2つで入手できます。それぞれの使い方と注意点を確認します。
Google公式テンプレートギャラリーの使い方
Google公式のテンプレートギャラリーからは以下の手順で履歴書テンプレートを開けます。
- Googleドキュメントのトップページを開く
- 画面上部の「テンプレートギャラリー」をクリックする
- 「履歴書」カテゴリから好みのデザインを選択する
- テンプレートをクリックすると、自分のGoogleドライブに新規ファイルとして作成される
Google公式テンプレートは日本語の履歴書書式と異なる場合がある
Google公式テンプレートギャラリーに用意されているのは主に英文レジュメを元にした書式です。「学歴・職歴・資格・志望動機・本人希望欄」が揃った日本の一般的な履歴書形式とは異なるため、転職・就活での提出には外部サイトのテンプレートが適している場合があります。
履歴書テンプレートの種類と選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
無料で使える履歴書テンプレートの選び方と採用担当者が確認するポイント

外部サイトのテンプレートを使う場合の注意点
「Googleドキュメント 履歴書テンプレート 日本語」などのキーワードで検索すると、さまざまなサイトが無料のGoogleドキュメント用テンプレートを配布しています。利用する際は以下の点を確認してください。
- 厚生労働省推奨様式に準拠しているか:「学歴・職歴」「資格・免許」「志望動機」「本人希望欄」が揃っているものを選ぶ
- フォントが読みやすいか:装飾的なフォントではなく明朝体・ゴシック体のシンプルなものが採用担当者に好印象を与える
- 写真欄のサイズが明記されているか:縦4cm×横3cmの証明写真欄が確保されているかを確認する
Googleドキュメント以外にも、Web上で完結する履歴書作成ツールは多くあります。採用担当者視点での比較はこちらで詳しく解説しています。

Googleドキュメントで履歴書テンプレートを完成させる手順
テンプレートを開いたら、以下の順番で各項目を入力していきます。採用担当者が記入漏れや誤りに気づきやすい箇所も合わせて確認します。
テンプレートの選択から各項目の入力まで
- 基本情報の入力:氏名(フリガナも忘れずに)・住所・電話番号・メールアドレスを記入する。住所は都道府県から正確に記載する
- 学歴の記入:古い順(時系列順)で記入する。入学年・卒業年を西暦か和暦で統一し、「○○大学○○学部○○学科 入学」「同 卒業」と明記する
- 職歴の記入:会社名(正式名称)・入社年月・退社年月・職種を記入する。退社のたびに「一身上の都合により退職」と記載する
- 資格・免許の記入:正式名称で記載する。「普通自動車免許」ではなく「普通自動車第一種運転免許」が正式名称
- 志望動機・自己PRの記入:最後に入力する。採用担当者が最も時間をかけて読む欄であり、書類選考の結果を大きく左右する
採用担当者はここを見ている
- 学歴・職歴の入学・入社年月と卒業・退社年月が正確に対応しているか
- 職歴の最終行に「現在に至る」の記載があるか
- 記入日と提出日が極端に離れていないか(日付の鮮度も確認される)
証明写真の挿入方法と注意点
Googleドキュメントで証明写真を挿入する手順は次の通りです。
- 上部メニューから「挿入」→「画像」→「コンピューターからアップロード」を選択する
- 写真欄のサイズ(縦4cm×横3cm)に合わせて画像をリサイズする
- 画像を右クリックして「画像オプション」→「テキストの折り返し」を設定し、写真欄に正確に配置する
NG例
写真が写真欄からはみ出ている、または傾いている状態での提出。「書類の準備が雑だ」という印象を採用担当者に与えます。印刷プレビューで必ず確認してから提出してください。
スマホからGoogleドキュメントで作業する手順
スマホからGoogleドキュメントで履歴書を作成する場合は、以下の手順で進めます。
- 「Googleドキュメント」アプリをインストールし、Googleアカウントでログインする
- 外部サイトで公開されているGoogleドキュメント用テンプレートのURLを開くか、GoogleドライブからテンプレートファイルをGoogleドキュメントで開く
- テンプレートを「コピーを作成」して自分のドライブに保存してから編集する
- 各項目を入力する。入力内容は自動保存されるため、こまめな保存操作は不要
スマホ作業で特に注意すべきは、レイアウトのズレが生じやすい点です。証明写真の位置調整や細かいフォントサイズの確認は、最終チェックをPCで行うことを推奨します。
スマホだけで履歴書を完成させる方法と注意点はこちらで詳しく解説しています。

採用担当者に評価される書き方——書式に関係なく差がつく本質
Googleドキュメントのテンプレートで書類の形を整えることと比べて、内容の質が書類選考の結果を大きく左右します。採用担当者が一通の履歴書を確認する時間は30秒から1分程度と言われています。その短い時間で「通過させる」と判断させるために必要なのは、書式の綺麗さではなく内容の明確さです。
採用担当者が30秒で落とす履歴書の共通パターン
書類選考を通過できない履歴書には、共通した特徴があります。
- 志望動機が「御社に貢献したい」だけで「なぜこの会社か」がない
- 自己PRが「コミュニケーション能力が高い」のみで具体的なエピソードがない
- 学歴・職歴に記入漏れや年月の誤りがある
- 職歴の最終行に「現在に至る」の記載がない
NG例
「貴社の業務に貢献したいと思い、志望しました。」どの会社にも出せる内容であり、採用担当者は「なぜ当社か」がわからないため通過させる根拠を見つけられません。
良い例文
「貴社は○○分野においてシェアNo.1の実績を持ち、前職での○○業務(3年間・チームリーダー経験)を直接活かせる環境だと判断しました。特に○○事業の拡大フェーズに関わることで、自身のキャリアを次のステージに進めたいと考え志望しました。」
志望動機・自己PRで差をつける書き方
採用担当者が「会ってみたい」と感じる志望動機と自己PRには、次の3つが共通して含まれています。
- 「なぜこの会社か」が明確:業界最大手だからという抽象的な理由ではなく、その会社の具体的なサービス・事業・強みに言及する
- 過去の経験を数字で表す:「チームリーダーを経験」ではなく「5名のチームリーダーを2年間担当し、売上目標を130%達成」という具体性が評価を上げる
- 応募先が求める人物像に合わせる:求人票の「求める人物像」を読み込み、自分の強みをその軸で言語化する
フォントとレイアウトで印象を上げる設定
Googleドキュメントでのフォント設定は採用担当者の第一印象に影響します。以下の設定を参考にしてください。
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| フォント(本文) | Noto Serif JP(明朝体)または BIZ UDPMincho |
| フォントサイズ | 10.5〜11pt |
| 行間 | 1.15〜1.3(詰めすぎず広げすぎず) |
| ページ余白 | 上下左右 15〜20mm |
履歴書のフォント選びと採用担当者が評価するレイアウトの詳細はこちらで解説しています。

完成した履歴書のPDF変換・印刷・送付方法
Googleドキュメントで作成した履歴書を実際に提出するには、PDF変換・印刷・送付の手順をあらかじめ把握しておく必要があります。
PDFに変換する手順(PC・スマホ別)
| 操作環境 | 手順 |
|---|---|
| PC(ブラウザ) | 「ファイル」→「ダウンロード」→「PDF形式(.pdf)」を選択 |
| PC(印刷からPDF保存) | 「ファイル」→「印刷」→プリンターを「PDFに保存」に変更して実行 |
| スマホ(アプリ) | 右上の「⋮」→「共有とエクスポート」→「コピーを送信」→「PDF」を選択 |
メール添付で提出する場合は、必ずPDF形式で送付します。Googleドキュメント形式(.gdoc)のままではGmailを使用していない相手には開けない場合があります。ファイル名は「氏名_履歴書.pdf」の形式で保存するのが採用担当者に伝わりやすいです。
コンビニ・自宅印刷の手順と注意点
郵送や手渡しで履歴書を提出する場合は印刷が必要です。以下の点を確認してから印刷してください。
- 用紙サイズはA4:B5サイズで印刷すると「フォーマットを把握していない」と採用担当者に判断される場合がある
- 証明写真部分はカラー印刷:モノクロ印刷では証明写真の印象が大きく下がる
- 印刷プレビューで余白・ページ切れを確認:テキストや表がページ端で切れていないかを必ず確認する
コンビニ印刷はセブンイレブン・ローソン・ファミリーマートのいずれでも対応しています。PDF化したファイルをネットプリントサービスに登録して印刷番号を発行する方法と、各コンビニの専用アプリから直接送信する方法の2通りがあります。
履歴書の郵送マナーと封筒の書き方については、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
- Googleドキュメントで作成した履歴書は書類選考で不利になることはなく、PDF提出なら採用担当者には作成ツールが判断できない
- テンプレートはGoogle公式ギャラリーまたは外部サイトから無料で入手できるが、日本語の一般的な履歴書書式(学歴・職歴・志望動機欄が揃ったもの)を確認してから選ぶ
- 書類選考の通過率を左右するのは書式ではなく、「なぜこの会社か」が伝わり経験を具体的に示した志望動機・自己PRの質
- 完成後はPDF変換→印刷確認(A4・カラー)→提出の順で進めると採用担当者に伝わりやすい書類になる
採用担当者が確認するのは書式ではなく内容です。テンプレートで効率よく形を整えながら、志望動機と自己PRの質を高めることに時間を使うことが、書類選考を通過するための最短ルートです。
履歴書テンプレートGoogleドキュメントに関するよくある質問
- GoogleドキュメントでWordと同じ書式の履歴書は作れますか?
-
作れます。GoogleドキュメントはテンプレートをカスタマイズすることでWordと同様の書式に整えられます。また「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Word(.docx)」を選択するとWord形式での保存も可能です。企業から.docx形式での提出を指定された場合でも対応できます。
- Googleドキュメントで作成した履歴書はPDFで提出できますか?
-
できます。「ファイル」→「ダウンロード」→「PDF形式(.pdf)」の順に選択するとPDFで保存できます。メール添付で提出する場合はPDF形式が一般的なため、Googleドキュメントで作成した場合はPDF化してから提出するようにしてください。
- スマホだけでGoogleドキュメントの履歴書テンプレートは使えますか?
-
使えます。「Googleドキュメント」アプリをインストールしてGoogleアカウントでログインするだけで、テンプレートの編集・保存が可能です。ただし証明写真のサイズ調整やレイアウト確認など細かい作業は、PCでの最終確認を推奨します。
- GoogleドキュメントのテンプレートはA4サイズで印刷できますか?
-
できます。印刷前に「ファイル」→「ページ設定」でページサイズをA4に設定し、余白を確認してから印刷してください。印刷プレビューでレイアウトのズレや文字切れがないかを必ず確認することをお勧めします。


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