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履歴書 派遣退職の書き方|「期間満了」と「自己都合」の正しい使い分け

履歴書 派遣退職の書き方|「期間満了」と「自己都合」の正しい使い分け

この記事では、派遣社員として働いた期間がある方が転職活動で履歴書を書くとき、「退職」の記載方法を例文つきで解説します。「派遣期間満了につき退職」と「一身上の都合により退職」の使い分け、複数の派遣先がある場合の書き方まで、採用担当者が実際にチェックしているポイントとあわせて説明します。

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目次

派遣社員が履歴書に書く「退職」の基本ルール

正社員経験者と同じ書き方をしてしまうと、採用担当者に「履歴書のルールを知らない人」と判断されてしまいます。派遣社員には正社員とは異なる固有の記載ルールがあるため、まずここを押さえておくことが必要です。

正社員と違う!「退職」の用語の使い方

正社員が会社を離れる場合、履歴書には「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」と書きます。派遣社員もこの「退職」という言葉を使いますが、「退社」は使わないことが原則です。

「退社」という表現は、派遣元の会社(派遣会社)に正社員として在籍していた場合に近い語感を持ちます。派遣社員として働いた期間を記載する際は「退職」を使い、文脈に合わせて以下のように書き分けてください。

状況履歴書に書く表現
派遣契約が期間満了で終了した派遣期間満了につき退職
契約途中に自分から退職した一身上の都合により退職
更新を打診されたが断った派遣期間満了につき退職
派遣先の都合(倒産・業績悪化など)で終了会社都合により退職

退職理由は「期間満了」と「自己都合」の2つに分かれる

派遣社員が履歴書に書く退職理由は、大きく2パターンです。どちらを書くかは「契約期間を最後まで満了したかどうか」が判断軸になります。

  • 派遣期間満了につき退職:契約期間を全うして終了した場合に使う。更新を断った場合も「期間満了」扱いになる
  • 一身上の都合により退職:契約の途中で自ら退職した場合に使う。理由がなんであれ、期間中に自己都合で辞めた場合はすべてこの表現になる

採用担当者は、どちらの表現が書かれているかを必ず確認します。特に複数の派遣先での経験がある場合、「自己都合退職が続いている」場合は短期離職とみなされるリスクがあるため、正確に書き分けることが重要です。

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【パターン別例文】派遣退職の正しい書き方

派遣社員の職歴を履歴書に記載する際は、「派遣元への登録 → 派遣先での就業 → 退職」という3段階の構造で書きます。以下、状況別に例文を確認してください。

派遣期間満了で退職した場合

最も多いパターンです。契約期間が終了し、更新なく退職した場合は「派遣期間満了につき退職」と記載します。

良い書き方(期間満了)

令和〇年 4月 株式会社〇〇(派遣元)に派遣社員として登録
株式会社△△(派遣先)〇〇部に就業 一般事務・データ入力を担当
令和〇年 3月 派遣期間満了につき退職

NG例

令和〇年 4月 △△に入社
令和〇年 3月 退社
「入社」「退社」は正社員向けの表現。派遣先への「入社」という表現は正確ではありません。また派遣元の記載がなく、採用担当者に雇用関係が伝わりません。

自己都合(契約途中)で退職した場合

契約更新の期日を待たずに自分から退職した場合は「一身上の都合により退職」と記載します。理由が体調不良であっても、引っ越しであっても、表現は統一してください。

良い書き方(自己都合退職)

令和〇年 4月 株式会社〇〇(派遣元)に派遣社員として登録
株式会社△△(派遣先)〇〇部に就業 受付・電話対応を担当
令和〇年 11月 一身上の都合により退職

契約期間より早く退職している場合、面接で「なぜ途中で辞めたのか」を問われる可能性があります。履歴書に詳細は書かず、面接でポジティブな理由を準備しておくのが対策として有効です。

更新を打診されたが断って退職した場合

契約終了のタイミングで派遣先や派遣元から「更新しませんか」と打診されたにもかかわらず断った場合は、「派遣期間満了につき退職」を使います。自分の意思で更新しなかったとしても、契約期間は満了しているため「自己都合退職」にはなりません。

採用担当者はここを見ている

  • 「期間満了」と「自己都合」のどちらが書かれているかで、契約を全うしたかどうかを確認している
  • 同じ派遣先で複数回の更新実績があれば、信頼された人材だという印象になる
  • 「更新を断った」という事実は履歴書に書かない。退職理由の欄には「派遣期間満了につき退職」のみでよい
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採用担当者はここを見ている

派遣歴のある応募者の履歴書を見たとき、採用担当者が必ずチェックするポイントが3つあります。「書き方が正確かどうか」だけでなく、職歴全体のストーリーを読み取っていることを知っておいてください。

①契約を全うしているかどうか

複数の派遣先がある場合、採用担当者は「それぞれの退職理由」を横断的に確認します。すべて「期間満了」であれば契約を全うした経歴として評価されます。一方、複数の「自己都合退職」が続いている場合は、「困難な場面で逃げる傾向があるのでは」という懸念を持たれる場合があります。

②在籍期間の長さとスキルの積み上がり

同じ派遣先に長期間(1年以上)在籍した実績は、採用担当者からプラスに評価される要素です。また、職種や業務内容が一貫していれば、「この分野のスキルを継続的に積んできた人」として見てもらえます。

③派遣元・派遣先の記載が正確かどうか

「どの会社に登録し、どこに派遣されていたか」が明確に書かれているかも見られます。特に守秘義務がなければ、派遣先の会社名を省略するのは避けることが原則です。会社名が書かれていない場合、「何かまずいことがあったのでは」という疑念を持たれるリスクがあります。

【ケース別】複数の派遣先・複数の派遣元がある場合

派遣での職歴が複数ある場合、すべてを正確に記載するのが原則です。ただし書き方が複雑になりやすいため、ケース別に確認してください。

1つの派遣元・複数の派遣先がある場合

1つの派遣会社に登録したまま、異なる複数の企業に派遣された場合は、派遣元の「登録」を1行書き、その後に各派遣先の「就業~退職」をそれぞれ記載します。

良い書き方(1派遣元・複数派遣先)

令和〇年 4月 株式会社〇〇(派遣元)に派遣社員として登録
株式会社A(派遣先)に就業 経理補助を担当
令和〇年 9月 派遣期間満了につき退職

令和〇年 10月 株式会社B(派遣先)に就業 営業事務を担当
令和〇年 3月 派遣期間満了につき退職

派遣先が3社以上になり欄が不足する場合は、「業務内容が直近の応募職種に近いもの」から優先して記載し、古いものや関連性の低いものは「〇〇など複数社に就業」とまとめる方法が使えます。

派遣元が複数ある場合

複数の派遣会社に登録して、それぞれ異なる派遣先に就業した場合は、派遣元の「登録」も時系列で記載します。登録と就業をセットで書くことで、採用担当者に雇用関係が明確に伝わります。

良い書き方(複数派遣元)

令和〇年 1月 株式会社〇〇(派遣元)に派遣社員として登録
株式会社A(派遣先)に就業 受付業務を担当
令和〇年 12月 派遣期間満了につき退職

令和〇年 2月 株式会社△△(派遣元)に派遣社員として登録
株式会社B(派遣先)に就業 カスタマーサポートを担当
令和〇年 8月 一身上の都合により退職

派遣から直接雇用(正社員・契約社員)になった後に退職した場合

紹介予定派遣や派遣先からの引き抜きで直接雇用に切り替わった後に退職した場合は、「派遣社員として就業」→「直接雇用(正社員/契約社員)として採用」→「退職」の流れを明確に分けて書きます。

良い書き方(派遣→直接雇用後退職)

令和〇年 4月 株式会社〇〇(派遣元)に派遣社員として登録
株式会社△△(派遣先)に就業 製造ラインの品質管理を担当
令和〇年 3月 派遣期間満了後、株式会社△△に正社員として採用
令和〇年 3月 一身上の都合により退職

直接雇用への切り替わりは採用担当者から高く評価される経歴です。「派遣期間満了後に正社員として採用された」という事実は必ず記載するようにしてください。

派遣歴をプラスに変える3つの書き方のコツ

派遣社員の経験を「不利な要素」として扱うかどうかは、書き方次第で大きく変わります。採用担当者に「この人は実力がある」と感じてもらうための3つのポイントを押さえてください。

①業務内容を具体的な数字で書く

「事務を担当」だけでは何もわかりません。「1日平均100件のデータ入力を担当」「月次報告書の作成を一人で担当」のように、業務の規模や責任範囲を数字や具体例で書くことで、スキルの説得力が増します。

②職種の一貫性を見せる

複数の派遣先があっても、同じ職種・業界で経験を積んでいれば「専門性がある」と評価されます。職歴を書く際は、応募先に近い業務を先に・詳しく書き、関連性が薄い経験は簡略化する配置が効果的です。

③長期就業の実績を前面に出す

同じ派遣先に半年以上在籍した経験は、「信頼されて続けてもらえた実績」になります。派遣先からの契約更新回数がわかる場合は「契約更新2回」などと補足すると、採用担当者への印象がさらに良くなります。

採用担当者はここを見ている

  • 派遣歴の長さより「同じ派遣先での継続期間」の方が評価されやすい
  • 短期の派遣先が多い場合は職歴欄に書き切れないため、職務経歴書で補完するとよい
  • 「なぜ正社員ではなく派遣を選んでいたのか」は面接で必ず問われる。前向きな理由(スキルを磨くため・幅広い経験を積むため)を準備しておくこと
質問に答えるだけ!スマホで3分、履歴書ができる|サクレキ(面接受けのいい職務経歴書も作れる)
◆個人情報の利用目的(一部抜粋)
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まとめ

  • 派遣社員の退職は「退職」と書き「退社」は使わない:「入社・退社」は正社員向けの表現
  • 退職理由は2パターン:契約期間を全うした場合は「派遣期間満了につき退職」、途中退職は「一身上の都合により退職」
  • 更新を断った場合も「期間満了」:自分の意思で更新しなかったとしても、契約期間を満了していれば「派遣期間満了につき退職」になる
  • 複数の派遣先は時系列で記載:派遣元の「登録」を起点に、各派遣先での「就業〜退職」をセットで書く
  • 直接雇用への切り替えは必ず明記:「派遣後に正社員採用」という実績はプラスの評価になる
  • 業務内容を具体的に書く:数字・役割・成果を補足することで派遣歴が強みに変わる

派遣での経験をどう見せるかは、履歴書の書き方一つで大きく変わります。この記事の内容をもとに、採用担当者に正確に伝わる履歴書を作成してください。

履歴書への派遣退職の書き方に関するよくある質問

派遣の退職を履歴書に「退社」と書いてしまいました。問題ありますか?

正確には「退職」を使うのが正しい表現です。「退社」は正社員として勤務していた会社を離れる際に使われることが多く、派遣社員の場合は「退職」が適切です。すでに提出済みで選考が進んでいる段階であれば、面接時に担当者に確認のうえ訂正を申し出てください。次の応募先の履歴書は「退職」に修正しましょう。

派遣先が多すぎて履歴書の職歴欄に書き切れない場合はどうすればいいですか?

応募先の仕事に関連性が高い派遣先を優先的に記載し、関連性が薄いものは「〇〇など複数社にて就業」とまとめて記載する方法が使えます。詳細は職務経歴書で補足するのが正解です。短期や単発の案件が多い場合も同様の対応で問題ありません。

守秘義務がある派遣先の場合、会社名は書かなくていいですか?

守秘義務契約を結んでいる場合は「株式会社〇〇(社名非公開)」と記載し、業種・業務内容の範囲で説明するのが一般的な対応です。会社名を完全に省略するよりも、「守秘義務のため社名は非公開」と明示した方が採用担当者に誠実さが伝わります。面接で詳細を聞かれた際は、業務内容の範囲内で答えてください。

派遣元(派遣会社)の「登録解除」は履歴書に書く必要がありますか?

書く必要はありません。派遣元への登録は「〇〇年〇月 株式会社〇〇(派遣元)に派遣社員として登録」と書けば十分で、「登録解除」まで記載するのは一般的ではありません。ただし、派遣先の退職は時系列で正確に記載してください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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