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介護の履歴書 志望動機の例文16選|採用担当者が見るポイント

介護の履歴書 志望動機の例文16選|採用担当者が見るポイント

この記事では、介護職の志望動機で使える例文を未経験・経験者・ブランクありなど状況別に紹介します。採用担当者が書類で実際に見ているポイントと、コピペと見抜かれてしまうNGな書き方も具体的に解説します。

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目次

採用担当者が介護職の志望動機で本当に見ている3つのポイント

「人の役に立ちたい」「祖母の介護がきっかけ」という志望動機は、実は多くの応募者が書いています。同じような文章が並ぶ中で、採用担当者は何を基準に書類を通過させているのでしょうか。

①「なぜ介護か」より「なぜこの施設か」を見ている

介護業界全体への思いだけでは、他の応募者との違いは伝わりません。採用担当者が本当に確認したいのは、数ある施設の中でなぜこの施設を選んだのかという固有の理由です。

採用担当者はここを見ている

  • 施設の理念やケア方針に触れているか(見学・実習で感じたことがあれば具体的か)
  • ユニット型・多床室・少人数制など、施設の特色を理解した上で書いているか
  • 他の施設にも当てはまる内容になっていないか

②「長く働いてくれるか」を一貫性で見抜いている

介護の現場は、利用者との信頼関係を積み重ねる仕事です。担当が短期間で入れ替わると、利用者や家族の負担が増え、教育にかかる時間や費用も余分にかかります。だからこそ採用担当者は、応募者が長く働き続けてくれそうかを、志望動機の一貫性から読み取ろうとしています。

公益財団法人介護労働安定センターの令和6年度介護労働実態調査によると、介護職員の離職率は12.4%で、全産業平均の14.2%を下回る水準まで改善しています。数字の上では落ち着きつつありますが、現場の人手不足自体は解消しておらず、採用担当者にとって「定着してくれる人材か」の見極めは依然として重要な判断基準です。

③例文の丸写しは一瞬で見抜かれる

志望動機の例文を探している方の多くが不安に感じているのが、そのまま使って気づかれないかという点です。結論からいうと、施設名だけを差し替えたような文章は、面接で内容を深掘りされた瞬間にボロが出ます

NG例

貴施設の理念に共感し、利用者様に寄り添った介護を行いたいと思い志望いたしました。人の役に立てる仕事にやりがいを感じています。

この例文は文章として破綻していませんが、施設名を入れ替えればどの求人にもそのまま使えてしまいます。次の章で紹介する3ステップに沿って、自分自身の経験と施設固有の理由を必ず加えてください。

志望動機の基本構成|結論→エピソード→貢献の3ステップ

効果的な志望動機は、思いつきで書くものではありません。次の3つの要素を順番に並べるだけで、伝わりやすい文章になります。

  1. 結論:介護職・この施設を選んだ理由
  2. エピソード:きっかけとなった具体的な出来事
  3. 貢献:入職後にどう役立ちたいか

良い例文

前職の接客業では、お客様一人ひとりの体調や気分に合わせた対応を心がけてきました。祖母が要介護状態になった際、家族だけでは十分なケアができず、専門知識を持つ介護職の存在の大きさを実感したことが、この仕事を志望した理由です。貴施設の「その人らしさを大切にする」という方針に共感し、これまで培ってきた観察力と傾聴の姿勢を活かして、利用者様お一人おひとりの状態やペースに合わせた介護を実践したいと考えています。

NG例

人の役に立てる仕事だと思い、志望しました。祖母の介護がきっかけで介護に興味を持ちました。精一杯頑張ります。きっかけは書けていても、なぜこの施設なのか、何で貢献したいのかが抜けています

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【未経験から介護職へ】志望動機の例文5選

介護の実務経験がなくても、これまでの経験と結びつければ説得力のある志望動機になります。状況別に5つの例文を紹介します。

例文①:家族の介護がきっかけの場合

祖父母や家族の介護を経験したことがきっかけで転職を考える方は少なくありません。

良い例文

祖父が要介護3の認定を受けてから、週末は家族で交代しながら食事や入浴の介助を行ってきました。専門的な技術を学べば、もっと安全に、もっと本人の負担を減らした介助ができたはずだと感じたことが、介護職を志望した理由です。貴施設が力を入れている認知症ケアの研修制度に魅力を感じ、家族介護で得た経験を土台に、専門知識を身につけながら利用者様お一人おひとりの状態に合わせた介護ができるようになりたいと考えています。

例文②:接客・販売業から転職する場合

接客・販売の経験は、コミュニケーション力として介護の現場でもそのまま評価されます。

良い例文

アパレル販売の仕事では、お客様の表情や言葉の端々から要望をくみ取り、一人ひとりに合った提案を行うことを大切にしてきました。人と深く関わる仕事がしたいという思いが強くなり、より専門的な形で人を支えられる介護職への転職を決意しました。貴施設の少人数制のケア体制であれば、これまでの傾聴力を活かしながら、利用者様お一人おひとりとじっくり向き合えると考え、志望いたしました。

例文③:第二新卒・20代未経験の場合

社会人経験が浅い第二新卒や20代の場合、学生時代の経験や短い就業経験を具体的に描くことがポイントです。

良い例文

大学時代に特別養護老人ホームでのボランティア活動に参加し、利用者様との会話の中で、介護職員の方々が専門知識をもとに一人ひとり異なる対応をしていることに強く惹かれました。前職では新人研修の担当として、相手の理解度に合わせて説明を工夫する経験を積みました。この経験を活かし、貴施設で介護の専門性を一から学びながら、早期に戦力として貢献したいと考えています。

例文④:50代・60代からの挑戦の場合

50代・60代からの挑戦では、これまでの人生経験や体力面への配慮を伝える視点が欠かせません。パート応募時の職務経歴書の書き方は50代パートの職務経歴書サンプルでも詳しく解説しています。

良い例文

子育てを終え、これからは地域に貢献できる仕事に就きたいと考え、介護の仕事を志望しました。長年、自治会の高齢者見守り活動に携わる中で、日常のちょっとした声かけや気配りの大切さを実感してきました。体力面では無理をせず、まずは短時間勤務から着実に業務を覚えていきたいと考えており、貴施設の研修制度が充実している点にも安心感を持っています。

例文⑤:ブランク明け・子育て後の復職の場合

出産・育児や病気療養などでブランクがある場合は、空白期間の説明よりも、復職への準備をどう整えてきたかを伝える方が効果的です。

良い例文

出産・育児のため3年間職を離れておりましたが、その間に介護職員初任者研修の資格を取得し、いつでも現場に戻れるよう準備を整えてまいりました。子育てを通して、相手のペースに合わせて根気強く向き合うことの大切さを学び、介護の仕事にも通じるものがあると感じています。ブランクを取り戻す意欲を持って、貴施設で一日も早く戦力になれるよう努力いたします。

採用担当者はここを見ている

  • 未経験でも「人と関わってきた経験」を介護に結びつけて説明できているか
  • ブランクや年齢を不安要素としてではなく、準備してきたこととして伝えられているか

【介護経験者・転職】志望動機の例文5選

介護の実務経験がある場合は、これまでの経験を転職先でどう発揮するかという視点が重要になります。

例文⑥:資格取得後のキャリアアップの場合

資格取得をきっかけに、より専門性を発揮できる職場への転職を志望する方は多くいます。

良い例文

特別養護老人ホームで5年間勤務し、その間に介護福祉士の資格を取得いたしました。現場では認知症の方への対応を数多く経験し、症状や性格に合わせたコミュニケーションの取り方を身につけてきました。貴施設では認知症ケアに特化したユニットケアを実践されていると伺い、これまでの経験と資格を活かして、より専門的な介護に携わりたいと考え志望いたしました。

例文⑦:ワークライフバランス改善が目的の場合

夜勤や不規則なシフトが続き、生活リズムを整えたいという理由で転職を考える方も少なくありません。

良い例文

前職の特別養護老人ホームでは夜勤を含む変則勤務のなかで、利用者様お一人おひとりとじっくり向き合う時間を大切にしてきました。今後は日勤中心の職場で、これまで培った介助技術を維持しながら、腰を据えて長く働き続けたいと考えるようになりました。貴施設のデイサービスであれば、日中の活動を通じて利用者様の生活機能の維持にも関われる点に魅力を感じ、志望いたしました。

例文⑧:施設形態を変える転職の場合

施設形態を変える転職では、これまでの経験がどう活きるかを具体的に示すことが評価されます。

良い例文

特別養護老人ホームでの3年間、身体介護を中心に経験を積んでまいりました。今後は、利用者様が住み慣れたご自宅で過ごす時間をできるだけ長く支えられる仕事に携わりたいと考え、デイサービスへの転職を志望いたしました。特養で培った身体介護の技術を、在宅生活を支える視点で活かしていきたいと考えています。

例文⑨:グループホームへの転職の場合

グループホームは少人数制のため、利用者様との距離の近さを志望理由に据えると伝わりやすくなります。

良い例文

有料老人ホームで2年間勤務するなかで、大人数のケアでは一人ひとりに割ける時間に限りがあると感じる場面が多くありました。少人数制のグループホームであれば、利用者様の生活歴や好みまで深く理解したうえで、その人らしい暮らしを支える介護ができると考え、貴施設を志望いたしました。

例文⑩:訪問介護への転職の場合

訪問介護は施設内介護と異なり、利用者様のご自宅という生活の場に入る仕事です。ケアプランに沿って支援を組み立てる視点は福祉用具専門相談員の志望動機とも共通する部分があります。

良い例文

施設での介護を3年間経験するなかで、利用者様が「自宅に帰りたい」と話される場面を何度も目にしてきました。住み慣れた環境での暮らしを支える訪問介護の仕事に魅力を感じ、これまでの身体介護の経験を活かして、ご自宅というその方の生活の場に合わせた柔軟な支援を行いたいと考え、志望いたしました。

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施設形態別に押さえたい志望動機のポイント

同じ「介護」でも、施設形態によって求められる視点は異なります。応募先を決めるときの参考にしてください。

施設形態志望動機で触れやすい視点求められる姿勢
特別養護老人ホーム身体介護の専門性、看取りへの理解チームで支える協調性
介護老人保健施設在宅復帰を支えるリハビリ視点多職種との連携力
有料老人ホーム接遇・ホスピタリティ丁寧な対応と観察力
デイサービス日中の生活機能維持、在宅支援短時間で信頼を築く力
グループホーム認知症ケア、少人数での密な関わりその人らしさへの理解
訪問介護利用者宅での柔軟な対応力一人で判断・行動する力

採用担当者が一瞬で落とす、介護職志望動機のNG例

志望動機の内容だけでなく、書類全体の一貫性も見られています。介護職の履歴書「職業欄」の書き方と志望動機の内容がちぐはぐだと、書類全体の説得力が下がってしまいます。

NG①:待遇面だけを理由にする

「家から近いので」「給料や休みの条件が良さそうだったので」といった理由だけでは、条件の良い他施設が見つかればすぐに辞めるのではと受け取られます。

NG②:抽象的すぎる

「人の役に立ちたい」「誰かの支えになりたい」だけで終わる志望動機は、なぜ介護なのか、なぜこの施設なのかが伝わらず、印象に残りません。

NG③:前職への不満をそのまま書く

「前職の人間関係が合わなかった」「評価制度に不満があった」といった内容は、たとえ事実でも、次の職場でも同じ理由で辞めるのではという懸念につながります。

NG④:例文の丸写し感が強い

施設名や職種名だけを差し替えれば別の求人にもそのまま使えるような文章は、面接で「具体的にはどんな場面でそう感じましたか」と聞かれた瞬間に答えに詰まります。

面接で志望動機を聞かれたときの伝え方

履歴書に書いた志望動機と、面接で話す内容がずれていると、それだけで信頼感が下がります。話すときも結論→理由→展望の順番を崩さないことが基本です。

  • 履歴書に書いた内容を面接前に読み返し、言葉を変えて話せるようにしておく
  • 1つのエピソードに絞り、話す時間は2分程度を目安にする
  • 「入職後にどう動くか」まで話し切ることで、意欲が具体的に伝わる
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まとめ

  • 採用担当者は「なぜ介護か」より「なぜこの施設か」という固有性を見ている
  • 志望動機は結論→エピソード→貢献の3ステップで組み立てる
  • 例文はそのまま使わず、自分の経験と施設固有の理由に置き換える

未経験・経験者・ブランクありなど、自分の状況に近い例文から書き始め、施設ごとの理由を1つ加えるだけで、他の応募者と並んでも埋もれない志望動機になります。

介護の志望動機に関するよくある質問

介護未経験でも志望動機に説得力を持たせるにはどうすればいいですか?

資格や実務経験がなくても、家族の介護経験やボランティア、接客業などの経験の中から「人と関わる姿勢」や「観察力」を具体的なエピソードとして挙げれば、説得力のある志望動機になります。

志望動機に給料や勤務地への希望を書いてもいいですか?

待遇面だけを理由にすると、定着への不安を持たれやすくなります。給料や勤務地が動機の一部であっても、それを軸に据えず、施設で実現したいことに結びつけて書くことをおすすめします。

志望動機の例文をそのまま使っても大丈夫ですか?

例文はあくまで構成の参考として使い、自分自身の経験や施設を選んだ理由に置き換えて書き直す必要があります。丸写しに近い文章は、面接で深掘りされた際に答えに詰まりやすくなります。

志望動機は履歴書と職務経歴書で同じ内容にしてもいいですか?

基本的な軸は統一しつつ、履歴書では簡潔に要点を、職務経歴書ではより具体的なエピソードや実績を交えて書き分けると、書類全体の説得力が高まります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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