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履歴書「なし」の書き方|職歴・資格・免許欄の正解を採用担当者が解説

履歴書「なし」の書き方|職歴・資格・免許欄の正解を採用担当者が解説

この記事では、履歴書の職歴欄・資格欄・免許欄で「なし」と書く方法を採用担当者の視点で解説します。空欄がなぜ記入漏れに見えるのか、「なし」と「特になし」の正しい使い分け、選考を通過するための補い方まで紹介します。

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目次

履歴書の「なし」は欄によって書き方が変わる

履歴書で「なし」と書く場面は、主に2つの欄に分かれます。職歴欄と資格・免許欄です。どちらの欄も空欄のままにするのはNGですが、使う言葉と書き方のルールが異なります。それぞれの欄ごとに確認しておきましょう。

職歴欄の「なし」(正社員経験がない場合)

職歴欄は、正社員・契約社員・派遣社員としての勤務経験を記入する欄です。アルバイトやインターンは職歴には含まれないため、それらの経験しかない場合は「なし」と記入します。

該当する人職歴欄の書き方
新卒の就活生「なし」と記入
アルバイトのみの経験者「なし」と記入
空白期間がある転職者職歴を記入した後に「以上」で締める
第二新卒(数ヶ月で退職)在籍した会社名と期間を必ず記入する

資格・免許欄の「なし」(該当する資格がない場合)

資格・免許欄には、持っている免許・資格がない場合に「特になし」と記入します。職歴欄の「なし」とは書き方が異なります。「特になし」が正式な書き方とされており、単に「なし」だけでも問題ないとする意見もありますが、「特になし」を使うほうが採用担当者へ丁寧な印象を与えます

職歴欄に「なし」と書く正しい方法

空欄が記入漏れに見える理由

採用担当者は多くの履歴書を短時間で確認します。職歴欄が空欄のままだと、「記入し忘れているのでは?」と判断されることがあります。書類作成への不注意とみなされると、選考で不利になる場合があります。

採用担当者はここを見ている

  • 空欄があると「記入漏れ」と判断するケースがある
  • 「なし」と記入されている場合は「職歴がないと把握している」と判断できる
  • 履歴書の記入が丁寧かどうかも、仕事への姿勢として評価対象になる

「なし」の記入位置と具体的なルール

職歴欄の「なし」は、以下の手順で記入します。書く位置と順番を守ることが大切です。

  • 学歴の最終行から1行空けた次の行の中央に「職歴」と見出しを書く
  • 次の行の左端(もしくは中央)に「なし」と書く
  • その次の行の右端に「以上」と書く

良い例文(職歴欄の書き方)

〇〇〇〇年〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業

(1行空ける)

       職歴

なし

               以上

NG例

職歴欄を完全に空白のままにするのはNG。採用担当者が記入漏れと判断する可能性があります。また「ありません」「特にありません」という丁寧語もNG。履歴書の職歴欄は簡潔に「なし」と書くのが正式な形式です。

職歴の最後は「以上」で締める

「以上」は、職歴欄に記入する内容がすべて書き終わったことを示す言葉です。職歴が「なし」の場合でも、「なし」の次の行に右寄せで「以上」と書くのが正式なマナーです。「以上」がないと、続きの記入が漏れているように見えることがあります。

アルバイト・インターンは職歴欄に書かない

アルバイトやインターンの経験は、原則として職歴欄には記入しません。職歴欄に書けるのは正社員・契約社員・派遣社員として雇用された経験だけです。ただし、アルバイトで得たスキルや成果は自己PR欄で積極的にアピールできます

なお、フリーターとして長期間アルバイトを続けてきた場合は、採用担当者によっては職歴に記入するよう案内されることもあります。応募先の企業や採用担当者から求められた場合は、アルバイト経験を記入しても問題ありません。

フリーターや転職活動中の方の履歴書作成については、フリーターの履歴書の書き方も合わせて確認してください。

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資格・免許欄に「なし」と書く正しい方法

「特になし」が正式な書き方

資格・免許欄に書くべき資格や免許がない場合は、「特になし」と記入します。「なし」と「特になし」、どちらを使うべきか迷う方が多いですが、「特になし」が一般的に推奨される表記です。「特になし」には「確認した上で記載すべき資格がない」という意味が込められており、採用担当者への印象も丁寧です。

良い例文(資格・免許欄)

       免許・資格

特になし

               以上

資格・免許欄も職歴欄と同様に、最後は「以上」で締めることを忘れないようにしましょう。空欄のままでは採用担当者に記入漏れと誤解されることがあります。

取得予定の資格がある場合の書き方

現在取得に向けて勉強中の資格や、受験予定の資格がある場合は積極的に書きましょう。応募先の業務に関連する資格であれば、採用担当者に意欲が伝わります。

良い例文(勉強中・取得予定の場合)

日商簿記検定2級(〇〇年〇月受験予定)

宅地建物取引士(取得に向けて勉強中・〇〇年〇月受験予定)

ただし、応募先の業務と無関係な資格を「勉強中」と書いても印象向上には結びつきにくいです。記入する場合は業務との関連性を意識しましょう。

採用担当者は「なし」の履歴書をどう判断するか

採用担当者が空欄を見たとき感じること

採用担当者が履歴書を確認するときの最初の目的は「この人は誰か」を把握することです。職歴欄が空欄だと、「記入漏れかもしれない」「書類作成が雑な人かもしれない」という疑問が先に立ちます。「なし」と明記してあれば、その疑念は即座に解消されます。

採用担当者はここを見ている

  • 「なし」がきちんと書いてある→「職歴がないことを自覚して書類を作成している」と判断
  • 空欄のまま→「記入漏れ?書類作成が雑?」と疑問が残る
  • 「以上」がある→「ルールを把握して書類を作成している」と評価する担当者もいる

「なし」が多くても書類選考を通過できるか

職歴・資格・免許のすべてが「なし」でも、書類選考を通過することは十分可能です。採用担当者が本当に重視するのは、志望動機と自己PRの内容です。

経験や資格がなくても「なぜこの企業を選んだのか」「自分にどんな強みがあるか」が具体的に書かれていれば、「なし」ばかりの欄よりもそちらが選考の判断基準になります。新卒採用の場合は特に、職歴がないことは前提で選考が行われます。

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「なし」の履歴書を通過させる3つの対策

志望動機欄で「なぜこの企業か」を具体的に書く

「なし」の欄が多い履歴書でも、志望動機が具体的であれば選考を通過できます。採用担当者が志望動機で確認しているのは「本当にこの企業・この職種を望んでいるか」という点です。企業の理念・事業内容・職種の特徴と自分の興味を結びつけた記述が効果的です。

NG例

「御社の将来性に魅力を感じ、ぜひ貢献したいと思い志望しました。」→どの企業にも当てはまる内容で、選考の判断材料にならない

良い例文

「〇〇業界に就職を志したきっかけは、大学で〇〇学を学ぶ中で〇〇の問題に関心を持ったことです。貴社が〇〇領域で取り組んでいる〇〇の事業は、私がこれから携わりたいと考えている分野と一致しています。入社後は〇〇の業務から学び、〇〇のスキルを身につけていきたいと考えています。」

自己PR欄でアルバイト・社会活動を活かす

職歴欄に「なし」と書いた場合でも、自己PR欄ではアルバイトや部活動・ボランティアなどの経験をアピールできます。採用担当者が自己PRで見ているのは「この人はどんな行動をしてきたか」「仕事でどう動けるか」という点です。

アルバイト経験をアピールする場合は、業務内容の羅列ではなく「どんな課題があって、自分がどう動き、どんな結果を出したか」という構成で書くと、採用担当者の印象に残ります。

良い例文(アルバイト経験を活かした自己PR)

「飲食店でのアルバイト経験(3年間)を通じて、繁忙時間帯でも複数の業務を同時にこなす力を養いました。特に、スタッフ間の情報共有が不足していた課題に対して、業務前に全員で確認する時間を提案した結果、ミスが減り顧客満足度が向上しました。この経験から、課題を言語化して周囲に働きかける行動習慣が身についています。」

資格勉強中なら積極的に書く

応募職種に関連する資格を取得しようとしていることが伝わるだけで、採用担当者の印象は変わります。資格・免許欄に「〇〇(〇〇年〇月受験予定)」と書いておくことで、「入社に向けて準備している」という意欲が伝わります。

ただし、受験予定と書いた資格に関しては、面接で問われることがあります。実際に勉強を進めている資格のみ記入しましょう。

履歴書の作成に使えるツールについては、履歴書作成ツールおすすめ7選も確認してみてください。

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まとめ

  • 職歴欄に正社員経験がない場合は「なし」と記入する。空欄は記入漏れに見えるためNG
  • 資格・免許欄に該当がない場合は「特になし」と記入するのが正式な書き方
  • どちらの欄も、最後は「以上」で締めることを忘れない
  • アルバイト・インターンは職歴欄に書かず、自己PR欄でアピールする
  • 「なし」が多い履歴書でも、志望動機と自己PRが具体的であれば書類選考を通過できる

履歴書を作成する際は、書き方のルールを守った上で、採用担当者に伝わる志望動機と自己PRの内容に力を入れましょう。テンプレートの選び方が気になる方は履歴書テンプレート無料おすすめも参考にしてください。

履歴書の「なし」の書き方に関するよくある質問

職歴欄に「なし」と書く場合、学歴欄のすぐ下に書いてよいですか?

学歴の最終行から1行空けた位置に「職歴」という見出しを書き、その次の行に「なし」と記入します。学歴欄のすぐ直下に「なし」と書くのではなく、「職歴」という見出しを必ず設けてください。「なし」だけでは、何の欄に対する「なし」かが採用担当者に伝わらない場合があります。

資格欄に「なし」と「特になし」どちらを書けばよいですか?

「特になし」が推奨される書き方です。「特になし」には「確認した上で記載すべき資格がない」という意味が含まれており、採用担当者に丁寧な印象を与えます。「なし」だけでも書類選考で落とされることはほとんどありませんが、「特になし」を使う習慣をつけておくとよいでしょう。

アルバイトの経験しかない場合、職歴欄は「なし」と書いてよいですか?

原則として「なし」と書きます。職歴欄に記入するのは正社員・契約社員・派遣社員としての勤務経験のみで、アルバイトは含まれません。ただし、採用担当者や求人票の指示によっては、アルバイト経験の記入を求められる場合もあります。その場合は指示に従って記入してください。アルバイトで培ったスキルや成果は自己PR欄で積極的にアピールしましょう。

職歴・資格・免許がすべて「なし」の場合、書類選考を通過できますか?

通過できます。採用担当者は履歴書全体で判断しており、職歴や資格の欄だけで合否を決めるわけではありません。特に新卒採用や未経験採用を行っている求人では、志望動機と自己PRの内容が最も重視されます。「なし」の欄が多い場合は、その分だけ志望動機と自己PRを具体的に書くことに注力してください。

参考:フリーターの履歴書の書き方|職歴・空白期間を採用担当者目線で解説

参考:履歴書 職歴なしの書き方|採用担当者に伝わるアピール術

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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