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履歴書のフルタイム・パートの書き方|本人希望欄の例文と採用担当の視点

履歴書のフルタイム・パートの書き方|本人希望欄の例文と採用担当の視点

この記事では、履歴書に「フルタイム希望」「パート希望」「どちらでも可」をどう書くか、本人希望欄の例文と採用担当者が実際にチェックするポイントを解説します。フルタイムパートとして働いてきた場合の職歴欄の書き方も紹介します。

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目次

採用担当者は本人希望欄で何を見ているのか

フルタイムかパートか、本人希望欄の書き方で手が止まる原因の多くは「こう書いたら不利になるかも」という不安です。その判断基準を知るには、まず採用担当者が希望欄をどういう目的で読んでいるかを理解することが先決です。

採用担当者はここを見ている

  • 募集条件との整合:希望する勤務時間・曜日が募集内容と合っているかどうか
  • 長期就労の可能性:希望条件が通らなかった場合に早期退職するリスクがないか
  • 自己表現の明確さ:自分の条件を明確に・前向きに伝えられているか

「フルタイム希望」と書いても採用は不利にならない

「フルタイム希望と書くと、パート求人に対してやる気がないと思われるのでは」という声をよく聞きます。しかし採用担当者が見ているのは「希望の条件が募集要件とズレていないか」という一点です。

フルタイム求人に対してフルタイム希望と書くのは至って自然な記載です。問題になるのはパートの募集に対して「正社員でなければ働きません」のような書き方をした場合であり、「フルタイム希望」という意思表示そのものが不利になるわけではありません。

希望を書かないと「条件が読めない人」になる

「特になし」や空欄にしておけば無難と思いがちですが、採用担当者からは「何を希望しているのかわからない人」と判断されることがあります。採用後の条件交渉でトラブルになるリスクがあると見なされる場合もあります。

希望がある場合は正直に書き、その上で「相談可」という一言を添えるのが最も好印象な書き方です。「条件を言える人」は、入社後のミスマッチも防げると採用担当者は評価しています。

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フルタイム希望の場合の書き方と例文

正社員・フルタイムの求人に応募する場合、または現在パートで働いているがフルタイムへの転換を希望する場合の書き方です。共通のポイントは「希望する働き方を明確に示し、理由や柔軟性を一言添える」ことです。

フルタイム希望の基本の書き方

フルタイム勤務を希望する場合、希望する勤務時間と週の勤務日数を明記します。「できる限り貴社の規定に合わせます」という一文を添えると、意思は示しつつも採用担当者に調整の余地を伝えられます。

良い書き方(フルタイム希望)

週5日・フルタイムでの勤務を希望します。勤務時間は貴社のご希望に合わせますが、9〜18時を想定しています。できる限り貴社の規定に従います。

NG例(フルタイム希望)

フルタイム以外では働けません。残業もできません。「〜できません」という表現は採用担当者に融通が利かない印象を与えます。希望は「希望します」と伝え、NGな条件は面接でていねいに確認するのが正解です。

パートから正社員(フルタイム)への転換を希望している場合

現在パートで働いており、将来的にフルタイム(正社員)への転換を希望する場合は、本人希望欄にその意思を書いてよい内容です。ただし「絶対に正社員でなければ困る」という書き方は避け、「希望する」という表現に留めましょう。

良い書き方(正社員転換希望)

将来的に正社員雇用への転換を希望していますが、まずはパートとして経験を積む形でも構いません。貴社に貢献できる環境であれば雇用形態はご相談させてください。

パート希望の場合の書き方と例文

パートで働くことを希望する場合、採用担当者が最も知りたいのは「いつ、どれくらい働けるか」という具体的な情報です。制約を並べすぎず、かつ曖昧すぎない書き方がポイントです。

勤務時間・曜日の伝え方

希望する勤務時間と曜日は「〇時〜〇時」「週〇日程度」という形で書きます。細かく書きすぎると「融通が利かない」と見られるため、「程度」「相談可」という言葉で余白を作ることを意識してください。

良い書き方(パート・勤務時間)

月〜金の9時〜15時を希望しますが、時間帯は相談可です。週4〜5日の勤務が可能です。

NG例(勤務時間)

月・水・金の10時〜14時のみ可。他の曜日・時間帯は一切不可。選択肢を一切与えない書き方は、採用担当者に「採用後の調整が難しい」と判断される原因になります。

扶養内希望がある場合の書き方

配偶者の扶養に入りながら働く場合は、本人希望欄にその旨を明記しておくと後のトラブルを防げます。扶養の上限額も一緒に書くと、採用担当者がシフト調整の範囲を把握しやすくなります。

扶養の種類年収の目安書き方の例
所得税上の扶養103万円以内扶養範囲内(年収103万円以内)での勤務を希望
社会保険の扶養(大企業勤務の配偶者)106万円以内社会保険の扶養範囲内(106万円以内)での勤務を希望
社会保険の扶養(一般)130万円以内社会保険の扶養範囲内(130万円以内)での勤務を希望

良い書き方(扶養内希望)

扶養範囲内(年収103万円以内)での勤務を希望します。週20時間未満を目安にシフト調整をお願いできますと幸いです。

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フルタイム・パートどちらでも対応可能な場合の書き方

「フルタイムでもパートでも、どちらでも働ける」という場合、何も書かないのは得策ではありません。「柔軟に対応できる」という積極的な意思を伝えることが重要ですが、伝え方には注意が必要です。

「どちらでも可」の書き方が裏目に出る理由

「フルタイム・パートどちらでも可」という書き方は、一見柔軟に見えますが、採用担当者には「本人の意思が見えない」と映るケースがあります。希望がないのか、本当にどちらでもいいのか——読み取れる情報が少ないと、採用判断に迷いが生まれます。

採用担当者はここを見ている

  • 希望が曖昧な人は、入社後に「こんなはずじゃなかった」と早期退職するリスクがあると判断されることがある
  • 「どちらでも可」と書いていても実は希望がある場合は、面接で伝えれば済む——だからこそ履歴書では一本軸を示した方が誠実に見える

柔軟性を伝えながら希望を示す例文

フルタイムもパートも対応可能な場合は、「どちらかを基本軸にしつつ、相談可という形」で書くのがベストです。軸を一つ立てるだけで「意思がある人」という印象が明確に変わります。

良い書き方(フルタイムベース・パートも可)

週5日のフルタイム勤務を希望しますが、パート形態でも対応可能です。勤務時間・勤務日数はご相談に応じます。

良い書き方(パートベース・フルタイムも可)

週4〜5日のパート勤務を希望しますが、週5日フルタイムの対応も可能です。繁忙期の時間延長にも対応できます。

「フルタイムパート」経験を職歴欄に書く方法

正社員ではなくパート・アルバイト雇用でありながら、正社員並みの時間(週35〜40時間程度)で働いてきた、いわゆる「フルタイムパート」の経験を職歴欄に書く場合の方法です。雇用形態を正確に記載しつつ、フルタイム勤務の実績もしっかり伝えることができます。

職歴欄での雇用形態の正しい書き方

フルタイムパートの場合、職歴欄には「(パートタイム)」と括弧書きで雇用形態を明記するのが基本ルールです。雇用形態を省略すると正社員と誤解される可能性があり、後のトラブルの原因になります。「隠す」より「正確に伝えた上でアピールする」方が採用担当者の信頼を得られます。

良い書き方(フルタイムパートの職歴)

20XX年4月 〇〇株式会社 パートタイムにて入社
業務内容:販売スタッフ(週5日・フルタイム勤務)
20XX年3月 一身上の都合により退職

NG例(フルタイムパートの職歴)

20XX年4月 〇〇株式会社 入社
20XX年3月 退職
雇用形態を一切記載しないのはNG。採用担当者が勤務実態を確認できず、後の面接で「なぜ書かなかったのか」と問われることもあります。

採用担当者はここを見ている

  • パートタイムでも週5日フルタイムで継続できた人は、継続力・責任感があると高く評価される
  • 雇用形態よりも「何をどれくらいの時間・期間やってきたか」を重視する採用担当者が多い
  • 隠そうとした形跡が見えると、むしろ信頼感を下げる原因になる

フルタイム勤務の実績を強みとして伝えるコツ

フルタイムパートの場合、「パート雇用でありながら正社員と同等の時間・責任で働いた」という実績は、自己PR欄で明確にアピールできます。雇用形態のハンデを補う言葉として、期間・時間・担当業務の具体性が武器になります。

良い書き方(自己PR欄)

パート雇用でありながら週5日・8時間のフルタイム勤務を3年間継続してきました。正社員と同等の業務(在庫管理・スタッフの教育補助を含む)を担当した経験から、責任感と継続力に自信があります。

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まとめ

  • フルタイム希望の場合:「週5日・フルタイムを希望します。勤務時間は貴社規定に合わせます」と具体的に書く
  • パート希望の場合:勤務できる時間帯・曜日・日数を「程度」「相談可」という余白つきで書く
  • どちらでも可の場合:「どちらでも可」ではなく、一本軸を示した上で「相談可」と柔軟性を添える
  • フルタイムパート経験の職歴:「(パートタイム)」と雇用形態を明記し、フルタイム勤務の実績は業務内容欄か自己PR欄でアピール
  • 共通ルール:「できません」ではなく「希望します」「相談可」という前向きな表現を使う

採用担当者が求めているのは「条件を正直に、かつ柔軟性を持って伝えてくれる人」です。

フルタイム・パートの履歴書に関するよくある質問

パート応募の履歴書に「フルタイム希望」と書いてもいいですか?

パートの求人に「フルタイム希望」と書くと、募集条件とのズレが生じて印象が悪くなる場合があります。フルタイムを強く希望するなら、フルタイム求人に応募するのが基本です。ただし「ゆくゆくはフルタイムに移行したい」という希望であれば、「将来的にはフルタイム勤務も希望しています」と前向きに記載することは問題ありません。

フルタイムパートの職歴は正社員と同じように書いていいですか?

書き方の基本構成(入社・業務内容・退職)は同じですが、「パートタイムにて入社」など雇用形態を必ず明記してください。雇用形態を省略すると正社員と誤解される可能性があり、後のトラブルの原因になります。「(パートタイム・週5日フルタイム勤務)」のように勤務実態もあわせて記載すると、採用担当者に実力を正確に伝えられます。

本人希望欄に「フルタイム・パートどちらでも可」と書くのはNGですか?

NGとまでは言えませんが、おすすめしません。「どちらでも可」だと採用担当者には「意思が見えない」と映ることがあります。フルタイムを基本軸にするなら「週5日フルタイム希望、パートも対応可」、パートを基本にするなら「週4〜5日のパート希望、フルタイムも対応可」というように、一本軸を立てた上で柔軟性を添える書き方を選んでください。

扶養内で働きたい場合、本人希望欄にどう書けばいいですか?

扶養の種類(所得税上の扶養か社会保険の扶養か)と上限額をセットで書くと採用担当者が理解しやすくなります。例:「扶養範囲内(年収103万円以内)での勤務を希望します。週20時間未満を目安にご調整をお願いします」という書き方が明確で伝わりやすい形です。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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