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履歴書の学歴書き方と卒業見込みの正解|条件・例文・留年対処法

履歴書の学歴書き方と卒業見込みの正解|条件・例文・留年対処法

この記事では、履歴書の学歴欄に「卒業見込み」と記入する条件・正しい書き方・「在学中」「卒業予定」との使い分けを採用担当者視点で解説します。留年・休学・浪人がある場合の対処法や、万が一卒業できなかった場合のリスクと対応についても取り上げます。

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目次

履歴書に「卒業見込み」と書ける条件

履歴書に「卒業見込み」と記入するためには、一定の条件を満たしている必要があります。条件を正確に理解しないまま書いてしまうと、虚偽記載とみなされ内定取り消しにつながるリスクがあります。

条件①:卒業に必要な単位を取得できる見込みがある

「卒業見込み」は「卒業できる可能性がある」という意味ではなく、「現在のペースで履修を続ければ確実に卒業できる状態」を指します。在学中に必要な単位をすでに取得済み、または残り数単位で確実に取得できると見込まれる場合に記載できます。

単位が大量に不足しており、卒業が危うい状態のままで「卒業見込み」と書くのは虚偽記載にあたります。後述する「卒業できなかった場合のリスク」でも解説しますが、内定取り消しや採用後の解雇につながる深刻な問題に発展することがあります。

条件②:留年や休学の予定がない

現在休学中でも今後復学し、卒業要件を満たせる見込みがある場合は記載できます。ただし、留年が確定している・休学が長引いていて卒業時期が不明確な場合は「卒業見込み」の記載は控え、実際に卒業できる時期を正確に書くことが誠実な対応です。

条件③:最終学年の学生が使う

大学4年生・短大2年生・専門学校の最終学年など、卒業年度が確定している学年の学生が対象です。大学1〜3年生が就職活動(インターンシップなど)で履歴書を書く場合は「在学中」を使います(詳細は次のセクションで解説します)。

採用担当者はここを見ている

  • 「卒業見込み」の有無で在籍状況を確認:最終学年であることを確認するため、入学年と卒業見込み年の整合性を細かくチェックしている
  • 学校名・学部・学科の正式名称が書けているか:略称を使う応募者は「ビジネス上の細かさ」が欠けると判断されやすい
  • 年号の統一:和暦と西暦が混在している履歴書は、注意力の欠如として評価が下がる場合がある

「卒業見込み」「在学中」「卒業予定」の違いと使い分け

この3つは似ているようで、使う場面が明確に異なります。間違えると採用担当者に「就活の基本を理解していない」という印象を与えかねないため、正確に覚えておきましょう。

表記使うタイミング対象者
卒業見込み就活・本選考の履歴書最終学年(大学4年・短大2年・専門最終年)
在学中インターン・アルバイト応募大学1〜3年生など卒業まで期間がある学生
卒業予定基本的には使わない「卒業見込み」の代わりに使う人もいるが非推奨

「卒業見込み」——本選考の履歴書ではこれが正解

「卒業見込み」は、卒業要件を満たしており確実に卒業できることが見込まれる状態を意味します。企業への本選考(エントリーシートや履歴書)では、この表記が標準です。

「在学中」——インターンやアルバイト応募に使う

大学1〜2年生でインターンシップやアルバイトに応募する際は「在学中」を使います。卒業まで2〜3年以上ある段階では「卒業見込み」は使えません。バイトルやIndeed等の求人サイトで募集するアルバイトの応募でも「在学中」が正確な表記です。

「卒業予定」——基本的には使わない

「卒業予定」は意味上は「卒業見込み」と同義ですが、就活の慣習では「卒業見込み」の使用が一般的です。企業の採用担当者が読む公式書類では「卒業見込み」を使うのが無難で、わざわざ「卒業予定」に変える理由はありません。「卒業見込み」に統一してください。

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履歴書の学歴欄の書き方——5つの基本ルール

「卒業見込み」の記載方法を理解したうえで、学歴欄全体の書き方ルールを確認しましょう。細かいルールを守ることが、採用担当者に丁寧さと誠実さを伝える土台になります。

  • ルール① 中学校卒業から書き始める:小学校は省略し、中学校の卒業から記入するのが一般的なルール。高校の入学は中学卒業の次の行に書く
  • ルール② 学校名は正式名称で書く:「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」、「〇〇大」ではなく「〇〇大学」が正式名称。略称の使用は厳禁
  • ルール③ 学部・学科名も省略しない:「経済学部経済学科」「理工学部情報工学科」など、正式な学部・学科名を卒業証書や学校公式サイトで確認して記載する
  • ルール④ 和暦・西暦はどちらかに統一:「令和」「平成」等の和暦で統一するか、「2024年」「2025年」等の西暦で統一するか、一方を選んで全行に統一する。混在は厳禁
  • ルール⑤ 入学と卒業(見込み)は別行に:「入学」と「卒業」を同じ行にまとめてはいけない。1行目に「〇〇年〇月 〇〇大学入学」、次の行に「〇〇年〇月 〇〇大学卒業見込み」と分けて記載する

採用担当者はここを見ている

採用担当者が学歴欄で最初に確認するのは「情報の正確さ」と「一貫性」です。学校名の略称・年号の混在・入学年から卒業年の計算が合わない——これらのミスが重なると、「書類作成能力が低い」「細部への注意力がない」というネガティブな印象につながります。提出前に必ず第三者にも確認してもらいましょう。

状況別・卒業見込みの書き方と記載例

学校の種類によって「卒業見込み」の書き方が異なります。自分の状況に合った記載例を確認してください。

大学(4年制)の書き方

4年制大学の場合は以下が標準的な書き方です。入学年と卒業見込み年の差が4年になっているか必ず確認してください(留年・休学がある場合は除く)。

正しい書き方(大学4年制)

令和3年(2021年)4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
令和7年(2025年)3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み

NG例(大学)

令和3年4月 〇〇大入学 令和7年3月 卒業見込
大学の略称・学部と学科名の省略・入学と卒業を同行に記載・「見込み」ではなく「見込」——この4つのNGが重なっています。どれかひとつでも採用担当者に悪印象を与えます。

大学院(修士・博士課程)の書き方

大学院の場合、「卒業見込み」ではなく「修了見込み」と書くのが正しい表記です。大学院は「卒業」ではなく「修了」するため、表現が変わります。

正しい書き方(大学院修士課程)

令和5年(2023年)4月 〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇専攻 修士課程入学
令和7年(2025年)3月 〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇専攻 修士課程修了見込み

短大・専門学校の書き方

短期大学(2年制)や専門学校の場合も「卒業見込み」を使います。専門学校の正式名称は「〇〇専門学校」となっているか公式サイトで確認し、学科名まで正確に記載してください。

正しい書き方(短大・専門学校)

【短大の場合】
令和5年(2023年)4月 〇〇短期大学〇〇学科 入学
令和7年(2025年)3月 〇〇短期大学〇〇学科 卒業見込み

【専門学校の場合】
令和5年(2023年)4月 〇〇専門学校〇〇科 入学
令和7年(2025年)3月 〇〇専門学校〇〇科 卒業見込み

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留年・休学・浪人がある場合の書き方

留年・休学・浪人が学歴欄にある場合、多くの就活生が「どう書けばいいかわからない」と悩みます。事実を正直に書くのが基本です。採用担当者は入学年と卒業年の年数差を見れば留年・浪人の有無を把握できます。隠そうとしても意味がなく、むしろ不誠実という印象につながります。

留年した場合の書き方

留年した場合は、実際の入学年・卒業見込み年をそのまま記載します。「留年」と明記する必要はありませんが、年数差から採用担当者に伝わります。面接で聞かれる可能性があるため、前向きな説明を準備しておきましょう。

正しい書き方(1年留年の場合)

令和3年(2021年)4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
令和8年(2026年)3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み
※入学から5年での卒業見込みと正直に記載する。「留年」の文字は書かなくてよい。

休学期間がある場合の書き方

休学期間がある場合は、休学の事実も学歴欄に記載することをおすすめします。正直に記載しておくほうが採用担当者からの信頼を得やすいです。休学を隠すより、理由を自分の言葉で面接で説明できる準備をするほうが建設的です。

正しい書き方(休学あり)

令和3年(2021年)4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
令和4年(2022年)4月 休学
令和5年(2023年)4月 復学
令和8年(2026年)3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み

浪人(多浪)した場合の書き方

浪人期間は学歴欄に書く必要はありません。入学年と卒業見込み年の年数差から採用担当者には推測できますが、浪人自体は採用評価を大きく左右する要因ではありません。面接で「大学入学前に何をしていたか」を聞かれた場合に備えて回答を準備しておけば問題ありません。

卒業見込みを証明する書類

選考が進むと、「卒業見込み」の事実を証明する書類の提出を求められることがあります。あらかじめ発行方法を確認しておきましょう。

卒業見込証明書

大学が発行する公式書類で、「この学生は卒業要件を満たしており、〇〇年〇月に卒業見込みです」と証明するものです。学務課や学生課の窓口、または自動発行機で取得できます。発行に数日かかる場合もあるため、企業から提出を求められたら早めに手続きしてください。

成績証明書

取得済みの単位と成績を記録した書類です。企業によっては卒業見込証明書とあわせて成績証明書の提出を求めることがあります。封を開けないように指定される場合もあるため、受け取った封筒は開封せずに提出してください。

採用担当者はここを見ている

  • 提出書類の期限を守るか:書類への対応の丁寧さは、入社後の業務姿勢につながると見ている担当者もいる
  • 発行先・提出先の指定を正確に読んでいるか:学務課経由の封書を要求しているのに個人でプリントした書類を提出するミスは選考に影響する

「卒業見込み」と書いて卒業できなかった場合のリスクと対処法

就活中に単位が危うくなり「もしかして卒業できないかもしれない」と不安を感じている方もいるでしょう。この問題を放置すると、内定取り消しという最悪の結果につながります。状況に応じた対処法を把握しておいてください。

内定取り消しのリスク

新卒採用での内定は「卒業を条件とした条件付き採用」が基本です。卒業できなかった場合、内定は取り消されることが法的にも認められています。これは企業の一方的な都合ではなく、採用時の前提条件が崩れることによる正当な取り消しです。

卒業が怪しいと気づいたときの対処法

  • まず大学の学務課に相談する:現在の単位取得状況を正確に把握し、卒業可能かどうかを確認する。残り単位の取り方を学務担当者と一緒に計画する
  • 内定先に早めに連絡する:卒業が難しくなった場合、隠したまま放置するのは最悪の選択です。状況が確定したら早期に採用担当者へ正直に伝え、入社時期の調整等を相談する
  • 虚偽記載をしない:単位が大幅に不足している状態で「卒業見込み」と書くことは虚偽記載になり得ます。正確な状況がわかるまで担当者への相談を先送りにしないでください

万が一卒業できなかったとしても、正直に・早期に連絡する姿勢が、その後の関係性(翌年の再応募等)にプラスに働くことがあります。発覚するまで隠し続けることだけは避けてください。

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まとめ

  • 「卒業見込み」は最終学年・卒業要件を満たした学生のみが使える表記で、虚偽記載は内定取り消しにつながる
  • 「在学中」(インターン・アルバイト)・「卒業見込み」(本選考)を状況に応じて正確に使い分ける
  • 学校名・学部・学科名は略称禁止。卒業証書や学校の公式サイトで正式名称を確認してから記載する
  • 大学院は「修了見込み」。「卒業見込み」は大学・短大・専門学校に使う表記
  • 留年・休学がある場合は事実のまま記載する。隠しても採用担当者には年数差から伝わる
  • 卒業が危うくなったら早期に大学の学務課と内定先に相談する。隠し続けることが最も大きなリスク

学歴欄の記載ひとつひとつに採用担当者の目が向いています。正確・丁寧・正直な記載が書類選考を通過する土台です。

履歴書の「卒業見込み」に関するよくある質問

「卒業見込み」はいつから書いていいですか?

原則として最終学年(大学4年・短大2年・専門学校の最終年)になってから書きます。在学中で卒業まで2年以上ある場合は「在学中」を使うのが正しい表記です。ただし、企業によっては3年生時のインターン選考でも「卒業見込み」の記載を求めることがあるため、その場合は企業の指示に従ってください。

大学院は「卒業見込み」と「修了見込み」どちらを書くべきですか?

大学院は必ず「修了見込み」と書いてください。大学院は「卒業」ではなく「修了」するため、「卒業見込み」では誤りになります。修士課程なら「修士課程修了見込み」、博士課程なら「博士課程修了見込み」と記載します。

単位が少し足りないかもしれない場合、「卒業見込み」と書いていいですか?

まず大学の学務課に相談して、現時点での卒業見込みを確認してください。残り単位が少なく確実に取得できる見込みがあれば記載してかまいません。ただし、大量の単位が不足しており卒業が困難な状況で「卒業見込み」と書くことは虚偽記載にあたります。不安な場合は学務課で「卒業見込証明書」が発行できるか確認するのが最も確実な方法です。

「卒業見込み」と書いて卒業できなかったら内定は取り消しになりますか?

新卒採用の内定は「大学卒業を条件とする条件付き採用」が原則のため、卒業できなかった場合は内定が取り消される可能性があります。卒業が難しくなった場合は、状況が確定次第すぐに内定先の採用担当者へ連絡してください。隠し続けることが最もリスクの高い選択です。状況次第で入社時期の調整や翌年の採用への切り替えに応じてもらえるケースもあります。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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