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パート職歴が多い履歴書の書き方|省略OKな職歴と採用担当者が見るポイント

パート職歴が多い履歴書の書き方

この記事では、パートの職歴が多い場合の履歴書の書き方と、職歴欄が書ききれないときの対処法を解説します。省略できる職歴の判断基準と、採用担当者が職歴の多さより重視するポイントも、具体的な例文付きで紹介します。

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目次

パートの職歴が多い場合の履歴書の基本ルール

「職歴が多くて書き方がわからない」と感じる方の多くは、基本ルールを正確に知らないまま悩んでいます。まずここを押さえておくと、全体の流れが見えてきます。

職歴はすべて書くのが原則

パートやアルバイトであっても、職歴はすべて記載するのが基本です。「短期間だから省略してもいいだろう」と考えるのは危険です。

理由は明確で、健康保険・雇用保険の加入記録は公的な機関に残っており、採用企業が照会できる情報源として存在するためです。省略した職歴が後から発覚するリスクがあります。

採用担当者はここを見ている

  • 採用時のバックグラウンドチェックで過去の在職先を確認するケースがある
  • 雇用保険の加入歴は、ハローワークで確認できる公的記録として存在する
  • 省略した職歴が入社後に発覚した場合、懲戒解雇・内定取り消しの対象になる可能性がある

パートでも「入社」「退社」が正しい表記

履歴書の職歴欄で「パートだから入職と書く」という誤解が広く存在します。正しくは、雇用形態ではなく、勤務先の種類によって表記を使い分けます。

勤務先の種類入社時の表記退社時の表記
一般企業(株式会社・有限会社等)入社退社
病院・医療機関入職退職
学校・教育機関着任(または採用)退職
官公庁・公的機関入庁退庁

パート・正社員・アルバイトという雇用形態は関係ありません。一般企業に勤務したのであれば、すべて「入社・退社」と書いてください。

職歴欄に書ききれない時の3つの対処法

職歴が多くなると、一般的な履歴書のスペースでは収まらなくなります。その場合に使える対処法は3つです。状況に応じて組み合わせて活用してください。

対処法①:入社・退社を1行にまとめる

最もシンプルな方法が、本来2行で書く入社・退社を1行にまとめることです。スペースが半分になるため、職歴が6〜8社ある場合に有効です。

通常の書き方(2行)

令和2年 4月 株式会社○○スーパーマーケット 入社(パート)
令和3年 3月 同社 退社

1行にまとめた書き方

令和2年 4月 株式会社○○スーパーマーケット 入社(パート) 令和3年 3月 退社

見やすさを損なわない範囲で活用しましょう。入社・退社が同一行に収まることで、採用担当者も在職期間を把握しやすくなります。

対処法②:同業・短期のパートをグループ化する

同業種・同業態のパートが連続していた場合、注釈を加えてまとめて記載する方法があります。ただし、社名の省略は厳禁です。

良い例

令和元年 4月 株式会社△△スーパー 入社(パート・レジ・品出し) 令和2年 3月 退社
令和2年 4月 有限会社□□スーパー 入社(パート・同業務) 令和3年 2月 退社

NG例

令和元年〜令和3年 スーパー数社でレジ・品出し業務に従事

→ 社名を伏せたまとめ方は、採用担当者が勤務実態を確認できず信頼性が下がります。同業他社への移動であっても、社名の省略はできません。

対処法③:職務経歴書を別紙で添付する

職歴が多い場合に最も確実な方法です。履歴書の職歴欄末尾に「詳細は別紙職務経歴書をご参照ください」と記載し、職務経歴書に職歴の全体像をまとめます。

複数のアルバイト・パート経験を職務経歴書にまとめる具体的な書き方は、以下の記事で解説しています。

採用担当者はここを見ている

  • 職務経歴書は義務ではないが、職歴が7社以上ある場合は積極的に添付することを推奨
  • 別紙がある応募者は「きちんと整理している」として好印象を持たれることが多い
  • 職務経歴書の提出を求めていない求人でも、自発的に添付することはマイナスにならない
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省略できる職歴・省略してはいけない職歴の判断基準

「すべて書くのが原則」とはいえ、実態として省略が許容されるケースと、絶対に省略してはいけないケースがあります。判断基準を正確に理解しておくことが重要です。

省略してよいケース

以下のケースは、省略が許容される場合があります。ただし省略する場合も、面接で聞かれた際には正直に答える必要があります。

  • 1週間以内で辞めた試用期間(雇用保険未加入の場合)
  • 正式な雇用契約を結ばなかった日雇い・単発バイト(1日〜数日程度)
  • 採用が正式に決まる前に辞退した場合(入社手続き前の離脱)

短期バイトの職歴をどこまで書くべきかの詳しい基準については、以下の記事も参照してください。

絶対に省略してはいけないケース

以下に該当する職歴は、理由がどうであれ省略してはいけません。公的記録や業界の横のつながりから発覚するリスクがあります。

省略してはいけない職歴のチェックリスト

  • 健康保険・厚生年金・雇用保険に1日でも加入した職歴
  • 3ヶ月以上勤務した職歴
  • 在籍中に社会保険証を発行された職歴
  • 同業他社での勤務(業界内で知人を通じて確認されるリスクが高い)

省略が発覚した場合、「経歴詐称」として内定取り消し・懲戒解雇につながることがあります。「バレないだろう」という判断は、採用後のリスクを考えると割に合いません。

「入社日・退社日が思い出せない」という場合は、職歴を正確に調べる方法を解説した記事が参考になります。

採用担当者はパート職歴の多い応募者をどう見ているか

「職歴が多いとマイナスに見られる」と思い込んでいる方は多いですが、採用担当者の視点は応募者の想像とは違うことがあります。

「転々としている」と即決するわけではない

採用担当者がパート職歴の多い応募者を見て最初に感じるのは「なぜこれだけ変わったのか」という疑問であり、自動的にマイナス評価をするわけではありません。

育児・介護・転居など、ライフステージの変化に合わせてパートを変えてきた経緯は、説明できれば評価が変わります。採用担当者が不安を感じるのは「職歴が多い」こと自体ではなく、「なぜ変わったのかが不明な状態」です。

つまり、職歴が多くても退職理由に一貫性があれば、書類選考の通過は十分に可能です。「在職期間がすべて1年以下」でも、合理的な理由があれば問題になりにくいです。

採用担当者が本当にチェックしていること

採用担当者はここを見ている

  • 在職期間:極端に短い職場(1ヶ月未満)が複数連続していないか
  • 退職理由の一貫性:育児・転居など合理的な理由があるか
  • 雇用形態の表記の正確さ:正しい表記を使えているか(誠実さの指標)
  • 現在の状況:現在就業中か、ブランクの有無と長さ

面接で退職理由を確認されることを想定し、1社ごとに退職理由を整理しておくと安心です。履歴書に書ける情報量は限られているため、詳細は面接で補完する準備をしておきましょう。

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職歴が多い場合の書き方例文

実際の書き方を2つのパターンの例文で確認しましょう。状況に合わせた表記の参考にしてください。

職歴が4〜6社の場合

4〜6社程度であれば、一般的な履歴書に1行まとめ形式で収めることができます。社名は略称を使わず正式名称で記載します。

記入例(4〜6社)

令和 1年 6月 株式会社○○スーパーマーケット 入社(パート) 令和 2年 5月 退社
令和 2年 6月 株式会社△△ドラッグストア 入社(パート) 令和 3年 8月 退社
令和 3年 9月 有限会社□□クリーニング 入社(パート) 令和 5年 3月 退社
令和 5年 4月 株式会社◇◇スーパーマーケット 入社(パート)
現在に至る

以上

職歴が7社以上(書ききれない場合)

7社以上になると一般的な履歴書の職歴欄では収まらなくなります。1行まとめと職務経歴書の添付を組み合わせて対応します。

記入例(7社以上・職務経歴書添付あり)

平成28年 4月 株式会社○○スーパー 入社(パート) 平成29年 3月 退社
平成29年 5月 株式会社△△コンビニ 入社(パート) 平成30年 2月 退社
平成30年 4月 有限会社□□クリーニング 入社(パート) 令和元年 3月 退社
令和 1年 5月 株式会社◇◇ファミレス 入社(パート) 令和 2年 7月 退社
令和 2年 9月 株式会社▽▽ドラッグストア 入社(パート) 令和 3年 8月 退社
令和 3年 9月 有限会社○○スーパー 入社(パート) 令和 4年 5月 退社
令和 4年 7月 株式会社△△フード 入社(パート)
現在に至る

詳細は別紙「職務経歴書」をご参照ください。

以上

職歴欄が次ページにまたがる場合の正しい処理方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

パート職歴が多くても通過する志望動機の書き方

書き方と同じくらい重要なのが、志望動機での職歴の多さへの対応です。書き方を工夫することで、多職歴を「強み」に転換できます。

複数のパート経験を強みに変換する書き方

複数の職場でパートを経験してきた事実は、書き方によっては「適応力がある」「様々な職場環境に対応してきた」というアピールポイントになります。

  • 複数の職場で培ったコミュニケーション力を数字・具体例で示す
  • 職場ごとに異なる業務(レジ・品出し・在庫管理など)を習得してきた経験を列挙する
  • 育児・介護・転居など、転職理由に一貫した文脈を持たせる
  • 「仕方なく転々としてきた」ではなく、「各時期の状況に合わせて選択してきた」という主体性を示す

重要なのは、受け身ではなく能動的な表現にすることです。職歴の多さを「弱点」として隠そうとするよりも、一つひとつの経験に価値を見出す姿勢が採用担当者に伝わります。

志望動機の例文(良い例・NG例)

良い例文

育児中は子どもの体調に合わせて勤務できる職場を選んできました。子どもが小学校に上がったことで、より長期的に腰を据えて働ける環境を求め、御社に応募しました。これまでスーパー・ドラッグストア・クリーニング店での勤務を通じ、接客・レジ・在庫管理を経験しており、即戦力として貢献できます。

NG例

これまでいくつかのパート先で働いてきましたが、どこも長続きしませんでした。今度こそ長く勤めたいと思い応募しました。

→「長続きしなかった」という表現は逆効果。過去の経験に価値がなかったような印象を与えます。退職理由ではなく、今回の志望理由と自分の経験を前向きに結びつけることが大切です。

自己PRの書き方については、パートの履歴書に特化した例文記事も参考にしてください。

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まとめ

  • パートでも職歴はすべて書くのが原則。健康保険・雇用保険の加入歴がある職歴は省略不可
  • 雇用形態に関わらず、一般企業への勤務は「入社・退社」が正しい表記
  • 職歴欄が書ききれない場合は「1行まとめ」か「職務経歴書の別紙添付」で対応する
  • 採用担当者は職歴の多さより「退職理由の一貫性」と「誠実さ」を重視する
  • 志望動機では職歴の多さを受け身ではなく、能動的な選択として説明する

職歴と職歴の間にブランク期間がある場合の書き方は、以下の記事で詳しく解説しています。

パートの職歴が多い履歴書に関するよくある質問

パートの職歴は全部書かないといけませんか?

原則として全部書く必要があります。特に健康保険・雇用保険に加入していた職歴は省略が危険です。公的記録として加入歴が残っているため、後から発覚するリスクがあります。省略が発覚した場合、経歴詐称として内定取り消しや懲戒解雇の対象になることがあります。

職歴が多すぎて職歴欄に書ききれません。どうすればいいですか?

2つの方法があります。①入社・退社を1行にまとめてスペースを節約する、②職務経歴書を別紙で添付して詳細を記載する、のいずれかまたは組み合わせで対応してください。職歴が7社以上ある場合は職務経歴書の添付を強くお勧めします。採用担当者が経歴を正確に把握でき、書類選考の通過率向上につながります。

パートの職歴が多いと採用に不利になりますか?

職歴が多いこと自体は不利ではありません。採用担当者が気にするのは「なぜ変わったのか」の説明があるかどうかです。育児・転居・家族の都合など合理的な理由がある場合は、志望動機や面接で説明することで解消できます。退職理由に一貫性がある応募者は、職歴の数に関わらず書類選考を通過しています。

パートの履歴書にも「株式会社」は必要ですか?

必要です。正式な会社名には「株式会社」「有限会社」「合同会社」などの法人形態が含まれています。「㈱」のような略称を使わず、正式名称を記載してください。社名の前後どちらに「株式会社」が付くかも正確に書く必要があります(例:「株式会社○○」と「○○株式会社」は異なる正式名称です)。

パートから正社員を目指す場合、職歴の多さはどう影響しますか?

志望動機と職務経歴書の内容次第で十分にカバーできます。採用担当者は「なぜ今回正社員を目指すのか」「これまでの経験がどう活きるか」を確認します。複数のパート経験で培ったスキルを具体的に示し、正社員として長期的に貢献する意思を伝えることが重要です。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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