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高卒の履歴書の書き方|採用担当者が通す学歴・志望動機の例文つき

高卒の履歴書の書き方|採用担当者が通す学歴・志望動機の例文つき

この記事では、高卒の方が書類選考を通過するための履歴書の書き方を、学歴欄・志望動機・自己PRの順に解説します。高卒は「新卒」か「卒業後の転職」かで使う用紙が変わる点や、採用担当者が高卒者のどこを見ているか、職歴なし・資格なしでも通る書き方まで、そのまま使える例文つきでまとめました。

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目次

高卒の履歴書は「新卒」か「転職」かで使う用紙が変わる

書き方を調べる前に、まず確認してほしいことがあります。高卒の履歴書は、あなたが高校在学中に就職するのか、卒業後に転職・再就職するのかで、そもそも使う用紙が違います。ここを間違えると、内容以前に「基本がわかっていない」と見られてしまいます。

あなたの状況使う用紙入手先
高校在学中の新卒就職(学校斡旋)全国高等学校統一応募用紙学校(進路指導室)から配布
卒業後の転職・再就職・アルバイト市販の一般履歴書文具店・コンビニ・無料テンプレ

高校在学中の新卒は「全国高等学校統一応募用紙」を使う

高校を通じて求人に応募する新卒者は、市販の履歴書ではなく、全国で様式が統一された「全国高等学校統一応募用紙(履歴書)」を使います。これは高校生の就職活動を公平にするために国が定めた専用様式で、原則として学校から配布されたものを使用します。

この用紙は令和7年2月に改訂され、令和7年度(令和8年3月卒業者)から新しい様式が使われています。改訂で変わった主なポイントは次のとおりです。

  • 性別欄が削除された
  • 趣味・特技欄が削除された
  • 「志望の動機」欄が「志望の動機・アピールポイント」欄に変わった
  • 写真のサイズは縦40mm×横30mm

古い様式をネットで拾って書いてしまうと、志望動機を書くスペースがなかったり、削除された欄を埋めようとして時間を無駄にしたりします。新卒の方は、必ず学校から配られた最新の用紙を使ってください。

卒業後の転職・再就職は市販の履歴書でよい

高校を卒業して働いている方や、一度離職して再就職する方は、統一応募用紙ではなく市販の一般履歴書を使います。コンビニや文具店で買えるほか、パソコンやスマホで作れる無料テンプレートでも問題ありません。応募先から「手書き」の指定がなければ、パソコン作成でも評価が下がることはほぼありません。

どの様式を選べばいいか迷う場合は、無料で使える履歴書テンプレートの選び方もあわせて確認しておくと、志望動機や自己PRを書くスペースが十分な様式を選べます。

高卒の履歴書で採用担当者が最初に見る3つのポイント

高卒者の書類選考では、大卒者とは評価の軸が違います。実務経験や専門スキルではなく、これから伸びる人かどうか(ポテンシャル)を見られます。採用担当者が最初にチェックしているのは、次の3点です。

採用担当者はここを見ている

  • 意欲と素直さ:この仕事を続けてくれそうか、指導を受け止められそうか
  • 丁寧さ:字のきれいさよりも、空欄を埋め切っているか・雑に書いていないか
  • 具体性:志望動機や自己PRが、その会社向けに考えられているか

逆に言えば、学歴そのもので落とされることは多くありません。落ちる高卒の履歴書に共通するのは、どこの会社にも出せそうな中身の薄さと、空欄の多さです。この2つを避けるだけで、通過率は大きく変わります。

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学歴・職歴欄の書き方【高卒の記入例つき】

高卒の履歴書で最初につまずきやすいのが、学歴欄と職歴欄です。書く量が少ないぶん、ルールを外すと目立ちます。基本のルールを押さえておきましょう。

学歴は中学卒業から書く(正式名称・早見表)

高卒の場合、学歴は中学校の卒業から書き始めるのが一般的です。1行目の中央に「学歴」と書き、その下に中学卒業、高校入学、高校卒業の順で記入します。書くときのルールは次のとおりです。

  • 学校名は略さず正式名称で書く(「〇〇高校」→「〇〇高等学校」)
  • 公立は「〇〇県立」「〇〇市立」まで書く
  • 工業科・商業科などの学科がある場合は学科名まで書く
  • 西暦か和暦(令和など)は、履歴書全体でどちらかに統一する

学歴欄の記入例

2021年3月 〇〇市立△△中学校 卒業
2021年4月 〇〇県立△△高等学校 普通科 入学
2024年3月 〇〇県立△△高等学校 普通科 卒業

入学・卒業が何年だったか分からなくなったら、生まれ年から一覧で確認できる履歴書の学歴早見表が便利です。西暦・和暦の両方を確認できるので、記入前に一度合わせておくと安心です。

職歴が「なし」のときの書き方

新卒や、正社員として働いた経験がない方は、職歴欄が空欄になります。ここで何も書かずに空けておくのはNGです。学歴を書き終えた次の行の中央に「職歴」と書き、さらに次の行に「なし」と書きます。そして最後の行の右端に「以上」と書いて締めます。

職歴欄の記入例(職歴なしの場合)

       職歴
       なし
                以上

アルバイト経験は、原則として職歴欄には書きません。ただし応募先の仕事に直結するアルバイト(接客業に応募して接客のバイト経験があるなど)は、自己PRや志望動機の中でアピール材料として使えます。

志望動機の書き方|高卒は「ポテンシャル」で通す

志望動機は、高卒の履歴書で最も差がつく欄です。採用担当者が知りたいのは、「なぜ同業他社ではなく、この会社なのか」という一点に尽きます。次の3つの要素を、この順番で組み立てると自然にまとまります。

  • その仕事・職種に興味を持った理由
  • その会社を選んだ理由(他社と比べて惹かれた点)
  • 入社後に自分が活かせそうな強み

良い例文

ものづくりの現場で長く技術を身につけたいと考え、製造業を志望しています。中でも御社は、未経験者向けの研修制度と資格取得の支援が整っている点に魅力を感じました。高校の実習で図面どおりに部品を仕上げる作業に取り組み、正確さを評価された経験があります。まずは基本作業を早く覚え、少しずつ任される範囲を広げていきたいです。

NG例

御社の安定した経営に魅力を感じ、志望しました。真面目に頑張りますので、よろしくお願いします。
どの会社にも出せてしまう内容で、企業研究をした形跡がないため、採用担当者の印象に残りません。

「安定している」「成長している」だけでは、その会社を選んだ理由になりません。会社のホームページや求人票を読み、具体的な事業内容・商品・制度を1つ挙げて触れるだけで、志望動機の説得力は一気に上がります。避けたい表現は履歴書で採用担当者が落とすNGワードにまとめているので、書き終えたら照らし合わせてみてください。

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自己PRの書き方|学歴の弱みを強みに変える

自己PRでは、「実績のすごさ」を競う必要はありません。高卒者に求められているのは、続けられる人・素直に伸びる人だと伝わることです。書き出しで強みを一言で言い切り、その根拠となるエピソードを1つ添える構成にします。

良い例文

私の強みは、決めたことを最後まで続ける粘り強さです。高校3年間、部活動と週3回のアルバイトを両立し、無遅刻無欠席を通しました。時間の使い方を工夫し、体調を崩さないよう生活を整えたことで習慣にできました。仕事でも、地道な作業を継続して信頼を積み重ねていきたいと考えています。

NG例

私は明るく元気で、コミュニケーション能力があります。誰とでもすぐ仲良くなれます。
具体的な経験の裏づけがなく、本当にその強みがあるのか判断できません。エピソードのない自己PRは印象に残りません。

採用担当者はここを見ている

  • 強みが、応募先の仕事で活きる内容になっているか
  • 「頑張ります」ではなく、頑張った事実が書かれているか
  • 短所を隠さず、それを改善しようとする姿勢があるか

資格・免許欄と証明写真で差をつける

学歴や職歴で書ける量が少ない高卒だからこそ、資格欄と証明写真は差をつけやすいポイントです。細かい部分ですが、採用担当者は意外とここを見ています。

資格・免許欄は正式名称で書く

資格は取得年月とあわせて、正式名称で書きます。「英検2級」ではなく「実用英語技能検定2級」、「漢検」ではなく「日本漢字能力検定」のように書くのが基本です。取得順(または関連度の高い順)に並べ、応募先の仕事に関係する資格を上に持ってくると目に留まります。

  • 持っている資格がない場合は「特になし」と書く(空欄にしない)
  • 勉強中の資格は「〇〇 取得に向けて勉強中」と書ける
  • 普通自動車運転免許は「普通自動車第一種運転免許」と正式に書く

証明写真は清潔感と3か月以内が鉄則

証明写真は、履歴書の第一印象を決めます。市販履歴書は縦4cm×横3cm(40×30mm)、統一応募用紙も縦長の同サイズが基本です。撮影から3か月以内のものを使い、私服ではなく制服やジャケットなど落ち着いた服装で撮ります。

  • 前髪は目や眉にかからないようにする
  • 背景は白・青・グレーなど無地を選ぶ
  • 写真の裏に氏名を書いてから貼る(はがれ対策)

スマホで撮って印刷する場合も、明るさや背景を整えれば証明写真機と遜色ない仕上がりになります。撮り方のコツは履歴書写真をきれいに撮れるアプリの選び方で紹介しています。

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高卒の履歴書でよくある失敗と基本マナー

内容が良くても、基本マナーで減点されるのはもったいないことです。高卒の履歴書で特に多い失敗を、先に潰しておきましょう。

よくある失敗正しい対応
修正液・修正テープで消す書き間違えたら新しい用紙に書き直す
消えるボールペンを使う黒のボールペン(消えないもの)を使う
「高校」など略称で書く「〇〇高等学校」と正式名称で書く
空欄をそのまま残す「なし」「特になし」で埋める
用紙を折って汚すクリアファイルに入れて持参・郵送する

特に多いのが修正液の使用です。手軽に直せますが、「大事な書類を雑に扱う人」という印象につながります。面倒でも書き直すことが、結果的に一番の近道です。手書きに自信がない場合は、無理をせずパソコン作成に切り替える判断も有効です。

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まとめ

高卒の履歴書は、学歴の量では勝負しません。用紙選びを間違えず、空欄を埋め、志望動機と自己PRをその会社向けに具体化するだけで、書類の通過率は変わります。

  • 新卒は統一応募用紙、卒業後の転職は市販履歴書を使う
  • 学歴は中学卒業から正式名称で、職歴なしは「なし」+「以上」
  • 志望動機は「その会社を選んだ理由」を具体的に書く
  • 自己PRは強み+根拠エピソードで、続けられる人だと伝える

ここまで読んで書く内容が見えてきたら、まずは志望動機の1文目から書き始めてみてください。会社ごとに1か所ずつ具体化するだけで、他の応募者と差がつく履歴書になります。

高卒の履歴書に関するよくある質問

高卒の履歴書は手書きとパソコンどちらがいいですか?

在学中の新卒は学校配布の統一応募用紙に手書きするのが基本です。卒業後の転職・再就職では、応募先から手書き指定がなければパソコン作成でも問題ありません。字に自信がない場合はパソコン作成のほうが読みやすく、印象も安定します。

学歴は小学校から書く必要がありますか?

高卒の場合、小学校は書かず中学校の卒業から書くのが一般的です。中学卒業、高校入学、高校卒業の順に、学校の正式名称で記入します。

アルバイト経験は職歴に書けますか?

職歴欄には原則として正社員の経験を書くため、アルバイトは記載しないのが基本です。ただし応募先の仕事に直結するアルバイト経験は、志望動機や自己PRの中でアピール材料として活かせます。

書ける資格がない場合はどうすればいいですか?

資格欄を空欄にせず「特になし」と書きます。勉強中の資格があれば「〇〇 取得に向けて勉強中」と書くと、学ぶ姿勢を伝えられます。資格の有無より、志望動機や自己PRの中身のほうが評価に影響します。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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