この記事では、履歴書の趣味欄に「ゲーム」と書いてよいのか、書くなら採用担当者にマイナス評価されない伝え方はどうすればいいのかを解説します。警戒される理由、ジャンル別の例文、趣味がゲームしかないときの対処法、面接での答え方までまとめました。
履歴書の趣味欄に「ゲーム」と書いても問題ない
結論から言えば、履歴書の趣味欄に「ゲーム」と書くこと自体に問題はありません。趣味に正解・不正解はなく、ゲームだから即マイナスという評価基準を持つ企業は今では少数派です。
ただし、「趣味:ゲーム」とだけ書いて終わりにすると、その一言からは何も伝わりません。採用担当者が趣味欄を読むのは、あなたの人柄や、仕事に通じる姿勢を知りたいからです。書き方次第で印象は大きく変わります。
なぜ今は「ゲーム=マイナス」と言い切れないのか
ひと昔前は「ゲーム=遊び」というイメージが強く、趣味欄に書くのを避ける風潮がありました。今は事情が変わっています。
- スマートフォンの普及でゲームが幅広い世代の生活に浸透した
- eスポーツが競技として認知され、プロ選手や大会が一般報道されるようになった
- 面接の場では、ゲームの話題がアイスブレイクとして機能することもある
とはいえ、企業や面接官によって受け取り方に差があるのも事実です。次の章で、採用担当者がどこに引っかかるのかを具体的に見ていきます。
それでも採用担当者が「ゲーム」に警戒する3つの理由
「書いてもOK」と言われても不安が消えないのは、警戒される理由がぼんやりしているからです。ここを具体的に理解しておくと、書き方で先回りして対策できます。
年齢が上の面接官には「遊び」に映りやすい
役員や年配の面接官の中には、ゲームに親しんでこなかった世代もいます。その場合、ゲームという言葉から「時間つぶし」「子どもっぽい」という印象を先に持たれることがあります。書き方でこの先入観を上書きする必要があります。
一人で完結する趣味だとコミュニケーション力を疑われる
ゲームは一人で長時間集中するイメージがあるため、「人との関わりが苦手なのでは」と受け取られることがあります。実際にはオンライン協力プレイやチーム戦など、他者との連携が欠かせないジャンルも多いのですが、その点は書かなければ伝わりません。
生活リズムやのめり込みを心配される
「夜通しプレイして寝不足になるのでは」「仕事中も気になって集中できないのでは」という懸念です。趣味に没頭できるのは長所ですが、業務に支障が出るレベルだと誤解されると評価が下がります。自己管理できていることを一言添えるだけで印象は変わります。
採用担当者はここを見ている
- ゲームそのものではなく、そこから得た力を仕事に活かせるか
- 趣味を通じて、人柄や物事への向き合い方が伝わってくるか
- のめり込みと自己管理のバランスが取れている人物か
マイナス評価を避けるゲーム趣味の書き方4ステップ
警戒される3つの理由を踏まえると、書き方には型があります。次の4ステップで組み立てると、同じ「ゲーム」でも読み手に伝わる文章になります。
ステップ1:結論から書く
採用担当者は大量の書類に目を通します。「趣味はオンラインゲームです」と先に結論を置くと、その後の文章が頭に入りやすくなります。長い前置きから入ると、要点がぼやけて読み飛ばされます。
ステップ2:ジャンルやタイトルを具体的に添える
「ゲーム」だけでは範囲が広すぎて人物像が浮かびません。「対戦型のオンラインゲーム」「戦略シミュレーション」のように一段掘り下げると、あなたが何に惹かれるタイプなのかが伝わります。具体性は誠実さの証にもなります。
ステップ3:仕事に活かせる力に変換する
ここが最大のポイントです。ゲームで培った力を、仕事で使える言葉に置き換えます。同じ体験でも、変換の仕方で伝わり方がまったく違います。
| ゲームでの体験 | 仕事で使える言葉に変換 |
|---|---|
| チームで協力してクリアした | 役割分担・協調性・情報共有 |
| 負けた原因を分析して勝率を上げた | 課題分析・改善のPDCA |
| 攻略法を調べて実践した | 情報収集力・段取り |
| 難関を何度も挑戦して突破した | 粘り強さ・目標達成意欲 |
ステップ4:自己管理できていることを一言添える
「平日は1時間、休日にまとめて楽しんでいます」のように、生活の中でコントロールできている様子を軽く示すと、のめり込みへの懸念を先回りで打ち消せます。長々と書く必要はなく、一文で十分です。
良い例文
趣味は対戦型のオンラインゲームです。チームで役割を分担して勝敗を競う中で、味方と状況を共有しながら動く連携の大切さを実感しました。負けた試合は原因を振り返って次に活かすようにしており、この分析と改善の姿勢を仕事でも役立てたいと考えています。
NG例
趣味はゲームです。休みの日は一日中プレイしていて、時間を忘れて没頭してしまうほど大好きです。「一日中」「時間を忘れて」は自己管理の不安を与え、仕事に活かせる視点も抜けているため、熱意が逆効果になっています。
【ジャンル別】履歴書の趣味「ゲーム」例文集
プレイしているジャンルによって、アピールできる力は変わります。自分のプレイスタイルに近いものを選び、体験に合わせて言葉を差し替えて使ってください。
オンライン・対戦ゲーム(協調性)
良い例文
趣味はチーム対戦型のオンラインゲームです。年齢や住む場所の違う仲間と目標を共有し、互いの動きを補い合って勝利を目指す過程で、意見の違う相手とも協力する難しさと面白さを学びました。周囲と連携して成果を出す姿勢を、業務でも大切にしたいです。
RPG・シミュレーション(計画性・戦略)
良い例文
趣味は戦略シミュレーションゲームです。限られた資源をどこに配分するかを考え、先の展開を予測して手を打つ面白さに惹かれています。目標から逆算して段取りを組む習慣が身につき、仕事の計画を立てる場面でも活かせると考えています。
パズル・脳トレ(論理的思考)
良い例文
趣味は頭を使うパズルゲームです。難しい問題ほど、なぜ解けないのかを一つずつ切り分けて考えるのが楽しく、筋道を立てて答えにたどり着く過程に達成感があります。物事を順序立てて整理する力を、仕事の課題解決にも役立てたいです。
eスポーツ・大会実績(目標達成力)
大会出場やランキング上位などの実績がある場合は、それ自体が客観的な強みになります。数字や順位を具体的に書くと説得力が増します。
良い例文
趣味は対戦ゲームで、地域大会にチームで出場し上位入賞を経験しました。勝つために練習メニューを決め、弱点を分析して繰り返し修正する日々を重ねました。目標に向けて計画的に努力を積み上げる姿勢は、仕事にも通じると考えています。
趣味が「ゲームしかない」ときの考え方
「書けるほどの趣味がゲームしかない」と悩む人は少なくありません。ここで無理をすると、かえって選考で不利になります。
無理に別の趣味をひねり出さない
好印象を狙って興味のない趣味を書くと、面接で深掘りされたときに答えられず、矛盾が露呈します。うわべの趣味より、本当に打ち込んでいるゲームを掘り下げたほうが、話に一貫性が出て信頼されます。
ゲームを軸に、隣接する行動を足す
ゲームだけでなく、そこから広がった行動があれば一緒に書くと厚みが出ます。たとえば「攻略情報を自分でまとめて発信している」「ゲーム実況の動画を編集している」などです。ゲーム以外の趣味の書き方も参考になります。
たとえば趣味「読書」の書き方や音楽鑑賞の書き方では、同じように「ありふれた趣味を伝わる形に変える」考え方を解説しています。体を動かす習慣があるならスポーツ欄の書き方も合わせて確認しておくと、趣味欄の選択肢が広がります。

「ゲーム」が有利に働く業界・職種
応募先によっては、ゲームが趣味であること自体がプラスに働きます。志望業界と趣味が結びつくと、興味の本気度が伝わりやすくなります。
| 業界・職種 | ゲーム趣味が活きる理由 |
|---|---|
| ゲーム・エンタメ業界 | ユーザー目線や作品への理解が直接活きる |
| IT・Web・エンジニア | 論理的思考やデジタルへの親和性を示せる |
| 企画・マーケティング | トレンドやユーザー心理への感度をアピールできる |
| 接客・サービス | オンライン交流で培った対人コミュニケーション |
逆に、伝統や年功を重んじる社風の企業では慎重な伝え方が求められます。応募先の雰囲気に合わせて、アピールの強弱を調整してください。
面接で「趣味はゲームです」と答えるときのコツ
履歴書に書いた以上、面接で深掘りされる前提で準備しておきます。聞かれて困るのは、履歴書と面接で話がずれるときです。書いた内容を軸に、具体的なエピソードを一つ用意しておきましょう。
面接での答え方の例
「趣味はオンラインの対戦ゲームです。チームで作戦を立てて勝ちにいく面白さに惹かれています。以前、連携がうまくいかず負けが続いたときに、役割を整理し直して声かけを増やしたところ勝率が上がりました。人と協力して成果を出す難しさと手応えを、この経験から学びました。」
- 専門用語やタイトル名を多用せず、知らない人にも伝わる言葉で話す
- 「楽しい」で終わらせず、そこから得た学びまでセットで語る
- 明るい表情とはっきりした受け答えで、コミュニケーションへの懸念を打ち消す
まとめ
- 履歴書の趣味欄に「ゲーム」と書くのは問題ない。ただし一言だけでは伝わらない
- 結論→ジャンル具体化→仕事に活かせる力に変換→自己管理を一言、の4ステップで書く
- 趣味がゲームしかなくても、無理に別の趣味を作らず本当に打ち込んだ体験を掘り下げる
- 面接で深掘りされる前提で、具体的なエピソードを一つ用意しておく
ゲームは、書き方を工夫すれば協調性や課題解決力を伝えられる趣味です。体験を仕事の言葉に変換して、あなたらしさが伝わる趣味欄に仕上げてください。
履歴書の趣味「ゲーム」に関するよくある質問
- 趣味欄に「ゲーム」とだけ書いてもいいですか?
-
単語だけの記載は避けたほうが無難です。ジャンルや、そこから得た力を一文添えるだけで印象が大きく変わります。スペースが狭い場合でも「趣味:オンラインゲーム(チームでの連携を大切にしています)」のように補足を入れると伝わりやすくなります。
- ゲームのジャンルによっては書かないほうがいいものはありますか?
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暴力的な描写が強いジャンルは、人柄を誤解される可能性があるため、あえて具体名を出さないほうが無難です。書く場合も「対戦型」「協力型」といった、そこから得られる力が伝わる切り口で表現するとよいでしょう。
- 趣味がゲームしかなく、アピールできる要素が思いつきません。
-
プレイの中で「仲間と協力した」「負けた原因を分析した」「難関を粘り強く突破した」など、当たり前にやっていることが立派なアピール材料になります。まず自分の遊び方を振り返り、その行動を仕事で使う言葉に置き換えてみてください。
- 面接で「ゲームは何時間くらいやるの?」と聞かれたら?
-
正直に答えつつ、生活の中でコントロールできている点を添えると安心感を与えられます。「平日は寝る前に少し、休日にまとめて楽しんでいます」のように、日常に支障がない範囲で楽しんでいる様子が伝わる答え方がおすすめです。


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