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経理の履歴書の書き方|採用担当者が落とすNGと通過する例文

経理の履歴書の書き方|採用担当者が落とすNGと通過する例文

この記事では、経理職の履歴書における資格欄・志望動機・自己PR・職歴欄の書き方を、採用担当者が実際に確認するポイントから逆算して解説します。未経験者・経験者別の例文と、書類選考で落とされやすいNGパターンも合わせて紹介します。

目次

経理の履歴書で採用担当者が最初の30秒で確認する3つのポイント

経理は会社の財務情報を一手に引き受ける職種です。ミスや曖昧さが許されない現場だからこそ、採用担当者は履歴書を見た段階からすでに「この人に任せられるか」を判断しています。

採用担当者はここを見ている

  • 資格欄:簿記の正式名称が正確に書かれているかどうか
  • 志望動機:経理業務を理解した上で応募しているかどうか
  • 職歴欄:具体的な数値・実績が含まれているかどうか

①資格欄:簿記の正式名称が正しく書かれているか

経理職への応募書類で採用担当者が最初に目を向けるのは資格欄です。特に簿記の正式名称が正確かどうかは、採用担当者が申請書類への真剣さを測る最初の指標になります。「簿記2級」とだけ書いてある履歴書は、経理担当者からすると「正式な書類作成に慣れていない人」という印象を与えることがあります。

日商簿記の正しい書き方は「日商簿記検定2級合格」です。試験主体の名称を略さずに書くことで、書類作成の丁寧さを示せます。資格欄は単なる記録欄ではなく、「仕事の正確さ」をアピールする最初の機会です。

②志望動機:経理業務を理解した上での動機かどうか

志望動機欄で採用担当者が判断しているのは、「経理という仕事を理解した上で応募しているか」という点です。月次決算・年次決算・資金管理など、経理業務には固有のルーティンと責任があります。これを理解せずに「数字が好きだから」「事務職に向いているから」と書いた志望動機は、業務理解のなさを露呈することになります。

③職歴欄:数値・具体的な実績が含まれているか

経理経験者であれば職歴欄に「月次決算業務を担当」と書くだけでは不十分です。採用担当者が求めているのは、その経験の規模感と具体性です。「売上高〇億円規模の会社にて月次決算を担当」「決算業務を3名チームでリード」のように、規模・役割・業務範囲を数値で示すと選考通過率が大きく変わります。

未経験者の場合も同様です。前職で数値管理に関わった経験があれば、「売上日報の集計と差異分析を担当(月次)」のように経理と関連づけて記載することで、経理適性をアピールできます。

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資格・免許欄の書き方|正式名称の間違いで書類を落とされる

資格欄のミスは見落とされやすいようで、実は採用担当者に強く印象づけられます。経理という「正確さが命」の職種において、正式名称の間違いは致命的なマイナスになりえます。

日商簿記の正しい書き方と正式名称

日商簿記を履歴書に記載する際は、正式名称を使用します。「簿記2級」「日商2級」といった略称は使わないことが基本です。

資格の通称履歴書に書く正式名称
日商簿記1級日商簿記検定1級合格
日商簿記2級日商簿記検定2級合格
日商簿記3級日商簿記検定3級合格
全商簿記1級全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験1級合格
全経簿記上級公益社団法人全国経理教育協会主催 簿記能力検定試験上級合格

NG例

日商簿記2級
→「簿記」のみ・「日商2級」のような略称はNG。試験主体・検定名・級・合否を正確に書くことで、丁寧な書類作成能力を示せます。

良い例

日商簿記検定2級合格(令和〇年〇月)

取得年月は合格証書に記載されている日付を記入します。記憶で書くと誤りが生じる場合があるため、合格証書を手元に用意してから記載することを勧めます。また、簿記3級を資格欄に書くかどうか迷っている場合は、簿記3級の正式名称と採用担当者の本音も参考にしてください。

Excel・会計ソフトのスキルはどこに書くか

経理職では簿記資格に加えて、ExcelやfreeeなどのIT系スキルが評価されます。ただし、ExcelのスキルはMOS(Microsoft Office Specialist)のような公的資格でなければ資格欄には記載できません。

  • 資格欄に書けるもの:MOS Excel 一般・上級など公的資格
  • 本人希望欄・特記事項欄に書くもの:Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル使用可)、freee・弥生会計・SAP等の使用経験
  • 職歴欄に書くもの:前職でどの会計ソフトをどのような業務に使ったか

採用担当者の立場から言うと、「Excelで何ができるか」は履歴書の中でも特に気になる情報の一つです。「VLOOKUP・SUMIFを使った売上集計を担当」のように、具体的な機能名と業務内容をセットで書くと説得力が増します。

資格取得に向け勉強中の場合の書き方

日商簿記2級を取得していない段階で経理職に応募する場合でも、現在勉強中であれば履歴書に記載できます。受験予定日が決まっている場合はその日付まで書くと、学習が具体的に進んでいることが伝わります。

取得見込み・勉強中の記載例

日商簿記検定2級取得に向け勉強中(令和〇年〇月受験予定)

「いつか取得予定」「興味があります」のような書き方は逆効果です。受験申込が完了した段階であれば、試験日を明記することで「行動している人」として採用担当者に映ります。

志望動機の書き方|「数字が好き」だけでは通らない理由

志望動機は採用担当者が「この人は経理を正しく理解して応募しているか」を判断する最重要項目です。経理は月次・年次決算、資金管理、税務申告など、ルーティン業務の精度が直接会社の財務に影響します。業務内容を理解していない志望動機で応募しても、書類の段階で選考対象から外れます。

採用担当者が落とすNG志望動機のパターン

採用担当者が落とす志望動機のNG例

  • 「数字が好きだから経理に興味を持ちました」
    → 業務を理解していないと判断される典型例
  • 「事務職を希望しており、その中で経理に応募しました」
    → 経理を「事務の一種」として捉えていることが透けて見える
  • 「安定して長く働ける職場を探しています」
    → 待遇面を動機にしており、経理への意欲が感じられない
  • 「御社の企業理念に共感しました」だけで終わる
    → なぜ「経理」なのかが書かれておらず、職種への熱量が伝わらない

未経験者の志望動機例文

経理未経験で応募する場合は、「なぜ経理なのか」「経理に向いていると考える具体的な理由」「習得に向けた行動(資格取得等)」の3点を盛り込むことが基本です。

良い例文(未経験・異業種からの転職)

前職の営業事務で、月次の売上集計や差異分析を担当してきました。数値の正確さと締め切り管理の重要性を日常的に実感するなかで、会社の財務全体を支える経理業務に関心を持つようになりました。日商簿記検定2級を取得し(令和〇年〇月)、現在はfreee会計を使った実務に近い経験も積んでいます。入社後は月次決算の補助から着実に経験を重ね、貴社の財務基盤を支える経理担当者として貢献したいと考えています。

ポイントは3点です。前職で数値に関わった経験を具体的に示すこと、資格取得という行動を示すこと、そして入社後に何から取り組むかを明記することです。「貢献したい」で終わらせず、具体的な業務(月次決算の補助)を挙げると採用担当者の目に止まりやすくなります

経理経験者の志望動機例文

経理経験者が転職する場合の志望動機は、「なぜ現職を離れるのか」より「なぜこの会社の経理を担いたいのか」を前面に出すことが重要です。採用担当者は「スキルが高くても3年で辞める人」より「この会社で長く腰を据えて働く意思がある人」を選びます。

良い例文(経理経験者・ステップアップ転職)

現職では年商〇億円規模の製造業にて、月次・四半期決算から年次決算補助まで一通りの経理業務を担当してきました。4年間の経験を経て、連結決算や税務申告といったより上流の業務に携わりたいと考えるようになりました。貴社は連結子会社を複数持ち、グループ全体の財務管理に経理担当者が深く関与されていると伺っています。現在の経験を活かしながら連結決算業務のスキルを習得し、貴社の経理体制の強化に貢献したいと考えています。

採用担当者はここを見ている

  • 「なぜこの会社なのか」が説明されているか(企業研究の有無)
  • 現職の経験規模(売上高・担当業務範囲)が具体的に示されているか
  • 転職で何を得たいのか(スキルアップ目標)が明確か

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自己PRの書き方|経理職に採用される自己PR

自己PRでは「性格・姿勢の良さ」より「業務での再現性」が問われます。「真面目です」「責任感があります」だけの自己PRで経理職の選考を通過することはほぼありません。採用担当者が確認したいのは、その人のスキル・経験が経理業務に具体的にどう活きるかです。

未経験者:資格と前職経験を組み合わせて書く

NG例(未経験者がよくやる失敗)

几帳面な性格で数字の扱いが得意です。経理は初めてですが、真剣に取り組む自信があります。→「真剣に取り組む自信」は採用側には何も示せない。根拠のない自己評価で終わっている。

良い例文(未経験・資格取得済み)

前職の飲食業では、日次の売上入力・現金管理・棚卸し業務を3年間担当してきました。数値の不一致が発生した際の原因特定を一人で担うなかで、正確な記録の重要性を実感しました。この経験を活かすべく、日商簿記検定2級を取得(令和〇年)。財務諸表の読み方から仕訳の流れまで体系的に理解しています。経理業務の即戦力にはなれませんが、現場での数値管理経験と簿記の知識を組み合わせ、早期に実務で貢献できる体制を整えてきました。

経理経験者:業務の具体性と数値実績で示す

経験者の自己PRは「何をしてきたか」より「どの規模で・どの役割で・どんな成果を出してきたか」を軸にします。担当業務の規模感(売上高・従業員数・チーム人数)と、改善・効率化などの具体的エピソードがあると採用担当者の記憶に残ります。

良い例文(経理経験者)

年商〇億円規模の製造業にて、月次・年次決算、消費税申告補助、固定資産管理を担当しています。入社2年目には月次決算の締め作業を一人で担当できるようになり、翌年からは後輩2名への引継ぎと指導も行っています。Excelのマクロを活用して売上集計の作業時間を月あたり約5時間短縮した経験があります。貴社でも経理業務の効率化に貢献しながら、連結決算など現職では経験できていない領域のスキルを積み重ねたいと考えています。

経験者の自己PRでとくに効果的なのは「改善・効率化のエピソード」です。経理の仕事はルーティン業務が中心ですが、そのなかで問題を発見し改善した経験を持つ人は採用担当者の評価が上がります。実績が数値で示せる場合は必ず数値化してください。

経理職への応募で使う履歴書のフォーマット選びに迷っている場合は、採用担当者が評価するテンプレートの選び方も確認してみてください。

職歴欄の書き方|経理転職で差がつく記載方法

職歴欄は採用担当者が最も時間をかけて読む項目です。「○○株式会社 入社」だけでは何もアピールできません。経理職への転職では、担当業務の具体性と規模感が他の応募者との差別化につながります。

経理経験者の職歴欄の書き方

職歴欄には以下の要素を盛り込むと、採用担当者に業務の全体像が伝わります。

  • 会社の事業規模(売上高・従業員数・業種)
  • 担当した経理業務の範囲(月次決算・年次決算・税務申告・固定資産管理など)
  • 使用していた会計ソフト・ツール
  • チーム内での役割(一人で担当・チームリーダー・補助など)

良い例(経理経験者の職歴記載)

○○株式会社(年商〇億円・製造業・従業員〇名) 2021年4月〜現在
経理部にて下記業務を担当:
・月次決算(締め期限:翌月5営業日)
・四半期・年次決算補助
・売上・仕入の仕訳入力(弥生会計使用)
・固定資産管理(資産〇件)
・消費税申告補助
・Excelによる売上集計・資金繰り表の作成

異業種からの転職の場合

経理未経験で転職する場合、職歴欄で「経理との接点」を意識して記載することが重要です。前職が営業・販売・一般事務など経理とは離れた職種であっても、数値管理・書類作成・締め切り管理に関わった経験は経理業務と接点があります。

良い例(異業種からの転職・経理未経験)

○○株式会社(小売業・従業員〇名) 2020年4月〜2024年3月
販売・店舗事務職として勤務
・日次売上の入力・現金残高の確認(Excel使用)
・月次棚卸し業務(在庫差異の確認・報告)
・発注書・請求書の確認と処理補助
・アルバイト勤怠管理(月次)

「経理経験なし」のまま職歴欄を作成するより、数値・お金・締め切りに関わった経験を具体的に示すことで採用担当者の見方が変わります。経理職への転職では、この「前職との接点の見せ方」が選考通過率に直結します。

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まとめ

  • 採用担当者は最初の30秒で「資格欄の正確さ」「経理業務の理解度」「職歴の具体性」を確認している
  • 日商簿記の正式名称は「日商簿記検定○級合格」。略称の使用は第一印象を下げる
  • 志望動機は「数字が好き」「事務が向いている」では通らない。経理業務の具体的な内容への理解と、応募先企業への関心をセットで書く
  • 未経験者の自己PRは「資格取得という行動」と「前職での数値管理経験」を組み合わせて書く
  • 経験者の職歴欄には「会社の規模・担当業務範囲・使用ツール」を必ず含める

書類選考を通過する経理の履歴書に必要なのは、「正確さ」と「具体性」の2点です。採用担当者に「この人は経理の仕事を理解している」と感じさせる内容を意識して作成してください。

経理の履歴書に関するよくある質問

経理の履歴書に簿記3級は書いていいですか?

書くことができます。ただし、採用担当者は経理職において日商簿記2級以上を一つの目安にしている場合が多いため、3級のみ保有の場合は「現在2級取得に向け勉強中(令和〇年〇月受験予定)」と合わせて記載すると学習意欲が伝わります。3級は「基本的な帳簿の仕組みを理解している」ことを示しており、未経験転職のスタートラインとして評価されます。

経理未経験でも書類選考は通りますか?

通過する可能性はあります。条件として、日商簿記2級以上の資格取得、前職での数値管理・書類処理の経験、「なぜ経理なのか」を業務理解に基づいて説明できる志望動機があることが挙げられます。「未経験だから熱意で補う」という方針では採用担当者の心は動きません。資格と経験という客観的な事実で応募書類を補強することが先決です。

経理の履歴書にExcelスキルは書くべきですか?

書くべきです。ただし記載場所に注意が必要です。ExcelはMOS(Microsoft Office Specialist)のような公的資格でなければ資格欄には記載できません。本人希望欄や特記事項欄に「Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル・マクロ使用可)」のように使用できる機能を具体的に記載するのが適切です。Excelスキルは経理職では必須に近いため、具体的な機能名で示すことで他の応募者と差がつきます。

経理の履歴書に職務経歴書は別に必要ですか?

中途採用では一般的に履歴書と職務経歴書の両方を求められます。履歴書は経歴の概要と基本情報を整理するもの、職務経歴書は業務内容・実績・スキルをより詳細に説明するものです。経理職では職務経歴書での「担当業務の具体性」が選考の鍵になるため、履歴書と職務経歴書を連携させて一貫したアピールができる構成を意識してください。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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