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職務経歴書の書き方と見本|初めてでも30分で完成させる7ステップ

職務経歴書の書き方と見本|初めてでも30分で完成させる7ステップ

この記事では、職務経歴書の書き方を見本・テンプレート付きで解説します。3つのフォーマットの選び方から、採用担当者が最初に目を通す職務要約・自己PRの書き方まで、初めての転職でも迷わず作成できるポイントをまとめています。

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目次

職務経歴書とは?履歴書との違いと役割

職務経歴書は、これまでの仕事経験・担当業務・実績・スキルを自由な形式でまとめた書類です。履歴書と違って書式に決まりがなく、「何ができる人なのか」を自分でアピールするための書類と位置づけられています。

採用担当者は書類選考の段階でこれを読み、面接準備の際にも参照します。履歴書が「経歴の事実記録」であるのに対し、職務経歴書は「自社で活躍できるかの判断材料」です。この違いを意識して書くだけで、書類の説得力が大きく変わります。

採用担当者が職務経歴書で最初に見る3つの箇所

採用担当者が1枚の書類に使う時間は平均30〜60秒と言われています。その限られた時間の中で、最初に視線が集まる箇所があります。

採用担当者はここを見ている

  • ①職務要約(冒頭200〜300文字):「この人が何をしてきた人か」を最初に判断する。ここが弱いと残りを読まれないことも
  • ②実績・成果の数字:「何を達成したか」が数字で書かれているかチェック。「営業活動をしていた」だけでは通過しない
  • ③自己PRの具体性:「コミュニケーション能力があります」だけで終わる自己PRは評価されない。具体的なエピソードと数字のセットが必要

書き始める前に5分でやること

いきなりWordを開いて書き始めると、職務内容の途中で手が止まります。最初に以下の棚卸しを紙かメモにまとめてから書き始めると、スムーズに完成します。

キャリアの棚卸しリスト

過去に在籍した会社ごとに、次の項目を書き出してください。在籍期間・部署・役職・担当業務・具体的な実績と数字・使用したツールやシステムの6点です。特に「数字で表せる実績」は必ず掘り起こしてください。記憶が曖昧な場合は、当時の日報・報告書・評価シートを参照するのが有効です。

確認項目書き出す内容の例
会社名・在籍期間〇〇株式会社 / 2018年4月〜2022年3月
部署・役職営業部 / 係長
担当業務既存顧客へのルート営業・新規開拓
実績・成果担当顧客数30社→45社に拡大、前年比120%達成
使用ツール・スキルSalesforce・Excel(ピボットテーブル)

応募先に響く強みの絞り方

棚卸しが終わったら、応募先の求人票と照らし合わせて「最もアピールすべき経験」を1〜2点に絞ります。すべての経験を詰め込もうとすると、採用担当者に「何をしてきた人なのか」が伝わりません。

  • 求人票に書いてある業務と近い経験を最初に書く
  • 「チームで達成した」より「自分が具体的に何をしたか」を明確にする
  • 同じ業務でも「量(件数)」「率(〇〇%改善)」「質(顧客満足度向上)」いずれかの数字があると説得力が大きく増す
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フォーマット3種類と選び方【見本あり】

職務経歴書の形式は主に3種類あります。どれを選ぶかは、自分の経歴のパターンによって変わります。「どれでも同じ」ではなく、経歴に合ったフォーマットを選ぶことが書類通過への近道です。

編年体形式(基本・初めての人向け)

最も古い職歴から時系列で書く方法です。転職経験が1〜2回の人や、一貫したキャリアを持つ人に向いています。採用担当者にとって読みやすく、初めて職務経歴書を作成する場合はこの形式が無難です。

編年体形式の見本

2018年4月 〇〇株式会社 入社
【担当業務】
・既存顧客へのルート営業(担当顧客数:30社)
・月次報告書の作成・提出(Excel使用)
【実績】
・2020年度:担当エリア売上前年比120%達成(チーム内1位)
・新規顧客2社開拓(年間売上合計800万円)

2022年3月 〇〇株式会社 一身上の都合により退職

逆編年体形式(直近の経験を強調したい人向け)

最新の職歴から遡って書く方法です。現職での経験が応募先に最も関係する人に向いています。採用担当者が「今何ができる人か」を素早く確認できるため、直近2〜3年の実績が特に強い場合に効果を発揮します

キャリア形式(異業種転職・スキルをまとめたい人向け)

時系列ではなくスキル・職種ごとにまとめる形式です。複数の会社でバラバラな業務をしてきた人や、特定のスキルを強調したい人に向いています。ただし採用担当者に在籍期間が見えにくくなるため、初めての転職には不向きです。

フォーマット向いている人注意が必要な人
編年体転職1〜2回・一貫したキャリア転職が多い・ブランクがある
逆編年体直近の職場が応募先と一致する直近より昔の経験が強い
キャリア形式スキルを跨いでアピールしたい初めての転職・経験が浅い

【項目別】職務経歴書の書き方と見本

職務経歴書には、ほぼすべての書類で共通して記載する項目があります。それぞれの書き方と採用担当者の評価ポイントを順番に確認しましょう。

基本情報・日付・氏名

冒頭に「職務経歴書」とタイトルを記載し、作成日付を「〇年〇月〇日現在」と書きます。日付は面接直前に更新するのが理想です。氏名は右寄せで日付の下に記載するのが一般的なレイアウトです。

NG例

「職歴書」「経歴書」は省略した通称です。正式名称は「職務経歴書」と記載するのが原則です。「履歴書」と混同しないよう注意してください。

職務要約(冒頭200〜300文字)の書き方

職務要約は採用担当者が最初に目を通す「自己紹介文」です。これまでの職歴のポイントと、応募先で活かせる経験を簡潔にまとめます。「A4一枚に職務経歴書全体を凝縮する」イメージで書くと、内容が定まりやすくなります。

良い書き方(職務要約の見本)

新卒から5年間、食品メーカーの営業部門にてルート営業を担当してまいりました。担当顧客数は30社から45社に拡大し、2020年度は担当エリアで前年比120%の売上を達成しました。現職では後輩2名のOJT担当として指導経験も積んでいます。貴社においても、法人営業の経験と顧客課題の提案力を活かして即戦力として貢献できると考えております。

NG例

「これまでさまざまな業務を経験してきました。スキルアップを目指して転職を決意しました。」→ 何をしてきたのか・何ができるのかがまったく伝わらない書き方です。「〜を経験しました」ではなく「〜を担当し、〇〇を達成しました」の形で成果まで含めてください。

採用担当者はここを見ている

  • 冒頭の職務要約で「この人は自社に貢献できるか」を30秒以内に判断している
  • 応募ポジションに近い経験を最優先で冒頭に書くことで、担当者の関心を引きつけられる
  • 「〜を経験しました」のみで終わる職務要約は「成果のない人」という印象を与えることがある

職務内容・実績の書き方と見本

職務内容は「何を」「どれだけ」「どんな結果で」を具体的に書くのが基本です。「営業活動をしていた」のような抽象的な表現は、採用担当者に何も伝わりません。

弱い表現強い表現
営業活動をしていた既存顧客30社へのルート営業を担当し、年間売上2,000万円を維持・拡大
チームで協力した3名チームのリーダーとして月次進捗管理を担当。目標達成率110%を記録
接客業務をした1日平均80名の接客対応。クレーム対応件数を前年比50%削減

良い書き方(職務内容・実績の見本)

【担当業務】
・関東エリア顧客へのルート営業(担当顧客数:30社)
・月次売上報告書の作成・上長報告(Excel / PowerPoint使用)
・新規顧客へのアポイント取得(月平均5件)

【実績・成果】
・2020年度:担当エリア売上前年比120%(チーム内1位)
・新規開拓でA社・B社との取引開始(年間売上合計800万円)

活かせるスキル・資格の書き方

スキル欄は「使えるレベル感」まで書くことで、採用担当者の「本当に使えるのか」という疑念を解消できます。ツール名だけ書いて終わりにするのではなく、どの程度使えるかを一言添えるだけで信頼度が上がります

良い書き方

・Microsoft Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル使用可、データ集計業務に活用)
・PowerPoint(社内外向けプレゼン資料作成、月2〜3件担当)
・Salesforce(日常的な顧客情報管理・商談ログ入力に使用)

NG例

「Excel・Word・PowerPoint」だけを記載 → どのレベルで使えるのか採用担当者に伝わらないため、評価されません。資格は必ず正式名称で、取得年月とともに記載してください。

自己PRの書き方と通過率を上げるコツ

自己PRは「強み+それを裏付ける具体的なエピソード+応募先での再現性」の三段構造で書きます。この三つが揃っているかどうかが、採用担当者への説得力を大きく左右します。

良い書き方(自己PRの見本)

【強み:課題発見から改善提案までの行動力】
前職の営業業務において、購買頻度が低い顧客群をリストで特定し、訪問頻度を月1回から2週間に1回に変更しました。この取り組みにより、対象顧客の年間売上が平均15%向上しました。貴社においても同様に、データを活用した課題発見と改善提案で貢献できると考えています。

採用担当者はここを見ている

  • 「コミュニケーション能力が高い」「責任感があります」は誰でも書けるため差別化にならない
  • 強みは必ず「具体的なエピソード」と「数字の結果」をセットにする
  • 自己PRの最後は「貴社でも〇〇で貢献できます」という再現性の言葉で締めくくる
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採用担当者のNG判断ポイントと対策

内容がよくても、書類の外見上の問題で審査に通らないことがあります。よくある5つのNGポイントと対策を確認しておきましょう。

NGポイント採用担当者の印象対策
枚数が多い(3枚超え)要点をまとめられない人A4・2枚以内に収める
職歴が「〇〇社 勤務」のみ何をした人か不明担当業務・実績を必ず添える
自己PRが抽象的誰でも書ける内容で差別化できない強み×エピソード×数字のセット
フォントがバラバラ見た目が粗雑フォントは1種類に統一
誤字脱字がある基本的な注意力が欠ける声に出して読み返す

採用担当者はここを見ている

  • 書類のフォーマットや読みやすさも「仕事の丁寧さ」として無意識に評価されている
  • 長すぎる職務経歴書は「情報の取捨選択ができない人」という判断につながることがある
  • 提出前に第三者に読んでもらうのが最も確実なチェック方法

こんな時どう書く?状況別の対処法

転職回数が多い場合

転職回数が多い場合、採用担当者が「またすぐ辞めるのでは」と感じることを防ぐ工夫が必要です。経歴の数を「失点」ではなく「スキルの積み上がり」として見せるのがポイントです。

  • 各社での「経験・スキルの積み上がり」がわかるように書く
  • 短期間での退職には、職務内容の後に括弧書きで理由を一言添える(例:「契約期間満了」「会社都合により退職」)
  • 職務要約で「複数社での経験を通じて〇〇のスキルを磨いてきました」と前向きな文脈にする

未経験職種への転職

「経験はないが、活かせるスキルと行動への意欲がある」ことを伝えるのがポイントです。異業種でも、業務の本質が重なるスキルは必ずあります。

NG例

「未経験ですが、やる気は人一倍あります。」→ やる気は評価対象にならない。「〇〇の知識を得るためにXX講座を受講済み」「〇〇資格を取得中(○月受験予定)」のように具体的な行動に変えてください。

空白期間がある場合

空白期間は隠す必要はありません。理由を正直に、かつ前向きに説明するのが正解です。空白期間を隠そうとして在籍期間をぼかすと、採用担当者の疑念を生むことになります。

採用担当者はここを見ている

  • 「家族の介護のため」「資格取得に専念するため」など理由を一言添えるだけで印象が大きく変わる
  • 空白期間中に学んだこと・取得した資格・ボランティア活動があれば必ず記載する
  • 1〜2ヶ月の短期ブランクは書類段階ではほぼ問題視されない
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まとめ

  • 職務経歴書は「自社で活躍できるか」を採用担当者に伝えるための書類。履歴書とは役割が異なる
  • 書く前にキャリアの棚卸しと「応募先に響く強みの絞り込み」を行ってから着手する
  • フォーマットは経歴に合わせて3種類から選ぶ。初めての人は編年体が無難
  • 職務要約・職務内容・自己PRはすべて「具体的な数字と成果」をセットにする
  • 枚数・フォント・誤字脱字も採用担当者の評価対象。A4・2枚以内で統一感を持たせる
  • 転職回数・未経験・ブランクがあっても、「前向きな説明」と「具体的な行動」で書類通過は十分可能

職務経歴書は、正しい型を身につければ誰でも書ける書類です。採用担当者に伝わる「具体性」と「成果の数字」を意識して、一つひとつの項目を丁寧に仕上げてください。

職務経歴書の書き方に関するよくある質問

職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

原則としてA4・2枚以内が適切です。経験が豊富な場合でも3枚を超えると「要点をまとめられない」という印象を与えるリスクがあります。各社での実績や担当業務を精査し、応募先に関係する情報を優先して2枚以内に収めるのが理想です。

新卒・第二新卒でも職務経歴書は必要ですか?

求人票や企業側の指示によります。新卒採用では提出不要のケースが多いですが、第二新卒(卒業後3年以内の転職)の場合は提出を求める企業も増えています。アルバイト・インターン経験のみであれば、その内容を記載して提出するケースもあります。応募要項で「職務経歴書」と明記されている場合は必ず提出してください。

手書きとPCのどちらで作成すべきですか?

職務経歴書はPC作成が標準です。手書きで作成しても問題はありませんが、修正・更新のしやすさや読みやすさの観点から、PCでのWord・Excel作成が一般的です。ただし企業から「手書きで提出してください」と指定があった場合はその指示に従ってください。

提出期限が迫っています。最低限書くべき項目は?

最低限押さえるべき項目は①タイトル・日付・氏名、②職務要約(200文字程度)、③職務内容と実績(担当業務・数字入りの成果)、④自己PR(強みとエピソードのセット)の4点です。まずこの4項目を完成させてから、余裕があればスキル・資格欄を充実させましょう。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

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