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職務経歴書はパソコンだけでOK|採用で落ちるNGと通る書き方

職務経歴書はパソコンだけでOK|採用で落ちるNGと通る書き方

この記事では、職務経歴書をパソコンだけで作成してよいかどうかを、採用担当者が実際に書類を評価する視点から解説します。パソコン作成が評価される理由と、書類選考で落とされるNGポイントも紹介します。

目次

職務経歴書はパソコンだけで作成してOK

結論から言います。職務経歴書はパソコンだけで作成して問題ありません。手書きが必須というルールは存在せず、企業から特に指定がない限り、パソコンで作成した書類を提出しても採用上のデメリットはありません。

手書きは必須ではない—採用担当者データが示す現実

職務経歴書の作成方法に法的・公的な規定はなく、様式は自由です。ハローワークが実施した採用担当者へのアンケートでは、「パソコン作成か手書きかにこだわらない」と答えた担当者が72%を占めています。また、中途採用の採用担当者を対象とした調査では、以下の結果が報告されています。

作成方法への評価割合
パソコン作成のほうが良い50.9%
どちらでも良い30.4%
手書きのほうが良い18.8%

採用担当者の8割以上が「パソコン作成で問題ない」という認識です。手書きを絶対視する採用担当者は少数派で、パソコン作成を選ぶことが書類選考で不利になることはありません

「パソコン=手を抜いている」は採用担当者に通用しない

手書きには「丁寧さや誠実さが伝わる」というイメージがあります。しかし転職の書類選考では事情が異なります。採用担当者が職務経歴書で最初に判断するのは、「あなたの経験とスキルが自社のポジションに合っているかどうか」です。

採用担当者はここを見ている

  • 職務経験の具体性:どんな業務をどれだけの規模でこなしてきたか
  • 実績の数値化:売上・件数・達成率などで成果が見えているか
  • 自社に活かせるスキル:求める職種・業務との一致度

手書きかパソコンかという作成方法は、上記の評価基準に影響しません。むしろパソコン作成のほうが情報を整理して伝えやすいため、採用担当者が内容を読み取りやすくなります。

採用担当者がパソコン作成を好む3つの理由

採用担当者の過半数がパソコン作成を支持する背景には、書類選考の現場から生まれた明確な理由があります。

①読みやすさが選考の第一関門を突破する

採用担当者は1回の採用活動で数十〜数百枚の書類を確認します。書類1枚あたりに使える時間は短く、まず「読みやすい書類かどうか」で内容を深く読むかどうかが決まります。

手書きの場合、字のサイズが大きくなりがちで、盛り込める情報量が少なくなります。パソコン作成であれば、フォントが統一され、見出しと本文が視覚的に整理された書類に仕上げやすく、採用担当者が内容を素早く把握できます。

②職歴が複数でも情報量を最大限に詰め込める

転職回数が複数回ある場合や、複数の業務・プロジェクトを担当した経験がある場合、手書きでは物理的に書ける量が限られます。

パソコン作成なら、フォントサイズや余白を調整しながら必要な情報をA4用紙2枚以内に収めることができます。「伝えたいことが全部書けない」という問題が解消され、採用担当者に届ける情報量を最大化できます。

③ビジネス文書の作成スキルそのものをアピールできる

多くのオフィス職・事務職・管理職では、ビジネス文書を作成するスキルが日常的に求められます。パソコンで整ったレイアウトの職務経歴書を提出することは、そのまま「業務でパソコンを使いこなせる」という証明になります。

採用担当者が職務経歴書を見るとき、文書の完成度からその人のビジネスリテラシーを判断するケースは少なくありません。内容だけでなく、書類の体裁そのものが評価対象になっています。

パソコンだけで職務経歴書を完成させる手順

「パソコンで作ることは決めたが、何から始めればいいかわからない」という場合は、以下の手順で進めると迷いません。

①ソフト・ツールを選ぶ(無料で問題ない)

職務経歴書の作成に専用ソフトは不要です。以下のいずれかで作成できます。

ツール特徴費用
Microsoft Word一般的なビジネス文書ソフト。テンプレートも豊富有料(Microsoft 365等)
Googleドキュメントブラウザで使える。Googleアカウントがあれば無料無料
転職サイトの作成ツールリクルートエージェント・doda等が無料で提供。テンプレートあり無料

Wordを持っていない場合はGoogleドキュメントで十分です。Googleアカウントがあれば無料で使えるうえ、PDF書き出しも1クリックで完了します。また、職務経歴書の自動作成ツールを使えば、入力内容をもとにレイアウトが整った書類が自動生成されるため、フォーマット設定に時間をかけたくない方にも向いています。

②テンプレートを使って構成を整える

ゼロから作成する必要はありません。大手転職サービス(リクルートエージェント・doda・マイナビ転職など)が無料でWordやPDF形式のテンプレートを提供しています。

テンプレートを選ぶ際は、以下の構成が含まれているものを選ぶと、必要な情報を網羅できます。

  • 職務要約(3〜5行で全体の経歴をまとめる)
  • 職務経歴詳細(会社名・在籍期間・業務内容・実績)
  • 保有資格・スキル(業務に関連するものを記載)
  • 自己PR(転職先で活かせる経験・強み)

③PDFに変換してから保存・提出する

作成が完了したら、必ずPDF形式に変換してから保存・提出します。WordやGoogleドキュメントのまま提出すると、相手の環境によってフォントが崩れたりレイアウトが変わったりするリスクがあります。

PDF変換の方法

  • Word:「ファイル」→「名前を付けて保存」→ファイル形式で「PDF」を選択
  • Googleドキュメント:「ファイル」→「ダウンロード」→「PDF形式(.pdf)」を選択
  • Mac:「プリント」ダイアログ→左下の「PDF」→「PDFとして保存」

メールで提出する場合はPDFが原則です。郵送・持参で提出する場合はA4で印刷します。自宅にプリンターがない場合は、セブン・ファミマ・ローソンなどコンビニのマルチコピー機でネットプリントを使って印刷できます。

採用担当者が落とすパソコン作成のNGポイント4つ

パソコンで作成したからといって自動的に評価されるわけではありません。採用担当者が書類選考で「読む気をなくす」と判断するNG例を4つ紹介します。

NG①フォントが統一されていない

複数のフォントが混在している書類は、視覚的にまとまりがなく読みにくい印象を与えます。テンプレートを使っていても、コピー&ペーストで文章を貼り付けると元のフォントが混入するケースがあります。

NG例

見出しだけゴシック体で、本文に明朝体とメイリオが混在している状態。コピペ後にフォント確認を怠ると起こりやすいミスです。採用担当者は「細部の気配りができない人」という印象を受けます。

改善策

本文は「MS 明朝」または「メイリオ」で統一し、サイズは10.5〜11ptを基本とします。見出しは同じフォントで太字・12〜14ptにするだけでメリハリが出ます。貼り付け後は必ず全選択してフォントを統一し直す習慣をつけてください。

なお、履歴書・職務経歴書に適したフォントの選び方については別記事で詳しく解説しています。

NG②余白が少なく情報を詰め込みすぎている

「1枚に収めなければ」という意識が強すぎると、余白を削って文字を詰め込んだレイアウトになりがちです。こうした書類は採用担当者が見た瞬間に「読む気をなくす」と感じることがあります。

上下左右の余白は最低20mm確保し、行間は1.2〜1.5程度に設定するのが目安です。採用担当者がファイリングするために左余白は特に十分に確保してください。「少し余白が多いかな」と感じるくらいがちょうど読みやすい書類になります。

NG③ページ数が3枚を超える

職務経歴書はA4用紙1〜2枚が標準で、内容が多い場合でも3枚以内に収めるのが原則です。4枚以上になると「要点を絞る能力がない」と判断されるリスクがあります。

ページ数が増えてしまう場合は、以下の方法で圧縮を検討します。

  • 応募ポジションとの関連性が低い業務は省略または簡略化する
  • 10年以上前の職歴は会社名・在籍期間・役職のみの記載に切り替える
  • 文章での説明を箇条書きに変換して行数を削減する

NG④Word形式のままメールで送付する

完成した職務経歴書をWordファイル(.docx)のまま提出するのは避けてください。採用担当者の環境によってフォントが崩れて、意図と異なるレイアウトになるリスクがあります。

採用担当者はここを見ている

  • 企業から指定がなければPDF形式での提出が基本マナー
  • PDFなら相手の環境に依存せずレイアウトが保持される
  • Wordでの提出は「提出マナーを知らない」と判断されることがある

採用担当者が通過させたくなるレイアウトの作り方

NGを避けることは最低条件です。同じパソコン作成でも書類選考の通過率に差がつく工夫を解説します。

見出しと本文でメリハリをつける

採用担当者が書類をスキャンするとき、最初に「見出し(会社名・職種・在籍期間)」を確認してから本文を読む流れがほとんどです。見出しが本文と視覚的に区別されていないと、どこから読むかわからない書類になります。

良い例

【株式会社〇〇】2020年4月〜2023年3月(3年)
営業部 法人営業担当
・新規顧客開拓 月平均10件(目標比120%達成)
・担当エリア年間売上 8,500万円(前年比115%)

NG例

株式会社〇〇で2020年4月から2023年3月まで3年間、営業部で法人営業を担当しました。新規顧客開拓を中心に業務を行い、売上向上に貢献しました。実績が数字で示されておらず、採用担当者が成果を判断できない。

実績は必ず数字で表現する

「売上向上に貢献した」「業務改善を行った」という表現は、採用担当者に「何がどれくらい改善されたのか」を伝えられません。パソコン作成の強みである「情報量の多さ」を活かすには、実績を数字で具体化することが必須です。

実績の数字が思い浮かばない場合は「規模感」で補えます。

  • 担当顧客数(例:法人顧客50社担当)
  • チームの規模(例:5名のチームをリードし〜)
  • 業務の頻度・量(例:月100件の問い合わせ対応)

応募先に関連する情報を1ページ目の上部に集める

採用担当者が職務経歴書を読む時間は限られています。採用ポジションと最も関連性が高い経験は、必ず1ページ目の上部に配置します。

職歴が多い場合も、志望する職種・業界との関連度が高い職歴を先に記載し、関連性が低い職歴は後半または簡略化するのが原則です。採用担当者が最初に目にする「職務要約」欄で、応募ポジションとのマッチ度を端的に伝えることが選考突破の第一歩です。

職務経歴書の各項目の書き方と採用担当者が落とす欠点については、別記事で詳しく解説しています。

まとめ

  • 職務経歴書はパソコンだけで作成して問題ない。採用担当者の8割以上が「PC作成で良い」と考えている
  • パソコン作成は読みやすさ・情報量・ビジネス能力のアピールという点で手書きを上回る
  • フォント混在・余白不足・4枚以上・Word形式送付の4つのNGを避けることが最低条件
  • 実績を数字化し、応募先に関連する経験を1ページ目上部に配置することで通過率が上がる

作成後に内容の品質が気になる場合は、転職エージェントによる職務経歴書の無料添削サービスの活用も選択肢の一つです。

職務経歴書のパソコン作成に関するよくある質問

職務経歴書はWord以外のソフトでも作成できますか?

Googleドキュメントや転職サイトのWeb作成ツールでも作成できます。Googleドキュメントはアカウントがあれば無料で利用でき、PDF書き出しも可能です。転職サービスのツールを使う方法もあり、テンプレートが用意されているため初めての方でも使いやすい選択肢です。

履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンというように作成方法を混在させてもいいですか?

作成方法は統一することが推奨されます。企業から指定がある場合はその指示に従い、指定がない場合は両方パソコン作成にするほうが一貫性があり、書類としてのまとまりが良い印象を与えます。ただし履歴書の手書き提出を指定されている場合は、職務経歴書のみパソコン作成にしても問題ありません。

自宅にプリンターがない場合、パソコンだけで職務経歴書を提出できますか?

メール提出の場合はPDFで完結できるため、プリンターは不要です。郵送・持参提出の場合はコンビニのネットプリントサービスを使えば印刷できます。セブン・ファミマ・ローソンのマルチコピー機で対応しており、スマホからも印刷手続きができます。

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この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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