この記事では、職務経歴書のWordテンプレートを無料でダウンロードできるサイトを比較し、形式の選び方と採用担当者に通じる書き方を解説します。テンプレートをDLしても「何を書けばいいかわからない」という状態を解消するために、採用担当者が30秒で判断する3か所に絞って具体的に説明します。
職務経歴書のWordテンプレートを無料でダウンロードできるサイト3選
職務経歴書のWordテンプレートは複数の転職サイトが無料公開しています。ダウンロード形式・対応職種数・収録フォーマット数が異なるため、自分の状況に合ったサイトを選ぶことが大切です。
| サイト | ファイル形式 | 職種別対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| doda | Word・Excel | 133職種 | 3形式すべてDL可。会員登録不要 |
| マイナビ転職 | Word・Excel | 97職種 | 形式選択ガイド付き。サンプル画像で確認可 |
| リクルートエージェント | Word | 職種別カスタマイズ版 | 書き方指示が組み込まれたテンプレート |
doda——3つの形式から選べて職種別見本が133種
dodaは「編年体形式」「逆編年体形式」「キャリア形式」の3つをWord・Excel両形式でDLできます。133職種の書き方見本も公開しており、自分の職種に近いサンプルを参照しながらテンプレートに書き込めます。会員登録なしでDL可能なため、とりあえず形式を確認したいときにも使いやすいです。
マイナビ転職——「どの形式にするか」に迷ったときの選び方ガイドが充実
マイナビ転職は「アピールしたい内容」「転職回数」「職種の幅」の3軸で使うべき形式を判断するガイドを掲載しています。97職種のテンプレートをWord形式でDLでき、視覚的なサンプル画像で仕上がりを確認してからダウンロードできます。どの形式を選べばよいかわからない場合はここから始めるのが手堅いです。
リクルートエージェント——書き方の指示が組み込まれた職種別テンプレート
リクルートエージェントは、職種ごとに「何を書くか」の指示があらかじめテンプレートに組み込まれたWordファイルを提供しています。営業・事務・ITエンジニアなど職種別に、各欄に何を入力すべきかが明示されているため、白紙から内容を考える手間が省けます。
なお、看護師の方に向けた職種特化のテンプレートについては、別途詳しく解説しています。

3つのWordテンプレート形式から自分に合うものを選ぶ方法
テンプレートのDL先を決めたら、次は「どの形式を使うか」を判断します。形式の選択を間違えると、伝えたい強みが採用担当者に届きにくくなります。
| 形式 | 向いている人 | 構成の特徴 |
|---|---|---|
| 逆編年体形式 | 直近の経験が最も重要な転職者 | 最新の職歴を先頭に記載。採用担当者が最初に読む |
| 編年体形式 | 職歴が長く経歴の流れを見せたい人 | 古い順に記載。一貫したキャリアパスが伝わりやすい |
| キャリア形式 | 専門スキルで勝負したい職種特化型・フリーランス | 職務内容・スキルごとにまとめる。異職種転換にも有効 |
転職活動では「逆編年体形式」が最も使われる理由
転職市場でのデファクトスタンダードは逆編年体形式です。採用担当者は書類を受け取ったとき、最初に「今この人は何をしているか」を確認します。逆編年体なら最新の職歴が先頭にくるため、直近の実績を最初に見てもらえます。
ただし、キャリアチェンジを目指している場合は話が変わります。直近の職歴が応募職種と関係が薄いケースでは、逆編年体では「なぜ転職するのか」が伝わりにくくなります。その場合はキャリア形式で「職務内容別」に整理し、志望職種に活かせるスキルを前面に出す構成が有効です。
採用担当者が30秒で判断する「3か所」を押さえる
採用担当者は1日に数十枚の職務経歴書を確認します。最初の30秒で「詳しく読むかどうか」を決めており、その判断に使われるのが以下の3か所です。
採用担当者はここを見ている
- ① 職務要約——冒頭の3〜5行で「誰か」が伝わるか
- ② 直近の職歴——何をして、どんな成果を出したか
- ③ 保有スキル・資格欄——実務で使えるスキルが記載されているか
①職務要約——80〜120字で「自分がどんな人か」を伝える
職務要約はテンプレートの最上部に配置される欄です。多くの応募者がここを「これまでの職歴を説明する場所」と誤解し、300文字を超えた長文を書きますが、採用担当者は流し読みします。
NG例
「新卒から5年間、食品メーカーの営業部に所属し、主に関東エリアの小売店向け営業を担当してまいりました。個人・チームの目標達成に向けて日々努力し、上司や同僚と協力しながら業務に取り組んでまいりました。」
良い例
「食品メーカーで5年間、関東エリア小売向け営業を担当。担当先60社の売上管理と新規開拓を主業務とし、2年連続で営業部門MVP(20人中1位)を受賞。」
良い例は「何をしていたか」「どんな成果か」が2文で完結しています。職務要約の目安は80〜120文字。200文字を超えると採用担当者の視線が職歴欄に移ってしまいます。
②直近の職歴——「担当しました」を数値に変換する
職歴欄に「営業業務を担当」「顧客対応を行いました」という記述が続く書類は、採用担当者が読み進めなくなります。業務内容の羅列ではなく、実績を数値で示すことが通過率を分けるポイントです。
| 書き換え前(NG) | 書き換え後(良い例) |
|---|---|
| 営業業務を担当しました | 月間新規開拓10件を担当、達成率120%を2年維持 |
| マネジメント業務を行いました | メンバー8名のチームリーダーとして予算3,000万円の案件管理 |
| 事務全般を担当していました | 見積書・請求書の作成を月150件処理、ミス率0%を2年継続 |
数値が出せない業務は「規模感」で代替できます。「チームの人数」「案件の予算」「対応エリア数」など、仕事の規模を示す情報を添えるだけで、採用担当者が業務のイメージをつかみやすくなります。
③保有スキル・資格欄——「持っている」ではなく「使える」を書く
スキル欄によく見られるのが「Word・Excel・PowerPoint」の3点セットです。応募者のほぼ全員が書くため、採用担当者の目には止まりません。
- NG: Word・Excel・PowerPoint使用可
- 良い例: Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル・マクロ作成経験あり)
- 良い例: Salesforce(日次入力・レポート作成・5年以上の実務経験)
「どのレベルで使えるか」「何年使ってきたか」を添えるだけで、同じスキルでも採用担当者の評価が変わります。応募先の職務内容と照らし合わせ、関連性が低いスキルは省いてコンパクトにまとめてください。
職務経歴書の作成に時間をかけたくない場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用する方法もあります。

テンプレートに書き込む前にやること——自己棚卸し3ステップ
テンプレートを開いてすぐ書き始めると、「業務内容の羅列」になりがちです。書く前に職歴を整理する3ステップを踏むことで、採用担当者に刺さる内容に変わります。
Step1:在籍した企業・期間・担当業務をすべて書き出す
まずWordとは別のメモに「いつからいつまで」「どんな企業で」「何を担当していたか」を箇条書きで出し切ります。アルバイトや副業も含めてすべて書き出してから、職務経歴書に載せるものを絞り込んでください。この段階では取捨選択せず、とにかく量を出すことが目的です。
Step2:業務内容を数値に変換する
書き出した業務内容の中で、数値に変換できるものをすべて変換します。「たくさん対応した」→「月100件」、「売上を伸ばした」→「前年比130%」のように具体化します。数値が出てこない業務は「チームの人数」「案件の予算」「対応エリア」など規模感を示す情報で代替できます。
Step3:志望職種との接点を3つ特定する
整理した職歴の中から、応募先の求人票に記載されているスキル・経験と重なるものを3つ選びます。その3点を職務要約と職歴欄の冒頭に配置することで、採用担当者が最初の30秒で「この人は求めている人材かもしれない」と判断できる書類になります。
WordがなくてもOK——Googleドキュメントで開く方法
Microsoft Wordを持っていない場合でも、Googleドキュメントを使えば無料でWordテンプレートを開いて編集できます。
- ① DLしたWordファイル(.docx)をGoogleドライブにアップロード
- ② ファイルを右クリック→「アプリで開く」→「Googleドキュメント」を選択
- ③ そのまま編集し、「ファイル→ダウンロード→Microsoft Word(.docx)」で保存
ただし、Googleドキュメントで開くと表のレイアウトが微妙にずれることがあります。提出前にWordが使える環境(学校・図書館・PCカフェ等)でレイアウトを最終確認するか、PDF形式に変換してから送付することを強く推奨します。PDF変換することで受信側の環境に左右されずレイアウトが崩れません。
職務経歴書の完成度に不安がある場合は、職務経歴書の有料添削サービスを利用する選択肢もあります。

まとめ
- 職務経歴書のWordテンプレートはdoda・マイナビ転職・リクルートエージェントから無料でDL可能
- 転職活動では逆編年体形式が最もスタンダード。キャリアチェンジにはキャリア形式が有効
- 採用担当者が30秒で見る3か所は「職務要約・直近職歴・スキル欄」
- 業務内容は数値や規模感に変換して記載する。「担当しました」だけでは情報量がゼロ
- WordがなくてもGoogleドキュメントで代用可。提出前はPDF変換を推奨
テンプレートはあくまで「枠」です。採用担当者が読みたくなる書類は、その枠に何を入れるかで決まります。
職務経歴書のWordテンプレートに関するよくある質問
- 職務経歴書のWordテンプレートはどのサイトからDLするのがおすすめですか?
-
転職活動全般には、3形式のテンプレートを133職種の書き方見本つきで提供しているdodaが使いやすいです。職種によってはマイナビ転職の形式選択ガイドを参考にすると、選択ミスを防げます。
- 職務経歴書はA4何枚が適切ですか?
-
職歴が浅い場合は1枚、職歴が3社以上ある場合は2枚が目安です。3枚以上になると採用担当者が読み切れないため、重要度が低い職歴は削るか要約してコンパクトにまとめてください。
- Wordのテンプレートをそのまま使っても問題ありませんか?
-
テンプレートのレイアウトはそのまま使って問題ありません。ただし提出前に、フォント・文字サイズが統一されているか、余白が均等かを確認してください。提出形式が指定されていない場合はPDFに変換して送ると、受信側の環境でレイアウトが崩れるリスクを防げます。
- 職務経歴書と履歴書は両方提出する必要がありますか?
-
多くの企業は両方の提出を求めます。履歴書は「基本情報・学歴・免許資格」を確認するための書類で、職務経歴書は「具体的な業務内容・実績・スキル」を確認する書類です。役割が異なるため、同じ内容を重複させるのではなく、それぞれの役割に特化した内容を書いてください。


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