この記事では、職務経歴書のExcelテンプレートを無料でダウンロードできるサイトと、採用担当者が書類選考で確認するポイントを解説します。フォーマットの種類・選び方、ExcelとWordどちらを使うべきかの答え、PDF変換して提出するまでの手順を網羅しています。
職務経歴書のExcelテンプレートを無料でダウンロードする方法
職務経歴書のExcelテンプレートは、転職サービスの運営サイトが無料で配布しています。ダウンロードして簡単に書き始められる形式から、職種別の記入例付きまで、目的に応じて選べます。
| サイト名 | ファイル形式 | 職種対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| doda | Word・Excel・PDF | あり(職種別) | 逆編年体式・キャリア式など4形式を用意。記入例付き |
| マイナビ転職 | Word・Excel | 97職種対応 | 職種別の書き方見本とテンプレートがセット |
| リクナビNEXT | Word・Excel | 110職種対応 | 最多職種数。逆編年体式・編年体式・キャリア式・スキルシート式を網羅 |
| ビズオーシャン | Word・Excel・PDF | なし(汎用) | シンプルな汎用テンプレートが多数。登録不要で即ダウンロード可能 |
はじめて職務経歴書を作成する場合は、マイナビ転職またはリクナビNEXTを選ぶと、自分の職種に合った書き方見本を参照しながら進められます。「とにかく簡単に書き始めたい」という場合はビズオーシャンのシンプルなテンプレートが使いやすいです。
職務経歴書のフォーマット4種類と選び方
Excelテンプレートには主に4つの形式があります。形式を間違えると採用担当者が読みにくくなるため、自分の経歴パターンと照らし合わせて選んでください。
| 形式 | 書き方の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 逆編年体式 | 直近の職歴から時系列を遡って書く | 転職回数が少ない・キャリアが一貫している人 |
| 編年体式 | 古い経歴から順番に書く | 新卒・第二新卒・経歴が段階的に成長している人 |
| キャリア式 | 業務内容・職種ごとにまとめて書く | 転職回数が多い・複数社で同じ業務をしてきた人 |
| スキルシート式 | プロジェクト・案件単位で書く | ITエンジニア・コンサルタント・フリーランス経験者 |
採用担当者はここを見ている
- 形式より中身:採用担当者が最初に気にするのは形式の正解不正解より、実績が数字で書かれているかどうかです
- 「逆編年体式」が最も読みやすい:転職回数が2回以下で同業界内の転職なら、逆編年体式が採用担当者にとって最も読みやすい形式です
- 形式を混在させない:ページごとに形式が混在していると「自分の経歴をどう整理していいかわかっていない人」という印象を与えます
書き方に迷う場合は、テンプレートをそのまま埋めるだけでなく、AIツールで下書きを作成してから内容を整える方法もあります。職務経歴書の自動作成ツールと組み合わせると、下書き作成の時間を大幅に短縮できます。

ExcelとWordどちらで職務経歴書を作るべきか
「Excelで作ったら採用担当者に失礼ではないか」という疑問はよく耳にします。結論として、採用担当者はExcelかWordかを特にこだわりません。ただし、提出方法に一つだけ条件があります。
採用担当者が職務経歴書を受け取る形式は、PDF形式がほとんどです。Word・Excelのまま送ると、開く環境によってレイアウトが崩れることがあります。受け取る側にとっても、編集できない状態のPDFのほうが管理しやすいのが実情です。
| 比較項目 | Excel | Word |
|---|---|---|
| 表・数値の整理 | ◎ 得意 | △ やや手間がかかる |
| 文章の書きやすさ | △ セルに書くので窮屈 | ◎ 流れが自然 |
| 印刷・PDF変換 | △ 印刷範囲の設定が必要 | ○ 比較的シンプル |
| 採用担当者の評価 | ○ 問題なし(PDF提出前提) | ○ 問題なし(PDF提出前提) |
普段からExcelを使い慣れているなら、無理にWordに変える必要はありません。最終的にPDF変換して提出すれば、採用担当者の目には同じ書類として映ります。
NG例
ExcelファイルをそのままEメールに添付して送る。受け取った採用担当者の環境によってセルの幅やフォントが崩れ、読みにくい書類になるリスクがあります。提出前には必ずPDF変換してください。
正しい手順
- ExcelまたはWordのテンプレートに記入する
- 印刷プレビューでレイアウトを確認する
- PDF形式に変換してから提出する
Excelテンプレートを使った職務経歴書の書き方
テンプレートをダウンロードしても、何を・どう書けばいいかで手が止まる人が多いです。採用担当者が書類を見る順序を知っておくと、書くべき内容の優先順位が明確になります。
職務要約(冒頭のプロフィール欄)の書き方
多くのテンプレートには冒頭に「職務要約」または「自己紹介」欄があります。ここは採用担当者が最初に目を通す部分で、3〜5行で経歴の全体像を伝える箇所です。
書くべき内容は、①業種・職種、②経験年数、③代表的な実績または強みの3点です。この3点が明確に書かれていると、採用担当者は残りのページを読む前に「どんな人材か」をつかめます。
良い例文
法人向けSaaSの営業として7年間勤務。新規開拓からカスタマーサクセスまで一貫して担当し、直近3年は年間売上目標を平均120%で達成。チームリーダーとして5名のマネジメント経験もあります。
NG例
これまで営業として長年働いてきました。お客様と真摯に向き合い、チームワークを大切にして業務に取り組んできました。実績も数字もなく、採用担当者にとって「どの応募者にも同じことが書いてある」と感じる典型的なNG例です。
職務経歴の書き方|採用担当者が30秒で判断する3か所
採用担当者が1枚の職務経歴書に目を通す時間は、最初のスクリーニングで30秒前後と言われています。この30秒で確認しているのは、次の3か所です。
採用担当者はここを見ている
- ①在籍期間・社名・役職:どの会社に何年いたか、どのポジションまで上がったかを最初に確認します
- ②実績・成果(数字):「売上前年比130%達成」「コスト20%削減」など数字があるかを確認します。数字のない実績は採用担当者には伝わりません
- ③自己PR・スキルまとめ:次のポジションで活かせる強みが書かれているかを確認します
業務内容の詳細(何の仕事をしていたか)は、書類選考通過後の面接準備段階で確認されます。つまり、最初のスクリーニングで評価されるのは「数字で示された実績」です。業務内容の箇条書きだけが並んでいる書類は、どれだけ丁寧に書いても差別化につながりません。
数字で書けるものは必ず書いてください。「担当顧客数100社」「月次レポート作成20件」のような規模感でも、何もないよりはるかに採用担当者の記憶に残ります。
自己PRの書き方
自己PRは「この人は次の仕事でどう活躍するか」を採用担当者に伝える欄です。強みを3つ並べるより、強みを1つに絞って具体的なエピソードで裏付ける方が印象に残ります。
構成は「強み(一文)→ 具体的なエピソード(2〜3文)→ 次の仕事への活用(一文)」の順で書くと採用担当者が読みやすくなります。エピソードに数字を入れられるなら必ず入れてください。
書類を自分で仕上げるのが難しい場合は、プロに添削を依頼する方法もあります。職務経歴書の有料添削サービスと無料の転職エージェント添削との違いを比較した記事も参考にしてください。

採用担当者が確認する職務経歴書のNG例
Excelテンプレートを使って作成した職務経歴書でも、書類選考の通過率を下げているパターンがあります。内容より先に「見た目・構成」で落とされているケースも少なくありません。
- セルの結合が多すぎてPDF変換後に崩れている:セルを結合して見た目を整えようとするとPDF変換で崩れやすくなります。テンプレートの元の構造をできるだけ維持してください
- 業務内容が抽象的な箇条書きだけ:「○○を担当」「○○を行う」のみで実績や規模感の数字が一切ない書類は、採用担当者の記憶に残りません
- 3ページ以上に及ぶ:職務経歴書はA4で2ページ以内が基本です。3ページを超えると「自分の経歴を整理できない人」という印象を与えます
- フォントサイズが小さすぎる:情報を詰め込もうとして9pt以下にすると、採用担当者がスキャンしたPDFで読めなくなります。本文は10.5〜11ptを守ってください
- ExcelファイルをそのままEメールで送付:必ずPDFに変換してから提出してください
採用担当者はここを見ている
- 最初の3秒でレイアウトを評価:崩れた書類はその時点で「提出前に自分で確認していない人」と判断されます
- ページ数は自己管理能力の指標:「2ページに収められない」は、情報の取捨選択が苦手と見られます。古い職歴は要約して削ってください
ExcelファイルをPDFに変換して提出する手順
職務経歴書が完成したら、PDF変換してから提出します。変換前に必ず印刷プレビューで全ページのレイアウトを確認してください。
Windowsでの変換方法
- Excelを開き、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択する
- 保存形式のプルダウンから「PDF (*.pdf)」を選択する
- 複数シートがある場合は「オプション」→ 印刷対象を「ブック全体」に設定する
- 「保存」をクリックしてPDFを生成する
Macでの変換方法
- Excelを開き、メニューから「ファイル」→「プリント」を選択する
- 画面左下の「PDF」をクリック→「PDFとして保存」を選択する
- 保存先とファイル名を設定して「保存」をクリックする
変換前に必ず確認すること
- 印刷プレビューで全ページが正しく表示されているか確認する
- 余計な空白ページが混入していないか確認する
- ファイル名は「氏名_職務経歴書.pdf」の形式が採用担当者にとってわかりやすい
職務経歴書の作成そのものを外部に委託したい場合は、無料の転職エージェントによるサポートを活用する方法があります。職務経歴書の代行サービスについては別記事で詳しくまとめています。

まとめ
- 職務経歴書のExcelテンプレートはdoda・マイナビ転職・リクナビNEXTなどで無料ダウンロードできる
- フォーマットは転職回数が少ない人には「逆編年体式」、転職回数が多い人には「キャリア式」が向いている
- ExcelとWordのどちらで作成しても問題ない。提出前に必ずPDF変換すること
- 採用担当者が30秒のスクリーニングで見るのは「在籍期間・数字で示した実績・自己PR」の3か所
- 書類はA4で2ページ以内に収め、フォントサイズは10.5〜11ptを守ること
テンプレートを使えば書類の形式は整います。採用担当者に通過させてもらえるかどうかは、数字を使った実績の書き方で決まります。
職務経歴書のExcelテンプレートに関するよくある質問
- ExcelとWordどちらで作成した職務経歴書が採用担当者に好印象ですか?
-
採用担当者の多くはExcelかWordかを特に気にしません。最終的にPDF変換して提出するため、開く環境に左右されないからです。普段使い慣れているほうで作成してください。
- 職務経歴書のExcelテンプレートはA4何枚が適切ですか?
-
A4で2ページ以内が基本です。経験が浅い場合は1ページでも問題ありません。3ページ以上になる場合は、古い職歴の業務内容を要約して削るか、スキルシートと職務経歴を分けて提出する方法があります。
- 職務経歴書でExcelのシートを複数枚使っていいですか?
-
使っても問題ありませんが、PDF変換時に全シートが正しく含まれているか必ず確認してください。複数シートの場合は「職務要約」「職務経歴」「スキル」の順に整理すると採用担当者が読みやすくなります。
- 転職回数が多い場合でもExcelテンプレートで対応できますか?
-
対応できます。転職回数が多い場合は「キャリア式」のテンプレートを選んでください。職歴ごとに記載すると行数が増えすぎるため、業務内容をカテゴリ別にまとめると2ページ以内に収まりやすくなります。


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