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柔道整復師の職務経歴書の書き方|採用担当者が見るポイントと例文

柔道整復師の職務経歴書の書き方|採用担当者が見るポイントと例文

この記事では、柔道整復師の職務経歴書の書き方を採用担当者の視点で解説します。職務要約の書き方・実績の数値化・院の種類別自己PR例文まで、書類選考を通過するために必要な情報をまとめています。

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目次

柔道整復師の職務経歴書と履歴書の違い

転職活動で提出を求められる書類には、履歴書と職務経歴書の2種類があります。履歴書は決まったフォーマットで学歴・職歴・資格などの基本情報を記載するものです。一方、職務経歴書はA4の自由形式で、業務の詳細・実績・スキルを自分でまとめる書類です。

柔道整復師の転職では、両方の提出を求める院が大半を占めます。履歴書だけでは伝えきれない「施術経験の具体的な内容」「院への貢献実績」を職務経歴書で補足することが、書類選考を通過する上で重要になります。

比較項目履歴書職務経歴書
フォーマット市販・指定書式A4・自由形式(PC作成)
主な記載内容学歴・職歴・資格・志望動機業務内容・実績・スキル・自己PR
役割個人の基本情報を伝える即戦力性・専門性を詳細に伝える
枚数1〜2枚(規定フォーマット)1〜2枚(A4・横書き)

医療法人や整骨院グループでは、履歴書と職務経歴書の両方を照合して書類選考を行うのが一般的です。医療法人への履歴書の書き方については別記事でも詳しく解説しています。

採用担当者が職務経歴書で確認している3つのこと

整骨院・接骨院の採用担当者が1人の応募書類を確認する時間は平均30〜60秒と言われています。この短時間で何を確認しているかを把握することが、採用される書類を作るための第一歩です。

採用担当者はここを見ている

  • 職務要約:「この人が何者か」を30秒で把握する最初の確認箇所。経験年数・専門分野・実績の3点が揃っているかを確認する
  • 実績・貢献の具体性:「担当業務」の羅列ではなく、院にどう貢献したかが数字や事例で示されているかを確認する
  • 自己PRと院のカラーの一致:スポーツ特化院であればスポーツ外傷経験、高齢者メインの院であればリハビリ実績が前面に出ているかを判断する

採用担当者が「会ってみたい」と思う書類は、「この人を採用すれば院がどう変わるか」がイメージできる書類です。施術技術の羅列ではなく、「経験 × 院への貢献」のセットで記載することを意識してください。

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職務経歴書の基本フォーマットと3つのルール

A4・1〜2枚・PC作成が基本

職務経歴書のフォーマットは以下が基本です。

  • 用紙サイズ:A4縦向き・横書き
  • 枚数:1〜2枚(経験が少ない場合は1枚でも可)
  • 作成方法:WordなどPCでの作成が原則(修正・カスタマイズが容易なため)
  • フォント:明朝体またはゴシック体・10〜11ptが目安

3枚以上になると採用担当者が読みきれないため、情報を絞り込むことが必要です。伝えたいことが多い場合は、応募先の院に関係が薄い経験を省くか、箇条書きでコンパクトにまとめてください。

書き方の形式(編年体・逆編年体・キャリア式)

職務経歴書には3つの書き方の形式があります。柔道整復師の転職では直近の経験が最も重視されるため、逆編年体が最も選ばれる形式です。

形式特徴使いどころ
編年体古い順に時系列で並べる経験年数が長く、着実なキャリアを見せたい場合
逆編年体最新の経歴から遡って記載直近の院での実績を最初にアピールしたい場合(転職活動では主流)
キャリア式職種・業務ごとに整理複数の院や施設でそれぞれ異なる専門分野を積んだ場合

職務経歴書に盛り込む必須7項目

項目記載内容
①タイトル・日付・氏名「職務経歴書」と明記し、作成日と氏名を記載する
②職務要約3〜5行で経験の概要・専門分野・主な実績をまとめる
③勤務先情報院名・所在地・院の規模(スタッフ数・患者数等)
④職務経歴在籍期間・担当業務・具体的な実績
⑤活かせる経験・スキル手技技術・保険請求・スタッフ育成など
⑥資格・免許柔道整復師免許、その他関連資格
⑦自己PR応募先の院のカラーに合わせてカスタマイズする

柔道整復師の職務経歴書 各項目の書き方

①職務要約(採用担当者が最初に読む最重要欄)

職務要約は採用担当者が書類を開いて最初に読む箇所です。A4全体の中で、この3〜5行(150〜200文字)が採用の可否に最も影響します。書き方の3原則は次の通りです。

  • 経験年数と主な専門分野を明示する(例:「整骨院での外傷対応に5年従事」)
  • 数値を1〜2個含める(例:「月間担当患者180名」「保険レセプト月350件処理」)
  • 応募院のカラーに合ったキーワードを入れる(スポーツ院ならスポーツ外傷・競技復帰、高齢者院なら機能訓練・リハビリ)

良い例文(職務要約)

整骨院での柔道整復師として5年の施術経験を持ちます。外傷処置(骨折・捻挫・打撲)を中心に、月平均180名の患者様を担当。保険請求業務にも精通しており、レセプト処理を月350件対応してきました。スポーツ系患者の施術比率が60%以上を占めており、スポーツ外傷に特化した技術を強みとしています。

NG例(職務要約)

柔道整復師として整骨院で勤務してきました。患者様のために一生懸命頑張ってきました。これからもより良い施術を提供できるよう努力していきたいと思います。

経験年数・専門性・実績のすべてが欠けており、採用担当者に「即戦力かどうか」の判断材料を与えられない典型的なNG例です。主観的な言葉は採用判断には機能しません。

②職務経歴(院・施設ごとの実績を記載する)

職務経歴は、勤務先ごとに「院の規模情報」「在籍期間」「担当業務」「実績・貢献内容」をセットで記載します。

採用担当者はここを見ている

  • 院の規模情報(スタッフ数・1日患者数・保険/自費比率)→ どんな環境で働いていたかがわかる
  • 担当業務の範囲(施術のみか、保険請求・スタッフ育成まで対応しているか)→ どこまで任されていたかを判断できる
  • 実績に数字があるか(担当患者数・レセプト件数・関わったスタッフ数)→ 即戦力としての根拠になる

以下の構成で、各勤務先ごとに記載します。

記載項目記載例
院名(規模)○○整骨院(スタッフ5名・1日患者数約40名)
在籍期間2019年4月〜2024年3月(5年間)
担当業務外傷処置・運動療法指導・保険請求業務・新人スタッフ育成
主な実績月間担当患者180名、保険レセプト月350件処理、新人2名の教育担当

③活かせる経験・スキル

施術技術だけでなく、保険請求・患者指導・スタッフ育成など、業務全体を通して身についたスキルを整理して記載します。応募院が即戦力として求める業務に対応できることを示すのが目的です。

スキル区分記載例
手技・施術技術骨折・脱臼の整復・固定、テーピング、超音波療法、干渉波電療
患者対応・指導問診・施術計画の立案、自宅ケア指導、再発予防指導
保険・事務業務柔整レセプト作成・請求管理、療養費の算定、レセプト電算対応
スタッフ育成新人施術者の指導担当、施術プロトコルの作成
その他牽引療法・温冷療法・電気治療、院内勉強会の企画・運営

柔道整復師免許以外に保有する資格(JATI認定トレーニング指導者、介護福祉士、鍼灸師など)があれば、スキル欄または資格欄に記載してください。柔道整復師の業務範囲を超える専門性を示すことで、競合する候補者との差別化になります。

④自己PR(応募先の院に合わせてカスタマイズする)

自己PRは「これまでの経験が、なぜ応募先の院でも活かせるのか」を伝える箇所です。4〜5行(200字前後)を目安に、次の流れで構成します。

  • 得意領域・実績(「○○を得意としており、○○に貢献してきた」)
  • その強みが応募先でも活かせる根拠(「貴院の○○という方針と自分の経験が合致している」)
  • 入職後の意欲・方向性(「貴院でさらに○○の技術を深めたい」)

「どの院にも使えるテンプレ自己PR」は採用担当者に見透かされ、通過率を大きく下げる原因になります。応募する院の求人票を読み込み、必ずカスタマイズしてください。

効率的に職務経歴書を作成・修正したい場合は、職務経歴書の自動作成ツールを活用すると、初稿の作成時間を大幅に短縮できます。

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院の種類別 自己PR例文集

自己PRは応募先の院の種類(整骨院・スポーツ院・病院)によって、前面に出すべき経験が変わります。以下の例文を参考に、自分の経験に合わせてアレンジしてください。

整骨院・接骨院への転職を希望する方向け

良い例文(整骨院・接骨院向け)

整骨院での勤務5年間で、外傷処置から保険請求業務まで幅広く担当してきました。腰痛・肩こりに対する運動療法指導を得意としており、施術後のセルフケア指導まで踏み込んだアプローチで患者様の再来率向上に貢献してきました。保険請求業務(月350件)も問題なく対応でき、貴院では即日から施術・請求の両面で動ける体制が整っています。

採用担当者はここを見ている

  • 「再来率への貢献」「即日から動ける」など院の経営に直結するキーワードは採用担当者の目に止まりやすい
  • 外傷処置と保険請求の両方に対応できることを明示すると、スタッフ数が少ない院ほど高評価になる

スポーツ特化院・スポーツクラブへの転職を希望する方向け

良い例文(スポーツ特化院・スポーツクラブ向け)

スポーツに特化した整骨院で3年間、アスリートの外傷処置・テーピング・競技復帰プログラムの立案を担当してきました。野球・サッカー・バスケットボールなど複数競技の選手を担当しており、競技特性に応じた施術計画を立てられることが強みです。選手のコンディション管理を重視している貴院の方針に共感しており、競技復帰から再発予防まで一貫してサポートできると考えています。

病院・クリニックへの転職を希望する方向け

良い例文(病院・クリニック向け)

整形外科クリニックのリハビリ科で4年間、術後患者の機能回復支援に従事してきました。医師・理学療法士と連携した施術計画の立案と実施を担当しており、チーム医療の環境での業務に慣れています。地域医療に根ざした診療を行っている貴院でも、医療連携の視点を持った患者対応で貢献できると考えています。

これをやると落とされる:よくあるNG例と改善策

採用担当者の目に止まらない、あるいは印象を下げる書き方には共通のパターンがあります。以下の5つを確認し、提出前に修正してください。

NGパターンなぜ落とされるか改善策
「患者様のために頑張ってきました」主観的すぎて、採用担当者の判断材料にならない「何を・どれだけ・どんな成果を出したか」を具体化する
職務経歴が「外傷処置全般」だけ専門性も貢献度も伝わらない施術の種類・担当患者層・担当規模を記載する
自己PRが3行以下採用担当者への情報量が不足し、印象に残らない4〜5行(200字前後)で応募先との接点を伝える
全院に同じ内容の自己PR「うちの院に合うか」の判断ができないスポーツ院・高齢者院・保険メイン院でアピールポイントを使い分ける
誤字・脱字がある丁寧さ・信頼性への疑問につながる(医療系では特に厳しく見られる)提出前に2回以上確認し、第三者のチェックも活用する

提出前に一度、自分の書類を「採用担当者の目線」で読み直してみてください。「この人を採用したら院がどう変わるか」がイメージできる書類になっているかが、最終的な判断基準です。

自信が持てない場合は、職務経歴書の添削サービスを利用して、プロの目線でチェックしてもらうことも選択肢の一つです。

こんな時どう書く?困った場面の対処法

転職回数が多い場合(3回以上)

転職回数が多いこと自体は、書類選考で即落とされる理由にはなりません。採用担当者が気にするのは「なぜ短期で辞めたか」「次の院でも定着するか」という2点です。

  • 各職場での「習得したこと・貢献したこと」を明記し、ステップアップとして説明する
  • 「スポーツ外傷 → 高齢者リハビリ → 自費施術」など、専門性の幅を広げてきたキャリアとして提示できると強い
  • 閉院・院の業態変更・雇用形態変更など外的要因による退職の場合は、簡潔にその旨を記載する

院の実績数字が出せない場合

現在の院の患者数や売上を開示できないケースもあります。その場合は「役割の大きさ」と「対応できる業務の範囲」で表現するのが有効です。

数字が出せない場合の例文

スタッフ5名の整骨院で、施術担当の中心として従事してきました。保険請求業務・新人スタッフの指導も含め、院の運営全般に携わる立場で経験を積んできました。即日から施術・請求・スタッフ対応の三つを一人でこなせる体制が整っています。

経験年数が短い(1〜2年目)の場合

経験が浅い場合は「学ぶ速度」と「実践できている内容の具体性」で他の候補者と差をつけることが基本方針です。

  • 在学中のインターン・実習経験は「実習」と明記した上で記載してよい
  • 短期間でも習得した施術の種類・処置の範囲を具体的に列挙する
  • 勉強会・外部セミナーの参加実績は「向上意欲の証明」として自己PR欄で活用できる

経験が浅い段階での転職では、自己PRに「なぜこの院でなければならないか」を記載することが他の応募者との最大の差別化ポイントになります。院の理念・得意な施術領域に共感している具体的な根拠を示してください。

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まとめ

  • 職務経歴書は採用担当者が「即戦力かどうか」を判断するための最重要書類。履歴書だけでは伝えきれない専門性・実績・強みを補足する
  • 職務要約(3〜5行)で「経験年数・専門分野・数値実績」の3点を明示することが書類通過率を左右する
  • 実績は数字で表現し、転職先の院のカラー(スポーツ/高齢者/自費)に合わせた自己PRに仕上げることが必須
  • 転職回数が多い・数字が出せない・経験が浅いケースにも、それぞれ対応できる書き方がある

書類の完成度に不安が残る場合は、転職エージェントや添削サービスの活用も選択肢の一つです。職務経歴書の代行サービスを使えば、プロが書いた書類をもとに転職活動をスタートできます。

柔道整復師の職務経歴書に関するよくある質問

柔道整復師の職務経歴書はA4何枚が適切ですか?

1〜2枚が基本です。経験年数が3年未満の場合は1枚でまとめ、複数の勤務先がある場合は2枚以内を目安にしてください。3枚以上になると採用担当者が読みきれないため、応募院との関連が薄い情報を省いて絞り込む必要があります。

新卒・国家試験合格直後でも職務経歴書は必要ですか?

整骨院への新卒採用では、職務経歴書を求めない院も多いです。ただし、在学中のインターン・ボランティア実習・アルバイト経験があれば、「実習」と明記した上で作成することで意欲のアピールになります。求人票に「職務経歴書不要」とない場合は、念のため用意しておくことをお勧めします。

保険請求件数や患者数などの院の内部情報を書いていいですか?

自分が担当した件数・患者数など、自身の業務範囲に関わる数字は記載して構いません。ただし、院の総売上・他のスタッフの業績など機密に関わる可能性がある情報は避けてください。迷う場合は「スタッフ5名の院で施術・請求を担当」のように、規模感を伝える表現に言い換えることで対応できます。

職務経歴書と履歴書の志望動機が同じ内容になっても大丈夫ですか?

職歴の概要が重複するのは問題ありません。ただし職務経歴書では、履歴書に書けなかった「業務の詳細」「実績・貢献内容」「スキルの具体性」を補足することが目的です。志望動機の文章をそのままコピーするのは避け、職務経歴書では経験と実績に紙面を使ってください。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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