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不動産営業の職務経歴書|採用担当者が落とすNG例と通る書き方

不動産営業の職務経歴書|採用担当者が落とすNG例と通る書き方

この記事では、不動産営業の職務経歴書で採用担当者が最初にチェックする3つのポイントと、よくある失敗パターンの改善方法を解説します。売買仲介・賃貸仲介・マネジメント経験者の状況別例文も合わせて紹介するので、書き方に迷っている方はそのまま活用できます。

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目次

不動産営業の職務経歴書で採用担当者が最初に確認する3つのポイント

書類選考の現場では、採用担当者は1枚の職務経歴書を30秒〜1分程度で判断します。「読んでもらえる職務経歴書」を作るには、採用担当者が真っ先に目を向ける箇所を押さえることが先決です。

採用担当者はここを見ている

  • 物件の種類(売買か賃貸か、住宅か商業用か)と担当顧客の属性
  • 具体的な数字が入っているかどうか(件数・金額・達成率)
  • 経歴の一貫性(なぜ今の会社にいて、なぜ転職するのかが読み取れるか)

①物件の種類と担当顧客を具体的に記す

不動産営業で採用担当者が最初に確認するのは、「どの領域で経験を積んできたのか」です。不動産業は売買仲介・賃貸仲介・開発・管理・投資など業態が多岐にわたり、同じ「不動産営業」でも求められるスキルは業態によって大きく異なります

「不動産営業として7年勤務」と書いても、それが「新築マンションの個人向け販売」なのか「商業ビルの法人向けリースアップ」なのかで、採用担当者の評価は変わります。物件の種類・担当エリア・取引形態(売買か賃貸か)・顧客属性(個人か法人か)を必ず明記してください。

②実績は数字で示す(「売れました」は採用担当者に伝わらない)

不動産営業は数字で動く仕事です。「一生懸命営業しました」「お客様から喜ばれました」という表現は、採用担当者の目に止まりません。具体的には次のような数字の入れ方が有効です。

  • 年間成約件数(例:年間48件、在籍3年間の平均)
  • 売上規模(例:累計売上2億4,000万円)
  • 予算達成率(例:月次目標を3年連続100%以上達成)
  • チーム内順位や表彰実績(例:30名中上位3位以内を2年連続維持)

「数字が出せない」「実績が悪かった」と感じても、「入社当初の件数が業界平均以下だったが、2年後に月間目標を安定して超えるまで成長した」という経緯も立派な実績です。数字のない職務経歴書は、採用担当者に判断する材料を与えられません

③キャリアの文脈が読み取れるか

30秒で書類を流し読みする採用担当者が次に確認するのは、「なぜ今の会社にいて、なぜ転職するのか」という文脈です。職歴欄が事実の羅列になっていると、ここが読み取れません。

職務要約(後述)で「自分がどのようなキャリアを歩んできて、今何ができるか」を先に伝えておくと、その後の職歴欄が”証拠”として機能します。逆に職務要約が抜けていたり、職歴欄が「○○会社に在籍、業務内容は〜」だけで終わっていたりすると、採用担当者は判断材料がなく、通過させる根拠を見いだせません。

不動産営業の職務経歴書の基本構成と書き方

職務要約:3〜4行で「規模感とスキル」を先に伝える

職務要約は職務経歴書の先頭に置く、自分の「サマリー」です。採用担当者がここで内容を理解できなければ、続きは読んでもらえません。3〜4行で以下の要素を盛り込みます。

  • 業界・職種の経験年数(例:不動産業界での営業歴7年)
  • 扱ってきた物件・顧客の属性
  • 代表的な実績(数字付き)
  • 自分の強みまたはマネジメント経験

職務要約の記述例

不動産業界で7年間、主に首都圏の新築マンション売買仲介に携わりました。個人客向けの営業を中心に、年間平均42件・売上1億8,000万円の成績を維持。後半4年はチームリーダーとして6名のマネジメントを担当し、チーム売上を前年比130%に引き上げました。

職務経歴(業務内容):物件・顧客・業務の3軸で記す

職務経歴欄は「いつ・どの会社で・何をしたか」を書きます。重要なのは事実の羅列に終始しないことです。「物件の種類」「顧客層」「自分の担当業務(何を担ったか)」の3軸を明記することで、採用担当者が即座にイメージできる記述になります。

項目記載内容の例(売買仲介の場合)
在籍期間2019年4月〜2024年3月(5年間)
物件種別新築マンション・中古戸建(首都圏エリア)
顧客属性主に一次取得層・30〜40代の個人客
担当業務来場対応・物件説明・資金計画の提案・契約手続き・引き渡し後フォロー
特記事項年間成約件数45件(部署内最高記録更新)、売上2億円超

実績・成果:数字と「文脈」をセットで記す

実績欄でよく見られる失敗は、数字だけを並べることです。「年間50件成約」と書いても、その会社の平均が60件なら普通の成績ですし、平均が20件なら驚異的な成績です。採用担当者に正確に伝えるには、数字に「文脈」を添えます。

  • 「部署30名中3位」(チーム内の順位)
  • 「入社1年目にして月間目標を初達成、以降3年連続で100%超」(成長のストーリー)
  • 「紹介案件が月間契約の40%を占める(チーム平均10%)」(独自の強み)
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【例文付き】状況別・不動産営業の職務経歴書サンプル

自分の状況に合った例文を選べるよう、3つのパターンで紹介します。職務要約の部分だけでも参考にすれば、採用担当者に伝わる書き出しが作れます。

例文①売買仲介営業(経験4年・初転職)

良い例(職務要約)

不動産業界で4年間、首都圏の新築マンション売買仲介に携わりました。年間平均38件・売上1億5,000万円を達成しており、主に一次取得層の個人客への提案から契約・引き渡しまでを一貫して担当しています。ヒアリング力と資金計画の提案を強みとしており、紹介案件が月間成約の25%を占めています。

NG例(よくある失敗)

不動産会社に4年間勤務し、マンションの営業をしていました。物件種別・エリア・顧客属性が不明で、実績が数字でなく感覚的な表現に終わっているのが落とされる原因です。採用担当者は「どの規模の営業ができるのか」を判断する材料がありません。

例文②賃貸仲介営業(経験3年)

良い例(職務要約)

賃貸仲介営業として3年間、都内を中心に年間200件以上の契約を担当しました。学生・社会人の単身入居者から家族向けの広めの物件まで幅広い層に対応。繁忙期(1〜3月)には1日複数件の成約を継続的に達成しており、反響営業と来店対応の両方で実績を積んできました。

賃貸仲介は成約件数が売買より多くなるため、繁忙期の件数・対応した顧客層の幅・反響率などを具体的に書くと差がつきます。また、管理業務(更新・解約・クレーム対応)も担当した場合は、別途「付随業務」として記載すると経験の幅を示せます。

例文③マネジメント経験あり(経験7年)

良い例(職務要約)

不動産業界で7年間、売買仲介と賃貸管理の両方を経験しました。営業担当として4年間、年間平均45件の成約実績を上げた後、チームリーダーに就任。現在は6名のメンバーをマネジメントしながら、採用・育成・目標管理も担当しています。チームの成約件数は前年比135%まで引き上げました。

マネジメント経験のある方は、個人実績に加えてチーム実績と育成実績を必ず記載します。採用担当者は「プレイヤーとしての実績」と「組織貢献の実績」を別々に評価します。どちらも欠けていると、管理職候補として判断されにくくなります。

採用担当者が「落とす」よくある失敗パターン

失敗①実績が「感覚的な表現」で終わっている

「お客様から喜ばれました」「積極的に営業しました」という表現は、採用担当者には何も伝わりません。比較できる数字がないと、どの程度の実力なのかを判断する根拠がなく、不採用になります。

NG例と改善例の比較

NG例改善例
積極的に営業活動を行い、売上に貢献しました月間平均12件のアポイントを獲得し、成約率35%を維持。年間売上は1億2,000万円に達しました
お客様のニーズに応えてきました顧客の資金計画に合わせた物件提案を行い、平均商談期間を3ヶ月から1.5ヶ月に短縮しました

失敗②物件種別・顧客属性が書いていない

「不動産営業をしていました」では、採用担当者は経験の中身を判断できません。転職先が「賃貸仲介専業」なら、売買仲介の経験ばかり書かれていても即戦力として評価しにくいからです。同じ「売買仲介」でも、「新築マンション・個人客」と「中古戸建・投資家客」では商談スタイルが大きく異なります。

自分が経験してきた物件の種類・エリア・顧客層は、職歴欄の最初に必ず明記してください。これがないと、採用担当者はあなたの経験を「過去に何かやっていた人」としか理解できません。

失敗③転職理由と経歴の文脈が矛盾している

採用担当者が懸念するのは「この人はまた同じ理由で辞めるのではないか」という点です。職務経歴書の記述と志望動機が噛み合っていない場合、面接の機会すら与えられないことがあります。

特に注意が必要なのは、実績が好調なのに転職を希望するケースです。「年間50件の成約」と書きながら「より幅広い物件を扱える環境を求めて」と書けば一貫性があります。しかし「人間関係が悪かったから」「給与が低いから」だけでは、採用担当者は「この会社でも同じことが起きるリスク」を感じます。

職務経歴書の段階で転職理由を書く必要はありませんが、職歴全体のストーリーが「なぜ次のステップに進みたいか」を自然に示す構成になっていることが重要です。

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こんなケースはどう書く?状況別アドバイス

実績が伸びなかった時期がある場合

不動産業界には市況の影響があります。採用担当者は数字の大きさだけでなく「変化の理由」を見ています。実績が落ちた時期があっても、隠すより文脈で補う方が評価されます。

文脈で補う記述例

「市況の下落期に当たった2年間(2022〜2023年)は成約件数が前年比70%に落ち込んだが、この期間に顧客管理の仕組みを整備。翌年の回復期にチーム内最多の年間45件を達成した。」

「数字が低いから書けない」と空欄にしてしまうのが最大のNGです。採用担当者は「隠している何かがある」と判断します。低い数字でも、変動の理由と改善の軌跡を添えれば誠実さと思考力を同時にアピールできます。

転職回数が多い・ブランクがある場合

転職回数が多い場合は、各社での在籍期間と「次にステップアップした理由」を明記することが重要です。「○年ごとに物件種別を変えることで、幅広い不動産領域での営業スキルを習得してきた」という文脈に整えると、プラスの評価を得やすくなります。

ブランク期間については「家族の介護」「自身の体調管理」などのやむを得ない理由なら正直に書いて問題ありません。書かないまま面接に進む方が「何か問題があるのでは」という疑念を持たれます。ブランク中に取得した資格や自己研鑽があれば、それも記載します。

他業種から不動産営業への転職の場合

不動産業界未経験の場合、職務経歴書の重点は「前職で培ったスキルが不動産営業でどう活きるか」の接続です。「異業種から転職しました」という事実より、「前職の○○という経験が、不動産営業の○○場面で直接活きます」と書く方が採用担当者の想像力を刺激します。

前職不動産営業への接続ポイント
保険営業高額商材の販売経験・リスク説明力・長期的な信頼関係の構築
銀行員資金計画の提案力・金融知識・法人クライアントとの折衝経験
飲食・接客業高いホスピタリティ・来場者への対応力・クレーム処理の経験
ITエンジニア物件管理システムへの理解・数値分析力・提案資料の精度

職務経歴書の執筆に自信がない場合は、転職エージェントに相談すると職務経歴書の作成サポートを無料で受けられます。また、職務経歴書の代行サービスを活用する方法もあります。

また、AIを活用して職務経歴書の下書きを効率的に作りたい場合は、職務経歴書の自動作成ツールも参考にしてください。

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まとめ

  • 不動産営業の職務経歴書では、物件種別・顧客層・実績を数字で記すことが最優先。「売れました」では採用担当者に判断材料を与えられない
  • 採用担当者は書類を30秒で見る。職務要約で「どの規模・どの領域の営業ができるか」を先に伝えると、その後の職歴欄が証拠として機能する
  • 実績の「数字」と「文脈(なぜその結果になったか)」をセットで記す。数字だけでは相場観が伝わらず、文脈だけでは証拠がない
  • 実績が低かった時期・転職回数が多い場合も、変化の理由と改善の軌跡で補えば誠実さと思考力を同時にアピールできる

書類選考を突破するための職務経歴書は、「読んでもらえる構成」と「判断できる数字」の2点が核心です。物件種別・顧客属性・実績の3軸を揃えた上で、採用担当者が転職後のあなたのポジションをイメージできる内容に仕上げてください。

不動産営業の職務経歴書に関するよくある質問

職務経歴書は手書きとPC作成、どちらが良いですか?

不動産業界の中途採用では、職務経歴書はPC作成が一般的です。情報量が多くなる職務経歴書は手書きだと読みにくくなるため、特別な指定がない限りWordやGoogleドキュメントで作成することをおすすめします。A4サイズ・11ptフォントが標準です。

職務経歴書の適切なページ数は?

A4サイズで1〜2枚が基本です。経験が浅い場合は1枚、転職経験が複数ある・マネジメント経験がある場合は2枚以内にまとめます。3枚以上になると採用担当者に読んでもらいにくくなるため、重要度の低い情報は省略して構いません。

宅地建物取引士(宅建士)の資格は必ず記載すべきですか?

保有している場合は必ず資格欄に明記してください。不動産業界では重要な資格であり、記載がないと採用担当者に「保有していない」と判断されます。試験合格後に免許登録中の場合は「登録申請中」、受験済みで結果待ちの場合は「○年○月合格(登録手続き中)」と記載します。

キャリアアドバイザー 髙橋承輝 監修者
髙橋承輝
キャリアアドバイザー|履歴書・職務経歴書監修

人材紹介業界で5年間、キャリアアドバイザーとして数百名以上の転職支援に従事。面談を通じて求職者一人ひとりの経験やスキルを丁寧にヒアリングし、それぞれの強みが伝わる履歴書・職務経歴書の作成を数多くサポートしてきました。

この記事を書いた人

30,000名以上の転職支援実績を持つ株式会社レクリー(厚生労働大臣 許可番号 13-ユ-312147)が運営するキャリア情報メディア。
「一人ひとりの転機に、確かな選択肢を」をコンセプトに、全業界・全職種を網羅したエージェント比較や、キャリア形成に役立つ実用的な情報を発信しています。

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