この記事では、準中型免許(5t限定を含む)を履歴書の免許・資格欄に正しく書く方法を解説します。正式名称は免許を取得した時期によって3パターンあり、間違えると採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。記入例・よくある間違い・複数免許保有時の書き方まで網羅して解説します。
準中型免許の正式名称と書き方の基本
2017年の法改正で準中型免許が新設された
2017年3月12日の道路交通法改正により、「準中型免許」が新たに設けられました。それ以前は普通免許・中型免許・大型免許の3区分でしたが、準中型免許が加わったことで、免許の正式名称が取得時期によって異なるケースが生まれています。
現在「準中型免許を持っている」と言える人には、大きく3つのパターンがあります。
- 2017年3月12日以降に新規取得: 準中型自動車第一種運転免許(無限定)
- 2007年6月2日〜2017年3月11日に普通免許取得: 現在は5t限定の準中型免許として扱われる
- 2007年6月1日以前に普通免許取得: 現在は8t限定の中型免許として扱われる(準中型ではない)
免許証の条件欄と種類欄を必ず確認してから履歴書に記入してください。
正式名称は「準中型自動車第一種運転免許」
履歴書の免許・資格欄では免許証に記載された正式名称をそのまま書くことが原則です。「準中型」「準中型免許」といった略称は使いません。
また、免許の取得年月日は免許証の「取得」欄に記載されている日付を使います。初回取得日と更新日を混同しないように注意してください。
採用担当者はここを見ている
- 正式名称かどうか: 略称で書いてある履歴書は「確認が雑な人」という印象につながる
- 5t限定かどうか: 物流・建設業では扱う車両によっては5t限定では対応できない場合があり、選考基準になることがある
- 取得年月: 免許取得から何年経つかで、運転経験の目安を判断している
【取得時期別】準中型免許の正しい書き方と記入例
準中型免許の書き方は、いつ免許を取得したかによって正式名称が変わります。以下の3パターンを自分の免許証と照らし合わせて確認してください。
2017年3月12日以降に取得した場合(新・準中型免許)
2017年3月12日以降に自動車学校で準中型免許を新規取得した場合、正式名称は「準中型自動車第一種運転免許」です。免許証の「種類」欄に「準中型」と記載されており、条件欄に特に限定の記載がなければ無限定の準中型免許を意味します。
良い書き方(2017年3月12日以降取得)
令和〇年 〇月 準中型自動車第一種運転免許 取得
NG例
令和〇年 〇月 準中型免許 取得
「準中型免許」は略称です。「準中型自動車第一種運転免許」と正式名称で記載してください。
2007年6月2日〜2017年3月11日に取得した場合(5t限定)
この時期に普通免許を取得した方は、2017年の法改正後に免許証を更新すると条件欄に「準中型車は準中型(5t)に限る」という記載が追加されます。この場合の正式名称は「準中型自動車第一種運転免許(5t限定)」です。
免許証の「種類」欄には「準中」と記載されているはずです。免許証を確認して、条件欄の内容も含めて正確に書きましょう。
良い書き方(5t限定の場合)
平成〇年 〇月 準中型自動車第一種運転免許(5t限定) 取得
NG例
平成〇年 〇月 普通自動車第一種運転免許 取得
法改正後の更新済み免許は「普通」ではなく「準中型(5t限定)」として扱われます。現在の免許証の記載に合わせて書くのが正しい方法です。
2007年6月1日以前に取得した場合(8t限定・参考)
2007年6月1日以前に普通免許を取得した方は、現在の区分では「中型自動車第一種運転免許(8t限定)」として扱われます。これは準中型ではなく中型免許の区分です。免許証の条件欄に「中型車は中型(8t)に限る」と記載されているはずです。
良い書き方(8t限定の場合)
平成〇年 〇月 中型自動車第一種運転免許(8t限定) 取得
以下の表で自分の免許取得時期と正式名称を確認してください。
| 取得時期 | 現在の区分 | 履歴書の正式名称 |
|---|---|---|
| 2017年3月12日以降 | 準中型(無限定) | 準中型自動車第一種運転免許 |
| 2007年6月2日〜2017年3月11日 | 準中型(5t限定) | 準中型自動車第一種運転免許(5t限定) |
| 2007年6月1日以前 | 中型(8t限定) | 中型自動車第一種運転免許(8t限定) |
AT限定・複数免許を持っている場合の書き方
AT限定準中型免許の書き方
AT限定の準中型免許を取得している場合は、条件として「AT限定」であることを正確に記載します。正式名称は「準中型自動車第一種運転免許(AT限定)」です。AT限定かどうかは免許証の条件欄に記載されているので、確認してから書きましょう。
AT限定準中型免許の書き方例
令和〇年 〇月 準中型自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
なお、AT限定の準中型免許は、マニュアル車(MT車)を運転することができません。応募する仕事でMT車の運転が求められる場合は、AT限定解除の取得も検討してください。
複数の免許を持っている場合の書き順
複数の運転免許を所有している場合は、取得した時期が古いものから順に書くのが基本ルールです。準中型免許と普通二輪免許を両方持っている場合は、先に取得した方を先に記載します。
複数免許の書き方例
平成〇年 〇月 準中型自動車第一種運転免許(5t限定) 取得
令和〇年 〇月 普通自動二輪車免許 取得
また、応募する仕事と関係のない免許も記載してOKです。むしろ、持っている免許は漏れなく書いた方が「管理能力がある」「主体的に資格を取得してきた」という印象を与えられます。
準中型免許の書き方でよくある間違いとNG例
実際の採用書類でよく見かける間違いを整理しました。チェックリスト代わりに活用してください。
NG例1:略称で書いてしまう
「準中型免許」→ 正しくは「準中型自動車第一種運転免許」
日常会話では「準中型免許」と呼びますが、履歴書は正式名称で書く必要があります。
NG例2:法改正前の名称で書いてしまう
2007年〜2017年の間に取得した方が「普通自動車第一種運転免許」と書くのは誤り。
現在の免許証に記載されている区分(準中型〔5t限定〕)で書くのが正しい方法です。免許証を確認せずに記憶で書くと間違える可能性があります。
NG例3:5t限定の条件を書き忘れる
5t限定の準中型免許を「準中型自動車第一種運転免許」とだけ書くのはNG。
(5t限定)の記載がないと無限定の準中型免許を持っていると誤認される可能性があります。物流・建設系の職場では実務上の差が出るため、正確に記載することが必要です。
NG例4:和暦と西暦を混在させる
学歴欄は「令和」なのに、免許取得欄だけ「2021年」と西暦で書くのはNG。
履歴書全体で和暦か西暦のどちらかに統一してください。混在は「不注意な人」という印象につながります。
採用担当者はここを見ている
- 「5t限定」の記載があるかどうかで、扱える車両のサイズが変わるため、物流・建設業界では書類段階で確認している担当者が多い
- 条件欄の記載漏れは「免許証をきちんと確認していない」という印象を与えかねない
- 免許取得年月から実際の運転経験年数を推定して、業務適性の参考にするケースがある
準中型免許が必要な仕事に応募する際の注意点
5t限定では乗れない車がある
無限定の準中型免許(2017年3月12日以降の新規取得)と5t限定の準中型免許では、運転できる車両の範囲が異なります。
| 区分 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
|---|---|---|---|
| 準中型(無限定) | 7.5t未満 | 4.5t未満 | 10人以下 |
| 準中型(5t限定) | 5.0t未満 | 3.0t未満 | 10人以下 |
たとえば、宅配便で使われる2t〜3tトラックは5t限定でも運転できますが、一部の中型トラック(4t前後)は5t限定では運転できない場合があります。応募先の会社で使用している車両を事前に確認しておくと安心です。
物流・建設業界では免許欄で書類落ちがある
物流・建設業界では、使用する車両の種類によって必要な免許区分が異なります。求人票に「準中型免許必須(5t限定可)」「準中型免許(5t限定不可)」のように明記されているケースもあります。
履歴書に「5t限定」の記載を省略してしまうと、無限定の準中型免許を持っていると誤解されたまま採用が進むことがあります。入社後に車両を運転できないことが発覚すると、双方にとって困る結果になります。5t限定であれば正直に記載するのが、長期的に見ても賢明な判断です。
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まとめ
- 正式名称で書く: 「準中型自動車第一種運転免許」が正式名称。「準中型免許」という略称は履歴書では使わない
- 取得時期で名称が変わる: 2017年3月12日以降は「準中型」、2007年〜2017年取得は「準中型(5t限定)」、2007年以前は「中型(8t限定)」
- 5t限定の条件を省略しない: 物流・建設業界では5t限定かどうかが選考に影響するため、必ず記載する
- 免許証を必ず確認: 記憶で書かず、免許証の「種類」欄と「条件」欄を見て正確に記入する
- 和暦・西暦は全体で統一: 履歴書全体で表記を統一しないと不注意な印象を与える
免許欄の記載は数行ですが、採用担当者が注目するポイントがいくつも詰まっています。免許証を手元に用意して、正確な情報を書くことを徹底してください。
準中型免許の履歴書書き方に関するよくある質問
- 準中型免許の正式名称は何ですか?
-
「準中型自動車第一種運転免許」が正式名称です。5t限定の場合は「準中型自動車第一種運転免許(5t限定)」と記載します。「準中型免許」や「準中型」は日常的な略称であり、履歴書には使用しません。必ず免許証の「種類」欄と「条件」欄を確認してから書いてください。
- 2010年に普通免許を取得しました。履歴書にはどう書けばいいですか?
-
2007年6月2日〜2017年3月11日の間に取得した普通免許は、現在「準中型自動車第一種運転免許(5t限定)」として扱われます。免許証を更新済みの場合、条件欄に「準中型車は準中型(5t)に限る」と記載されているはずです。履歴書には「準中型自動車第一種運転免許(5t限定) 取得」と書いてください。
- AT限定の準中型免許はどう書きますか?
-
「準中型自動車第一種運転免許(AT限定)」と書きます。5t限定かつAT限定の場合は「準中型自動車第一種運転免許(5t限定・AT限定)」のように条件をすべて記載してください。AT限定の状況はマニュアル車の運転が必要な職場では業務上の制約になるため、正直に記載することが必要です。
- 準中型免許と普通二輪免許を持っています。どちらを先に書きますか?
-
取得した時期が古いものを先に書くのが基本ルールです。準中型免許を先に取得した場合は準中型免許を上に書き、その下に普通自動二輪車免許を記載します。取得年月日を免許証で確認し、古い順に並べてください。どちらの免許も省略せず、正式名称で記載しましょう。


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